ATEEZが約4年半ぶりとなる日本フルアルバム『Ashes to Light』のリリースを記念したショーケースを、発売日となる9月17日に東京・豊洲PITにて開催。久しぶりとなるアルバムリリースをATINY(読み:エイティニー/ファンの呼称)とともに祝った。
■アルバムのテーマ“困難からのあらたな希望”を表現するATEEZ
ステージを覆う紗幕に無彩色の退廃した街並みが映し出されるやいなや、雷鳴と稲妻とともに紗幕が落ち、上下黒の衣装を纏った8人が姿を現すと、会場から大歓声が上がり、早速アルバムリード曲「Ash」を披露。
メンバーの顔も見えないほどの暗い照明のなか、8人のシルエットが際立つ演出からスタートすると、曲が進むにつれてステージは徐々に光と色を取り戻し、まさにアルバム『Ashes to Light』のテーマに掲げる“困難からのあらたな希望”を表現する象徴的なステージを繰り広げていくATEEZ。新曲ながら、会場からは揃った掛け声が湧き上がり、会場は早くも熱気で満たされる。
■『Ashes to Light』についてのトークも!
MCを務める古家正亨が登場し会場をリラックスさせるなか、メンバーが再びオンステージすると、改めて「8 makes 1 team! こんにちは、ATEEZでーす!」と挨拶。続いて、メンバーそれぞれ自己紹介をすると、まずは『Ashes to Light』についてトーク。
「このアルバムはATINYへの僕たちからのプレゼントだと思っています」(HONGJOONG)、「アルバムを準備している間、1曲1曲心血を注いでレコーディングをしたし、すべての曲が大切です」(SEONGHWA)とフルアルバムについての想いを語る。
「『FACE』のレコーディングは、ワイルドに自由な感じでレコーディングしました」(YEOSANG)、「僕は『Crescendo』がオススメです。優しくてきれいな歌です」(MINGI)と収録曲についても触れると、「Ash」のMVについても、「イントロの撮影をしたときに仰向けに寝てメンバーから見下ろされ、ちょっと変な気分でした」(YUNHO)、「フォーメーションダンスの撮影は少し不気味な雰囲気なセットだったんですが、とてもきれいな仕上がりになってよかったです」(WOOYOUNG)とエピソードを披露した。
■今後の目標は東京ドーム!?
絶賛日本ツアー中の彼らは、コンサートで「Ash」をいち早く披露している。これからコンサートに参加するファンに注目してほしい部分を聞かれると、JONGHOは「初めて披露したときのATINYの皆さんの反応がすごくよくて胸がいっぱいになりました。その雰囲気でこれからも見守っていただけるとうれしいです」とコメント。そしてSANは「歌詞も振り付けもカッコ良いですし、僕たちがレベルアップしてますから、たくさん観てください」と語りかけた。
ATEEZは2025年6月にリリースした12thミニアルバム『GOLDEN HOUR:Part.3』のタイトル曲「Lemon Drop」が米・ビルボードのメインチャート「HOT100」にチャートインし、BTS、Stray Kidsに次ぐ、K-POPボーイズグループとしては3組目の大記録を達成。その活躍の幅をますます広げグローバルな人気を獲得しているが、2025年の思い出を聞かれると、YEOSANGは「Mrs. GREEN APPLEさんの『CEREMONY』に出演させていただいたとき、ファンの皆さんはもちろん、立派なアーティストの皆さんの前でもステージをお見せできたことが印象に残っています」と振り返った。
最後に今後の目標を聞かれると、「日本の公演がまだありますので、カッコ良いステージを作りたいです」とHONGJOONGが語ると、「僕もありますよ…東京ドームに行きましょう!」と会場を沸かせるMINGI。すかさず、「まだプランはないですよ(笑)」(HONGJOONG)と言いつつも、「僕はもともと世界征服が夢ですから」(MINGI)と盛り上がり始め、最終的に「(古家さんの)ソロステージ楽しみにしてます!」(SEONGHWA)と、MCの古家を巻き込んでいくのもATEEZならではの展開。
■ゲーム「柴犬レスキュー対決」にも全力投球!
質問コーナーのあとは、アルバムタイトルのテーマにちなんだ(?)「柴犬レスキュー対決」。HONGJOONGキャプテンから、「質問があります。ショーケースでゲームってやりますか?」と冷静な質問が投げかけられるひと幕もあったものの、ゲームには全力投球でおなじみのATEEZ。2チームに分かれて、ステージ上の迷子の柴犬(のぬいぐるみ)たちをいかに陣地に連れて帰れるかを競うゲーム中、かわいらしい柴犬のぬいぐるみたちが投げられて高速で宙を舞うカオスな空間が瞬く間に出来上がったのだった。
大きな盛り上がりを見せたところで、そろそろ終盤へ。「久しぶりに日本でカムバックできてうれしいです。このショーケースもアルバムも日本のATINYの皆さんのために準備しました。これからも楽しみにしてください」(YUNHO)、「これからもいい音楽を届けられる、いいアーティストに成長していきたいです」(SEONGHWA)、「今日も本当に楽しかったです。ATINYのおかげでいつも幸せです」(SAN)、「久しぶりにショーケースができて本当にうれしく思います。今日も来てくれてありがとうございます」(WOOYOUNG)とメンバーそれぞれ挨拶し、最後はMINGIが「ATINYの声で本当に楽しかったです。新しい曲がたくさんありますので“listen”してください」とMINGI流に締め括ると、アルバム収録曲「Crescendo」を披露。
宇宙に浮かぶ五線譜に音符が滑っていく映像をバックに、メンバーが客席に手を左右に振るように促しながら、温かく歌いかけていった。そしてラスト、ベースラインが轟くロックナンバーの新曲「FACE」がスタートすると、メンバーが客席から登場するサプライズ。8人が会場内を駆け回りながら、ATINYたちと至近距離でコミュニケーションしながら、ラストを盛り上げ倒したのだった。
久しぶりの日本アルバム、そしてそのショーケースには、彼らの音楽的な深まりと、パフォーマーとしての表現の成熟が感じられた。成長の歩みを止めない彼らの今後の日本活動に期待したい。
■【画像】ATEEZショーケース ソロ写真
PHOTO BY Yusuke hayashi_Rin ※ライブ写真
■リリース情報
2025.09.17 ON SALE
ALBUM『Ashes to Light』
■関連リンク
ATEEZ OFFICIAL SITE
https://ateez-official.jp/














