松任谷由実=ユーミンの原点を描く小説『すべてのことはメッセージ 小説ユーミン』(著者:山内マリコ)が、文庫となって11月6日に発売される。
■ユーミンの少女時代=荒井由実時代を、作家・山内マリコがノンフィクションノベル化
17歳で作曲家としてデビューして以来、現在に至るまで日本の音楽シーンを牽引してきたシンガーソングライター、松任谷由実。そんなユーミンの少女時代=荒井由実時代を、作家・山内マリコがノンフィクションノベルとして描き出した本作。
単行本刊行時に大きな話題を呼び、当時、松任谷由実は「山内さんの大いなる好奇心が、私自身もすっかり忘れていた愛を、思い出させてくれた。こんな機会を与えていただけて、本当に良かったと思う。つくづく私は、”ユーミン”以外のものにはなれなかったのだなあと、覚悟とも諦めともつかない幸せな気持ちで、この小説を読み終えた」とコメントしている。
このたび、酒井順子による解説を収録して文庫化。ブックデザインは大島依提亜、装画は羽鳥好美。
■【画像】『すべてのことはメッセージ 小説ユーミン』書影(帯ナシ)
■松任谷由実 コメント全文
これはノンフィクションというより、ルポルタージュに近いかもしれない。
山内マリコさんの獰猛な取材力とインタビューに、記憶のボタンが次々とクリックされ、私は幼少期を、青春を、サーフィンしまくった。目眩く楽しかった。
これは多くの人たちが好きなサクセスストーリーの真逆だから、全くシンパシーが得られなかったとしても仕方ない。
正に、”事実は小説よりも奇なり”。
ひとりの特異な少女が、50s、60s、そして70sの、東京カルチャーとカウンターカルチャーに彩られ、特異なまま大人になってゆくお話。
山内さんの大いなる好奇心が、私自身もすっかり忘れていた愛を、思い出させてくれた。
こんな機会を与えていただけて、本当に良かったと思う。
つくづく私は、”ユーミン”以外のものにはなれなかったのだなあと、覚悟とも諦めともつかない幸せな気持ちで、この小説を読み終えた。
■『すべてのことはメッセージ 小説ユーミン』目次&あらすじ
【目次】
第一章 八王子の由実ちゃん
第二章 ピアノ、清元、サウダージ
第三章 立教女学院とパイプオルガン
第四章 マギーと立川基地
第五章 らせん階段の家
第六章 フィンガーズ・デイズ
第七章 一九六九年
第八章 カルチエ・ラタン的御茶ノ水
第九章 セブンティーン!
第十章 ハロー、キャラメル・ママ
【あらすじ】
八王子の裕福な呉服店に生まれ、ピアノに触れ、清元を学び、ミッション系の女子校生活を謳歌。高度経済成長期の東京を自在に回遊し、才能を開花させ、シンガーソングライターとして10代でデビューを飾った荒井由実。のちに日本最大の女性ポップスター、松任谷由実=ユーミンとなる煌めく才能は、いかにして世に出たか。その原点と軌跡をノンフィクションノベルとして描き出す。
■書籍情報
2025.11.06 ON SALE
『すべてのことはメッセージ 小説ユーミン』
著者:山内マリコ
■関連リンク
『すべてのことはメッセージ 小説ユーミン』の詳細はこちら
https://magazineworld.jp/books/paper/7115
松任谷由実 OFFICIAL SITE
https://yuming.co.jp/

