Aぇ! groupの末澤誠也と草間リチャード敬太がスペシャルサポーターを務めるライブパフォーマンスショー『STOMP ストンプ』が日本に上陸する。
■『STOMP ストンプ』とは
ゴミ箱やデッキブラシなど身近なものを使ってリズムを刻み、ダンスやパーカッション、コメディを融合させた唯一無二のパフォーマンス『STOMP ストンプ』は、世界53ヵ国で1,500万人以上を熱狂させ、NY・オフブロードウェイでは29年にわたり上演されるロングランヒットに。8月20日から東京国際フォーラム ホールC、9月には大阪・オリックス劇場でも公演が行われる。
■「(ステージに)立ちたくなりました」(Aぇ! group草間リチャード敬太)
初日を前に行われた囲み取材では、末澤と草間がストンパーたちの圧巻のステージをひと足早く目撃し、その興奮を語った。
まず披露されたのは、ストンパーによる約10分間のショートパフォーマンス。デッキブラシやショッピングカート、ゴミ箱、バケツといった身近なものから生まれるリズムは、軽快で心地良い。熱量溢れる演奏に迫力の動きが重なり、会場は自然と高揚感で満たされていく。
客席で観劇した末澤と草間もその魅力に圧倒され、パフォーマンス後のインタビューでは「素晴らしかった」(末澤)、「臨場感がすごかった」(草間)と口を揃えて絶賛。草間は「客席で自然と身体が動き出していた。横を見たら末澤も(リズムをとって)揺れてて、“みんなこうなるんや!”と思いました」と興奮気味に振り返った。
6月の会見でも『STOMP ストンプ』の一端を観ていたふたりだが、実際のステージで披露されるパフォーマンスの迫力は「段違い」だったという。末澤は「あの時(会見時)とは当然人数も違うので、迫力とエネルギーが…! これから本番になると、さらに迫力が出てくるだろうなと思います」と期待を寄せた。草間も「続けて続けて違う音が鳴ってくるあの迫力は、前回観たものとは全然違いましたね」と同調する。
また、ステージに立ちたくなったかと問われると、草間は「立ちたくなりました。でも体力はもたへんやろうなって思いました」と笑顔で回答。「10分間だけでもあんなに動いて…。ほんまに本編が心配になるくらい」と語り、出演者たちのタフさに敬意を示していた。
■「あんなぶつけ方をしたら関西ではケンカになる!」(Aぇ! group末澤誠也)
今回のショートパフォーマンスでは、ショッピングカートを使う場面も。5人のストンパーがカートを勢い良くぶつけ合って音を生み出すシーンが、末澤にとって特に印象的だったようだ。「こんな使い方もあるのかと。あんなぶつけ方をしたら関西ではケンカになる! みたいな感じで(笑)他にも思わずクスッと笑えるユニークさもありました」と冗談を交えつつ、『STOMP ストンプ』ならではの魅力を表現。さらに「皆さんの表情もそうですし、ワクワクする気分でいられたので、本番がますます楽しみになりました」と期待を膨らませた。
会見時に「ライブにストンプを取り入れてみたい」と語っていた末澤だが、改めて問われると「本当にその気持ちがなくなりましたね」と即答。「皆さん、本当にすごい練習を積んでいると思うので、生半可ではできないと思います。普段、Aぇ! groupはなかなか(パフォーマンスが)揃わないので(笑)、相当な時間と練習が必要だと思います」と笑いを交えながら、ストンパーたちの努力に敬意を示した。その一方で「できるようになったら、僕らAぇ! groupとしての可能性はもっと広がると思いました」と意欲ものぞかせる。
さらに「リズムがずっと刻まれていく点は、Aぇ! groupと通じるのでは?」との質問に、末澤は「そうですね、僕たちもバンドをやったりするので」と頷きつつ説明。「僕たちはイヤモニでクリックを聞きながら演奏していますが、『STOMP ストンプ』はそういうのなしで、体内のリズム感と息だけで合わせている。その一体感は、日々の鍛錬があってこそだと思いますね」と謙虚に語った。
■出演者から「あのときのおふたりは素晴らしかった」
末澤・草間が称賛する『STOMP ストンプ』出演者を代表してインタビューに応じたのは、フィリップ・バチェラーとジャスミン・ジョイナー。ふたりは以前、デッキブラシとハンズ&フィートのパフォーマンスで末澤&草間とコラボレーションした経験がある。
フィリップは「我々のステージは“エンターテイメント”というひとつの言葉だけでは表現できない要素が盛りだくさんです。音楽あり、ムーブメントあり…100分の中に様々な形のエンターテイメントがありますので、ぜひ期待してください」とアピール。ジャスミンは過去のコラボを振り返り、「一緒にストンプを作ることができたのは、とてもうれしい経験でした」と語った。
さらに末澤・草間について「最初は難しかったと思いますが、リズムが入ってからはとても上手に取り入れていました。私たちも、今日練習して明日できるわけではないので時間はかかりますが、あのときのおふたりは素晴らしかったです」と笑顔で称賛。これに末澤と草間も「ありがとうございます」「良かった~!」と安堵の表情を見せた。
改めてコラボパフォーマンスを振り返るふたり。「めちゃくちゃ難しかったですよ!」と声高に叫んだのは末澤だ。「見ている以上に自分のリズムキープも大変で、他の皆さんの音が入ってくるから、わけが分からなくなるんですよ」(末澤)、「惑わされる」(草間)、「何エイトか決まっていてみんなで揃えるんですけど、ちょっとでも分からなくなると、もう復活できへんもんな?」(末澤)、「そう」(草間)と、ふたりで語り合った。
自由にリズムを生み出して楽しんでいるように見えるストンプパフォーマンスも、誰かひとりでも乱れると全体のリズムが崩れてしまうという繊細さがある。草間は「そのときは僕らスタートでやらせてもらって、僕らが踏み出した音から「ワン」だったんです。だから分かったけど、途中から入ったら絶対分からへん」と難しさを強調。「(収録が)終わってからもずっとやってましたね(身体を動かしてストンプを再現)」という草間の言葉に「やってたな~」と末澤も大きく頷いていた。
■「気になったら一度観てほしい」(Aぇ! group草間リチャード敬太)
最後に、末澤と草間から公演を楽しみにしている観客へメッセージが届けられた。
末澤は「子どもから大人までどなたでも楽しめると思います。言語がなく音だけで楽しめるので、目でも耳でも体感できるエンターテイメントです。ぜひ多くの方に観ていただきたいです」と呼びかけ、草間も「音楽が好き、ダンスが好き、いろんな“好き”があると思うんですけど、(『STOMP ストンプ』は)それぞれの“好き”にちょっとでも当てはまるような気がしてて。気になったら一度観てほしい、そんな『STOMP ストンプ』です」と語った。
さらに大阪公演に向け、末澤は「『STOMP ストンプ』を観たことがない方、ぜひ会場に来ていただいて、このエンターテイメントを肌で体感してもらえると、ものすごくワクワクした気持ちで帰っていただけると思うので、ぜひ一度、劇場に足を運んでください!」とアピール。草間も「少しでも気になったら、ぜひよろしくお願いします」と真っ直ぐな想いで締め括った。
TEXT BY 豊泉彩乃
PHOTO BY taro
■関連リンク
『STOMP ストンプ』公式サイト
https://stompjapan.jp/
Aぇ! group OFFICIAL SITE
https://starto.jp/s/p/artist/157
https://www.universal-music.co.jp/aegroup/

