超特急初のライブ&ドキュメンタリー映画『超特急 The Movie RE:VE』の公開初日舞台挨拶が11月7日、新宿バルト9 シアター9で行われ、 超特急のメンバー9名が登壇。映画が公開された喜び、そしてファンへの感謝の気持ちを語った。
■映画の撮影時にマル秘エピソードも披露
冒頭の挨拶で「上映前ですが映画への楽しみが高まるような時間になれば!」と笑顔のカイ。リョウガは「マスコミの皆さんも楽しんでいきましょう!」と取材陣に声をかけて盛り上げる。「ポップコーンは圧倒的に塩派です!」と映画館にあわせたコメントで笑わせるタクヤ。ユーキは「素敵な記事にしていただけるように、精一杯しゃべります!」と取材陣にアピール。
シンプルに「よろしくお願いします!」と挨拶したタカシに続きシューヤは声出しOKの応援上映に向けてコール&レスポンスで8号車(ファンネーム)のウォーミングアップをお手伝い。会場を見渡したマサヒロは、「皆さん映画館ではあまりポップコーンを買わないんですね」とまじまじと観察。「映画館では絶対、炭酸飲料を飲みます!」とのアロハに続き、ハルは「皆さんのおかげでやっと映画が公開できました。楽しみにしていただければ!」と呼びかけ、ひとこと挨拶を締めくくった。
ライブが映画になると聞いたときの心境やどのような映画を想像していたのかとの質問にリョウガが「ライブが映画化される。そういう作品があるということを知らなくて…」と答えると、メンバーから「え?」「えっ?」「そんなことある?」などとツッコミが。メンバーの反応にニヤリとしながらもトークを続けたリョウガは「映画には“しっかりしている”とか“お堅い”というイメージがあったので、超特急のようなふざけたグループがどうやって映画化するんだろうって思っていて(笑)」と笑い飛ばすも、出来上がった映画は「こんなにもすげー作品になるんだ!と思いました」とご満悦。
リョウガの“ふざけたグループ”とのコメントに首を傾げていたユーキは「その瞬間のものや情報が映像になって返ってくる。『RE:VE』に関しては、ライブを作るまでの過程、なかなか見られないところも観られるので、目に焼き付けてほしいです!」と注目ポイントを挙げ、「コールもできる、声も出せる。どんちゃん騒ぎで楽しんで!」と8号車に呼びかけた。
「たくさんのグループがこういった作品を出している」と前置きしたハルは「僕たちの思いがこもった作品になりました。僕ららしさを全面に出した映画になっていて、観ていて楽しかったです」とニッコリ。カイは「こんなことあったなぁとか、メンバーがこんなふうに思ってたんだというシーンや、笑っちゃうところもある。すごく楽しいし、今後の超特急が楽しみになる映画です!」と充実感を滲ませる。
「映画になるのはうれしかったです!」と満面の笑みのシューヤは「自分の地元の近くでも映画が上映されているので、なんか有名人になったんだなぁって思いました」とよろこびを報告。アロハは「とてもうれしいですし、映画館でペンライトはとても新鮮。僕もペンライトを持って観に行きたいです!」と応援上映への参加に期待を込めた。
「純粋にうれしかったです」と切り出したマサヒロが「ついにオレが映画に出るときが来た!」と得意げに語ると、メンバーも8号車も大爆笑。続けてマサヒロは「ついにマサヒロが映画デビュー! と書いてください」と取材陣にリクエストし、笑いを誘っていた。「マーくんのせいで、言いたいことを忘れちゃった!」とクレーム口調のタクヤが「しっかりみんなに届いてほしいです」と笑いを堪えながらコメントを絞り出す場面も。
タカシは「なかなかライブに行けない人とっては、(映画は)すごくいい機会。映画館を通してライブを提供できるというのがうれしい。いち早く観てほしいという思いでいっぱいです!」と思いを語った。
ツアーEVEは、今年の夏に東京・兵庫・愛知・埼玉の4都市で計8公演、約10万人を動員した超特急史上最大規模のもの。ツアー自体も趣向をこらしたものになっていたが、『超特急 The Movie RE:VE』は、その表・裏側を楽しめる映画となっている。見どころについてタカシは「ライブを作るまでの過程、メンバーの表情に注目してほしいです」と語り、「3年を経て、みんなの顔つき、ライブの表現が変わって成長しているところを観てほしいです」と力を込める。
衣装を担当したカイは「スタイリストの方や、ユーキとも相談して、独断でメンバーに似合うものを選びました」と振り返り、「こうして映画という作品に残ることはすごくうれしいこと。映画に来ていただいた方に、ライブに近い形で観ていただけるのはうれしいです」とよろこびを口にした。
この日イベントが行われた新宿バルト9では応援上映という形で本作を堪能できる。さらに、本作は通常の2D上映、応援上映、4DX、SCERRNX、ULTRA 4DXでの上映も実施される。4DXは座席が揺れたり、風が吹いたり、SCREENXはスクリーンが3個あって最大の映像に包まれ、ULTRA 4DXはそのどっちも体験できる贅沢なフォーマットだ。
4DX未経験のリョウガは、4DXで何が起きるかと質問され、「ご本人登場でライブをするのかな?」と珍回答で笑わせる。座席が揺れたり、風が吹いたりすることが伝えられると、「どこで風が吹くのか…」とわちゃわちゃと盛り上がるメンバーたち。カイは「僕たちが回ったときとかに少し吹くのかな?」と予想すると、リョウガが「水が来るかも! 僕たちの汗! みんなの夢が叶うね(笑)」と8号車に向けて笑顔を見せると、カイが「汗を培養して超特急のクローンを作って!」などと提案し、トークが超特急らしく脱線する場面も。
観に行くなら「応援上映」と答えたカイは「応援上映をうしろでこっそり観たい。みんなのコールを真正面で浴びることはあるけれど、横でも観たいなと思います」と願望を語る。「ULTRA 4DX」を選んだタカシは「せっかくなら欲張りセットで。行ったことがないので。体感したことがないから」と理由を説明し、自分の姿を観たら「映ってる!ってなるかもしれない」と鑑賞時の自分を想像していた。
イベント後半はフリップを使ったトークコーナーへ。1問目のお題は「ツアーEVE、映画の撮影時に起こった実はみんなに秘密にしている出来事・エピソード」を答えることに。フリップを出した瞬間に客席から「ちっちゃ!」と文字の大きさを超スピードでツッコミが入ったハルからエピソードを紹介していくことに。
「実はリハ終わりに20メートルシャトルランをタクヤと一緒にやっていた」とのハルの回答に、タクヤは「学生以来、シャトルランをやったことがない。できそうなフロアだったので、ちょっとやってみようかと思って(笑)。楽しかったです」と思い出を語る。そんなタクヤは本作のインタビュー収録が朝イチだったことに触れ、「話がまとまっていなくて。たぶん僕のしゃべっているカットはない! 自分でも何を言っているのかわからない。そんなインタビューシーンに注目してほしいです」とニヤニヤ。
「幻の吹き替えバージョン」と回答したリョウガは「映画はずっと緊張感があって、みんながずっと真面目に(声を)あてていた。だけど『超特急はおふざけ必要だろう!』と思ったので、吹き替え風にやりました」と声をあてたシーンの一部を再現したところで、「すごくいっぱいやったけれど、使われているかどうか…。監督の求めているものにハマったかどうか。みなさんの目で確かめて!」と、編集結果に刮目してほしいと笑わせた。
カイは「インタビュー収録の裏でずっとゲームをしていました」と明かし、「タクヤは先に出ちゃったけど、僕が持ってきたゲームを、他のメンバーでひたすらやっていた。3年前じゃ考えられなかった。みんなでゲームをした様子も写真に撮ったので、いつか(SNSに)載せたいです!」と伝えると、会場から期待のこもった拍手が湧き起こった。
「ユーキくん吹っ飛ばし事件」と答えたアロハは「とある曲のシーンで球を上に飛ばしてキャッチするという振り付けで、ユーキがそれを吹っ飛ばしてしまって、どこかに行っちゃったらしくて。すごく印象に残っています。(その映像が)入っているかどうか。見どころかも」とニコニコのアロハに続き、「ユーキの呪い」との答えるとハルは笑いが止まらない様子。実はユーキが愛知公演前日にホラー作品の撮影をしていて、「撮影後に演者のみなさんがお祓いをするなか、僕だけ先に出なくちゃいけなくて、心残りだった…」とお祓いせずにライブに向かっていたことが気になっていたと明かす。
続けてユーキは「とある楽曲で、僕はボーッとしていてパッと目覚めた瞬間があって。虚無の領域に入っています」と告白。「領域展開だ!」と盛り上がるメンバーの声に笑いながら、「なにかを感じ取ったメンバーもなんだかソワソワしていて。そんなメンバーの様子を感じながらも何事もないように…」とパフォーマンスを続行したと語り、「お祓いをしなかったのがいけなかったと思ったけれど、その日に汗をいっぱいかいたから、次の日からパフォーマンスがバリバリ! お祓いには代謝祓いがいちばんいい!」と新しいお祓い方法を発見したとおすすめし、笑わせた。
「どーでもいい話かも…」と話したタカシは「本番前にはコーヒーを飲まない」と書いたことを伝えたものの、「はい、次!」とスルーされる場面も。「みんなみたいにこれというものがない」と切り出したシューヤはその理由について、何があるとすぐにメンバーに話してしまうからと説明し、「出し尽くしちゃっている。次のときのために、(話のネタは)秘めておこうと思います」と宣言するも、メンバーから「無理無理!」「すぐしゃべる」「黙ってられない」などと総ツッコミを浴びていた。マサヒロは「足をつった」と答え、ライブで思い切り踊って疲れて足がつったという「シンプルな回答です」とササッとトークをまとめていた。
2問目は「ここは絶対見逃すな! 映画の注目ポイントは!!」とのお題。ハルが「今の超特急と今までの超特急を感じられる」とコメントしているとなんだかアロハが落ち着かない様子。アロハはフリップに曲名を書いてしまい、それがネタバレになるかもときにしたようで、曲名を隠すのに必死。曲名なので大丈夫との声があり、その曲名は「ikki!!!!!i!!」だと明かしたうえで、「『ikki!!!!!i!!』のセンターでの表情の変化を観てほしいです」とネタバレに考慮しつつ呼びかけた。
マサヒロは「普段はメンバーそれぞれの想いや、メンバーに対する思いを聞くことがない」とし、「そういうことを話しているシーンがあるので、この映画を通して、観れられるという気持ちが大きいです」と微笑む。シューヤは「ハルとリョウガの歌。どうしても毎回笑ってしまうので、今日もみんなに笑ってほしいです!」と笑ってしまうシーン!? をおすすめ。
「8号車との作品と言っても過言ではない」と話したリョウガは「ライブの一体感」を見どころとして挙げ、さらにインタビューでも「一人ひとり撮っているのにもかかわらず、一体感を感じるインタビューです!」と、至るところに一体感のある映画だとアピールした。タカシは「超特急の良さを思う存分楽しんでほしい」とし「普段は声を出すことがない映画館で、恥じらいを捨てて楽しんで!」とニコニコ。
ユーキは「メンバーの裏の顔」と切り出し「ゴミ箱を蹴っ飛ばしたり、あのメンバーが? みたいなところもあるし、喧嘩し始めたり、殴り合いが始まるのか…というのがもしかしたらあるかもしれません!」とジョークを飛ばしたあとに、「ライブ前の表情、ステージに上がる前の貴重なシーンを観てください!」と話した。タクヤは「8号車の皆さんはもちろん、お友達など、超特急の勉強になる映画です」と周囲への拡散をリクエスト。
カイは「マサヒロが言ったように、メンバーの思いが詰まっています。アロハとハルがセンターになった「ikki!!!!!i!!」。もともと7人時代の曲が9人バージョンになっていくさまなども、映画のなかで感じられると思います。それぞれの思いを受け取ってください」と自身の思いも口にしていた。
3問目にいくところで時間切れとなり、代表してユーキが「ツアーEVE、そして『超特急 The Movie RE:VE』の公開を経ての今後の抱負」を語ることに。
「『夢の駅まで』みたいなのをやりたい。ドキュメントで!」と早くも2作目の映画のタイトルを話し出すユーキにメンバーは大爆笑。「まだ超特急 The Movie RE:VE』の公開日なのに超特急だね!」「先に行くね~」などと盛り上がっていた。求めていた締めの答えではないという理由で同じ質問がリョウガへとバトンタッチ。
「ふざけたほうがいいかな?」と話し始めたリョウガは「ポップコーンとコラボ商品を出したいです!」と、こちらも次回作への思いを明かし、笑いをとったところで切り替えて「東京ドームに立つことを目指していきたいと思います!」と締めくくった。
さらに、フォトセッションあとでの締めの挨拶ではリョウガが「映画を観て、みんなでよろこびの花を咲かせましょう!」と元気に呼びかけ、大きな拍手と映画館とは思えない割れんばかりの歓声が湧き上がるなか、舞台挨拶を終えたメンバーは、8号車に向けて元気に手を振りながらステージをあとにした。
■映画情報
『超特急 The Movie RE:VE』
11月7日(金)より全国公開
監督:JISOO LIM、YOONDONG OH
出演:超特急
配給:エイベックス・フィルムレーベルズ
(C)2025, 株式会社SDR & CJ 4DPLEX Japan
■関連リンク
映画『超特急 The Movie RE:VE』作品サイト
bullettrain-themovie.jp
超特急 OFFICIAL SITE
https://bullettrain.jp








