福山雅治が映画『新解釈・幕末伝』の主題歌を担当することが決定。福山が歌う主題歌「龍」にのせた最新予告映像も解禁された。
■映画『新解釈・幕末伝』とは
「ペリー来航」、「尊王攘夷」、「新撰組」、そして「薩長同盟」。誰もが一度は目や耳にしたことがある、多くの革命的な出来事が起こった時代、それが【幕末】。超有名な時代でありながら、全体像を説明するのは難しい、“みんなが知っているようで知らない幕末”をさまざまな大ヒット映画を繰り出すコメディ界屈指のヒットメーカー福田雄一監督によって実写映画化が決定。
本作の主人公として、革命の志士・坂本龍馬を、喜劇も悲劇もこなす圧倒的実力派・ムロツヨシ、幕末の英雄・西郷隆盛を、怪演で観る者を惹きつける佐藤二朗が演じる。また坂本龍馬、西郷隆盛と共に時代を変えた桂小五郎役で山田孝之が参戦。ムロ、佐藤、山田という最強の布陣が「幕末」の重要人物を演じるという、この上ない奇跡のキャスティングが実現した。
さらに坂本龍馬の妻・おりょうを広瀬アリス、勝海舟を渡部篤郎、岡田以蔵を岩田剛典、大久保利通を矢本悠馬、土方歳三を松山ケンイチ、三吉慎蔵を染谷将太、徳川慶喜を勝地涼、沖田総司を倉悠貴、コンセプト茶屋店員を山下美月、後藤象二郎を賀来賢人、近藤勇を小手伸也、吉田松陰を高橋克実、そして、この映画の案内人であり、幕末時代を専門に研究し“新解釈”を講義する歴史学者として、市村正親が出演する。
このたび、本作の主題歌を福山雅治が担当することが決定。かつて坂本龍馬を演じた福山が、“福山流”の新解釈で書き下ろした渾身の新曲「龍」で“幕末”の夜明けを歌い上げる。
■“福山流”の新解釈で書き下ろした渾身の新曲「龍」
1990年にシンガーソングライターとしてデビュー以降、音楽活動にとどまらず、俳優、写真家、ラジオパーソナリティーなど幅広い分野で活躍し続け、男性ソロアーティスト「シングル・アルバム総売上枚数」歴代1位記録を更新中で、今年、音楽デビュー35周年という輝かしい節目を迎えた福山雅治。福山が福田雄一監督作品に楽曲を提供するのは、映画『新解釈・三國志』(20)以来、二度目。
福田監督から「敢えて脚本を読まないでほしい。福山さんが作りたい『幕末伝』の曲を作ってください」という異例のリクエストに応えて楽曲制作に臨んだという福山。15年前、NHK大河ドラマ『龍馬伝』(2010年)で坂本龍馬を演じきり、一年以上もの間、その魂と深く向き合い続けたからこそ辿り着いた“福山流・新解釈”で書き下ろされた主題歌「龍」。
かつて坂本龍馬が時代を変えるための改革を「洗濯」と表現したように、『もし2025年に龍馬が生きていたら、一体どんな「洗濯」をこの現代に施すだろうか。』、そんな壮大な問いをテーマに制作された楽曲は、まさに現代に響く『龍馬の曲』そのもの。激動の時代を駆け抜けた男たちの友情、情熱、そして葛藤を、他に類を見ない壮大なスケールで紡ぎ出し、それでいて、未来を夢見る龍馬のように、時に軽やかに、時にユーモラスに、時代を動かした男たちの息遣いが、音楽となって咆哮する。
■福山雅治、ムロツヨシ、佐藤二朗からコメントが到着
今回の楽曲提供に福山は「改めまして、今回も新解釈シリーズの主題歌を担当させていただくこと大変嬉しく光栄に思っております。前作『新解釈・三国志』の主題歌『革命』のエンドロールは嬉しい驚きに満ち溢れていました。楽曲に散りばめられたフレーズと呼応したカット割り。監督とプロデューサーの皆様の深い音楽愛を感じました。豪華キャスト陣の名演と音楽の絡みは最高の極みでした」と語った。
主題歌「龍」については、「今作、『新解釈・幕末伝』主題歌のタイトルは『龍』。言わずもがな、それは坂本龍馬さんの『龍』であり、我々日本人にとって古から馴染みある存在の『龍』も含んでいます。民衆と幕府、そして諸外国それぞれの思惑が入り混じる乱世幕末。何かが大きく変わる時の不安と恍惚。誰に言われるでもなく、でも誰もが心の底から願っているであろう『時代の変化と進化』。その時代のうねりの中で個人は大河の一滴にしか過ぎず、そしてその大河は時に混沌や混乱の濁流となる。濁流に飲み込まれながら人は『人生のダンス』を踊り踊らされる。もがきながら、足掻きながら、時代が求める、あるいは許容するギリギリのその場所を探し続ける。苛烈さの中の快楽、残酷さの中の甘美、そんな『人生のダンス』を表現してみました。憚りながら、福田監督の真骨頂は、ユーモアを前面に出すその向こう側で、鋭く核心を突く表現にあると思っております。本楽曲へのオファーは、監督とプロデューサーの皆様から、その「核心」の部分を背負ってくれ! という、重たくも受け止めがいのあるボールだと感じております。劇場にて楽曲の全貌をお聴きいただける日を心待ちにしております」とコメント。
誰よりも先に「龍」を試聴したムロツヨシ、佐藤二朗からコメントも到着した。
「『呼ぶ声あらば我は現る』の歌詞ではじまるこの歌は、我らが望んだことでした。叶うわけがないと思いながらも望んでいました。ただ叶うわけがないと。この歌を背負わせていただき、自分も『粋』の者になれるよう生きていきます。福山さん、素晴らしい歌をありがとうございます」(ムロ)「福山さんがオリジナルで楽曲提供! しかも超ゴキゲンで、ぐわっと前を向きたくなる楽曲!そして福山さんならではの痺れるほどカッチョいい歌唱! これで福山さんと僕が同い年ということが、より一層、信じてもらえなくなりそうです」(佐藤)と、楽曲への感想を寄せた。
■【動画】映画『新解釈・幕末伝』最新予告映像
■映画情報
『新解釈・幕末伝』
12月19日(金)公開
出演:ムロツヨシ 佐藤二朗
広瀬アリス 岩田剛典 矢本悠馬 / 松山ケンイチ
染谷将太 勝地涼 倉悠貴 山下美月 / 賀来賢人
小手伸也 高橋克実
渡部篤郎 山田孝之
監督:福田雄一
脚本:福田雄一
配給:東宝
(C)2025 映画「新解釈・幕末伝」製作委員会
■あらすじ
今から150年前、日本の未来を変えるため、のちに幕末のヒーローと呼ばれる男・坂本龍馬と西郷隆盛が立ち上がった。革命的な出来事が繰り返される激動の時代を経て、物語はやがて260年続いた江戸幕府の終焉と、新しい<ニッポンの夜明け>へとつながっていく! そこには、誰も想像し得なかった、<戦い>と<友情>の物語があった。
■関連リンク
映画作品サイト
https://new-bakumatsu.jp/
