■「『あなたはかいぶつ』や『抜殻』で描いたこじれた愛情に対して、『Nýx』はもっと直線的な愛情。ふたり以外がいない世界もいいなと思って書いた」(TOOBOE)
注目のアーティストが月替りMCで出演し、音のセルフ・ライナーノーツをお届けする『誰だってNeed Music』。8月は音楽クリエイター、johnが様々なクリエイティブを手がけるソロプロジェクト、TOOBOEが担当MCとして登場。
8月26日のJ-WAVE『GRANDMARQUEE』内の放送では、8月13日にリリースしたEP「あなたはかいぶつ」に収録された「Nýx」をレコメンドした。
「お聴きいただいている曲は、今月リリースされたEP『あなたはかいぶつ』に収録されている『Nýx』という曲です」と曲紹介して、番組をスタートしたこの日。
「Nýxというのは、“夜を作った神様”という、神話に出てくる人物なんです。曲の質感からわかるように、夜の曲なんですね」と楽曲テーマについて話すと、「イメージとしては、“夜空を見上げている男女ふたり”みたいな。まぁ、男女じゃなくてもよくて、愛情を持ったふたりを歌った曲なんですけれども」と説明。
続いて、「このEPには、全編通して自分のテーマとして“愛情”というものがあります。友情や友愛だったり、シンプルな恋愛感情だったり、家族愛だったり。そういったものをすべて、なるべく描き出そうとした作品です」と、作品全体のテーマについて語ったTOOBOE。
「『あなたはかいぶつ』や『抜殻』で描いたのは、もうちょいこじれた愛情だったと思うんですけれども、『Nýx』に関しては、普遍的でもっと直線的な『すでに結ばれているふたりが、これ以上起伏なく、静かに生きていけるって、どういう人生なんだろう?』みたいな。そんなことを描いてます」と楽曲について解説すると、「“ふたりだけの世界”を描いた創作物ってすごく好きなんです。ふたり以外誰もいない世界もいいな、なんてことを思っていまして」とこの曲を制作した経緯を語った。
サウンド面に関しては、「うちのバンドでベースをやっていただいている、Parkさんに全体的なアレンジをお願いして、いつもと違うメンバーで録りました」と話したTOOBOE。「後半にかなり大きな盛り上がりを作ったりと、壮大な曲になったと思っています」と解説し、「個人的には、いろんな会場のライブで、こういった曲を演奏できる日が来たら楽しいなと思っております」と期待を語った。
今回でマンスリーMCはラストとなるTOOBOE。「寂しいですねぇ」と語りながら、9月4日(木)F.A.D YOKOHAMAより始まる、14箇所を回る全国ツアー「TOOBOE ONE MAN TOUR 2025『残夏の怪物』」の開催を告知。番組最後は、「『残夏の怪物』という夏の終わりにふさわしいタイトルから分かるように、『光が死んだ夏』のリファレンスも取り込んで。夏の終わりに、みんなで愛情をかみしめるようなライブできればと思っております」とツアーへの意気込みを語り、「それ以外もまだまだ曲も出ると思いますし、のんびりと応援していただければと思っております」とリスナーにメッセージを送った。
TOOBOEの最新情報は、公式Xをチェックして欲しい。
『誰だってNeed Music』は、J-WAVE(81.3FM)で毎週月曜日から木曜日に放送中の『GRANDMARQUEE』火曜日の番組内で放送。注目アーティストが月替りでMCを担当し、自身の楽曲を毎回一曲ずつ紹介。熱量の高いセルフライナーノーツで、楽曲の新たな魅力を伝えていく。
『THE FIRST TIMES』では、放送しきれなかったMCの言葉もノーカットで紹介。radikoでは、放送後から1週間、視聴可能となっている。
『誰だってNeed music』概要
8月26日(火)16:00-18:50のJ-WAVE『GRANDMARQUEE』内、17:52頃に放送
※J-WAVE『GRANDMARQUEE』内で毎週火曜日に放送される120秒の長尺CM企画
TOOBOE OFFICIAL SITE
https://www.sonymusic.co.jp/artist/tooboe/