芳根京子と高橋海人(King & Prince/「高」は、はしごだかが正式表記)が初共演する映画『君の顔では泣けない』の場面写真が公開された。
■芳根京子と高橋海人の演技を原作者&プロデューサーも絶賛
君嶋彼方による同名小説を原作とする本作は、高校1年生の夏に心と体が入れ替わってしまった坂平陸と水村まなみの15年間を描いた作品。主演の芳根が陸、共演の高橋がまなみを演じる。
このたび解禁となったのは、“入れ替わり”を経験するふたりの人生の岐路でのひとコマ捉えた場面写真。
“入れ替わり”というとどこかコミカルな作品の印象が強いが、原作者である君嶋が同作を執筆したきっかけは、“入れ替わり”というテーマに興味を抱いたときに、「実際にそうなった場合、本人たちはこのうえなく大変なのではないか」と考えたことだった。
「肉体的なこともそうですが、友人や家族はもちろん、本来の自分自身として会えない状況になるわけだから、もっと悩んだり苦しんだりするはず。自分だったらどうするか、なるべくシリアスに向き合って、真剣に書きたいと思いました」と言う君嶋は、数ある映画化のオファーのなかから、コメディタッチにしないという坂下雄一郎監督のスタンスを聞き、「作品を理解してくださっていると感じ、坂下監督に託そうと思いました」と語る。
入れ替わりを経験する陸、まなみを演じた芳根と高橋は、互いの人生を歩んでいることで、自分の身に起きる出来事に素直に反応することができず、常に葛藤や迷い、戸惑い、切なさなど様々な感情を抱く様子を細やかに演じ切った。
「ふたりはあまりにも自然で見落としてしまいそうな細かな動きやしぐさまで、陸とまなみという役をただただ生きていただきました。お互いを思いやる気持ち、戻りたいけど戻らないほうがいいんじゃないかという葛藤、本作にそこはかとなく漂う優しさと切なさと温かさはこの作品唯一無二のものだと思います」とプロデューサーの小西啓介も自信を覗かせる。
普段は明るい笑顔を見せ、入れ替わった人生を歩んでいながらも、ふとしたときに垣間見える一瞬の表情は、その胸の内に様々な感情を内包していること感じさせる。今回公開されたスチールでも、芳根、高橋の意味深な表情が印象的に切り取られており、それぞれが車のなかで自分の“本当の想い”と向き合う一連のシーンも見逃せない。
映画『君の顔では泣けない』は、11月14日公開。『第38回東京国際映画祭』のガラ・セレクション部門への正式出品も決定している。
■映画情報
『君の顔では泣けない』
11月14日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
出演:芳根京子 高橋海人
西川愛莉 武市尚士
中沢元紀 林裕太/石川瑠華 前野朋哉/前原滉 ふせえり
大塚寧々 赤堀雅秋 片岡礼子 山中崇
原作:君嶋彼方『君の顔では泣けない』(角川文庫/KADOKAWA 刊)
監督・脚本:坂下雄一郎
製作幹事・配給:ハピネットファントム・スタジオ
(C)2025「君の顔では泣けない」製作委員会
■関連リンク
作品サイト
https://happinet-phantom.com/kiminake/

