小田和正がホストを務め、長年にわたり良質な音楽を届けてきたTBSの音楽番組『クリスマスの約束』。その続編にあたる2008年、2009年、2010年の3作品が、8月26日にBlu-rayとして発売されることが決定した。
■小田和正『クリスマスの約束2008』
「アーティスト同士がお互いを認め、称え合う」というコンセプトのもとに誕生し、20年以上にわたり多くの視聴者から支持されてきた『クリスマスの約束』。
『クリスマスの約束2008』は、3年ぶりに開催された『明治安田生命Presents KAZUMASA ODA TOUR 2008 “今日も どこかで”』と、小田にとって初となるドームツアー『きっとまたいつか♪今日も どこかでFINAL♪』の合間を縫って収録された。そのため、番組はツアーで披露された楽曲を中心に構成されている。
この回では、小田のコンサートツアー名物企画“ご当地紀行”が誕生した経緯についても語られた。
「13年前、ソロになってから3度目のツアーがスタートした直後、三重県四日市を訪れたときのことです。
自分は確かに君たちの住んでいる街に来たんだ、という気持ちをもっと強く共有できないかと考えました。そして思い立って、地元の人たちにはおなじみの場所へぶらぶら出かけて撮影し、それを本番のステージで映写してみたんです。これがお客さんにもスタッフにも大ウケでした。
この日から僕のツアーで、ご当地紀行は圧倒的に重要な位置を占めるようになりました。回を重ねるごとに内容はどんどんエスカレートし、路上ライブをやったり、絵を描いたり。
時間的にも体力的にもかなり負担になったこともありました。でも、やって本当に良かったと思います。
何より、たくさんの出会いと風景が思い出として残りました。それでは早速ですが、今回のツアーのご当地紀行総集編の一部をご覧いただきたいと思います」
番組では「ご当地1 傑作・ふれあい編 その1」「ご当地2 社会派編」「ご当地3 傑作・ふれあい編 その2」と題したご当地紀行の総集編が、楽曲の合間に挿入され、ツアーならではの魅力を存分に楽しめる内容となっている。
さらに、佐橋佳幸と松たか子夫妻が夫婦として初めてゲスト出演。松たか子の楽曲「おやすみ」を小田を交えた3人で演奏・歌唱する貴重なシーンも収録されており、本作の見どころのひとつとなっている。
■小田和正『クリスマスの約束2009』
『クリスマスの約束2009』は、番組史上屈指の名企画として語り継がれる“伝説の回”である。当時最多となる20組33人のアーティストが集結し、番組のハイライトとなる22分50秒に及ぶ大メドレーを披露した。
番組冒頭、小田はこの年の企画について次のように語っている。
「今年やろうとしたクリスマスの約束は、自分ひとりで準備するのはなかなか難しいです。そう考えて何人かのアーティストと小委員会を結成しました。
結成しましたと言っても、みんな本当に忙しいのに僕が一方的にお願いしたのです。何度も集まってもらい、この企画が果たして本当に実現できるのか、とにかくたくさん話をして、メールを交換してという日々が続きました。
そして夏を迎える頃、ようやく決行しようということになりました。そんなわけで、この小委員会がなければ、今年のクリスマスの約束の実現はなかったと思うのであります」
そう語った小田は、小委員会のメンバーであるスターダスト☆レビューの根本要、スキマスイッチの大橋卓弥、いきものがかりの吉岡聖恵をステージへ招き、「きよしこの夜」と「クリスマス・イブ」を披露する。
そして迎える番組最大の見せ場。
「いよいよメインイベントです。前からずっとやってみたかったこと。今年のクリスマスの約束は思い切ってそれをやることにしました。でも、それはさらに多くの人たちを巻き込んでいくことになります。それではこれまでの経過をまとめたので、それを見てください」
この言葉に続いて企画実現までのドキュメンタリー映像が上映され、その後、本編となる『22’50″』が披露される。
世代やジャンルを超えたアーティストたちがひとつになり紡ぐ圧巻のパフォーマンスに、小田自身も感極まって涙を流し、会場は大きな歓声と拍手に包まれた。
なお、この『22’50″』をはじめとする番組の挑戦的な内容は高く評価され、のちに第36回放送文化基金賞 番組部門 テレビエンターテインメント番組優秀賞を受賞。『クリスマスの約束』の歴史を語る上で欠かすことのできない、まさに伝説の一夜となった。
「『22’50″』――その感動を、あらためて体感してほしい」
■小田和正『クリスマスの約束2010』
『クリスマスの約束2010』は、番組放送10周年を迎えた記念すべき一作。「横浜(小田の地元)で新しい音楽仲間たちとプライベートライブを楽しむ」をテーマに、これまでとは趣の異なる温かな空間が作り上げられた。
前年の『22’50″』で大きな感動を生んだ流れを受けながらも、本作では規模や演出を競うのではなく、音楽そのものの魅力に立ち返ることを選択。小田をはじめとする“小委員会”のメンバーが、何万曲にも及ぶ楽曲の中から一曲一曲を丁寧に選び抜き、それぞれの代表曲や小田自身の楽曲を演奏していく。
アーティストたちが楽器を手に円を囲み、語り合うように歌を繋いでいく姿は、まるでプライベートライブに招かれたかのような親密さを感じさせる。
華やかな演出とは異なる、音楽そのものが持つ力と温もりが存分に伝わる内容となっており、これまでの『クリスマスの約束』にはなかった新鮮な感動を生み出した。
出演は、前年の『22′50″』にも参加したメンバーに加え、初出演となるキヨサク(MONGOL800)、玉城千春(Kiroro)を迎えた6人。世代やジャンルを超えた音楽仲間たちが横浜に集い、言葉ではなく歌で心を通わせていく。
そこにあるのは、音楽を愛する者たちの純粋な歓びと絆。肩書きも世代も超えて響き合う歌声は、観る者の心をそっと包み込み、音楽が人を繋ぐ力を改めて感じさせてくれる。
『クリスマスの約束』10周年の節目に生まれたこの特別な夜は、番組の歴史に静かに、そして深く刻まれる忘れがたい一夜となった。
続く『クリスマスの約束2011』『クリスマスの約束2012』『クリスマスの約束2013』は、12月23日の発売を予定している。
メイン:2008年場面写真
■リリース情報
2026.08.26 ON SALE
Blu-ray『クリスマスの約束2008』
2026.08.26 ON SALE
Blu-ray『クリスマスの約束2009』
2026.08.26 ON SALE
Blu-ray『クリスマスの約束2010』
■関連リンク
小田和正 OFFICIAL SITE
https://www.fareastcafe.co.jp/index.html




