■「仕事で長野県に行った時、合間に散歩をしていたら銭湯があったのでフラッと入って…」(上白石萌音)
山崎賢人(「崎」は、たつさきが正式表記)&上白石萌音が出演する“サントリー生ビール”新TVCM「銭湯」篇が、7月1日から全国で順次オンエアされる。
新TVCM「銭湯」篇は、山崎と上白石が真剣な表情で物思いにふけるシーンから始まる。壮大なドラマが始まるかのような空気感があるが、実はふたりがいるのは銭湯の脱衣所。湯上がりの火照った体で、扇風機やドライヤーの風を浴びながら、「生ビールが飲みたい」と切望しているだけだったというクスッと笑える展開が明かされる。
■CMストーリー
ある夏の日。光が差し込む室内で、山崎は真剣な表情で物思いにふけり、風を受けながら「ぼくは、いま、とても」と心の中でつぶやく。別の部屋では、上白石もまた緊張感のある面持ちで風を浴びており、「わたしは、いま、とても」と思いを巡らせまる。
感情が高まっていくようなふたりの表情と重なるように映像が次第に引きのアングルに変わると、ふたりがいる場所は銭湯の脱衣所。お風呂上がりのようで、山崎は男湯の脱衣所で扇風機の風を、上白石は女湯の脱衣所でドライヤーの風を浴びている。その後、ふたり同時に心の中で「生ビールが飲みたい」とつぶやくと、銭湯ののれんが風に揺れてパッと開き、その先に海を望む街の風景が広がる。
ここで、「生きれば 生きるほど 生ビールはうまい!」というナレーションが入り、最後は銭湯の外にあるテラスで、山崎と上白石が“サントリー生ビール”をおいしそうに飲むシーンで締めくくられる。
■撮影エピソード
新TVCM冒頭の、風を顔に浴びながら無言で一点を見つめているシーンでは、これまでの明るく元気な“サントリー生ビール”TV-CMシリーズとは一線を画す、シリアスな雰囲気が求められた。しかし、山崎は、表情やしぐさだけで表現する繊細な演技を終始ナチュラルにこなし、好ショットを連発。「新鮮な気持ちで臨めました」と感想を語った。
撮影は、趣のある昔ながらの銭湯で行われた。番台の横の扉から現場に入ってきた上白石は、スタンバイしていたスタッフから「いらっしゃいませ~」と声を掛けられ、思わずにっこり。その後、銭湯内をゆっくりと見渡し、浴室の壁に描かれた富士山のペンキ絵をうれしそうに眺めるなど、情緒たっぷりの現場に、撮影前から気持ちが高まっている様子だった。
山崎と上白石が、湯上がりにテラスで“サントリー生ビール”を飲むシーン。本番前、上白石は「いつもはお店のビールサーバーで『サン生』を注いでいる役どころだから、ジョッキで飲む撮影は久しぶり!」とわくわくした表情を見せた。和やかなムードの中で始まった撮影では、山崎が「あ~、うまい!」「沁みる~!」と、さすがの飲みっぷりを披露。監督から「これだよ、これこれ!」と絶賛の声が上がった。
さらに、モニターでその様子を見ていた上白石が、「眉毛の動きまでキマっている!」とユニークな視点でコメントすると、監督が「眉毛を意識したバージョンもお願いします」と即興でオーダー。山崎は、抜群の表現力でそのリクエストに応え、現場からは拍手が起こった。
■山崎賢人、上白石萌音 インタビュー
Q.新TVCM撮影の感想をお聞かせください。
山崎:今までの感じとちょっと変わっていて、シリアスな雰囲気のある、映画のワンシーンかのような撮影で、ビールのTV-CMじゃないかのような始まり方をするところが面白かったです。歴史ある銭湯での撮影ということで、「いい銭湯だなぁ」と思いながら、ハイスピードで、顔だけで語るシーンもあったので、良い表情ができるように頑張りました。
上白石:現場でモニターを見ていたスタッフの皆さんが、「これ何のTVCMだ?」とおっしゃっていたのが印象的でした。男湯の方ではどんなことが繰り広げられていたのか、完成が楽しみです。Q.山崎さんは銭湯がお好きとのことですが、撮影は普段と違いましたか?
山崎:銭湯なので、お風呂上がりの休憩所が外にあって、こんな現場はないなぁと思いながら、小庭のそばにあるベンチで撮影の合間に休んでいました。
上白石:あっ、幸せ!
山崎:あと、体重計があったので、ちょっと量ったりとかして(笑)。
上白石:楽しんでますねぇ。Q.上白石さんは過去のインタビューで、自宅に温泉が欲しいとおっしゃっていましたが、今回の銭湯での撮影はいかがでしたか?
上白石:とても雰囲気があって、さまざまな作品で見たことがある有名な銭湯だったので、「あー、ここ知ってる!」と思って、すごくうれしかったです。脱衣所にいるだけで、お風呂に入ったような気分になって、その後に少し空き時間があったんですけど、爆睡できました(笑)。Q.銭湯や温泉にまつわる思い出をお聞かせください。
山崎:最近飲める温泉に入って、飲めるぐらい体に良い温泉っていいなと思ったので記憶に残っています。そこの温泉にはソマチッドという成分が入っていて、ペットボトルに入れて買うこともできるんですけど、そのお湯に漬かって、飲んで、すごく元気になった気がします。
上白石:仕事で長野県に行った時、合間に散歩をしていたら銭湯があったのでフラッと入って、タオルとせっけんは買おうと思ったら、先客のご婦人方が「あら、若い子が珍しいわね」「どっから来たの?」と話しかけてくださって。結局その方々がお風呂道具を全部貸してくださいました。
山崎:優しい~。
上白石:そこでひとっ風呂浴びて、ホカホカで仕事に行きました。とても幸せな交流でしたね。Q.“サントリー生ビール”は夏にぴったりの、飲み応えがあるおいしい生ビールですが、おふたりにとって「夏といえば◯◯!」「◯◯があれば最高!」と思うものは何でしょうか?
山崎:夏といえば、いろいろなものがセット、みたいなところがあるからなぁ…。
上白石:なるほど、1個じゃなくて?
山崎:そう、1個じゃなくて。でも、どうだろうなぁ。やっぱり「エアコン」!
上白石:1個だ(笑)。
山崎:1個だったね、完全に。自分でもびっくりしちゃった(笑)。
上白石:でも、たしかに全てはエアコンから始まりますからね。
山崎:そう、エアコンがあれば快適に過ごせます。あとは、祭りとかき氷とか、お風呂とキンキンに冷えたビールとか。
上白石:私はキュウリの一本漬けが好きで、夏になると絶対食べちゃいますね。コンビニでもよく買っています。
山崎:僕もたまに、ぬか漬けのきゅうりの一本漬けを買って、丸ごと食べます。
上白石:最高!丸ごとというのがいいんですよね。「うわ、これ全部食べていいんだ」みたいな。夏が来るたびに楽しみにしています。Q.TVCMで表現されていた「いま、とても生ビールが飲みたい!」という気持ちにちなんで、すごく興味があること、今すぐやってみたいことを教えてください。
山崎:観葉植物を育てたことがないので、観葉植物を買って、家の中をマイナスイオンで満たしたいと思います。ロケとかで留守にすることが多いので、生命力の強いサボテンとかが候補になりそうですが、床に置くだけでなく、おしゃれな感じでつるすとか。顔に当たっちゃうじゃん、みたいな(笑)。
上白石:あははは。避けながら?
山崎:そう、観葉植物を避けながら生活したいと思います。
上白石:私はソマチッドに興味がありますね。「サン生」も飲んで、サボテンに負けない生命力をつけたいと思います(笑)。
山崎:素晴らしい!




