日本が誇る作曲家・久石譲が、ハリウッド映画初進出。そのエモーショナルな世界観を表現する楽曲が解禁された。
■美しくも不思議な世界観を見事に表現したメロディ
アカデミー賞(R)にノミネートされるなど名実ともにハリウッドの大人気俳優として知られるコリン・ファレル&マーゴット・ロビーがW主演を務め、さらには日本を代表する音楽家・久石譲がハリウッド作品に初参加した映画『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』が、12月19日より全国の映画館で公開となる。
本作は、年末に大切な人と観たくなるファンタジックヒューマンドラマ。友人の結婚式で出会った男女がレンタカーのカーナビに導かれてたどり着いた、奇妙な“ドア”。通り抜けると<人生で一番やり直したい日>へとタイムスリップしていた…。“ドア”は過去へ繋がっており、ふたりは人生のターニングポイントとなった出来事をもう一度やり直すことで、自分自身、そして大切な人たちと向き合っていく──。【最悪な思い出】から【最高の愛】を見つけるための、ふたりの時空旅行がはじまる。
今回解禁された日本版予告では、前半部分に久石が手掛けた劇中音楽が使用されており、本作の美しくも不思議な世界観が見事に表現されたメロディが鳴り響く。大草原にぽつんと佇む“赤いドア”や植物園のような場所に現れた“青いドア”といった、本作のキーアイテムである<時空旅行へと誘うドア>をはじめ、その向こう側に広がる幻想的でロマンティックな世界が美しくエモーショナルに描かれた予告となっている。
■【動画】映画『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』日本版予告
■「自分なりにとても満足のいく仕事ができた」(久石譲)
幻想的でいて爽やかな配色が印象的なポスターは、晴天にも関わらずカラフルな傘を差すふたりの間に、本作の象徴である<過去に戻れるドア>が出現。周りにはドアや灯台、花々が魚眼レンズで覗いたかのごとく円形に連なるなど、ファンタジー味溢れるデザインがこれから始まる輝かしい“時空の旅“を象徴している。
さらに今回、久石譲からのコメントが到着。彼の輝かしいキャリアの中でもハリウッド作品で音楽を担当するのは今回が初めてのこと。ハリウッド初進出という大きな節目となった本作の音楽について「全てが新鮮で、どのように曲を作っていったら良いかをたくさん考えました」と振り返り、「トラウマを持っている男女が過去と向き合いながら心を通わせていくというストーリーの、ハートウォーミングなところを感じていただけるよう心がけました」とコメント。
かねてより久石の大ファンであるコゴナダ監督については、「彼は本当に素晴らしいです」と褒めたたえた上で、「コゴナダ監督はまるで絵画のように綺麗な映画を撮られる方なので、その映像とマッチングするようにしっかり書こうと思いました」と意気込みを語り、結果として「ハリウッド映画ということでポップスミュージックも多く使われている分、僕は自分のスタイルの曲だけを書くことができた」「自分なりにとても満足のいく仕事ができたと感じています」と充実感を覗かせた。
久石は、9月に米ニューヨークで開催された本作のプレミアイベントにも登壇。主演のコリン・ファレル&マーゴット・ロビーとの3ショットや、久石が音楽を手掛けたスタジオジブリの大ヒット映画『ハウルの動く城』にちなんだTシャツを着用したコゴナダ監督との2ショットを披露。彼らと和やかに会話する場面も見受けられた。本作の監督を務めるコゴナダはスタジオジブリの大ファンであり、本作でも宮崎駿監督作品から大きなインスパイアを受けているとコメント。その強い思いから、同監督作品の映画音楽を手掛け、日本が誇る作曲家である久石譲へ本作の音楽を熱烈オファー。日本とも縁深い作品となっている。
そして、久石譲が手掛けた音楽が収録されたオリジナルサウンドトラックが、12月10日より発売されることが決定。なんと本作のサウンドトラックがCD版として発売されるのは日本のみ。久石が手掛けた音楽のほか、人気急上昇中の歌手レイヴェイが書き下ろした楽曲なども収められた貴重なアイテムとなっている。
メイン写真:PHOTO BY Nick Rutter
■映画情報
『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』
12月19日(金)全国公開
監督:コゴナダ
脚本:セス・リース
音楽:久石譲
出演:コリン・ファレル マーゴット・ロビー
■リリース情報
2025.12.10 ON SALE
ALBUM『映画「ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行」オリジナル・サウンドトラック』
■関連リンク
映画作品サイト
https://beautiful-journey.movie
久石 譲 OFFICIAL SITE
https://joehisaishi-concert.com/
