2006年に「SAKURA」でデビューしてから20年となったいきものがかり。3月14日・15日の2日にわたり、LaLa arena TOKYO-BAYにて『超いきものがかりフェスデビュー20周年だよ!! 〜ありがとうって伝えたくて〜』が開催された。
■フェス概要
『超いきものがかりフェスデビュー20周年だよ!! 〜ありがとうって伝えたくて〜』
03/14(土)・15日(日)千葉・LaLa arena TOKYO-BAY
【出演者】 ※いきものがかりを除く
◇1日目
参加アーティスト:5組 ※五十音順
・アイナ・ジ・エンド
・上白石萌音
・JUJU
・スキマスイッチ
・槇原敬之
ゲスト:3組
・岡村隆史(ナインティナイン)
・バカリズム
・ベッキー
◇2日目
参加アーティスト:5組 ※五十音順
・鈴木雅之
・TOMOO
・秦基博
・ゆず
・wacci
ゲスト:2組
・秋山竜次(ロバート)
・村上信五
【3月14日】公演レポート
■オープニングアクト:DJダイノジ(大谷ノブ彦)
大勢の観客で賑わいを見せたLaLa arena TOKYO-BAY 1日目。入場する観客たちをDJダイノジ・大谷ノブ彦がオープニングパフォーマンスで出迎える。ラジオ体操や「J-POPヒットメドレー」で会場を盛り上げ「今日一日、最高に盛り上がってください!」とコメントするとオープニングアクトを見事に務めあげた。
■開会宣言(いきものがかり、ナインティナイン岡村隆史)
会場が暗転すると8ビットのかわいらしいアニメーションのオープニングVTR。VTRが終わるといきものがかりのふたりが自転車で登場。ステージに到着したいきものがかりのふたりが声をそろえて開会宣言しようとすると「ちょっと待った!」という声が。小さい三輪車に乗ったナインティナイン岡村隆史がステージにサプライズ登場し、会場から笑いが起こった。トークで会場を盛り上げたあと、改めて3人で「超いきものがかりフェス スタート!」と開会宣言した。
■上白石萌音
1日目のトップバッターを飾ったのは上白石萌音。1曲目はいきものがかり・水野良樹が楽曲提供した「まぶしい」を披露。「いきものがかりファン歴17年です。私は最も幸運に恵まれたファンのひとりと言えます。今日は大好きなふたりに愛と感謝を込めて一生懸命歌います!」とコメント。また、上白石のライブ演出をきっかけにいきものがかりのライブでも取り入れられた”消灯式”を再演することに。上白石が「消灯」という掛け声のあとに、ろうそくの火を消すように息を吹くと会場のペンライトが徐々に消えていった。暗くなった会場のなかで「奇跡のようなこと」などを披露。最後にいきものがかり・水野良樹が楽曲提供した「夜明けをくちずさめたら」を歌唱し、優しい歌声で会場を包み込みました。
■トークコーナー(ベッキー、上白石萌音、アイナ・ジ・エンド、JUJU、吉岡聖恵)
「みなさん、こんにちは!」という声とともにサプライズMCとしてステージにベッキーが登場。上白石萌音、アイナ・ジ・エンド、JUJU、いきものがかり・吉岡聖恵を呼び込みトークを展開した。”聖恵ちゃんのここが好き”では、アイナ・ジ・エンドが「ダンスパフォーマンスがないのにリハーサルでも動きやすい服装なところが好き」上白石萌音が「歌っているときのえくぼが好き」などと発表するなかで、「歌っているときの声が好きだけど、様子のおかしいところも好き」とJUJUがコメント。会場中から笑いが起きた。
■アイナ・ジ・エンド
次に登場したのはアイナ・ジ・エンド。世界的大ヒット曲「革命道中」をパフォーマンスすると唯一無二の歌声で会場から大歓声が湧きあがった。「ZOKINGDOG」の曲中MCでは「品があってパワフルないきものがかりのふたり。今日を迎えるために気合入れてセルフジェルネイルしてきました!」とアイナ・ジ・エンドらしいトークで会場を盛り上げた。『いきものがかり meets』でコラボレーションした「じょいふる」も披露するなど多彩なパフォーマンスを見せた。
■スキマスイッチ
代表曲「ガラナ」のパフォーマンスで登場したスキマスイッチのふたり。さすがの歌声と演奏で観客を魅了した。MCでは「スキマフェスに出てもらった恩返しで今日は来ました。同じように長く活動している同志のような気持ちです」といきものがかりのふたりに対して思いを語るひと幕も。いきものがかりのデビューと重なる2006年3月にリリースされた「ボクノート」や3月11日にリリースしたばかりの『いきものがかり meets 2』から「じょいふる」の初パフォーマンスなどで会場を多いに盛り上げた。
■トークコーナー(ベッキー、槇原敬之、スキマスイッチ、水野良樹)
再びベッキーが登場すると槇原敬之、スキマスイッチ、水野良樹とともにトークを展開。トークテーマ”水野くんのココが好き”で、スキマスイッチ大橋は「まとめるのが上手で、僕らのほうが精神年齢が下な気がするくらい落ち着いてるんですよ。そこが嫌いなところです」と回答し、笑いを誘った。次のトークテーマは”水野くんに今後やってほしいこと”。槇原敬之が「LINEを交換してほしい」と答えると、すでに交換していたことが判明。それぞれとの親交の深さが伺えるひと幕となった。
■JUJU
名曲「やさしさで溢れるように」を情感込めて歌い上げ、一気に観客の心を掴んだJUJU。“JUJUメドレー”として「ラストシーン」「この夜を止めてよ」「明日がくるなら」など名曲の数々をノンストップでパフォーマンスした。MCでは「オリジナル楽曲と同じくらいカバーというものを大事にしていて」と、「SAKURA」カバーで参加した『いきものがかり meets 2』にも触れつつ、カバーへの想いを語った。次に歌唱した「Superstar」は3月18日にリリースとなるカバーアルバムに収録される楽曲。JUJUらしいムーディな歌声で観客を魅了した。
■バカリズム×水野良樹
幕間の休憩に出口に向かう観客の足を止めたのは「輝く!日本歌謡レコードゴールデン音楽ポップスミュージック大賞受賞作を発表します」というナレーション。架空の賞の受賞作として紹介された「多目的スペースのバラード」は作曲をいきものがかり水野が、作詞をバカリズムが手掛けた楽曲。荘厳なBGMがかかるなか、水野とともにバカリズムが会場に登場した。バカリズムらしいコメントで笑いを誘ったあと、ふたりで「多目的スペースのバラード」を歌唱。ユーモア溢れるコラボレーションステージとなった。
■槇原敬之
続いて登場したのは槇原敬之。「もう恋なんてしない」や3月25日に配信リリースとなる新曲「夢でよかった」などを披露した。MCでは「20年間、音楽をやっていくって並大抵のことではないんです。20年も素敵な音楽を届け続けたいきものがかりに、もう一度おめでとうって言おうじゃないですか」と観客とともにいきものがかりのデビュー20周年を祝った。いきものがかり、本間昭光、トオミヨウとともに「YELL」を豪華コラボレーションするひと幕もあり、贅沢なステージで会場を盛り上げた。
■いきものがかり
トリでステージに登場したいきものがかりは「こんな幸せな日あっていいのかな」としみじみ1日を振り返る。コラボレーションパートでは、アイナ・ジ・エンドと「コイスルオトメ」を、JUJUと「SAKURA」を、上白石萌音と「帰りたくなったよ」を、スキマスイッチと「風が吹いている」をパフォーマンス。その後、いきものがかりのふたりで「気まぐれロマンティック」「ブルーバード」「うるわしきひと」「じょいふる」を立て続けに披露すると観客のボルテージは一気に最高潮に。「タユムコトナキナガレノナカデ」を演奏しパフォーマンスを終えた。
■エンディング
改めてこの日の出演アーティストの面々が登場し、観客との写真撮影のあと、全員で挨拶。「本当に今日は幸せでした。3月15日でメジャーデビュー20周年を迎えますが、やること変わらないので、1つひとつ曲を作って、ライブをして続けていきたいと思っています。本当に今日はありがとうございました!」と感謝を伝え、初日が終演となった。
【3月15日】公演レポート
■オープニングアクト:DJダイノジ(大谷ノブ彦)
いきものがかりデビュー20周年当日となる2日目もDJダイノジのオープニングパフォーマンスから景気良くスタート。この日は事務所の後輩スベリィ・マーキュリーらとともに入場する観客を出迎えた。
■オープニング(いきものがかり、ロバート・秋山竜次)
自転車に乗っていきものがかりのふたりが登場。「今日でデビュー20周年です!」と話すと会場中からお祝いの歓声が上がった。開会宣言に移ろうとすると上裸にマントを羽織ったサプライズゲストのロバート・秋山竜次が乱入。会場中がどよめきに包まれた。ネタの披露などで大いに盛り上げたあとで観客と一緒に「超いきものがかりフェススタート!」と開会を宣言した。
■TOMOO
「ソナーレ」の弾き語りで登場したTOMOO。きれいなアルトボイスを会場中に響かせる。MCでは中学進学で友達と離れ寂しい思いをしていた頃に、いきものがかりの「桜咲く物語」と「ライフアルバム」の楽曲を繰り返し聴いていたことを振り返り、「思い返すと当時からいきものがかりに支えられていたんだなと改めて実感しています」と話すひと幕も。堂々としたパフォーマンスでこの日のトップバッターを務め上げた。
■トークコーナー(SUPER EIGHT村上信五、wacci、TOMOO、いきものがかり)
幕間のトークコーナーにはサプライズゲストのSUPER EIGHT村上信五が登場。wacci、TOMOO、いきものがかりとともに”いきものがかりのココが好き”をテーマにトークを展開。TOMOOからは「いきものがかりさんの音楽はまるっと全部入っているカレーみたい、甘辛も安心も複雑さも奥行きもあるところ」などの回答があり、ほのぼのしたトークを繰り広げた。”いきものがかりにコレをやってほしい”というテーマでは、wacci橋口から「逆にコレやめてほしかったってことがあったんですけど」と言い始めると、水野がwacci橋口と歌った直後にSNSに「うちのボーカル。とても歌がうまいのかもしれない。最近、よく思う」と投稿したことに苦言を呈し、笑いを誘った。
■wacci
次に登場したのはwacciの5人。「感情」「恋だろ」の2曲を演奏すると会場が一気に温かい空気に包まれた。「大丈夫」ではサビの”大丈夫”のフレーズに合わせて丸を作る観客たちの姿が。終始wacciらしい温かいパフォーマンスで会場を盛り上げた。wacciがステージを降りようとすると、いきものがかり・水野が登場。橋口を呼び出し『いきものがかり meets』でコラボレーションした「笑顔」をふたりだけで演奏することに。この日だけの特別なステージに会場からの大きな拍手が起こった。
■秦 基博
続いて登場したのは、秦 基博。ひとりでステージに上がり「在る」を弾き語りすると透明感ある歌声と優しいギターサウンドで会場を包み込んだ。デビュー同期で同じく今年20周年を迎える秦は、デビュー当初を振り返り「デビュー当時のツアーとかで一緒になることあったんですけど、大体トリをいきものがかりがやっていて。『KIRA★KIRA★TRAIN』で盛り上げているのを見て、羨ましくて歯軋りしていました」とユーモアを交えてトーク。最後に「シンクロ」「キミ、メグル、ボク」を歌い上げステージを締めくくった。
■鈴木雅之
「恋人」の歌い出しが響きわたると舞台袖から姿を見せたのは鈴木雅之。続けて「違う、そうじゃない」を歌唱し、冒頭から名曲2曲のラインナップに会場は大盛り上がりに。MCでは自身のキャリアを紹介しながら「ランナウェイ」「め組のひと」などをアカペラ披露し自己紹介する場面も。続けて、ステージに水野を呼び込むと水野が楽曲提供した「Canaria」「DADDY ! DADDY ! DO !」をふたりでコラボレーション。水野も歌唱に参加しハーモニーを奏でた。最後に披露した「夢で逢えたら」では包み込むような甘い歌声で会場を虜にしてステージを終えた。
■ロバート秋山
先ほどまでのパフォーマンスの余韻を残す会場に流れ出すヒーリングミュージックの正体はロバート秋山の「あやしくないから」という楽曲。客席アリーナ後方から登場したロバート秋山は「なんて流れで私をぶち込んだんだ、いきものがかり!」となどと文句を言いながらセンターステージへ。自身の持ち歌「TOKAKUKA」をパフォーマンスすると、会場から爆笑が巻き起こった。
■ゆず
「夏色」の音源とともにステージに現れたゆずのふたりは握手を交わして気合いを入れると観客に挨拶し「いきものがかりの先輩としてこのフェスを、そしていきものがかりの20周年を盛り上げに来ました!」とコメント、「サヨナラバス」などを歌唱した。途中、北川が「よくここに辿り着いた。いつも腰の低いふたりですが、今日だけは胸を張ってほしい、自分たちを讃えてほしい」といきものがかりを労う場面も。2年前『いきものがかり meets』でコラボレーションした「YELL」の初パフォーマンスや「夏色」「栄光の架橋」ではいきものがかり吉岡のタンバリンで演奏する粋な演出。最後まで最大火力のパフォーマンスで後輩の20周年をお祝いした。
■いきものがかり
2日にわたるお祭りを締めくくるいきものがかりのステージ。TOMOOと「茜色の約束」を、鈴木雅之と「帰りたくなったよ」をコラボレーション披露し、「気まぐれロマンティック」「ブルーバード」などの人気曲の数々をパフォーマンス。MCでは、結成のきっかけやデビュー日のことを振り返り「いろんな出会いと別れがあって、いろんな方々に支えられて、そんなに簡単に辿り着けるここではなかったと思っています」と感謝を伝え、代表曲「ありがとう」を披露。パフォーマンスのあとで集合写真を撮影をしようとするとロバート秋山がケーキを運びながら登場するサプライズ演出も。
ゲストを送り出し、再びふたりになると「20年ありがとう」と握手するふたり。感極まって涙ぐむ吉岡の姿が印象的だった。最後にデビュー曲の「SAKURA」を、結成当初の路上ライブのようにふたりだけで披露。多彩なアーティストを迎えた本公演は2日間で2万人を動員し、大盛況のうちに幕となった。
PHOTO BY 白重聡一郎、谷本将典、堤 瑛史
■セットリスト
【3月14日】
<上白石萌音>
M1 まぶしい
M2 perfect scene
M3 なんでもないや (movie ver.)
M4 奇跡のようなこと
M5 hiker
M6 夜明けをくちずさめたら
<アイナ・ジ・エンド>
M1 革命道中
M2 ZOKINGDOG
M3 Sweet Boogie
M4 Red:birthmark SE
M5 Red:birthmark
M6 アイコトバ
M7 じょいふる
M8 サボテンガール
<スキマスイッチ>
M1 ガラナ
M2 逆転トリガー
M3 ボクノート
M4 奏(かなで)
M5 じょいふる
M6 Ah Yeah!!
M7 全力少年
<JUJU>
M1 やさしさで溢れるように
M2 Medley(ラストシーン/この夜を止めてよ/明日がくるなら/いいわけ/STAYIN’ ALIVE/PLAYBACK)
M3 Superstar
M4 奇跡を望むなら…
<バカリズム&水野良樹>
M1 多目的スペースのバラード
<槇原敬之>
M1 もう恋なんてしない
M2 夢でよかった
M3 YELL(w/いきものがかり・本間昭光・トオミヨウ)
M4 Sakura Melody
M5 遠く遠く
M6 僕が一番欲しかったもの
<いきものがかり>
M1 ありがとう
M2 キミがいる
M3 コイスルオトメ(w/アイナ・ジ・エンド)
M4 SAKURA(w/JUJU)
M5 帰りたくなったよ(w/上白石萌音)
M6 風が吹いている(w/スキマスイッチ)
M7 気まぐれロマンティック
M8 ブルーバード
M9 うるわしきひと
M10 じょいふる
M11 タユムコトナキナガレノナカデ
M12 SAKURA
【3月15日】
<TOMOO>
M1 ソナーレ
M2 あわいに
M3 ベーコンエピ
M4 オセロ
M5 Super Ball
M6 Ginger
M7 Present
<wacci>
M1 感情
M2 恋だろ
M3 別の人の彼女になったよ
M4 最上級
M5 大丈夫
<はしものがかり>
M1 笑顔
<秦 基博>
M1 在る
M2 やわらかな午後に遅い朝食を
M3 鱗(うろこ)
M4 シンクロ
M5 キミ、メグル、ボク
<鈴木雅之>
M1 恋人
M2 違う、そうじゃない
M3 Canaria
M4 DADDY ! DADDY ! DO !
M5 め組のひと
M6 夢で逢えたら
<ロバート秋山>
M1 あやしくないから
M2 TOKAKUKA
<ゆず>
M0 ラジオ体操
M1 サヨナラバス
M2 少年
M3 虹
M4 YELL
M5 夏色
M6 栄光の架橋
<いきものがかり>
M1 コイスルオトメ
M2 うるわしきひと
M3 茜色の約束(w/TOMOO)
M4 帰りたくなったよ(w/鈴木雅之)
M5 気まぐれロマンティック
M6 ブルーバード
M7 キミがいる
M8 じょいふる
M9 ありがとう
M10 タユムコトナキナガレノナカデ
■関連リンク
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