■「全部がトリックだった」(大森元貴)、「リアルでも友達になれてよかったと思います(笑)」(菊池風磨)
映画『#真相をお話しします』の大ヒットを記念して、本作でW主演を務めた大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)と菊池風磨(timelesz)のスペシャル対談動画が、映画オフィシャルYouTubeチャンネル『#真相の部屋』で公開。また、ふたりの2ショット写真も解禁となった。
動画内では、撮影から公開後までを振り返り、それぞれが演じた鈴木と桐山について、今だから話せるエピソードなど、終始和気あいあいとした雰囲気で思う存分、熱く語り合った。
さらには、この映画が今の時代にある意味、そして本作を観た観客から百人百様の感想が寄せられた最後のシーンについてなど、核心に迫った真面目なトークも。
映画初主演でW主演として、撮影からこれまでともに走ってきたふたりのこれまでにはない対談は必見だ。
<大森元貴×菊池風磨 スペシャル対談(一部抜粋)>
#これまでを振り返って
菊池:すてきな出会いがたくさんあったなと思います。このお話しをいただいたのは2年前くらいですけど、あのタイミングでなかったら、大森くんとここまで仲良くさせてもらってなかったのではないかって。あれより前でも後でもなくて、良いところにスポっと機会がハマった感じ。わかる?
大森:わかるよ。出会うべく人にはちゃんと出会うんだなっていうのはタイミングとして僕も思いました。ミセス大森とtimelesz菊池って超ポップコーンムービーだと思われると思うわけ。「今流行りの2人が主演やっています!」「客引きでしょ!」と思われてしまうけど、映画の内容が本当にそれをもトリックにできている。より多くの人に見てほしい映画だったから、全部が神がかっていたなと思う。無駄なことが一つもなかった。僕はそれがとても嬉しいんだよね。全部がトリックだった。
菊池:そうだよね。今大森くんとこれを出来たっていうことが、この上なく意味があることだったんだなと思う。だからこそ、最後の「選べ」で急にお客さんが当事者にさせられる感じ、あの説得力が増している気がする。いつの間にか自分たちも当事者になっていた、させられていたということが、唐突じゃなくて。全部がよかったよね。
大森:その「選べ」も、撮影は夏だったけど公開が4月で。ネットって移り変わりが早いから、公開時はSNSの情勢が変わっていると思ったんだ。撮影では5パターンくらい撮ったほうがいいんじゃないの?と話して、5パターン撮ったもん。あとは編集の時に時代の背景に合わせて好きなものを選んでくださいって話したのを覚えてる。そういうことを含めてSNSに関して高い感度をもってやれたことがチームも含めてとてもステキだった。
#それぞれが演じた鈴木と桐山の関係性
大森:鈴木はそもそもとても人が好きな人だと思うから、桐山は復讐の対象者でもあるんだけど、「ふるはうす★デイズ」の子供のころのチョモに戻れるような存在だったと思います。難しいことは置いておいて、彼と喋っている時間が楽しいみたいな側面も絶対持っていたと思う。
菊池:うん、あると思う。最初はそういう導入だったかもしれないけど、コミュニケーションをとっているうちに、桐山は鈴木に相当心を開いていたと思っていて。過去にとんでもないことが起きて…。
大森:桐山に起こったことといえばとんでもないことですからね。よく演じたよね。
菊池:それを鈴木という本当の意味での友達を見つけて、心を開ききっていたと思う。
#映画「#真相をお話しします」について
大森:最後がどうなったのかっていうのは伝えたいメッセージの範疇ではないと思っていて。この映画を観て、映画としてはある側面から語ればとても乱暴な終わり方をする映画でもあるし、でもそれに対する抱きとか、「あれは映画じゃなかった」とか、「すごい考えさせられた」とか、「怖かった」とか、色々な意見があると思うんだけど、この「#真相をお話しします」が描きたかったことの縮図が全部起こっている。だから超無敵な映画だと僕は思っていて。どの意見、どの感想、どの評価もこの映画を表している。それが全部正解だし、間違っていることはなにもないし。すごい映画だったんだなと思った。
菊池:大森くんからもあったけど、「客引きだ」とか言われてもそこから成功しているというか。一手目から。
大森:その通り。それがいち表現者としての大事なスキルの一個であって、ちゃんと見てくれている人がいるっていうことは誇りに思っているから、それを「どうぞこの映画のためのトリックに使ってくれ」って僕は思っていた。
菊池:たしかに。それを全部考えてなのか、声をかけてくださったスタッフさんたちには本当に感謝しています。
大森:いいトリックだった。これはやっぱり風磨くんでなかったら桐山は誕生していなかったと思うし、不思議なW主演だったけど、ものすごく大切なW主演だったなって思う。風磨くんと仲良くさせてもらって、「#真相をお話しします」を背負っているけど、いち個人としては友達ができてよかったなという機会でした。
菊池:僕もそう思います。大森くんでないと鈴木ではないし。とてもいい経験をさせてもらいました。その出会いが一番大きかったと思う。鈴木と桐山もこんな感覚だったのかな? そこも友達になれてよかったし、リアルでも友達になれてよかったと思います(笑)。
(C)2025 映画「#真相をお話しします」製作委員会
https://www.youtube.com/watch?v=cr3sCppH-As
映画情報
『#真相をお話しします』
大ヒット公開中
出演:大森元貴 菊池風磨
中条あやみ 岡山天音 / 福本莉子 伊藤健太郎 柳俊太郎 綱啓永 田中美久 齊藤京子 原嘉孝
桜井ユキ / 山中崇 秋元才加 大水洋介 / 伊藤英明
原作:結城真一郎『#真相をお話しします』(新潮文庫刊)
監督:豊島圭介
脚本:杉原憲明
企画・プロデュース:平野隆
エグゼクティブプロデューサー:大脇拓郎
(C)2025 映画「#真相をお話しします」製作委員会
『#真相をお話しします』作品サイト
https://shinso-movie.jp/