■羊文学は、月9ドラマ『119エマージェンシーコール』主題歌「声」もライブ初披露!
『JAPAN EXPO THAILAND』10周年を記念して、羊文学とF.C.L.S.のレーベルメイトであるCVLTEによるスペシャルライブが2月10日にタイ・バンコクにて開催された。
昨年、全11都市をめぐるアジアツアーを成功させるなどグローバル規模で着実にステップアップをしてきた羊文学。そして海外公演こそ今回が初となったものの、これまで様々な海外のアーティストとのコラボレーションを通じてボーダレスに活躍してきたCVLTE。シーンやジャンルこそ異なるがそれぞれのフィールドで躍動する2組が異国の地で初共演した。
■CVLTE
会場であるKBank Siam Pic-Ganesha Theatreには1,200人以上のファンが集まるなか、CVLTEのライブがスタート。
オープニングSEの流れから「scorpion.」を披露すると、MCもほとんど挟まずストイックに「smileY:)」「hellsong.」と続けてパフォーマンス。バンドサウンドとデジタルサウンドが融合したCVLTEの世界にオーディエンスを一気に引き込んでいく。
中盤には、「eepY.EXE(feat. iRis.EXE)」のイントロで歓声がいっそう増し、声を上げ立ち上がるオーディエンスが続出。
続く最新曲「realitYhurts.」(TVアニメ『シャングリラフロンティア』エンディングテーマ曲)で会場の盛り上がりはこのライブで最高潮に達した。
4人によるストイックなパフォーマンスとゲームの世界に没入したかのような映像が、序盤は静かな印象だったオーディエンスを徐々にCVLTEの作り出した世界に取り込んでいく。
タイのオーディエンスにとって、おそらくこれまで体験したことのない異質なCVLTEのサウンドが会場を支配した圧巻の45分間だった。
■羊文学
つかの間の休息後、会場SEが止むと、静寂のなか、羊文学が登場。大歓声を浴びながらロックナンバー「FOOL」からライブをスタート。
「電波の街」「ラッキー」「GO!!!」の3曲を披露したあと、簡単なタイ語での自己紹介と英語でのMCを挟み、新曲「声」(月9ドラマ『119エマージェンシーコール』主題歌)をライブで初披露。
幻想的なサウンドとボーカル塩塚モエカの力強い歌声に会場全体が一気に魅了されていく。
後半は「光るとき」「あいまいでいいよ」「永遠のブルー」「マヨイガ」など新旧の人気曲を惜しみなく披露。
羊文学の神秘的なサウンドに包み込まれ、ステージに向けられたキラキラとしたまなざしが会場にあふれ出した。まさに、バンドの魅力が国境を越えて広がっていくのを目の当たりにした瞬間だった。
そしてバンドの名を一躍世界に轟かせた「more than words」ではイントロから歓声が巻き起こり、会場全体がゆっくりと揺れ出した。
ラスト曲「Addiction」では、塩塚モエカ、ベースの河西ゆりかステージの最前まで行き、激しく体を動かし、髪を振りほどく。
激しさと静寂と、羊文学の唯一無二の音楽を体現した70分のライブは、しばらく止むことのない歓声に包まれながら幕を閉じた。
会場から帰路につくオーディエンスの表情は、多幸感溢れ笑顔に満ち溢れた人もいれば、いっぱい食わされたような表情をする人など本当に様々だった。
日本のニュータイプオルタナロックを提示するかのような、あらたな試みともいえる混沌と神秘に満ちた羊文学とCVLTEのツーマンライブは、タイのオーディエンスの胸にしっかりと突き刺さり、彼らにとって記憶に残る夜となったに違いない。
PHOTO BY givemefive ※羊文学、
PHOTO BY givemefive EDIT BY Leo Kosaka ※CVLTE
<SETLIST>
■CVLTE
01. scorpion.
02. smileY:)
03. hellsong.
04. iShadow.
05. lullaby.
06. digital paranoia.
07. greedY.
08. eepY.EXE
09. realitYhurts.
10. memento molly.
11.tokyo insomnia.
■羊文学
01. FOOL
02. 電波の街
03. ラッキー
04. GO!!!
05. 声
06. 砂漠のきみへ
07. 光るとき
08. あいまいでいいよ
09. 永遠のブルー
10. マヨイガ
11. Burning
12. OOPARTS
13. more than words
14. Addiction
羊文学 OFFICIAL SITE
https://www.hitsujibungaku.info/
CVLTE OFFICIAL SITE
https://www.cvltecult.com/









