■「ファンの皆さまのおかげでここまでやってこれました。これからも一生懸命努力し続けますので、ずっと応援してください」(JO1・與那城奨)
JO1、INI、DXTEEN、ME:I、IS:SUEによるLAPONEグループ所属アーティスト5組の合同イベント『LAPOSTA 2025 Supported by docomo』が大盛況のうちに幕閉した。
ボーイズグループJO1、INI、DXTEENが所属する「LAPONE ENTERTAINMENT」、ガールズグループME:I、IS:SUEが所属する「LAPONE GIRLS」の合同ライブ『LAPOSTA』。ファンミーティングやメンバープロデュースのソロステージ、5組とゲストアーティストによる東京ドームでのライブでは約18万人を動員。アトラクションやフードメニューのコラボの他にも様々な企画を実施し、東京ドームシティ史上過去最大規模のコラボレーションイベントとなった。
【ライブレポート】
5組が大航海に出るようなムービーが流れると、観客から待ちきれないとばかりに大歓声が響く。スタートはME:Iの「想像以上 (ME:I Ver.)」。ステージ上部からME:Iメンバーが横一列に並び登場すると、一人ひとりが華々しいオーラを放ちながらメインステージへと降り立つ。
オープニングでは各グループが自身の楽曲を披露し、勢いよくライブの幕を開いた。DXTEEN「Dance On Open World」、INI「Rocketeer」、IS:SUE「Breaking Thru the Line」、そしてJO1の「無限大」まで間髪いれずに畳み掛け、最後は全員がステージに集結。オーディエンスのボルテージは急上昇していく。
最初の挨拶では、『LAPOSTA』初参加となるME:IのMOMONAが「最後の1秒まで全力で楽しんで、完全燃焼したいと思います!」、IS:SUEのNANOが「まだ少し緊張しているんですが、会場全体の熱気を感じながらIS:SUEパワー全開で駆け抜けていこうと思います!」と、意気込みを宣言。
続いてJO1、INI、DXTEENが、2024年に発表された『LAPOSTA』のテーマソング「LOVE ALL STAR」をパフォーマンス。「次はLAPONE GIRLS!」とバトンを受け取ると、ME:IとIS:SUEが『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』のテーマソング「LEAP HIGH!~明日へ、めいっぱい~」を一緒に披露。彼女たちの原点となるオーディションを思い返して、胸を熱くするファンの姿も多く見られた。
■グループのステージで個性爆発!INI→JO1への入れ替わり演出に大歓声
ここからはグループごとの個性が発揮される単独ステージへ。DXTEENは持ち前のフレッシュな魅力を全開に放ち、リーダーの谷口太一が振付制作に参加した「Handle」ではワイルドな表情も見せる。自己紹介では、実家がお寺の寺尾香信が「あなたの心に南無阿弥陀仏!」とはつらつと挨拶して観客のハートを掴み、田中笑太郎はクマ、谷口は恐竜と、腰に下げたぬいぐるみをかわいらしくアピール。そしてグループ初のドラマ主題歌となる「Good Vibes」を爽やかに届けた。
続いては、2024年6月にデビューしたばかりのIS:SUE。迫力のパフォーマンスと力強い歌唱で、会場をみるみる虜にしていく。MCでは、東京ドームの大舞台に立つことへの感謝の思いを真摯にコメント。「THE FLASH GIRL」では、YUUKIのフロアを使ったダイナミックな踊りに始まるパワフルなダンスブレイクを盛り込み、大歓声を起こした。
ゲストとして、31日公演にはZEROBASEONE、1日公演にはizna、Kep1erが出演。デニムの衣装で揃えたZEROBASEONEは、日本デビュー曲「ゆらゆら−運命の花-」や、リリースしたばかりのJAPAN 1st EP『PREZENT』のタイトル曲「NOW OR NEVER」などを披露。TVアニメ『ポケットモンスター』のOPテーマ「Only One Story」では、花道を練り歩いて笑顔を振りまいた。
2024年11月にデビューしたばかりのiznaは、デビュー曲「IZNA」はもちろん、「DRIP」「IWALY(izna Ver.)」といったオーディション『I-LAND2:N/a』時代の楽曲も披露して沸かせる。高身⻑を生かした新人らしからぬダイナミックなパフォーマンスが魅力だが、MCではかわいらしく挨拶し、ギャップでも魅了した。
そして2024年に7人体制であらたなスタートを切ったKep1erは、「MVSK (Japanese ver.)」で凛々しくステージをスタート。全世界で大ヒットを飛ばしたデビュー曲「WA DA DA (Japanese ver.)」では観客も一緒に歌って大盛り上がり。メンバーはまだまだ足りないとばかりにパワフルな声で煽り、ドームを掌握した。
優しいピンクの衣装でステージを華麗に染めたME:Iはフロートに乗って登場し、元気いっぱいに「&ME (ME:I Ver.)」を歌いながらアリーナ外周をまわっていく。そしてデビュー曲「Click」、弾けるようなサマーソング「Hi-Five」と続けて明るいエネルギーを届けた。
ディズニー映画『モアナと伝説の海2』の日本版エンドソング「ビヨンド~越えてゆこう~」では雰囲気を一変。壮大なサウンドに力強い歌声を響かせ、終盤のAYANEの見事なロングトーンには大歓声が。ME:Iの表現の幅広さを存分に示した。
胸にINIと刻まれたブルーのジャケットで揃えたINIは、バックステージ側のベンチからサプライズ登場。エネルギッシュな「MORE」で幕を開き、観客のボルテージを一気に引き上げる。西洸人がかけていたサングラスを外し挑発的な表情を見せると、会場から大きなどよめきが起こった。
パワフルな楽曲「DROP」では、力強い歌声と気迫溢れるパフォーマンスで観客を圧倒。ラストの「WMDA(Where My Drums At)」では炎が噴き上がるなか、ドーム全体に響きわたる歌声と今回あらたに披露したダンスブレイクで魅了した。
INIメンバーがひとりずつ鏡扉に入ると、入れ替わるように真っ赤な衣装に身を包んだJO1がステージへ登場。「ICY」「Phobia」を連続で披露し、儚く上品ながらも完成されたパフォーマンスを、観客は食い入るように見つめる。「ICY」ではキリングパートで白岩瑠姫が手袋を噛むような仕草をして視線を引き込み、ドーム全体が揺れるほどの歓声が響いた。
MCでは、河野純喜が5グループすべてのファンネームを呼びかけ盛り上げる。2024年末の『NHK紅白歌合戦』や『輝く!日本レコード大賞』でも披露した「Love seeker」では、オーディエンスから大きな掛け声が起こり、会場が一体に。そして「JOin us!!」で場内はハッピーなムードに包まれ、前半戦を終えた。
■リーダー5人の「GrandMaster」から圧巻のスイッチ&シャッフルステージへ
後半戦は、『LAPOSTA』ならではの豪華なコラボステージの連続。「Switch&Match!」と題した企画では、3グループが楽曲を入れ替えてパフォーマンスをした。ME:IはINI「Brighter」とJO1「OH-EH-OH」を披露し、普段はなかなか見られない勇ましいパフォーマンスに、歓声が止まない。さらにINIはME:Iの「Click」、JO1はME:Iの「Cookie Party」をかわいらしさ全開で歌って踊り、まさかのレアなステージに観客は大興奮。
そして、各グループのメンバーをシャッフルしたユニットステージへ。まずは與那城奨(JO1)、木村柾哉(INI)、谷口太一(DXTEEN)、MOMONA(ME:I)、NANO(IS:SUE)のリーダー5名がポップアップで登場。リーダーならではの王者の貫禄でJO1の「GrandMaster」を堂々とパフォーマンスし、このあとの闘いの火蓋を切る。さらにメンバーを宝石になぞらえた5組に分け、『LAPOSTA』でしか見られない組み合わせのステージが展開されていった。
清涼感溢れるメンバーが揃った“Pearl Grace”は、爽やかなDXTEEN「Brand New Day」とミステリアスなJO1「SuperCali」という、印象の違う2曲をパフォーマンス。「SuperCali」では魔法陣のような難度の高いフォーメーションを見事に作り上げた。
パワフルかつ洗練されたメンバーが集まる“Diamond Brilliance”は、JO1「Trigger」とINI「10 THINGS」を披露。「Trigger」では西洸人(INI)が、川西拓実(JO1)へのリスペクトを込めて「楽しめよ?」と定番の煽りを繰り出した。
ME:IとIS:SUEは、“エモい”楽曲をふたつのユニットに分かれて披露。かわいらしく輝く“Emerald Spark”は「CHOPPY CHOPPY」、艶やかに魅了する “Sapphire Mystique”は「TOXIC」と、『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』での課題曲を息ぴったりにパフォーマンスし、会場を沸かせた。「CHOPPY CHOPPY」では、RINO(IS:SUE)の突き抜けるような高音パートに大きな歓声が起こった。
そして、凛々しい風格を纏う“Ruby Flame”は、INI「LOUD」と「BOMBARDA」を披露「BOMBARDA」の終盤では池崎理人(INI/「崎」は、たつさきが正式表記)の「全員出てこいや!」という叫びに応じて出演者全員がステージ集合し、重量感のある力強いダンスを繰り広げていく。
最後は豪華なパレードのようにフィナーレ。メンバーたちがフロートやトロッコに乗ったり花道を歩いたりして会場全体に散らばり、INI「FANFARE」からJO1「Test Drive」まで各グループの楽曲をメドレーで披露し、タオルもまわして全員で大盛り上がり。
最後に木村柾哉(INI)が「これからLAPONEとしても各グループとしてもどんどん活動していくので、引き続き温かい目で応援していただけたらうれしいです」とコメント。
與那城奨(JO1)が「3日間、本当に夢のような時間でした。こうして東京ドームで5グループでパフォーマンスできることは当たり前ではなく、ファンの皆さまのおかげでここまでやってこれました。これからも一生懸命努力し続けますので、ずっと応援してください」と、ライブの感動を噛み締めつつ思いを伝えた。
なお、最終日には『PRODUCE 101 JAPAN』(JO1)『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』(INI)で国民プロデューサー代表を務めたナインティナインがサプライズで登場。この日の公演では、鶴房汐恩(JO1)がデザインし、LAPONE代表取締役の崔信化をモデルとしたオリジナルキャラクター・シャチョーの着ぐるみがしばしば登場していたが、その正体が岡村隆史であることが、アンコールのJO1「無限大」のパフォーマンス中に明かされた。
着ぐるみを脱いだ岡村は「無限大」をJO1と一緒に踊り、メンバーから「出てきちゃダメじゃないですか!」と叱られながらも、「『LAPOSTA』をひとつにしにきました!」と説明。矢部浩之は別室でライブを鑑賞していたようで、中継で登場してメンバーをねぎらった。
そして岡村の希望で、JO1と一緒に「Go to the TOP!J“OKA”1です!」と挨拶して「WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント(JO1 ver.)」をパフォーマンスすると、再度LAPONEアーティストが集合。全員で「LOVE ALL STAR」を歌い、大団円となった。
(C)LAPONE ENTERTAINMENT
(C)LAPONE GIRLS
(C)WAKEONE
(C)WAKEONE/(C)KLAP ENTERTAINMENT
『LAPOSTA 2025 Supported by docomo』特設サイト
https://lapone.jp/feature/laposta2025
JO1 OFFICIAL SITE
https://jo1.jp/
INI OFFICIAL SITE
https://ini-official.com/
DXTEEN OFFICIAL SITE
https://dxteen.com
ME:I OFFICIAL SITE
https://me-i.jp/
IS:SUE OFFICIAL SITE
https://is-sue.jp