■「今回のような機会がないとなかなか来られない場所」(二宮和也)「まだまだここを歩く実感が湧かなくて…」(小松菜奈)
映画『8番出口』(8月29日公開)が、カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション「ミッドナイト・スクリーニング部門」へ正式招待。深夜の公式上映を目前に控えた二宮和也と小松菜奈が、フランス・カンヌの街を巡った。
「ミッドナイト・スクリーニング」部門は、映画祭期間中、深夜に特別上映される映画枠であり、アクション、スリラー、ホラー、ドキュメンタリーなどジャンルを問わず、大胆で独創的で、常識を覆す作品が選出される映画祭の公式セレクションのひとつ。これまでに、世界的大ヒットを記録した『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2017年)や第97回アカデミー賞国際長編映画賞の香港代表に選出された『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』(2024年)など、注目作品を輩出してきた。
5月13日から開幕中の第78回カンヌ国際映画祭。すでに映画祭一色の街へ訪れた二宮和也と小松菜奈は、初めて降り立ったカンヌについて「今回のような機会がないとなかなか来られない場所なので楽しみたいと思いますし、初めて完成した映画を観てもらう場に立ち会えるのは作った人間としてうれしいです」(二宮)「街を散歩していたら、カンヌ国際映画祭のポスターが街中に貼ってあり、盛り上がっているのを感じました。レッドカーペットのある会場まで行ってみたのですが、まだまだここを歩く実感が湧かなくて…昨日はなかなか寝付けなかったです」(小松)とコメント。そして、現地時間5月19日24時30分の公式上映を前に、名所を巡る撮影が行われた。
まずは、旧市街として知られる歴史的な地区、ル・シュケへ。石畳の坂道や階段を上っていくと、丘の上には教会や中世の城があり、カンヌの街全体が見渡せる写真映えスポットとしても有名だ。「味のある建物がたくさんあり、おしゃれな雰囲気。“カンヌに来た”って実感します」(二宮)「街の色合いが淡くて素敵ですよね」(小松)と、ならではの街並みを楽しみながら歩みを進めるふたり。途中、作中に登場する“歩く男(河内)”のアクリルスタンドを持ち、記念撮影する場面も。
カンヌが一望できる広場まで到着すると、美しい景色を前に、思わず「お~!」と感動の声。「あそこが今夜行く会場だね」と、映画祭のメイン劇場を指さしながら話すなど、思う存分カンヌの景色を堪能した。
次に訪れたのは、クロワゼット通りから美しい湾を見渡せるエリア。海沿いを歩きながら、『8番出口』が日本での公開を前に、訪れたフランスはもちろん、すでに20以上の国と地域で公開が決定しているという、異例な海外セールスの盛り上がりを見せている点について、「うれしい以上に驚き。公開前でどのような映画かわからない状態にもかかわらず、興味を持ってもらえるのはすごいこと。なかなかこういう場所で上映される機会はないので、多くの方に観て気に入っていただけたらうれしいです」(二宮)「物語の展開が読めないですし、登場人物はたったの5人、全員役名なしなんて、面白い題材ですよね」(小松)と、ふたりはコメントした。
街巡りを終えて、映画祭会場の近くにやってきたふたり。最後に、公式上映への意気込みを訪ねられると、二宮は「『ミッドナイト・スクリーニング部門』は他の部門に比べてお祭り感が強いので、変にかしこまらず、観客の皆さんと盛り上がりたいですし、それができるポテンシャルを持つ作品だと思うので、その雰囲気が伝わればいいなと思います」、小松は「初めてのカンヌ国際映画祭なので、レッドカーペットはどのような景色が広がるのかなとか、観客の皆さんの反応とか楽しみです。何より、監督やキャスト、スタッフの方々と一緒にカンヌの地に来られたことがうれしいです。みんなで映画祭を楽しみたいです」と、ふたりで目を見合わせながら、迫る公式上映への期待を膨らませていた。
いよいよ間近となったミッドナイトスクリーニングは現地時間5月19日24時30分。二宮和也と小松菜奈が自身初の経験となるカンヌのレッドカーペットを歩き、映画『8番出口』を世界最速でお披露目する。
映画情報
『8番出口』
8月29日(金)公開
原作:KOTAKE CREATE『8番出口』
配給:東宝
監督:川村元気
脚本:平瀬謙太朗、川村元気
出演:二宮和也、河内大和、浅沼成、花瀬琴音、小松菜奈
脚本協力:二宮和也
(C)2025 映画「8番出口」製作委員会
映画『8番出口』作品サイト
exit8-movie.toho.co.jp/



