恋愛リアリティー番組挿入歌やテレビアニメのエンディングテーマソングなどで注目を集める、シンガーソングライター・汐れいらのワンマンツアーが、10月12日の渋谷WWW Xにて大団円を迎えた。
■目覚ましのベルと共に始まる汐れいらの世界
2022年に恋愛番組でBGMに起用された「センチメンタル・キス」で、若者を中心に口コミやSNSで広く共感を呼び、2023年にソニー・ミュージックレーベルズよりメジャーデビュー。ABEMAオリジナル恋愛番組『今日、好きになりました。卒業編2025』の挿入歌として、新たに書き下ろされた楽曲「恋をひそめて」や、アニメタイアップ曲「味噌汁とバター」「ハレの日に」で注目を集める汐れいら。
この1年間でめざましい活躍ぶりを見せた彼女が、全国7都市を巡るワンマンツアー「USHIO REIRA One Man Tour “ねぼすけ”」が、10月12日に渋谷WWW Xでファイナルを迎えた。
場内BGMが鳴りやみ、照明が暗転するとどこからか目覚まし時計のベルの音が鳴り響く。ツアータイトルにもある“ねぼすけ”が目を覚まし始める合図だろうか?有機的でジャジーなバンドのセッションが最高潮に達した時、汐れいらがステージに現れた。そのまま「踊り場のサーカスナイト」「リーズナブルな彼女」「ビーボーイ」と冒頭から攻めたセットリストを披露。
「みんなのおかげで、今があります。このツアーもみんなのおかげで楽しく今日を迎えられてます。ありがとう!」
ファンに精一杯の感謝を伝えながら、中盤は代表曲の「センチメンタル・キス」や「恋をひそめて」などラブソングを続けて歌い上げる。汐れいらの言葉を静かに受け止め、そして体を揺らしながら応えていくフロアの様子が印象的だ。
■ねぐせ。りょたちも登場し「織姫とBABY feat.汐れいら」を熱唱
「この曲が聴きたかったんじゃないの?」汐の問いかけから、ねぐせ。と共作した「織姫とBABY feat.汐れいら」をパフォーマンス。ツアーの各地ではアコースティックアレンジで披露していたが、今回のツアーファイナルはねぐせ。のVo/Gtであるりょたちがまさかのサプライズで登場。WWWXの舞台の下手からいきなり現れたりょたちの姿に、観客からは驚きと歓喜が入り混じった声が上がる。
そして、最新曲「ハレの日に」(TVアニメ『薫る花は凛と咲く』エンディングテーマ)。「みんなから色々なコメントや声を直接聞けて、本当に嬉しい。なんでもない日が幸せなんだなって思う。」そう観客に伝える汐れいらの歌声は、フロアを包みながら一人一人の感情を揺り動かしていた。
ラストのブロックは、生きることの幸せを歌った「味噌汁とバター」、ラブソングのみを集めた配信EP『ラブの手続き』から「トクベツにして」。ラストは90年代シンセポップを感じさせるアレンジと、一辺倒ではいかない感情を汐らしい言葉遣いで表現した「ラブソングにして」を披露。観客の終演を惜しむ声も上がるもフロアの熱気は最高潮。約90分間の一夜はこうして幕を閉じた。
■「USHIO REIRA One Man Tour “ねぼすけ”」セットリスト
M1 踊り場のサーカスナイト
M2 リーズナブルな彼女
M3 ビーボーイ
M4 備忘ロック
M5 火の用心
M6 グレーハートハッカー
M7 Earring
M8 センチメンタル・キス
M9 恋をひそめて
M10 35度、ライラ
M11 deja vu (本来の曲名はドイツ語表記)
M12 織姫とBABY feat. 汐れいら
M13 ハレの日に
M14 タイトロープ
M15 味噌汁とバター
M16 トクベツにして
M17 ラブソングにして
■【動画】「ハレの日に」【Official MV】TVアニメ『薫る花は凛と咲く』ver.
そして先日には「ハレの日に」のTVアニメ『薫る花は凛と咲く』ver.のPVが公開された。9月3日に発売された本曲のCDは、キャラクターデザイン・総作画監督:徳岡紘平が描き下ろした“紬 凛太郎”の暖かな雰囲気のイラストに加え、ジャケットの裏面には優しく微笑む“和栗薫子”のイラストもデザインされたスペシャルなパッケージとなっている。さらに応援店での購入者には汐れいらによるオリジナルイラストステッカーがプレゼントされるので要チェックだ。
■【画像】ライブの様子など
PHOTO BY goto sotaro
©三香見サカ・講談社/「薫る花は凛と咲く」製作委員会
■リリース情報
2025.09.03 ON SALE
SINGLE「ハレの日に」
■関連リンク
TVアニメ『薫る花は凛と咲く』公式サイト
https://kaoruhana-anime.com/
汐れいら OFFICIAL SITE
https://ushioreira.com/












