Netflixシリーズ『九条の大罪』配信直前イベントが3月23日、東京・東京ミッドタウン・ホールBで行われ、柳楽優弥、松村北斗、池田エライザ、音尾琢真、 ムロツヨシ、土井裕泰監督が登壇。4月2日の世界独占配信を前に、作品について濃密なトークを展開した。
■「(共演した柳楽優弥は)「本当人柄も好きだし、全部好きです」(松村北斗)
本作は、累計1,800万部を突破した『闇金ウシジマくん』の作者・真鍋昌平による同名漫画を、土井裕泰監督の手で実写化した衝撃の法とモラルのクライムエンタテインメント。
社会の裏側に生きる厄介な依頼人の案件を扱う弁護士・九条を演じた主演の柳楽優弥は、「いちばん最初に企画をいただいたときにものすごい高揚感を感じました。Jドラマの幕明けになるのではないかという予感もしました」と、本作への並々ならぬ期待を口にした。
完成した作品を観た感想を問われると、「倫理観がバグるという感じがしますよね」と表現し、本編の好きなセリフについては、「依頼人を守るのが弁護士の仕事ですから」というセリフを上げ、「一見悪そうに捉えられる人だったり、そこの倫理観とか道徳について改めて九条を通して考えたりできる」と、視聴者に善悪を問いかける魅力を語った。
九条の事務所で働くことになるエリート弁護士・烏丸を演じた松村北斗は、自身の役柄を「きっと観てくださる皆様と同じ目線、近い目線のことが多い」と分析し、「烏丸が感じることや見ているものが皆さんとリンクしていて」と視聴者を物語へ引き込む役割を担っていると述べた。
初共演となったふたりだが、約6ヵ月に及ぶ撮影を通して強い絆が生まれたと語り、柳楽は「北斗君とバディを組めて、キャラクター同士の関係性で撮影乗り越えられたのが、本当に幸せな時間だった」と振り返り、「本当人柄も好きだし、全部好きです」と松村への深い愛情を語り、ハードな物語のなかにもふたりの掛け合いが生み出す温かい空気感があったことを明かした。
九条たちを客観的に見るソーシャルワーカー・薬師前仁美を演じた池田エライザは「正義感もあり演じていてとても有意義な役でした」と振り返り、現場では「九条先生、烏丸先生の空気が行くたびに違うので、そこから察することを素直にやっていこう」と柔軟にアプローチしたことを明かした。
一方、過去の出来事から九条を目の敵にする刑事・嵐山を演じた音尾琢真は、本作について「なかなか地上波では観れない問題もたくさん含んでおり、それぞれの登場人物の表の一面と裏で抱える葛藤、そのすべてが描かれておりますので、ただの弁護士の痛快ドラマにはなっていない」とNetflixならではの攻めた作品であることをアピール。
また、実の父親が警察官だった経験から「絶対自分からはボロを出さないけど相手のボロを出させるのをひたすら待つ」という独特のスタンスで嫌な取調べの演技に挑んだと語ってた。
さらに、底知れぬ怖さを持つヤクザの若頭・京極役に挑んだムロツヨシは、普段のイメージとはまったく違う役のオファーがきたときに「さすがに、を3回ぐらい言いましたね」とためらいがあったものの、プロデューサーからの「ムロさんがやるのを見たいんだ」という熱い言葉に背中を押され、「その素敵な言葉の船に乗ってみよう」と覚悟を決めて本作に臨んだ裏話を披露した。
これらの個性的なキャラクターたちをまとめた土井裕泰監督は、本作の演出について「特別なすごいキャラクターの、このフィクションのなかだけで存在するキャラクターではなくて、加害者も被害者も全て私たちが生きている世界で起きていることなんだということをやっぱり常に意識して」制作したと、作品に込めたリアリティへのこだわりを語った。
■キャスト陣の「独自のモラルやルール」を明かす特別企画も
重厚なテーマの作品でありながら、撮影現場には少し変わった和やかなルーティンもあったと明かした。毎朝、柳楽と松村がふたりで1分ほど「四股(しこ)」を踏んでいたそうで、松村いわく「筋肉を起こして血を回して、朝からもうトップギアで頑張ろうっていう」ということが目的だったとのこと。この習慣に対し、池田は「見つかってはいけないと始まった瞬間に逃げてました」と巻き込まれないように逃げ回ったと明かし、共演者の笑いを誘った。
また、作品のテーマにちなんでキャスト陣の「独自のモラルやルール」を明かす特別企画も行われた。柳楽が「コンビニのおにぎりをふたつ必ず食べる」という独自の朝のルールを明かせば、松村は「必ず目覚まし時計をかけるんですよ。携帯じゃなくて」と意外なアナログ派の一面を披露した。
さらに音尾が「小用を足す時によっぽどのアクシデントがなければ手は洗わない」と衝撃的な告白をして登壇者全員から「黒(共感できない)」判定を受けた。ムロツヨシがアルコールハラスメントを恐れて「(後輩を)飲みに誘えなくなったね」と切実な悩みを吐露して「グレー」判定を受けるなど、重い作風とは裏腹にキャスト同士の仲の良さが伺える和やかなひと幕となった。
イベントの最後には、主演の柳楽から「日本のドラマがより世界の方に見られるところに今立ってる気がするんですよ。やっぱりここで思いっきり攻めたいなと僕は思っています」と、世界配信に向けての熱意あふれるメッセージが送られ、イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。
■作品情報
Netflixシリーズ『九条の大罪』
4月2日(木)世界独占配信
原作:真鍋昌平『九条の大罪』(小学館『週刊ビッグコミックスピリッツ』連載中)
出演:柳楽優弥 松村北斗
池田エライザ 町田啓太 音尾琢真
後藤剛範 吉村界人 水沢林太郎 田中俊介
黒崎煌代 石川瑠華 原田泰雅(ビスケットブラザーズ) 吉田日向 川崎皇輝(崎は、たつさきが正式表記)
佐久本宝 和田光沙 水澤紳吾 福井晶一 氏家恵 六角慎司 諏訪珠理
奥野壮 うらじぬの 前原瑞樹 遊井亮子 長尾卓磨 田辺桃子 森田想 杢代和人
岩松了 渡辺真起子 菊池亜希子 長谷川忍(シソンヌ)
香椎由宇 光石研 仙道敦子
生田斗真 ムロツヨシ
監督:土井裕泰 山本剛義 足立博
脚本:根本ノンジ
音楽:O.N.O
主題歌:羊文学「Dogs」
制作協力:TBSスパークル
製作著作:TBSテレビ
配信:Netflix
■関連リンク
Netflix作品ページ
https://www.netflix.com/九条の大罪
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