■準グランプリは13歳の中本羽美!応募総数8216名から最終審査はユニバーサル・スタジオ・ジャパンにて開催
俳優オーディション『TREASURE HUNTING』~あなたの才能を探す冒険に出かけよう~(以下『TREASURE HUNTING』)の最終審査が、2月1日にユニバーサル・スタジオ・ジャパンにて開催され、応募総数8216名から神奈川県出身の17歳、雑賀天成(さいが・てんせい)がグランプリを獲得、準グランプリには東京都出身の13歳、中本羽美(なかもと・うみ)が決定。オフィシャルレポートが到着した。
このオーディションは、トライストーン・エンタテイメント山本又一朗会長の「世界に通用する俳優を発掘・育成、発信したい。そのためにはエンタメ産業が力を集結する必要がある」という考えに、エンタメ界の雄・4社が共鳴し、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのポリシーでもある“NOLIMIT!”をテーマに、チャレンジ精神をもって挑戦、成長を続けてほしいという思いのもとタッグを組んだオーディション。8216名(応募資格12歳(中学生以上)~22歳まで)から応募があり、その中から選ばれた12名が、各社代表と俳優でありトライストーン-エンタテイメント代表取締役社長の小栗旬、同社所属の俳優・坂口健太郎、そして女優・森田望智(ソニー-ミュージックアーティスツ所属)という顔ぶれの審査員を前に、自己アピールとオリジナル台本による演技審査に臨んだ。
■グランプリ:雑賀天成
グランプリを獲得した雑賀は自己PRでは、長年サッカーをやっていたという身体能力の高さを生かし「三点倒立が永遠にできる。審査員の方からの質問を三点倒立したまま答えたい」と語り、そのまま森田からの質問に答えると、会場から爆笑が起こっていた。このアピールについて雑賀は「歌もダンスも苦手なので、目立つにはこれしかない」と秘策を練ったと語っていた。そしてオーディションを通じて「演技未経験だったけどレッスンを通じてその楽しさに夢中になりました。みんなに喜んでもらえる面白い俳優を目指したい」と、憧れの俳優に賀来賢人の名前を挙げていた。
グランプリで名前を呼ばれた時は「びっくりです。グランプリをいただけるなんて1ミリも思っていませんでした」と語り、小栗からトロフィーを、坂口から特典の目録を渡される時も緊張気味だった。母親の強い勧めでこのオーディションに応募したという雑賀は、敗者復活から頂点まで上りつめた運の強さも合わせ持っている。演技審査の時はマイクトラブルで、最初からやり直すというハプニングもあったが「あれで逆に気持ちを入れ替えることができて、全力を出すことができた」と、本番に強いところも見せた。また自己PRの際は、審査委員席の小栗に「祖母が小栗さんの大ファンなので握手してほしい」とリクエストし会場の笑いを誘い、物怖じしない性格も目立っていた。
中国人の父と日本人の母を持つ雑賀は、中学、高校ではサッカー部に所属しディフェンダーとして活躍した。幼少期は中国に住んでいた経験もあるが、改めて中国語を勉強してみたいと語っていた。“天成”という名前について聞かれた雑賀は「両親によると、天才の“天”と成功の“成”という意味で、中国でも発音しやすい名前にしてくれました」と語っていた。グランプリの特典として雑賀にはトラストーンとの専属契約のほかに、東宝製作作品への出演、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのTVCMへの出演等の権利、そして賞金100万円が与えられた。

■準グランプリ:中本羽美
準グランプリの中本羽美は、小学5年生から中学1年まで劇団四季のミュージカル「ライオンキング」に、ヤングナラ役で出演していた経験を持つ。その時のことを聞かれると「自分が輝いているところを、お客さんに観てもらうことが楽しかった」と、舞台の魅力を語っていた。しかし同ミュージカルへの出演が終わり、映像の世界でも表現してみたいと、応募。自己PRではAdoの「風のゆくえ」を披露し、圧巻の表現力と歌で魅了していた。中本にはソニー・ミュージックとの育成契約、同社制作のMVへの出演、賞金50万円等の特典が与えられる。
審査委員を代表して山本会長は「全員にグランプリをあげたかった。審査では色々な意見が飛び交い、難航しました。日本のエンタメは世界にもっと進出していかなければいけない。でも最近は音楽も映画も世界で高い評価を得るようになって、日本のプロダクトが進化していると感じる。まさにそういう時代にふさわしいオーディションが開催でき、原石を見つけることができた。来年以降もこのオーディションを続けていきたいので、応援してください」と語った。
会場にはエルモ&クッキーモンスターや、スヌーピー&チャーリー・ブラウン、ウッディー・ウッドペッカー&ウィニー・ウッドペッカーも駆けつけ、小栗、坂口、森田と共に“新星”の誕生を祝福した。
■小栗 旬 最終審査・結果発表を終えてのコメント
Q.さきほど日本を代表するエンターテインメント会社、四社合同のオーディション『TREASURE HUNTING』を終えたところですが、率直な感想をお聞かせください。
小栗:全国から本当に多くの方たちが参加して頂いて12名の中から選ばせて頂いたたんですけれども、審査させて頂いた僕たち全員で悩みましたし、参加された方たちの人生を変えていくような出来事ですので、非常に難しいジャッジではあったんですが、自分としてもとても良いオーディションになったのではないかなと思っています。
Q.審査員を務められましたが、いかがでしたか?
小栗:本当になかなか難しい作業というか…難しいものだなと思いました。皆さんそれぞれ素晴らしかったですし、それぞれ光るものを持っている中で、1人を選ばなければいけないという難しい判断でしたが、審査員も僕も含め、その中の結論で今回はこの形を取らせてもらいましたので、自分にとってもすごく良い経験になりました。
Q.どんな点に注目してファイナリストたちをご覧になりましたか?
小栗 やっぱり将来性、これからどんなふうに成長されていくのか、とはいえ、半年間ぐらいの間に皆すごい頑張って、演技経験のないところから演技をこういう場所で披露しなければいけないという状態だったので、参加された皆さんもかなりご苦労されたと思いますけど、その中でもそれぞれに持ってる光る部分、演技に対する姿勢、どういう風な大人になっていくのか、ということもひっくるめて見させてもらった。
Q.『TREASURE HUNTING』と命名されたのは小栗社長と聞いています。改めて、命名された意味を教えていただけますでしょうか。
小栗:今日、実際ファイナリスト12名とオーディションでお会いさせて頂いて、やっぱり1人1人が宝物だなと思いましたし、そういう宝物の中から我々ももっともっと輝くものを探していかなければいけないというところで。今回『TREASURE HUNTING ~あなたの才能を探す冒険に出かけよう~』というタイトルをつけさせてもらいましたけど、我ながらなかなか良いタイトルをつけたと思っています。
Q.グランプリ、準グランプリを受賞したファイナリストたちは人生が変わる一日だったと思います。受賞者たちにメッセージをお願いします。
小栗:やっぱりこういう“オーディション”というものなので、グランプリや準グランプリを決めていかなければいけないものだったので、今回はお2人が選ばれましたが、ここに参加したこと、その思い、姿勢、そういうものが全て素晴らしかったと思います。グランプリや準グランプリに輝いてない皆さんも、もしも自分の中に僕らの世界で仕事をしていきたいという思いがまだあったりするならば、今後も諦めずに頑張っていってほしいと思います。
Q.今回は第1回目でしたが、2回目以降も開催したいと山本会長はおっしゃっています。今後挑戦される、未来のオーディション挑戦者たちもいると思います。 どんな人を求めますか?
小栗:この先もこのオーディションが開催されていくならば、少しでも興味があったり挑戦してみたいという思いがある人たちは、こちらはどんどんどんどん待っていたいなと思っております。
Q.ありがとうございます。最後の質問です。人生にはいろんな壁や困難があると思いますが、それを打ち破るためにどうあるべきか、若者へ激励のメッセージをお願いいたします。
小栗:僕も日頃からまだ壁や困難にぶち当たることもいっぱいありますが、本日のファイナリストの皆さんもそれぞれ言ってましたけど、やっぱりそこには家族の支えだったりとか、周りにいてくれる人たちの支えがあってこそ、自分たちが前に進めるということがあるんじゃないかと思うので、日頃いろんなことに感謝しながら、自分のそばにいる人たちを大切にしながら、ぜひ先に進んでいって頂ければと思います。
TM & (C) 2025 Sesame Workshop (C) 2025 Peanuts Worldwide LLC TM & (C)Universal Studios. All rights reserved.
『TREASURE HUNTING』OFFICIAL SITE
https://www.sonymusic.co.jp/sd/treasurehunting/