■「「HAPPY RETENTION」は、30歳超えてまた夢に引き戻されて挑戦する自分たちの姿を『俺らはすげぇ良い留年をしているんじゃないか?』みたいなことで作った曲」(テークエム)
注目のアーティストが月替りMCで出演し、音のセルフ・ライナーノーツをお届けする『誰だってNeed Music』。10月は、大阪・梅田発のヒップホップ・クルー、梅田サイファーから、テークエムとHATCHが担当MCとして登場。
10月7日のJ-WAVE『GRANDMARQUEE』内の放送では、9月24日にリリースされた3rdアルバム『HAPPY RETENTION』から、「HAPPY RETENTION」をレコメンドした。
「お聴きいただいている曲は、9月24日にCDと配信でリリースされた、梅田サイファーのメジャー3rdアルバム『HAPPY RETENTION』のタイトルトラック「HAPPY RETENTION」です」とテークエムの曲紹介から、番組をスタートしたこの日。
「まず我々、梅田サイファーについて簡単に紹介させてくださいね」とフランクに話し始めると、「始まりは2007年。大阪・梅田の歩道橋にて輪っかになって、フリースタイル・ラップをして遊んでいたラッパー集団発のラップ・グループです」とグループの成り立ちについて説明したテークエム。
「13人の固定メンバーで、Creepy NutsのR-指定もいるんですよ?」と話し、「まあ、そんな大量のラッパーで、わちゃわちゃラップさせてもらっているラッパー集団です。よろしくお願いします」とあらためてリスナーに挨拶。
続いて楽曲「HAPPY RETENTION」に関して、「夢を諦めきれず、いまもなお留年し続ける大人たちの青春讃歌……と言われておりますが、どうですか?」とHATCHが尋ねると、「俺達もう30歳越えてるんですよ。13人おるんですけど、全員が30歳を超えてて。こと、ユースカルチャーとも言われるヒップホップの中で、30歳超えてからメジャーデビューするって、もう異例中の異例というか」と、自分たちの置かれてる状況を説明したテークエム。
「言うたら俺らはヒップホップの中で、相当おっさんな部類のわけですよ? そこで若い頃からラップやってましたけど、30歳超えて、また夢に引き戻されて。もう一回、夢にチャレンジする姿が『俺たちはすげえ留年だな!』って」と笑うと、「俺らの時代はヒップホップがそんなにバンッと行くことも少なくて、30歳手前で辞める人も多かったから。それと比べて、俺らはすげぇ良い留年をしているんじゃないか? みたいなことで『HAPPY RETENTION』というタイトルになってます」と楽曲やタイトルのテーマを解説。
さらにこの曲の聴きどころについて、「この曲の参加メンツ6人の、六者六様の“留年マインド”というか(笑)。いまこの状況、奇跡的な状況をどう楽しんでるのか? とか、どう考えてるのか? みたいなところを聴いてほしいかなと思っています」と語ったテークエム。「みんなそんな感じだと思うけど、自分の中での謝罪文兼応援ソングというか。同世代への応援ソングっていうのが一番強いかなと思ってるけど、どうでしょう?」と話すHATCHは、「いや、どうでしょう?って自分の歌詞やから!」とツッコまれながら、「俺的には同世代の人らがこの曲を聴いて、『まだ頑張っていいんや。俺ももうちょっと頑張ってみようかな』みたいな。好きなことに打ち込むっていうのは、すごい素敵なことだと思うので。ぜひ、そういうのを感じてもらえたらなと思っています」と楽曲に込めた想いを伝えた。
梅田サイファーのpekoがビートメイクを担当しているというトラックに関しては、「このゴスペル調のピアノがすげえ、ハッピーなバイブスを醸し出してますね」とテークエムが解説。「なんか、すげえいいメロディが書けたなと自分でも思ってます」と語り、「そんな『HAPPY RETENTION』、ぜひ聴いて下さい」と締めくくった。
梅田サイファーの最新情報は、公式ホームページをチェックして欲しい。
『誰だってNeed Music』は、J-WAVE(81.3FM)で毎週月曜日から木曜日に放送中の『GRANDMARQUEE』火曜日の番組内で放送。注目アーティストが月替りでMCを担当し、自身の楽曲を毎回一曲ずつ紹介。熱量の高いセルフライナーノーツで、楽曲の新たな魅力を伝えていく。
『THE FIRST TIMES』では、放送しきれなかったMCの言葉もノーカットで紹介。radikoでは、放送後から1週間、視聴可能となっている。
『誰だってNeed music』概要
10月7日(火)16:00-18:50のJ-WAVE『GRANDMARQUEE』内、17:52頃に放送
※J-WAVE『GRANDMARQUEE』内で毎週火曜日に放送される120秒の長尺CM企画
梅田サイファー OFFICIAL SITE
https://www.sonymusic.co.jp/artist/UMEDACYPHER/