■「普段あまり泣かないメンバーもいるのですが、この映画は9人全員が泣いていました」(MAYUKA)
2月7日より全国公開のドリームワークス・アニメーション最新作『野生の島のロズ』の公開直前のスペシャル・イベントが1月29日に都内で開催された。
日本語吹替版で主人公のロボット・ロズに育てられる雁(ガン)のキラリ役を演じた鈴木福と、本作のスペシャルソング「AlwayS」を担当するNiziUが上映前の舞台挨拶に登壇。NiziUのメンバーから鈴木へ日本語吹替版の気になるシーンや見どころについてのトークや、「AlwayS」のスペシャル映像を初披露した。本稿ではそのオフィシャルレポートを掲載する。
■オフィシャルレポート
鈴木とNiziUのメンバーは、観客の大歓声を浴びながら舞台へ登壇! 鈴木は「皆さん今日はありがとうございます。WithU(ウィジュー)の鈴木福です(笑)。NiziUさんはデビューする前からずっとファンで、皆さんと一緒に仕事をするのが目標だったのですごくうれしいです!」とNiziUとの初共演に喜びをあらわに挨拶。NiziUはメンバー全員で観客へ挨拶した。
まず、本作が本年度のアカデミー賞(R)に3部門ノミネートされたことについて、鈴木は「アカデミー賞にノミネートされるような作品とは知らずに収録していましたが、去年の夏くらいにアメリカに実際行った時、この映画の大きな看板が並んでいるのを見て、本国でも盛り上がっているのを感じました。その分、僕たちも日本語吹替版を大切にやったので、皆さんにたくさん観ていただきたいです」と本作が高く評価されていることへの喜びの気持ちを明かした。
続いて、本作のスペシャルソングとして、NiziUの楽曲「AlwayS」が選ばれたことについて、リーダーのMAKOは、「このお話をいただいた時はすごくびっくりしました。『AlwayS』は私たちにとってもすごく大切な曲なので、スペシャルソングに選んでいただいてとてもうれしいです」と喜びを言葉にした。
「AlwayS」が使用された本作の予告編を見て「ぴったりじゃん!」と思ったというRIOは、「鈴木さんが吹き替えされているキラリが飛び立つシーンで、“美しく飛びまわる妖精のように”という歌詞がぴったりだと思いました。また、そのあとに「私たち怖くは無い 信じた先には」というところも、キラリの今後にすごくぴったりだと思いました」と振り返った。
そんな「AlwayS」の入った予告編を見て、鈴木は「本当にぴったりじゃん! と僕も思いました。実際に本編を観ていただくと、よりぴったりだなと思っていただけると思います」とアツい感想をコメントした。
今回、本作の字幕版を全員で鑑賞したというNiziUのメンバー。本作の感想を聞かれたMAYAは、「すごく号泣しました! 映画の上映中も席の後ろや横から鼻をすする音が止まらなかったです。映画が終わったあともメンバーみんな大号泣の嵐で、それくらいすごく良い映画だと思いました。また、私たちの楽曲もぴったりだと思いますので、ダブルで泣けて感動が伝わる映画になっていると思います」と全員で大号泣したことを明かした。またMAYUKAは「なかなかプライベートで9人揃って映画に行けることがないので、いい思い出になりました。普段あまり泣かないメンバーもいるのですが、この映画は9人全員が泣いていました」と全員で鑑賞した際のエピソードを振り返った。
さらに、まだ日本語吹替版を鑑賞していないNiziUのメンバーから、吹替版声優を担当した鈴木へ気になるシーンを質問。NINAから「キラリが初めてロズから離れて飛び立つシーンが、今思い出しても印象的なワンシーンです。あのシーンではどんな思いを込めて吹き替えをしたのでしょうか?」という質問に、鈴木は「キラリは渡り鳥なので、ロズと離れ離れになるという中で、親子の絆を再確認するシーンです。これまでの蓄積された思いや、それを素直に言えない気持ちを表現するのが難しかったです」と吹替えでの難しい表現を回顧した。
続いて、MIIHIから「私は最後のロズとキラリのシーンがお気に入りで印象に残っています。吹替版を担当された福さんはどのシーンがお気に入りですか?」という質問には、「吹替え版を一度観たんですが、自分がやっていてどうだったかに集中してしまいました(笑)。まだ全体を楽しめていませんが、キラリとロズの関係がすごく表れるシーンが自分の中では印象に残っています。これからご覧になるお客さんはどのシーンが印象に残るか楽しみです」と印象的なシーンを明かした。
大好きな声優が本作の吹き替えに参加しているというRIKUは、「アニメ『SPY×FAMILY』のアーニャ役を務める種崎敦美(「崎」は、たつさきが正式表記)さんが出演されていると聞いて気になっています。本作ではどの役で出演されてんですか?」と尋ねると、鈴木は「ロズを連れ戻しに来るヴォントラというロボットの役を演じています。敵のようなポジションで、アーニャとは全然違う、驚異的な芝居をされているので、ぜひ楽しみに観ていただきたいです」と種崎敦美の幅広い表現力に賞賛を送っていた。
AYAKAは「日本語吹替版をとても楽しみにしているのですが、字幕版とどのように違うのでしょうか?」と聞くと、鈴木は「日本語吹替版だと言葉の耳馴染みがあるので、キャラクターたちの動きや、森の描写や音楽などに注目して、より感情豊かに観られると思います」と吹替版ならではの見どころをアピールした。
そして、鈴木に教えてもらいたいことがあるというRIMAは、「私たちの母親のような存在のハリセンボンのおふたりも吹き替えをされているそうで、絶対に見逃したくないのですが、どういうパートででてくるのでしょうか? すぐ声は分かりますか?」という質問に対し、鈴木は「おふたりとも雁(ガン)の役で出てきます。見逃してほしくないので加えると、割と早めにでてきます(笑)。よく耳をすませて聞いていただきたいです。お上手でした!」と回答した。
さらにこの日は、『野生の島のロズ』の世界に「AlwayS」がマッチしたスペシャル映像を初お披露目! 映像上映後に感想を聞かれたMAYAは「目頭が危なかったです(笑)。初めて吹替版声優の皆さんの声を聴けて、歌詞がひとつずつ映画のシーンに重なりました。映画を観た時の感動がよみがえってきて、メンバーもみんな涙が零れ落ちそうになりました」、RIOは「泣いていいならば泣きたかったです(笑)。公開されてからも何度も観に行きたいと思っていて、10回観ても10回違う感覚で観られるんだろうなと思うので、色んな方の心に残る作品になって、私たちの楽曲も愛していただけたらと思います」とコメント。
また先日、NiziUのライブに行って「AlwayS」の生歌も聞いたという鈴木は、「改めてこの楽曲いいなと思って、作品の良さがすごく詰まっている映像だと思いました。ライブでも皆さんの歌を聴かせていただいた時は、自分がここまで収録してきた風景が思い描かれて、ロズとキラリのこのシーンが合うだろうな…と思いながら聴いていました」と楽曲や作品に込める思いを語った。
最後に、MAKOは、「『野生の島のロズ』は小さなお子様から大人の方まで、心に響く作品になっていると思います。今年に入って間もないのですが、今年一番泣ける映画だと私は思います。ぜひ、皆さんもたくさん観てください!」、鈴木は、「すごく楽しんで、感動していただける映画だと思います。何度も観て、色んな角度から楽しんでいただけると思います。 そして『AlwayS』を聴いて、また何度でも映画を観て楽しんでいただけるとうれしいです」とそれぞれ挨拶し、会場は大きな温かい拍手に包まれた。
映画情報
『野生の島のロズ』
2025年2月7日(金)TOHOシネマズ 日比谷他全国ロードショー
(C)2024 DREAMWORKS ANIMATION LLC.
配給:東宝東和、ギャガ
NiziU OFFICIAL SITE
https://niziu.com