齊藤京子の初主演映画『恋愛裁判』が、韓国・釜山で現地時間の9月17日から9月26日に実施される『第30回釜山国際映画祭』の「アジア映画の窓部門」に正式出品されることが決定した。
■アジアが誇る才能豊かな映画監督の作品を紹介する「アジア映画の窓部門」に出品
「アジア映画の窓部門」は、様々な視点とスタイルを持つ、アジアが誇る才能豊かな映画監督の作品を紹介することを目的とした部門。
深田晃司監督作品が本部門に出品されるのは『LOVE LIFE』(2022年)以来、3年ぶり2度目となる。
今回の選出にあたり深田監督は「アジアの観客に届けられる作品にすることはこの映画にとって至上命題のようなものでした。こうしてアジアの主要な映画発信地である釜山でお披露目できることにひとまずホッとしています。この映画がアイドルを応援する皆さんや、今も懸命に生きている無数のアイドルたち、未来のアイドルたちに少しでも多く届くことを願っています」とコメント。
「アジア映画の窓部門」は、近年では濱口竜介監督の『寝ても覚めても』(2018年)、瀬々敬久監督の『楽園』(2019年)、岩井俊二監督の『キリエのうた』(2023年)などが出品されており、釜山国際映画祭選考委員は、本作の選出理由を「あらゆる困難に立ち向かい自身の尊厳のために闘う女性の心を打つ物語です。今を生きるすべての彼女たちにこの映画が届くことを願います」とコメントしている。
■劇中アイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」のメンバーも明らかに
元日向坂46の齊藤京子演じる山岡真衣がセンターを務める劇中アイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」(通称:「ハピ☆ファン」)のメンバーも解禁。
グループ最年少の清水菜々香を演じるのは、私立恵比寿中学の現役メンバーとして活躍する仲村悠菜。クールなキャラクターで女性ファンから人気の高い大谷梨紗を『よこがお』から約6年ぶりの深田組参加となる、俳優・小川未祐が演じる。
そしてグループ最年長でリーダーを務める三浦美波役には、元STU48で、キャプテンを務めた経験もある今村美月をキャスティング。年下組の辻元姫奈を演じるのは、武道館公演を成功させたばかりのいぎなり東北産の桜ひなの。
それぞれが異なるグループやフィールドで培ってきた経験を持つ彼女たちが、ひとつのグループとして集結する。
また、ハッピー☆ファンファーレの楽曲・劇伴音楽は、第一線で活躍するアーティストや国内外の大ヒット音楽を数多く手がけているクリエイティブカンパニー、agehaspringsが制作。音楽プロデューサーにはYUKI、中島美嘉、Aimer、トゲナシトゲアリらのプロデュースで知られる玉井健二を迎え、振り付けには数々のアイドルやアーティストの振り付けを手掛けた竹中夏海が参加。音楽、ダンス、ライブステージ、グッズなど、アイドルの世界を徹底的にリアルに表現し、その光と影を描き出す。
今回の発表に合わせて「ハッピー☆ファンファーレ」の公式Instagram(@happy_fanfare)も開設された。
映画『恋愛裁判』は、2026年1月23日から公開。
■深田晃司監督 コメント
映画『恋愛裁判』が釜山国際映画祭に選出されたことをとても嬉しく思います。
この作品が描くアイドルカルチャーは、特にアジア圏において巨大な熱量で発展してきた唯一無二の芸能です。
日本はもちろんアジアの観客に届けられる作品にすることはこの映画にとって至上命題のようなものでした。
こうしてアジアの主要な映画発信地である釜山でお披露目できることにひとまずホッとしています。
そしてまた、齊藤京子さんと共にステージに立つ仲間たちも発表となりました。
仲村悠菜さん、小川未祐さん、今村美月さん、桜ひなのさん。
今、ひとりひとりのお名前を書きながら自然と込み上げてくるのは、彼女たちと共に映画を作れたことへの誇らしさです。
この5人だからこそのアンサンブルをぜひ楽しんで頂ければと思います。
この映画がアイドルを応援する皆さんや、今も懸命に生きている無数のアイドルたち、未来のアイドルたちに少しでも多く届くことを願っています。
■映画情報
『恋愛裁判』
2026年1月23日(金)公開
企画・脚本・監督:深田晃司
共同脚本:三谷伸太朗
出演:齊藤京子 倉悠貴
仲村悠菜 小川未祐 今村美月 桜ひなの
唐田えりか 津田健次郎
製作:「恋愛裁判」製作委員会
製作幹事・配給:東宝
制作プロダクション:ノックオンウッド、TOHOスタジオ
(C)2025「恋愛裁判」製作委員会
■関連リンク
映画『恋愛裁判』作品サイト
https://renai-saiban.toho.co.jp/
