佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『仮面の忍者 赤影』(10月26日放送スタート)の囲み取材会が行われた。
■織田信長役は、EXILE TAKAHIROに決定!
囲み取材会には、赤影役の佐藤をはじめ、赤影とともに“影”で暗躍するバディ・青影に扮するFANTASTICSの木村慧人、赤影と青影の良き兄貴分・白影を演じる加藤諒が登場。
そしてなんと、これまでベールに包まれていた天下人・織田信長役のキャストも発表となり、赤影、青影、白影に続いてステージに登壇したのは、佐藤と木村の事務所の大先輩にあたるEXILE TAKAHIROだった。
各々が役衣装に身を包み、ステージに並んだ姿は圧巻の迫力。「いよいよ始まる『仮面の忍者 赤影』の魅力をたっぷりと伝えられたらと思います!」と座長・佐藤が挨拶すると、「演じる青影の魅力を伝えていきたい!」(木村)、「長い間撮影をしていますが、僕も放送を楽しみにしています!」(加藤)とそれぞれアピール。そして、今回がお披露目となったEXILE TAKAHIROは「話してはいけない内容がたくさんあり…それを確認すればするほど、話しそうになります(笑)」と会場の笑いを誘い、キャスト陣の緊張を解いた。
■「織田信長は“背中で語る”存在。ですので、広背筋を中心に鍛えています」(EXILE TAKAHIRO)
今回、総監督を務める三池崇史の印象を問われると、佐藤は「最初は怖い方なのかなという印象でしたが、実は明るくて、チャーミング。そのおかげで、笑いの絶えない現場になっています」と絶好調で撮影が進んでいることを明かす。木村は「三池さんは、とてもいい香りがするんです!」と暴露。加藤は「白影が大凧に乗るシーンで『もっと高く、高く』とニコニコしながら言うんです…たまに、ドSが発動されます(笑)」と微笑む。
また、忍者が題材だけに、ワイヤーアクションなどハードなアクションが要求される現場だが、佐藤は「ずっとジムに通っています。体を常に動かして、状態を良くしたくて、欠かさず筋トレを続けています」と“影の努力”を語る。一方で、EXILE TAKAHIROに関する、あるタレコミが…。それが現在、撮影が行われている京都・東映撮影所にある“高倉健が寄贈したジムを使い倒している”といったもので、「楽屋にいる時間よりも長いです(笑)。たくさんの高倉さんのポスターに見守られながら、トレーニングをしています。織田信長は“背中で語る”存在。ですので、広背筋を中心に鍛えています」とコメント。
話数を重ねるたびに、TAKAHIROの背中が大きくなっていく様子も見どころ(!?)だが、実は彼にとって織田信長役は映画『3人の信長』(2019年)に続く2度目。「6年ぶりにこうしてまた演じさせていただくことになりました」と強い縁を感じている様子だった。
■「TAKAHIROさんは太陽のような存在」(佐藤大樹)
座長を務める佐藤にとって、事務所の大先輩でもあるEXILE TAKAHIROだが、今回の共演の感想を聞かれると「大好きなんです!」と告白。「現場がとても明るくなるんです。TAKAHIROさんは太陽のような存在」と笑顔に。「僕が初めてゴールデンのドラマに出させていただいたのがTAKAHIROさんの主演作だったのですが、当時は付いていくのがやっとで、クランクアップの日に思わず泣いてしまったんです。改めて10年ほど経ち、ご一緒させてもらえるのは、本当にうれしいです」と感慨深い様子。
しかし、TAKAHIROからは“ある不満”が…。「そのわりには、話しかけてくれないよね? ご飯にも行きましたが、僕から誘いましたし…(笑)」と恨み節!? 「そういうところも踏まえて、頼もしい座長です!」とフォローも欠かさない余裕を見せたのだった。
■佐藤大樹が現場にTシャツ400枚を差し入れ!
また、約60年前の『仮面の忍者 赤影』で青影が披露し、子供たちの間で大ブームとなった「だいじょーぶ♪」だが、今回その大役を担う木村は「令和に僕がやることによって、いろいろな世代の方に観ていただければと思い、心を込めてやっています。過去作を見て、僕なりにやり方をしっかりと研究しました」と期待を寄せる。
そんな青影の「だいじょーぶ♪」は第1話から登場。第1話を観た佐藤は「本当に面白かったです! 3回連続で観てしまいました(笑)。“三池マジック”が随所に散りばめられていて、まさに“令和の赤影”が誕生したんだと噛み締めています」と胸を張る。追随して加藤は「60年前の『赤影』にリスペクトする部分を残しながら、クスッとさせるところ、グッとくるところがあります」と頷く。
さらには今回、佐藤から現場への差し入れとしてTシャツを400枚(!)も寄贈したエピソードが明かされた。「座長として、チームワークを生む何かが欲しいと思ったときに、Tシャツを思いつきました。暑い夏の撮影もこれを着て乗り切ろうということで作らせていただきました!」と熱い想いを吐露。“400枚”という数字に加藤も驚いたが、TAKAHIROは「これが(LDHの創業者)HIROさんイズムなんです!」と、後輩にも脈々と受け継がれている“イズム”を目の当たりにし、目を細めたのだった。
■「当時、『赤影』を観られていた世代の方も、若い世代の方も楽しめる作品になっている」(佐藤大樹)
続いては、記者からの質疑応答の時間に。TAKAHIROが思う織田信長像を問われると、「追求すればするほど深みがある。狂気的な部分の裏側に、平和を願う優しさもあります。まだまだ掴み切れていないところもありますが1シーン、1シーンを大事に演じさせていただいています」と襟を正す。「僕なりの信長を演じたい」と語るTAKAHIROが扮する“金髪の信長”に注目だ。
「過去作を観て参考にした部分は?」との質問には、佐藤が「過去作には仮面を取るシーンはなかったのですが、今回はありますので、その使い分けは意識しました。また、今回の赤影は人見知りで、心の声で表現する場面も多いので、リスペクトしながらも、もっと赤影の人間味を出せれば」とコメント。そして、TAKAHIROから見た“忍たち”の印象は「寡黙な赤影とよくしゃべる青影の、役柄とプライベートとのギャップが面白いんです。普段は、大樹がよくしゃべって、それを黙って聞いている慧人がいて、といった感じなので」と明かした。
最後に見どころを聞かれると、「当時、『赤影』を観られていた世代の方も、若い世代の方も楽しめる作品になっていると思っています。キャラの個性が強く、毎話、予想ができない展開も待っていますので、飽きさせません。日本の皆さんのみならず、海外の皆さんにもこの『赤影』を届けられるように、魂を込めています!」(佐藤)、「忍者ならではのアクションシーンや、会話劇に注目していただけるとうれしいです。学校や会社で話題にしてくださるような、皆さんの記憶に残るドラマにしていきたいです!」(木村)、「アクションシーンなど、みんなが泥まみれになりながら頑張りました。元気がもらえる作品だと思いますので、日曜日に見て、また月曜日から頑張ろうと思っていただけたら!」(加藤)、「このご時世に、地上波で時代劇ができるというのは本当にありがたいことだと思っています。スタッフの皆さんと一丸となって作っている“覇気”をお届けできるようにしていきたいです。ぜひご家族で楽しんでください」(TAKAHIRO)とそれぞれが語った。
フォトセッションには、赤影たちの最初の敵となる怪獣・千年蟇(せんねんがま)も駆けつけ、大盛り上がりに。終始、和気あいあいとした雰囲気で、囲み取材は大団円を迎えた。
■番組情報
テレビ朝日『仮面の忍者 赤影』
10/26(日)スタート
毎週日曜24:10~24:40 ※一部地域を除く
出演:佐藤大樹(EXILE / FANTASTICS) 木村慧人(FANTASTICS) 加藤諒 山本千尋/柄本時生 笠原秀幸 忍成修吾 他
原作:横山光輝(『仮面の忍者 赤影』)
脚本:渡辺雄介
オープニング主題歌:PSYCHIC FEVER「SWISH DAT」
エンディング主題歌:WOLF HOWL HARMONY「Marmalade」
総監督・監督:三池崇史
■関連リンク
ドラマ『仮面の忍者 赤影』番組サイト
https://www.tv-asahi.co.jp/akakage/


