■5月に開催される国際音楽賞『MUSIC AWARDS JAPAN』の成功に向けて、音楽5団体を中心とした3,000人の音楽関係者が一致団結
1月16日、東京・グランドプリンスホテル新高輪において『2025 CEIPA 音楽5団体合同新年賀詞交歓会』が開催。5月に京都で開催される国際音楽賞『MUSIC AWARDS JAPAN』の成功に向けて結束を高めた。また、石破 茂内閣総理大臣が会に列席し、祝辞を述べた。
CEIPAは、日本の文化芸術産業が直面するグローバル化とデジタル化に対応すべく、文化芸術産業の活性化を促す事業を推進するとともに、人材育成や文化普及を実施し、日本の文化芸術産業の持続的な成長に寄与することを
目的として設立された一般社団法人。
そのなかの事業のひとつとして、日本をはじめアジアの音楽を世界へ発信し、日本の音楽をグローバルに誇れるカルチャーにすると共に、海外アーティストの日本市場への進出を促進するために『MUSIC AWARDS JAPAN』を5月に開催する。
■『MUSIC AWARDS JAPAN』とは
『MUSIC AWARDS JAPAN』は「世界とつながり、音楽の未来を灯す(ともす)。」をコンセプトとした国内最大規模の国際音楽賞。2025年5月21日・22日にロームシアター京都にて授賞式が開催される。22日の授賞式模様はNHKにて生中継されることが決定、また2日間の授賞式の様子は、YouTubeにて全世界配信される(※一部地域を除く)。
アワードの理念に賛同した、日本から世界へ発信する企業のサポートも決定。これまで発表されていた8カテゴリー50部門の多種多様な作品を表彰する部門に加え、音楽に携わる企業と連携した「共創カテゴリー」などあらたな部門が加わる。投票メンバーとなる5,000人を超える音楽人、音楽に携わる企業、そして一般リスナーと一緒に、素晴らしい音楽カルチャーをたたえ、音楽の未来を灯していく。
【『MUSIC AWARDS JAPAN 2025 KYOTO』開催概要】
開催日時:2025年5月21日(水)・22日(木)
※開催ウィーク:2025年5月17日(土)~23日(⾦)
会場:ロームシアター京都
放送:NHKにて生中継 ※22日(木)のみ
配信:YouTube(グローバルストリーミングパートナー)にて全世界配信予定 ※一部地域を除く
協力:経済産業省(調整中)、文化庁
■石破 茂 内閣総理大臣 祝辞
新年あけましておめでとうございます。5つの音楽団体が、我が国の音楽文化と産業の更なる発展に向けて、新たな協力体制のもと未来へ向けて力強い一歩を踏み出され、本日、その門出をお祝いできることをうれしく思っております。
戦後、豊かな日本というのを目指してまいりました。本当に日本は豊かになった。
しかしこれから先、目指していかなくてはいけない日本はなんなのか? 堺屋太一先生風にいえば、「楽しいニッポン」“楽しいニッポン”を主導するのは誰が主導してるのか考えた時、ここにお集まりの皆さまで音楽というのがその中核を担うと思っております。我が国の輸出規模は自動車が17.3兆円、半導体産業が5.7兆円、鉄鋼産業が5.1兆円であるなか、音楽を含むコンテンツ産業は4.7兆円と今や鉄鋼産業や半導体産業にも匹敵する重要な基幹産業へと成長しています。
もちろん鉄鋼業、半導体も大事ですが、日本の音楽産業はこれから先“楽しさ”を中核として日本の産業、そして世界全体をけん引していく、そういうふうな時代を私どもは迎えたいと考えています。政府としても、この成長をさらに加速させるため、必要な法整備はおこなってまいります。
また『MUSIC AWARDS JAPAN』これが大成功になりますように政府としてお手伝いをしてまいりたいと思っております。お願いなのですが、みんなが踊って歌える歌を広めてください。
やっぱりみんなが歌えて、その世界に浸れて、曲を聴くと当時の想い出が頭をよぎるように、当時に戻れる素晴らしさを持っている。日本の音楽産業の中核になって皆さまが活躍されることを祈っております。■村松俊亮 CEIPA理事長 /『MUSIC AWARDS JAPAN』実行委員長 挨拶
皆様、あけましておめでとうございます。CEIPAは音楽5団体が集結し、名の通り日本のエンタテインメント産業を拡大しグローバルへ発信するために設立した団体です。
皆様ご存じの通り、コロナ過によるライフスタイルの変化やストリーミングビジネスの伸長により、世界でエンタテインメントコンテンツの市場規模が拡大しております。特に日本のコンテンツは強い存在感を示しており、昨年、経団連からもコンテンツを国の基幹産業と位置づけ集中的に支援することで現在の海外売上4.7兆円から2033年までに20兆円に増やしていこうという提言を出しました。
その中、音楽はゲーム・アニメ・実写・イベント等、日本が得意とするすべてのコンテンツに必ず寄り添い何度もリピートされ拡散し得る芸術として無限の可能性を秘めております。
我々5団体がこの好機を逃すことなく一つとなって日本の音楽のグローバル産業化を目指して参ります。
その手始めとして、これまでにないまったく新しい音楽賞『MUSIC AWARDS JAPAN』を5月に京都にて開催致します。このAWARDSに関しては、この後しつこいほどの説明があると思いますので私から多くを述べませんが、日本国内はもとより国境を超えアジアをつなぎ、音楽の可能性を世界と分かち合う、音楽の未来を灯す挑戦的な祭典にしていきたいと考えております。
日本の若き才能あふれるアーティスト達が世界中のファンを熱狂させ始めている今、経済産業省におかれましても、今年3月に米国ロサンゼルスで今の日本のシーンを代表するアーティスト数組による、CEIPA主催の音楽フェスの開催についてもご支援頂いております。
またCEIPAとしても今年のSXSW(サウスバイサウスウエスト)での日本アーティストのショーケースやライブもサポートして参ります。
他のコンテンツと音楽が決定的に違うのは、現地にアーティストが赴き、ファンの前でパフォーマンスすることでダイレクトに魅力が伝わり、今はそれがSNS等によりアッという間にバズり伝播していく強みがあることです。これは、まさしくスポーツにおける大谷選手と同様のチャンスが彼らにあるということです。彼らのチャレンジを業界全体で、また、政治のお力もかりながら後押しして参りましょう。
最後に、我々の悲願でもある「レコード演奏伝達権」の法制化についてです。
もはや日本のみが保持していないと言ってもいい権利で、海外でどんなに楽曲が流れようが相互主義の観点から、アーティストや著作隣接権者への収入がゼロなのです。すでに多くの国会議員の先生や関係者の方々に法制化に向けて動いていただいております。引き続き何卒よろしくお願いいたします。
2025年は日本の音楽業界がコンテンツ産業の大きな一翼を担う元年にしたいと願って私からのご挨拶に代えさせて頂きます。 ありがとうございました。
『MUSIC AWARDS JAPAN』
公式X(旧Twitter)
https://x.com/MAJ_official_x
公式サイト
https://www.musicawardsjapan.com/