■12ヵ⽉連続でTUBEのプログラムが放送・配信される『TUBE 40th Anniversary WOWOW Special Year』がWOWOWにて7月よりスタート!
直前の開催中止危機を乗り越えて6月1日に実施された、TUBEのハワイ公演。
そのハワイ公演に密着したライブ&ドキュメンタリー番組が、7月26日19時より、WOWOWにて放送・配信。このたび、ハワイ公演のステージの様子を伝える、詳細なライブレポートが到着した。
■『TUBE LIVE AROUND SPECIAL 2025.6.1 at Tom Moffatt Waikiki Shell Hawaii』番組レポート
デビュー40周年を迎えた国民的ロックバンドTUBE。彼らのデビュー記念日となる6月1日に、実に20年ぶり3度目となるハワイ公演が開催された。
期待と高揚が高まるなかで、衝撃のニュースが全国を驚かせたのは日本時間5月28日のことだった。渡米に必要なビザが取得できておらず、開催が危ぶまれていることがオフィシャルサイトで発表されたのだ。関係者の尽力により、2日後に無事ビザが下りると、4人は急ぎフライトへ。ホノルルへ到着後休む間もなく会場入りし、リハーサルに臨んだ。
ただし、直前に発覚したトラブルにより現地入りできないスタッフも多く、彼らはデビュー当時のように自ら楽器の配線を繋ぎ、機材のセッティングを行うことになった。まさに原点回帰、初心に帰った彼らはわずかな休息を取り、日本からのファン約4,000人に加え地元の観客も集まった合計約6,000人が待つ「トム・モファット・ワイキキ・シェル」の屋外ステージに立った。
現地の花首飾りレイで歓迎されたメンバー4人が舞台に登場する。前田亘輝が空高く天を指差し「ゆずれない夏」の演奏がスタート。“青い空に夏が笑えば胸の奥の痛みなんてサヨナラできるよ”冒頭の歌詞が、困難を乗り越えた今のこの状況とシンクロする。春畑道哉のギターソロもワイキキの蒼天に届かんばかりの抜群の抜け感だ。
最初のMCで感謝の気持ちを言葉に託したあと、“40回目のバースデー”を乾杯し、“ファンのために書いた”という「Happy Birthday」を初めて自分たちのために歌う。感動的なオープニングで、観衆はすでに感涙状態だ。
キャリア40年の年輪を感じさせたのは、デビューシングル「ベストセラー・サマー」だ。角野秀行のグルーヴィーなベースラインと松本玲二のパワフルなドラムプレイ。骨太なリズム隊が響かせる重低音の上で、自由に跳ねる前田のフェイクと春畑のギターリフ。バンドとしての成熟が味わい深かった。
1987年のアルバム『Summer Dream』収録の「憧れのハワイ航路」はまだハワイを訪れたことがなかった頃に書かれたナンバー。“隠れた名曲”のイントロが流れると、会場から大喝采が起こる。「この曲を今日ここで聴くことができる」そんな喜びに溢れた“ハワイ”のコールアンドレスポンスが展開された。
フラダンサーズも登場し、特別にハワイアンアレンジで展開されたのは「SUMMER DREAM」「Beach Time」。彼らの表現力の幅広さ、そして核にある変わらぬハートフルなマインドがそこにあった。現地で学んだ言葉をタイトルにした「Purity -ピュアティ-」も素晴らしかった。陽が陰り灯りが点き始めた夕景に、ミディアムでメロウなサウンドが溶け込んでいく。生涯忘れ得ぬような情景がそこにあった。
現地のミュージシャンとのコラボレーションで演奏された「SHA LA LA」では、“TUBE版アロハフェスティバル”と言いたくなる祝祭感が最高だった。
ラテンフレーバーな「さよならイエスタデイ」ではメンバーが客席を煽り、彼らを一躍スターダムに押し上げた「シーズン・イン・ザ・サン」では全員で“祝祭”を分かち合う。サプライズゲストとして“冬の女王”広瀬香美が登場したアンコールでは、出来たてホヤホヤのポップナンバー「ロマンス・イン・ザ・サン」が初披露され、「あー夏休み」では6,000人が歓喜のジャンプでひとつになる。
そして、最後に披露されたのは、彼らのツアーではコンサート終了後のS.E.でインストゥルメンタルとして流される「Keep On Sailin‘」。1990年のアルバム『N・A・T・S・U』のラストに収録されたアンセムで、共に進んで行くことを改めて誓う。歓声のその先に日本中のファンの大合唱が聴こえてくるような、心も身体も熱く濡れるクライマックスだった。
中止危機を寸前で回避して開催されたTUBE40周年生誕祭。現地入りしてからも幾多の困難が4人の前に立ち塞がった。そのひとつひとつを仲間たちのサポートを得ながら乗り越えた彼ら。文字どおり「雨降って地固まる」大団円となったその先には、日本中の全国各地で待つファンのために今年から来年へとまたぐ40周年ツアーが開催されることも発表されている。そして、そのツアータイトルが「Keep On Sailin’」だと言うから、TUBEの姿勢はやっぱり変わらない。40周年を駆け抜けていく彼らの姿が今から楽しみで仕方ない。
■WOWOWにて『TUBE 40th Anniversary WOWOW Special Year』がスタート
WOWOWでは、TUBE40周年ハワイ公演の模様をライブ&ドキュメンタリーとして、7⽉26日に2時間にわたり独占放送・配信。バックステージで展開された様々なハプニングや感動的な再会、ライブ翌日に4人が語り合った想いなど、貴重な映像満載で届けられる。
この番組を皮切りに、WOWOWでは『TUBE 40th Anniversary WOWOW Special Year』として7月から12ヵ⽉連続でTUBEのプログラムを放送・配信。その第2弾として、TUBE30周年の歴史を紐解く番組『TUBE 30th SUMMER, the beginning』が、8月9日15時45分にアンコール放送・配信されることも決定した。9月以降の番組詳細は順次発表される。
番組情報
WOWOW『TUBE 40th Anniversary WOWOW Special Year』
『TUBE LIVE AROUND SPECIAL 2025.6.1 at Tom Moffatt Waikiki Shell Hawaii』
07/26(土)19:00〜
※WOWOWプライムで放送、WOWOWオンデマンドで配信
※放送・配信終了後~1ヵ月間アーカイブ配信
『TUBE 30th SUMMER, the beginning』
08/09(土)15:45〜
※WOWOWライブで放送、WOWOWオンデマンドで配信
※製作2015年
※放送・配信終了後~1ヵ月間アーカイブ配信
リリース情報
2025.07.02 ON SALE
TUBE × FRUITS ZIPPER
DIGITAL SINGLE「ファミリー・サマー・バケーション」
2025.08.06 ON SALE
TUBE
ALBUM『TUBE×』
番組サイト
https://www.wowow.co.jp/music/tube/
TUBE OFFICIAL SITE
https://www.sonymusic.co.jp/artist/Tube/







