10月31日に公開された『映画すみっコぐらし』シリーズの第4弾『映画 すみっコぐらし 空の王国とふたりのコ』が、11月8日になんばパークスシネマ スクリーン10にて『大ひっと御礼舞台挨拶』を開催。ナレーションを務める井ノ原快彦と本上まなみ、脚本を手掛けた角田貴志が登壇した。
■「同世代の男性も『泣いた~』と言ってくれました」(井ノ原快彦)
2019年に初めての劇場アニメ『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』を公開して以来、2023年に公開されたシリーズ第3弾までの累計観客動員数が300万人を超える“大ひっと”シリーズ『映画 すみっコぐらし』。シリーズ史上もっとも【あげあげ】!?な最新作『映画 すみっコぐらし 空の王国とふたりのコ』が10月31日に公開。初週新作アニメ1位&前作動員102%超えの“大ひっと”上映中の本作の大ひっと御礼舞台挨拶が、11月8日に大阪で行われ、ナレーションを務める井ノ原快彦、本上まなみ、脚本をつとめた角田貴志が登壇した。
映画を観終わったばかりで暖かい雰囲気が漂う会場にて、まずはナレーションを担当した井ノ原が「楽しかったですかー?」と問いかけると観客からは大きな拍手が。「今観終わったばかりで、早く感想を言い合いたいところだと思いますが、今日は最後までよろしくお願いいたします」と挨拶した。続いて本上からは「皆さん、相棒のぬいぐるみも連れてきてくれてありがとうー!すごく可愛いですね。映画楽しんでいただけたようで嬉しいです。今日はよろしくお願いいたします」と挨拶。最後に本作の脚本を務めた角田は「井ノ原さんが『すみっコ』での大阪の舞台挨拶が初めてということで、特別な日に来ることができたと思っています。お客さんのように楽しみたいと思っています!」と話し、イベントはスタートした。
『映画すみっコぐらし』シリーズの舞台挨拶で大阪に来るのは初めてという井ノ原は「大阪は第二のふるさとです。芸能界での一番初めのお仕事が大阪でした。実は一週間前にも来ていましたし、電車でも移動しちゃいます(笑)。なので今回、舞台挨拶で来れて嬉しいです!」と喜びを語った。京都在住の本上は「おととい来て、靭公園の薔薇園でひとりピクニックしていました」と明かした。同じく京都在住の角田は「おとといあたりに、茶屋町のほうに行きました」と話し、関西エピソードで盛り上がった。
公開から1週間が経った本作についての反響を聞かれた井ノ原は「友人のお子さんが観に行ったという声も聞きますし、同世代の男性も『泣いた~』と言ってくれました」と喜びを話す。「みんなどこか自分と重ね合わせる部分があるんだと思います。大人も子供も性別も関係なく、楽しめる作品だと思います」と本作の魅力を語った。本上も「従妹が一家で観に行ってくれたみたいで、すぐに電話で熱弁してくれました。従妹の旦那さんは『すみっコぐらし』のハンカチしか持たないと言ってくれているみたいです(笑)」とまわりからの反響も大きかった様子。角田も「なぜかこそっと『観たよ』と言ってもらったり、兄弟がいる方や兄弟のお子さんをお持ちの方からは特に、『関係性を重ねて観ていたので、共感や感動が多かった』という感想をもらいました」とたくさんの心に響くコメントをもらったようだ。
ナレーションを担当したふたりにお気に入りのシーンを聞くと井ノ原から「たくさんあって難しいですね…脚本家の角田さんに、実際完成した作品を観て、僕たちのナレーションがどうだったか聞いてみたいです!」と要望が。それに対し角田は「井ノ原さんはすみっコたちと一緒に冒険しているような、兄貴的なイメージで作品を書いたので、そのとおりで素晴らしかったです」と大絶賛。さらに「本上さんは“おつきのコ”とか大きい世界を見守る神目線のイメージで書いたので、ピッタリでした!」とふたりのナレーションを称賛した。井ノ原は「すみっコたちが過ごしているのをみんなで覗きながらうるうるしてきちゃうので、僕たちもナレーションをしながら、そんなことになっているのか…とかを思いながらやっていましたね。一方通行ではあるかもしれないですが、すみっコたちに気持ちを寄り添いながらやっていました」と想いを語る。本上は「まさかのゴッド!(笑)。今回で4作目ということもあり、私はお話しを進める役割でもあったので、気持ちはすみっコたちに寄り添いながらも、意外とあっさりシーンを終わらせて次に進める役割をまっとうしました」と話した。
また脚本を担当した角田に新キャラクター“おうじ”と“おつきのコ”の誕生秘話についてきくと「ゲストキャラは大事なので今回、別の立場の人をもうひとりつけるのはどうだろうと提案しました。“とんかつ”と“えびふらいのしっぽ”は特に仲がいいので、そういうお互いを引き立て合える新キャラクターにしました」と明かした。
感動の声が多い本作をさらに楽しむための注目ポイントを聞かれた井ノ原は「隠れキャラとか…?」と回答し、会場からも頷きが。それに対し角田も「今までのシリーズで出てきたキャラがゲストとして出ているんですよね。探しながら観るのも面白いかも」と二回目の楽しみ方を語った。続いて本上も「“くものたね”にじょうろで水をかけて揉むと雲が出るのが、自分でもやってみたいです。あと、“おつきのコ”がみずのしんでんに入っていくとね…?」とネタバレを気にしつつ推しポイントを語った。
最後に角田から「たくさんの方に観ていただいて嬉しいかぎりです。5作目ができるかは皆さんに懸かっているので、ぜひ何度も観ていただきたいです」と続編への期待を込めて挨拶し、本上からは「この映画を観たら、なんだか空を見上げたくなるんですよね。空の色が移り変わっていくのを見ていると綺麗だなあと思うし、空の王国があるのかなと思ったり…皆さんもワクワクすると思います。私たちとの生活ともリンクしているようなお話なので、楽しいけれど地球のことを考えるような時間も持つ作品です。ぜひご覧になられた後に大好きな人と語り合ってほしいです」と挨拶。井ノ原からは「この作品にまた参加できて嬉しいです。この先、家族を大事にしたい、友達ともっと過ごしたいとか、自分が困った時は助けてと言えるような、そんな皆さんであってほしいなと本作を観て思いました。それぞれ何かひとつ、心の中に持って帰っていただけたらなと思います」と温かくコメントし、「(大阪には)美味しいお店がいっぱいあると思うので帰りに寄って、みんなで大いに語り明かしてください!ありがとうございました」と挨拶をし、会場は大きな拍手に包まれた。
これにて終了と思いきや、なんと本日のために冒険衣装に身を包んだ「ねこ」がゲストとして登場!会場からは黄色い歓声が響いた。「ねこ」が入口から登場する姿をみて、井ノ原は「大丈夫かな?」と心配しつつ、喜びの笑顔。本上は「うわあ可愛い!」と嬉しそうにコメント!ほんわかした暖かい雰囲気のなか、会場からは拍手が起こり、舞台挨拶は幕を閉じた。
■映画情報
『映画 すみっコぐらし 空の王国とふたりのコ』
大ひっと上映中
ナレーション:井ノ原快彦 本上まなみ
主題歌:木村カエラ「君の傘」(ELA/Victor Entertainment)
原作:サンエックス
監督:イワタナオミ
脚本:角田貴志(ヨーロッパ企画)
美術監督:日野香諸里
アニメーション制作:ファンワークス
配給:アスミック・エース
(C)2025 日本すみっコぐらし協会映画部
■関連リンク
『映画 すみっコぐらし 空の王国とふたりのコ』公式サイト
https://sumikkogurashi-movie.com/
20th Century OFFICIAL SITE
https://mentrecording.jp/20thcentury/



