■本作へのオファーについて「メンバーが自分のことのように喜んでくれて、すごくうれしかった」(IMP.影山拓也)
秋田汐梨、影山拓也(IMP.)、高田里穂がトリプル主演を務めるドラマ『私の彼が姉の夫になった理由』(8月7日よりMBSドラマフィル枠にて放送)の1話先行上映会&トークイベントが8月4日、東京・池袋のTheater Mixaで行われ、主演の3人が登壇した。
話題の人気コミックス『私の彼が姉の夫になった理由』を実写ドラマ化した本作。恋も仕事も順調だった妹・愛子(秋田)が突然階段から転落して意識不明に。目覚めると…なぜか幼馴染で恋人だった優馬(影山)が姉・紗栄子(高田)と結婚していた…。仕事のチャンスも失い、想像を絶する悲劇に巻き込まれ、次々と愛子を襲う展開と、愛子・優馬・紗栄子を巡る愛と復讐に思わずのめり込んでしまう愛憎サスペンスとなっている。
本作の出演オファーを受けた際の感想を求められると、秋田は「今まで二面性のある役だったり、かき乱す役を演じさせていただくことが多くて、逆に振り回される役は初めてだったので不安はあったんですけど、振り回す側はもちろん、振り回される側も大事だなと思ったので頑張ろうって思いました」と当時の心境を明かし、MCから「振り回されすぎじゃないですか」と声が飛ぶと、秋田は「いろんな方に『愛子かわいそうだね』って言われながら撮影していたんですけど、そうだよねって思っていました(笑)」と吐露した。
影山は「僕は素直にうれしかったですし、お話をいただいてまずメンバーに報告させてもらったんですけど、メンバーが自分のことのように喜んでくれて、すぐに原作も読んでくれて興味をもってくれたので、それがすごくうれしかったですね」と笑顔で語り、「(メンバーは)リアタイしてくれるみたいですよ。皆さんもぜひリアタイでお願いできたらなと思います」とファンに呼びかけた。
高田は「ついにこんなに悪い役が来たかと思いました。今までも悪役はあったんですけど、こんなに絵に描いたような悪役は初めてだったので、自分がもちうる悪をすべて投影しようと思って、思い切り演じたいなと思いました」と言葉に力を込め、1話を観終えた観客に「普段の私は(紗栄子とは)全然違うよということを覚えて帰っていただければなと思います(笑)」とお願いした。
また、自身の役を演じた感想を聞かれると、秋田は「愛子は今までどうやって生きていたんだろうってくらいピュアな子で、私自身もピュアで真っ直ぐな子だと思って演じていたんですけど、人から見ると妬みにも繋がったりするような女の子なのかなと思っていました」と語り、「私自身も服がすごく好きで、愛子はアパレル店員なので衣装もかわいいものが多かったので、“今日はどんな衣装なのかな”って楽しみにしながら演じていました」と声を弾ませた。
影山は「お父さんが医者であり、その後継をして優馬も医者になって、恋人もいて、かっこよくて、優しくて、全部揃ってるじゃないですか。単純に僕は原作を読ませていただいたときに嫉妬しましたね。こんなにかっこいい人がいるんだと思って」と言い、「そこで普段の影山拓也という人物とギャップがあるなと個人的に感じて、原作のファンの方もたくさんいるなかで、映像を観たときに優馬という人物に納得してもらえるように、撮影期間中も台本をいただいたときもずっと優馬のことを考えていました」とコメント。そんな優馬と似ている点を聞かれた影山は「優馬は全部揃ってるじゃないですか…。身長が高いところ…」と自信なさげに小声で答えて会場の笑いを誘った。
高田は「紗栄子は1話から炸裂しているので、8話までこの調子だと飽きられちゃうなと思って、思い切りの中でもグラデーションが見せたれたらなと思って、1シーン1シーン、一緒にはしていないつもりなので、そこを意識しましたね」とこだわりを明かし、「まだまだ序の口で、もっともっと愛子を傷つけるし、優馬も振り回すシーンがたっぷりあります」とアピールした。
続けて、自身の役を演じる上で難しかった点を尋ねられると、秋田は「お姉ちゃんと彼氏が結婚したよって聞いてから飲み込むまでのスピードがすごく早くて、台本を読んでいたら、どこで愛子がふたりを応援しようって気持ちになったのか全然わからなくて、自分だったらまだ困惑しているだろうなってところでも、(優馬と紗栄子と)一緒にご飯を食べていたりしたので、どう考えているのかを意識して台本を読み解いて、それを表情で表現できるようにというのが工夫した点ですね」と告白。
影山は「優馬は言葉を発するお芝居よりも、受け止めて、表情でお芝居をすることが多いのかなという印象もあったので、そこは演じる上での難しさでしたが、逆に楽しくていい経験になったなと思います」と手応えをにじませ、加えて「愛子の前で見せる明るさと、紗栄子と結婚したあとの冷酷さ、このギャップを出すのがすごく難しかったです。観ていただいた方にもそこが伝わったらうれしいなと思いますね」と期待を込めた。
高田は「難しいということは正直少なかったんですけど、セリフが『~だわ』とか『~よね』みたいな、普段は使わない口語がたくさん含まれていたので、そこを落とし込めるかという意識はしました」と明かした。
さらに、撮影中のエピソードを聞かれると、3人は「楽しかった」と声を揃え、影山は「僕の勝手な感覚ですけど、クランクインしたときから現場が明るくて、楽しい雰囲気に溢れているなと思いました」と振り返ると、高田は「影山さんの声がすごく大きくて、『おはようございます!』『よろしくお願いします!』って入ってこられたので、一気に場が明るくなりました」と感謝。
加えて、影山は「スタッフさんも含め、みんなんで次の日のテーマカラーを決めて、例えば『次の日“赤色”ね』ってなったら、スタッフさん、キャスト全員で赤色の服で行くということをやっていましたね」と裏話を披露し、秋田は「最初はメイクさんとか衣装さんとかが揃えられていたのに参加させてもらって、輪が広がっていきました」とにっこり。これに高田は「でも、今日はデニムだったらしいんですけど、私は聞いてなくてひとりだけ洋服でした」と苦笑し、デニムと発案したという影山は「本当にすみません。僕が発案したのに僕も今日、デニムを着てきてません。すっかり忘れてしまいまして…」と反省していた。
そして、イベントでは本作のタイトルにちなみ、「私の◯◯が◯◯になった理由」というお題でそのエピソードをそれぞれに話してもらい、嘘のエピソードを話しているひとりを観客に当ててもらうという企画『私の◯◯が◯◯になった理由!嘘?本当?見抜けるか対決~!!』が行われるひと幕も。
「私の趣味がピアノになった理由」のお題に秋田は、大学1年生のときに楽器をやりたいと思い、特にドラムを始めてみたいと思っていたが、ドラム審査があるオーディションで自身のドラムセンスがないことに気づき、王道のピアノを始めようと思ってキーボードを購入したと力説。
「私の英語力を上げないといけないと思った理由」のお題に影山は、メンバーの松井湊と韓国旅行に行った際に靴を買いたいと思い、店員に英語でサイズを聞かれたときに、27.5を「twenty-seven てんご」と言ったら松井に呆れられ、英語を勉強していると説明。
「私のテンションがダウンした理由」のお題に高田は、小学6年生のときに地元の福岡でアイドル活動をしていた際、控え室に置いておいた荷物がメンバー全員分盗まれ、カバンの中にはDSや財布、プリクラ帳などが入っていて「思い出も吹き飛んでしまって、1ヵ月くらい落ち込みましたし、親にも謝りました。買ってもらったものだったので」と後悔をにじませた。
3人の説明を聞いた観客の多数決により、影山が嘘のエピソードを話しているとジャッジされたが、実際は秋田が嘘エピソードを話しており、影山は恥ずかしい罰ゲームを受け、それを後日、公式SNSにアップされることになった。
ドラマ『私の彼が姉の夫になった理由』は、8月7日よりMBSドラマフィル枠にて放送。
番組情報
MBSドラマフィル『私の彼が姉の夫になった理由』
08/07(木)スタート
毎週木曜25:29~他
※放送局の詳細は番組サイトを参照
※TVer、MBS動画イズムで見逃し配信1週間あり
※FOD見放題にて独占配信決定
原作:『私の彼が姉の夫になった理由』美桜せりな(出版社:ファンギルド)
出演:秋田汐梨 影山拓也(IMP.) 高田里穂
池田匡志 北野日奈子 赤間麻里子 丸山智己
脚本:遠山絵梨香
監督:藤澤浩和
OP主題歌:Re:name「I’ve」
ED主題歌:IMP.「Reckless Love」
(C)「私の彼が姉の夫になった理由」製作委員会・MBS
『私の彼が姉の夫になった理由』番組サイト
https://www.mbs.jp/kareane/



