■「“ひとつになりましょう!”って大事かもしれないけど、バラバラでいいよね」(YONCE)
Hedigan’sにとって初のワンマンライブが1月25日に神奈川・横浜ベイホールで開催された。
全8都市をめぐる全国ツアーの初日公演となった本公演。1月15日にリリースしたばかりの1stアルバム『Chance』(11月に配信限定で先行リリース)の楽曲が、ライブを通してどんな仕上がりになっているのか注目が集まるなか、ライブはアルバム1曲目を飾る「地球(仮)」からスタート。ボーカルYONCEの声がベイホールに響き渡る。立て続けに「マンション」「その後…」などアルバム曲を披露。
「その後…」では会場全体でクラップが巻き起こり、YONCEがシャウトして曲が始まると、会場全体が興奮の渦に巻き込まれた。
音源とライブパフォーマンスの表現のギャップもこのバンドの大きな魅力のひとつだ。
ライブ中盤、「バンドを組んではじめてのワンマンです! ありがとうございます!」と訪れたオーディエンスへ感謝の言葉を届ける以外にはあまり多くを語らず、メンバー同士、そしてオーディエンスに向けて音楽のみで語りかけ続ける。
アルバム曲以外にもライブではおなじみとなっている「サルスベリ」や「LOVE (XL)」など1stEP『2000JPY』収録曲も余すところなく披露。
すべての曲が、1stアルバム『Chance』のCDに収録されているバンド初のライブパフォーマンスや、2024年の11月に行われた自主企画ライブから、アレンジも一新されており、バンドの進化と表現の振り幅の広さを感じさせるステージを展開していく。
ライブは終盤に差し掛かり、アルバムリードトラックの「再生」のイントロが流れ始めると、オーディエンスは肩を組み揺れはじめ、会場全体が温かい空気に包みこまれた。
「“ひとつになりましょう!”って大事かもしれないけど、バラバラでいいよね」
YONCEがオーディエンスに投げかける。そんな言葉どおり、自由に音楽を楽しむ5人の姿に引き込まれ、気づけば自分も同じ輪の中いるかのような、グルーヴにまみれたあっという間の1時間半だった。
初ワンマン、しかもツアー初日とは思えないパフォーマンスの完成度はさすがのひと言。何よりも、こんなにも純粋に音楽を楽しんでいるアーティストのライブを観ることはなかなかないだろう。
全国ワンマンツアーはスタートしたばかり。はたして、ツアーを経て彼らはどんな進化・変貌を遂げていくだろうか、期待が高まる。
ライブ情報
Hedigan’s “TOUR Chance”2025
02/09(日)埼玉・熊谷HR
02/11(火・祝)宮城・仙台Darwin
02/15(土)愛知・NAGOYA CLUB QUATTRO
02/16(日)大阪・心斎橋BIG CAT
02/23(日)北海道・cube garden
03/02(日)東京・Zepp Shinjuku(TOKYO)
リリース情報
2025.01.15 ON SALE
ALBUM『Chance』
2025.01.25 ON SALE
ANALOG「再生」
※ツアー会場限定販売
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