結成15周年イヤーを駆け抜けるwacciが、9月13日に東京・日比谷野外大音楽堂にて初となるワンマンライブを開催。そのライブレポートが到着した。
■初の野外ワンマンは長年のファンにはたまらない曲からスタート
wacciにとって初の野外ワンマンとなる本公演はチケットが即日SOLD OUTとなり、多くのファンが駆けつけた。
ライブは「泣きっ面」「大丈夫」「晴れるから」と、長年wacciを支えてきたファンにはたまらない楽曲で幕を開け、結成15周年にふさわしいセットリストを冒頭から披露。
「夢を叶えに来ました。野音へようこそ」と話し会場を沸かせた。
さらに、トランペット・サックス・トロンボーンを迎えたサポートメンバーによる特別編成で臨んだ「東京ドリーム」では、華やかなホーンセクションが加わり、楽曲に一層の躍動感をもたらした。続いて披露された「空に笑えば」「別の人の彼女になったよ」では、ボーカル・橋口洋平がエモーショナルな歌声で会場を魅了した。
■15年の歩みを感じさせる情感に満ちたクライマックス
「どんな小さな」ではアコースティック編成で観客とのシンガロングが演出され、会場全体が一体感に包まれる。ライブ後半には「正義と悪」「Ah!Oh!」「フレンズ」を立て続けに披露し、再びホーンセクションが加わることで、力強いブラスがサウンドを押し上げ、サビの高揚感を増幅させた。
そしてクライマックス、ライブの定番曲「最上級」では銀テープが舞い、会場のボルテージは最高潮に。MCで「インディーズ時代からずっと大事に演奏してきた曲をやります。寂しい、辛い、苦しいとか、そういう感情になった時に励まされる言葉は思ってないけど、横で寄り添って共感してあげられるような、そういう形で共に生きていけるバンドでありたい。」と語り「東京」を披露。その圧倒的な存在感で観客を引き込んだ。
■アンコールでは新曲を初披露し配信リリースも決定
アンコールでは「言葉から風景を思い浮かべながら聴いてください」と新曲「彼女じゃなくなるのに」を初披露。翌日9月14日に配信リリースすることをサプライズ発表した。最後に「宝物」を披露し、「別の人の彼女になったよ」「恋だろ」といった代表曲から最新アルバム『Dressing』収録曲まで幅広く届けた本公演は、大きな感動と一体感に包まれながら幕を閉じた。
新曲「彼女じゃなくなるのに」に加え、10月29日には「一粒」の配信リリースも決定し、両曲のジャケット写真も公開となった。恋愛ソングで定評のあるwacciが“恋の終わり”をテーマに制作した2曲。一対をなす楽曲として、環境や立場の異なる2人の主人公それぞれの心情を書き分けている。「泣ける」「寄り添ってくれる」 と話題を集めてきたwacciの真骨頂ともいえる2曲は、15周年を彩る新たな楽曲として注目だ。
■橋口洋平(wacciボーカル・ギター)コメント
思い出と、感謝と、後悔と、決意と。
「さよならの瞬間」に芽生える感情とその美しさを描くのに1曲じゃ足りませんでした。
恋の終わりを切り取って、それぞれ違う調理の仕方で作った2曲。
是非お聞きください。
■wacci park 2025 at日比谷野外大音楽堂セットリスト
1.泣きっ面
2.大丈夫
3.晴れるから
4.東京ドリーム
5.空に笑えば
6.別の人の彼女になったよ
7.ピント
8.どんな小さな
9.恋だろ
10.まばたき
11.風
12.少年
13.正義と悪
14.Ah!Oh!
15.フレンズ
16.最上級
17.あなたの隣で
18.東京
En1.彼女じゃなくなるのに
En2.宝物
■リリース情報
2025.09.14 ON SALE
DIGITAL SINGLE「彼女じゃなくなるのに」
2025.10.29 ON SALE
DIGITAL SINGLE「一粒」
■関連リンク
wacci OFFICIAL SITE
http://wacci.jp/











