2026年1月10日からテレビ朝日系オシドラサタデー枠で、藤井流星主演『ぜんぶ、あなたのためだから』が放送決定。共演に七五三掛龍也を迎え、オシドラサタデー史上最高火力のラブサスペンス――衝撃の“イヤミス劇場”が届けられる。
■物語に登場する人物は全員“偽善者”
『ぜんぶ、あなたのためだから』は、夏原エヰジ(なつばら・えいじ)による同名小説が原作。2018年『Cocoon』で第13回小説現代長編新人賞奨励賞を受賞し、同作を改題した『Cocoon 修羅の目覚め』(講談社)で2019年にデビュー、同シリーズが大きな反響を呼んでいる気鋭の作家・夏原エヰジが、2025年3月に発表したばかりの話題作だ。
幸せ絶頂の結婚披露宴の最中、何者かによって毒を盛られた新婦・沙也香。結婚式にいたカメラマンの桜庭によると、どうやらシャンパンに毒が混入していた模様――まさか犯人は結婚式に出席していた参列者の中に!? 犯人捜しに乗り出す新郎・林田和臣と桜庭だったが、容疑者でもある彼女の親友や母の偽善ぶりが次々と明らかに…。さらに沙也香のどす黒い過去も見え隠れしてきて…?
物語に登場する人物は全員“偽善者”、そして次々と明らかになる“衝撃の事実”――。読んだら“人間不信”になる、エゴイスティックミステリーとして多くの読者を虜にし、話題を呼んできた『ぜんぶ、あなたのためだから』。そんな愛憎渦巻くラブサスペンスを、2026年1月期のオシドラサタデーで初ドラマ化。2021年1月にスタートし、これまで5年間愛されてきた枠で、かつてないまったく新しいジャンルとして2026年の幕開けを飾る。
■藤井流星の役どころは、結婚式当日に妻が何者かに毒を盛られる“悲劇の新郎”
オシドラ史上最高の衝撃作『ぜんぶ、あなたのためだから』に主演するのは、WEST.の藤井流星。2014年に『アゲイン!!』(MBS)でドラマ初主演を務めると、その後も数々の作品で主演を務め、テレビ朝日系ドラマへの出演は『鹿楓堂よついろ日和』(2022年)、『18歳、新妻、不倫します。』(2023年)以来となる。
端正なビジュアルと落ち着いた演技で、作品を経るごとに着実に知名度を高めてきた藤井。今作では、結婚式当日に妻が何者かに毒を盛られる“悲劇の新郎”を演じる。
今作への出演に 「ラブサスペンスというジャンルは初めてなので、すごくワクワクしました」と興奮した様子を見せ、「どう事件に迫っていくのか、結末を予想しながら見ていただけたらうれしいです。ぜひご期待ください!」と語る藤井。
幸せの絶頂で、悲惨な目に遭った新郎・林田和臣。毒を盛られた最愛の妻の「ために」、犯人探しに奔走する。誰よりも正義感が強く、犯人を自分自身で見つけるべく動き始めるが…?
柔軟な演技力で幅広いジャンルに対応してきた藤井が、今作では超攻撃型のラブストーリー、かつ戦慄のラブサスペンスに挑戦。果たしてどんな新郎・和臣を描き出すのか注目だ。
■七五三掛龍也は、鋭い観察眼で真相究明のために力を注ぐカメラマンを熱演
そして藤井とともに『ぜんぶ、あなたのためだから』を、最高のラブサスペンスに昇華させる共演者には、七五三掛龍也が決定。Travis Japanのメンバーとして活躍するかたわら、近年はドラマ、舞台での活躍も目覚ましい注目度急上昇中の若手俳優だ。
配信ドラマ『私の夫と結婚して』(2025年 Amazon Prime Video)での好演も記憶に新しく、『私たちが恋する理由』(2024年)以来のテレビ朝日ドラマ出演となる七五三掛が今作で演じるのは、和臣と沙也香の結婚式にカメラマンとして出席していた桜庭蒼玉。撮影した写真から、事件のヒントを導き出したことで、和臣に強く請われ、和臣の「ために」真相究明に付き合うことに…。鋭い観察眼を持ち、シニカルな言葉で事件の核心を衝いていく。
演じる桜庭という人物について七五三掛は「僕とは真逆な人物」と語り、「自分が普段あまり言わない言葉がセリフにもあるので、それをどう演じていこうか楽しみ」と撮影に向けたワクワクをにじませている。
■藤井流星と七五三掛龍也には、ある共通点が…
ドラマ初共演となる藤井と七五三掛だが、実はふたりにはある共通点が…。黒柳徹子が出演する朗読劇『ハロルドとモード』で、藤井は2021年版、七五三掛は2025年版のハロルド役を演じているのだ。時を超えて、黒柳の“恋人役”をを演じた藤井と七五三掛――。新旧のハロルド役がついに相まみえ、今作『ぜんぶ、あなたのためだから』で待望の初共演を果たす。
「読後にイヤな気持ちになるミステリー」=“イヤミス”。人間のドロドロとした心理描写や登場人物の闇を描き、その読後感のすっきりしなさやモヤモヤ感といった独特な魅力がクセになると言われ、人気を博している。
今作『ぜんぶ、あなたのためだから』も、まさにその真骨頂とも言える作品。登場人物全員が容疑者であり、その全員に動機があり、しかも全員が“イヤなやつ”――。少しもオシドラっぽくない“イヤミス”と“ラブサスペンス”が融合する、高濃度で刺激的な展開が毎週末、あなたを魅惑の世界に誘う。
愛する妻に毒を盛った犯人は誰なのか? そしてその動機とは……? 謎を解き明かすべく奔走するふたりに対峙する、曲者揃いの【参列者=容疑者】たちの解禁も待たれる。激しく入り乱れる先の見えない展開から目が離せない。
■藤井流星、七五三掛龍也、原作者・夏原エヰジ コメント
◇藤井流星
Q. この作品のオファーを受けたときの率直な気持ちをお聞かせください。
藤井:今作のような「ラブサスペンス」を演じるのは初めてのため、とてもワクワクしています。原作を読ませていただきましたが、本当に面白くて…! 原作小説のキャッチコピーである「全員偽善者」という言葉が印象的で、きっとドラマを見てくださる方々も予告の時点から引き込まれるかと思います。《イヤミス》独特の余韻が、これから演じさせていただくのがとても楽しみになりました。Q. 演じる林田和臣はどんな人物だと感じていますか?
藤井:和臣はとにかくまっすぐな人物で奥さんのことをまっすぐに愛している人物なのだと作品から伝わってきました。Q. 七五三掛龍也さんとはバディを組んで事件の真相を追っていくことになりますが、バディを組むに当たって、撮影が始まる前に「これだけは言っておきたい」ということはありますか?
藤井:食事をするときによく口の周りに何かがついていることが多いのですが、(WEST.の)メンバーには「口の感覚ない」と言われることがあります(笑)。メンバーはもう慣れてるのか指摘されないですが、七五三掛くんも気にしなくて大丈夫です(笑)。撮影が始まるときにも僕がまだ気づいていなかったら、指摘してくれると助かります!Q. おふたりは今作が初共演ですが、これまでに交流などは?
藤井:ドラマでの共演は今回が初めてなのですが、実は朗読劇『ハロルドとモード』で同じ“ハロルド”役を演じているという共通点があることに驚きました。先日、七五三掛くんの朗読の観劇に行かせていただいた際に一度会って挨拶をすることができたので、そこで交流することができました。Q. ビジュアル撮影はタキシード姿で臨まれましたが、いかがでしたか?
藤井:昔、アイドル誌などで着させていただく機会はありましたが、最近はそういった機会がないため気が引き締まります。ドラマの冒頭が結婚式のシーンから始まる予定なので、撮影のイメージが湧いてきましたね。ティザー映像ではターンテーブルに乗ってゆっくり回るところを撮影していたのですが、静かな空間で自分が回っていることがとてもシュールで笑いが込み上げてきました(笑)。映像が完成したらどのような雰囲気になっているのか、とても楽しみです。Q. 主人公・和臣は妻をまっすぐに愛する男性ですが、ご自身がいま最も愛しているものは何ですか?
藤井:僕は“パジャマ”です。こだわりがあって思わずいっぱい買ってしまいます。古着屋さんなどでパジャマパンツを見かけるときは衝動買いしてしまうときが多いです(笑)。ライブツアーのときなども、3泊するときは3着パジャマを持っていくので、いつも荷物が多くなってしまいます(笑)。Q. では最後に、楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いします。
藤井:とにかくまっすぐに妻を愛して、事件の真相を追いかける和臣と、頼まれて興味本位で手伝うことになる桜庭のバディが、どのように事件に迫っていくのか――。毎話様々な“イヤなヤツ”が出てきますので、その人たちとの対決はぜひ注目していただきたいです。そして結末がどうなっていくのか、というのがやはりミステリーの醍醐味。皆さんも予想しながら見ていただけたらうれしいです。ぜひご期待ください!◇七五三掛龍也
Q. この作品のオファーを受けたときの率直な気持ちをお聞かせください。
七五三掛:お話をいただいたときはすごくうれしかったです。オシドラサタデーのドラマはちょうど昨年『私たちが恋する理由』でお世話になって…。それから1年後、またこうして声をかけていただいたのはすごくうれしく思いますし、個人的にミステリーや、この《イヤミス》というジャンルも大好きなので、原作小説もとても楽しく読みました! 面白くて、読み終わってからもずっと余韻が残っている感じがしました。Q. 演じる桜庭蒼玉はどんな人物だと感じていますか?
七五三掛:桜庭は僕とは真逆な人物だなと感じます。僕はどちらかというと直感で動くタイプなのですが、桜庭は物事を俯瞰で見て、冷静に考えていると感じました。演じるにあたっても、自分が普段あまり言わない言葉がセリフにもあるので、それをどう演じていこうかという楽しみがあります。Q. 藤井流星さんとはバディを組んで事件の真相を追っていくことになりますが、バディを組むに当たって、撮影が始まる前に「これだけは言っておきたい」ということはありますか?
七五三掛:僕も実はツッコまれたり、おっちょこちょいな部分が多いみたいで(笑)。自分ではあまりそう思ってないんですけど、普段もメンバーに頼っているところが多くて…。なので、流星くんにたくさん頼らせていただくと思います!Q. おふたりは今作が初共演ですが、これまでに交流などは?
七五三掛:実は嵐の相葉雅紀くんと仲良くさせてもらっているのですが、相葉くんから流星くんのお話を聞くことが多かったんです。いつかその相葉くんの会で流星くんにお会いするんじゃないかって思っていたんですけど、このドラマでの共演が先になりました(笑)。
(藤井流星:「このドラマの間に相葉くんにご飯連れていってもらおう!」)Q. カメラマン役ということでビジュアル撮影はカメラを持って、さらに役に合わせて髪の色も変えられたとか…?
七五三掛:そうなんです。桜庭という役のためにこれまでは明るい色にしていた髪も黒く染めて、黒のスーツを着て臨みました。すごく新鮮で、なんだか役にスッと入っていく感じがありました。カメラは普段から好きでいくつか持っていて、自分でも何台かで使い分けています。なので、カメラを触る仕草などは、ちょっとは慣れた感じもあるのかな…?Q. 主人公・和臣は妻をまっすぐに愛する男性ですが、ご自身がいま最も愛しているものは何ですか?
七五三掛:いちばんは“ファンの皆さん”です! というのは大前提で、いま僕が愛しているのはフライパンですね。今年4月から番組で料理のコーナーに出演させていただいているんですけど、それがきっかけでフライパンを新しく買ったり、いい包丁を買ったり…。それまではまったく料理はしなかったんですけど、コーナーを始めてから、すっかりハマっています。最近作ったもので美味しかったのは、鶏肉とレンコンとサツマイモの照り焼き風炒めです!Q. では最後に、楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いします。
七五三掛:僕が演じる桜庭はいい意味で“裏切り”というか、これまで自分が演じてきた役とはまた全然違った役なので、あらたな一面をお見せできたらいいなと思っています。毎週、“ラブ”だけでなく、違った意味のドキドキもお届けできると思いますので、覚悟してご覧ください!◇原作者・夏原エヰジ
「〇〇さんって、いい人だよね~」こんなセリフを、誰しも一度は口にした経験があるのではないでしょうか。かくいう私もその一人ではありますが、しかし、<いい人>って、どんな人? そもそも人の<善意>とは何か? そんな疑問をきっかけに、小説『ぜんぶ、あなたのためだから』が生まれました。このたび今作がドラマとして新しい形に生まれ変わることを、原作者としてとても光栄に感じております。
藤井流星さん、七五三掛龍也さん、お二人の周りを固める豪華なキャスト陣に制作陣。すべてが集結して最高火力で描かれる<エゴミス>を、どうぞ皆さんもご期待ください。
■【画像】原作『ぜんぶ、あなたのためだから』書影
■番組情報
テレビ朝日系 オシドラサタデー『ぜんぶ、あなたのためだから』
2026年1月10日スタート
毎週土曜 23:00~
出演:藤井流星、七五三掛龍也 他
原作:夏原エヰジ『ぜんぶ、あなたのためだから』(講談社)
脚本:若杉栞南 藤平久子
演出:久万真路 室井岳人
音楽:近谷直之
制作:テレビ朝日、ストームレーベルズ
