大泉洋主演ドラマ『ちょっとだけエスパー』の最終話が12月16日放送され、“ちょっとだけ”のヒーローたちのSFラブロマンスが感動のフィナーレを迎えた。
■クリスマスイブに世界を救う最後のミッション
最終話では、四季(宮崎あおい / 「崎」は、たつさきが正式表記)を救うためなら1,000万人の犠牲も厭わず、挙げ句自分の目的を阻む市松(北村匠海)、紫苑(新原泰佑)、久条(向里祐香)までも排除しようとする兆(岡田将生)の企みを阻止する文太(大泉洋)たちの壮絶な戦いが描かれた。
花咲かエスパーをはじめ、懐かしのレンチンエスパーで膀胱温め大作戦、第1話冒頭から登場していたモチーフでもある「蜂」へのアニマルお願いエスパー、鼻水が止まらないなど、最終話にして“ちょっとだけ”のエスパーが大活躍する場面も。
一方で、自らのために多くの人が、そして文太や仲間の命の火が消されようとしていることを知った四季は、あろうことかEカプセルを大量に貪り、吹っ飛ばしエスパーで大暴走。「ぶんちゃんとぶんちゃん、ふたりとも殺します!」と宣言し、文太や文人を襲う場面も。愛しているから救おうとし、愛しているから殺そうとする。
舞台はクリスマスイブのマーケット。“愛してはいけない”関係から始まった究極のSFラブロマンスで繰り広げられた最後の戦いの最中に、文太が叫んだ「四季を愛してる! 四季がいるこの世界を俺は愛する」という心の底からの想い…。
四季を救うため、そして巻き込まれて犠牲になる人全員を救うため、「俺たちが歴史を作るんだ」。文太たち“Bit5マイナスワン”が、市松ら“Young3”と手を組み、過去を改ざんするのではなく、2025年を生きる自分たちが“今”を変える。そんな強い気持ちで挑んだ戦いと、文太が成し遂げた最後のミッション。命をかけて“愛すること”に向き合ってきたエスパーたちの物語が完結した。
数多のシーンを撮影してきた全9話のなかで、クランクアップの最後に撮影したのは、市松の部屋に集まった文太たちが兆の計画を阻止するための会議をしたシーン。「今から歴史を作るんだよ、俺たちが!」という文太のヒーローらしいセリフで全キャストがオールクランクアップ。撮影最終日を“ジャニーズ・ヒーロードラマ”にふさわしいセリフで締めくくった。
■ちょっとだけヒーローたちがだれかを愛することに向き合った究極のSFラブロマンス
無関係の人たちを巻き込むことを厭わず、市松たちを殺そうとする兆の計画に乗り、大勢の人でにぎわうクリスマスマーケットに向かった文太たち。そこで天井から落下してきたLEDパネルに紫苑が潰されそうになった瞬間、身を挺して救ったのは桜介(ディーン・フジオカ)でだった。第3話のお祭りで起きた爆発事故から紫苑を救ったときと同様、最後まで自らを実の父であると明かさず命を救った父・桜介。この深い愛にも大きな感動が…。
さらに、自分の人生を狂わせた最愛の男・結城(吉田鋼太郎)に復讐しようとした円寂((高畑淳子)の悲痛な叫び「必要とされたかった、誰かに愛されたかった。愛したかった。自分を、この世界を」。これは円寂だけでなく、世界からこぼれ落ちたみんなの想いだった。仲間に復讐を止められ「殺し損ねちゃったわ…」とつぶやく円寂に、文太がかけたのは「俺たちみんな、愛し損ねちゃったんです」という言葉。涙ぐむ文太らの背中に浮き上がった最終話のタイトルは「Si,amore.」(「i」は、iグレイヴアクセントありが正式表記)。
ドラマ冒頭から繰り返されてきたルール「NONAMARE~愛してはいけない~」と相対するその言葉は、野木亜紀子が描くラブロマンスの真骨頂のようなシーンだった。
The Mission is Endlessly Difficult. Even So, It Must Eternally Continue. That Is What It Means to Live.
■最終話ですべての謎を伏線回収
そして第5話に突然登場し、「白い雪の男の話まで回収できる!?」「あのおじいさんは結局何者なの!?」とSNSをザワつかせていた“白い男”(麿赤兒)。最終話ではこの“白い男”の再登場も話題に。
文太たちを最後に救ったのは、この白い男だった!? はたして、「2070年にいる」と言っていたこの人物の正体は? そして、野木亜紀子が紡ぐ、ちょっとだけのヒーローたちの壮大なSFラブロマンスはこれにて完結。はたして、ふたりの“ぶんちゃん”と四季の愛の行方は?
なお、TVerでは第1~3話と最新話を見逃し配信中。何度も見返して、余韻に浸ろう。
■特別主題歌MV初公開
ドラマの余韻も冷めやらぬ最終回の放送終了後には、こっちのけんとが歌う主題歌「わたくしごと」と『ちょっとだけエスパー』がコラボした特別主題歌MVがYouTubeの『テレ朝ドラマ公式チャンネル』で公開。
放送が進むにつれ、「文太目線の曲かと思ってたけど、これは四季の歌?」「兆の目線で聞くと泣けてくる、なにこれ!」など注目を集めていたこの主題歌。脚本家の野木亜紀子もXで「今聴くと、また新たな解釈が」とポスト。
桜介役のディーン・フジオカも「わたくしごと、桜介の気持ちで聴くと、桜介の心の声にも聴こえてくる曲」とポストするなど、キャストスタッフの間でも話題の神曲を、もっとドラマと合わせて楽しんでもらえるようオールネタバレ映像でお送りする、歌詞と名シーンを完全リンクさせた特別版MVが制作された。
「自分を変えても、間違いでも守りたいだけ」「バカだないらないはず僕は」「目が覚めた朝、あの日のように起きられたなら幸せだった」「愛して愛して」など、楽しかった懐かしい初期のシーンから、感動の最終話ラストシーンまで、これまでの数多の名シーンをたっぷり凝縮した映像と、キャラクターの心情にリンクした歌詞の数々に、心震えること必至。
ネタバレ満載なので、必ず最終話まで観てからの視聴がおすすめ。じっくり観て、聴いて、思い出して、かみしめて『ちょっとだけエスパー』の世界により深く浸ろう。
■豪華特典映像収録のBlu-ray&DVDの発売が決定
2026年6月3日に本作のBlu-ray&DVDを発売されることも決定。
特典映像には、メイキングやクランクアップ、爆笑ハプニング集、そしてキャストインタビューなどをたっぷり収録予定。さらに野木亜紀子によるマル秘情報満載のブックレットも封入予定と、ちょっとだけ…いや、かなり豪華なBlu-ray&DVDとなる。
なお、テレビ朝日公式オンラインショップ「テレアサショップONLINE」で注文した人には【限定特典】「脚本没ネタ集」付きでお届け。こちらでは決定稿には入らなかった幻のシーンを“ちょっとだけ”観ることができる。
そして、大人気につき完売御礼となっていたドラマ登場グッズも、視聴者からの熱いリクエストに応えて、絶賛再販中。
4話で文太と四季が初めてデートに行ったときにおそろいで買った「ぶんぶん蜂ネックレス」は、「ぶんちゃん」という名前をはじめ、「ぶんぶんぶん蜂が飛ぶ」と冒頭から文太や四季が歌い続けた歌ともリンク。さらには最終話、「小さな1匹のミツバチが、地球の命運を変えることもあるように、世界が変わる!」という文太のセリフや、感涙のラストシーンにも登場。運命的な愛を司るグッズとなった。
また、文太と四季が第1話から家の鍵につけて使っていた、赤と白の「しらす丼キーホルダー」は、第8話の江の島デートの際、実は四季とフミトの未来の思い出の品だったことが判明。ふたりのぶんちゃんの愛を司った、ゆるキャラのような癒し系のキーホルダーも、追加販売を実施中だ。
この他、ポスタービジュアル2種をあしらったクリアファイルセットや、オープニング映像で毎週登場したエスパーエージェントハンコをあしらったメインキャラ7名のチャーム、愛してはいけない「ノナマーレ」ステッカーや佐助のステッカーなど、最終話まで観ると更に愛しくなるドラマグッズの数々がラインナップされている。詳細はドラマのオフィシャルサイトで。
■リリース情報
2026.06.03 ON SALE
Blu-ray&DVD『ちょっとだけエスパー』
■関連リンク
テレ朝ドラマ公式チャンネル
https://youtube.com/playlist?list=PLAlNEEuasxXD9FAJMkXRXKj6yuPa4RY3i&si=Tzvp9DwQDmr3VkVL
『ちょっとだけエスパー』番組サイト
https://www.tv-asahi.co.jp/chottodake_esper/













