香取慎吾が主演を務める、WOWOW連続ドラマW 東野圭吾『虚ろな十字架』(毎週日曜22時より放送・配信中)の第3話から、2026年6月に行われた、香取と赤楚の初共演シーンの撮影レポートが到着した。さらに、メインキャスト陣のインタビューも満載のスペシャルメイキング映像が初公開された。
■物語が怒涛の展開を見せる第3話に注目
本作は、国民的作家・東野圭吾が2014年に世に送り出し、これまでに発行部数約76万部を誇るベストセラー小説『虚ろな十字架』(光文社文庫刊)が原作。「死刑制度」という普遍的な社会テーマに真正面から挑んだ渾身の社会派サスペンスであり、WOWOWと東野とのタッグは本作で10作目となる。
WOWOW連続ドラマに初主演、そして東野圭吾作品も初主演となる香取慎吾が演じるのは、11年前、愛する娘を身勝手な犯人に殺されたことを機に、孤独と虚しさを抱えて日々を生きる主人公・中原道正(なかはら・みちまさ)役。そんな中原と“加害者家族”として対峙していくキーパーソン・仁科史也(にしな・ふみや)役を、香取とは本作で初共演となる赤楚衛二が演じている。
娘の死から11年が経ち、今度は離婚した妻・小夜子(鈴木杏)までもが突如殺されてしまった中原。中原は小夜子の不可解な死の真相を探るうちに、小夜子を殺した男・町村作造(ピエール瀧)の娘・花恵(蓮佛美沙子)の夫である史也の存在を知り、史也と小夜子の死に、何らかの関わりがあるのではないかと考えて…。
そんななか迎える第3話では、史也が義父である町村のことで、小夜子の家族に直接会って謝罪がしたいと申し出たことで、ついに中原と史也が相まみえることに。さらにその出会いを機に、史也が隠していたある衝撃的な過去が明かされていく…! これまでの静けさを打ち砕き、物語が怒涛の展開を見せる第3話に注目だ。
そんな注目の第3話から、2026年6月に行われた、香取と赤楚の初共演シーンの撮影を徹底レポート。中原と史也が初めて言葉を交わす、物語の重要シーンの舞台裏とは…!?
■9月20日放送・配信 第3話 撮影現場レポート
6月中旬、朝からどんよりとした空模様が続いていたこの日の天気は、まるで主人公・中原道正(香取慎吾)と、物語のキーマンである仁科史也(赤楚衛二)の心情をそのまま映し出しているかのようだった。かつて、最愛の娘を強盗殺人で失った中原。
それから11年の歳月が経ち、心の傷は癒えぬまま、今度は元妻の浜岡小夜子(鈴木杏)までもを何者かに殺されるという二重の苦しみを背負うことに。赤楚演じる史也は小夜子を殺害した犯人・町村作造(ピエール瀧)の義理の息子という役柄で、この日は彼らが初めて顔を合わせる第3話の撮影が行われた。
最初に現場に現れたのは赤楚。まずは、小夜子の母・里江(原日出子)たちが集まる「被殺害者遺族の会」の会場を訪れるシーンに挑んだ。加害者側の親族ということもあり、リハーサル前から赤楚の顔には思い詰めたような感情が宿っている。やがてカメラ位置が決まると、瀬々敬久監督とともに、廊下を歩くときの速さや鞄の持ち方など細かな部分まで意志統一を図っていく。とりわけ会場の扉を開けるカットでは、ドアの前で逡巡する様子やドアノブに手を置いてから意を決して扉を開けるまでのわずか数秒の動きに対し、時間をかけてテイクを重ねていく。その結果、緊張や不安、葛藤など、史也のいくつもの心情が強く伝わってくる場面となった。
赤楚ひとりの撮影が終わると、原、弁護士・山部役の田中要次、そして香取らが続々と「被殺害者遺族の会」の会場に姿を見せる。本作でテーマとなっているのは、“本当の償いとは何か”という問いかけだ。加害者に代わって謝罪をする親族や、それを受けても消えることのない被害者遺族たちの傷――。刑罰や法律では解決できない両者が抱える心の痛みを、原作者・東野圭吾は繊細に描いている。そのため、演者たちも現場であまり言葉を交わさず、役に集中する時間を大切にしている。香取はというと、自分の席に座り、じっと目を閉じて自身の心と向き合っているようだ。一方の赤楚は会場の中を静かに歩き回り、気持ちを作っていく。それぞれの芝居への取り組み方が垣間見えた瞬間だった。なお、香取と赤楚はこの日が初対面。にもかかわらず、いきなり重いシーンでの撮影はさぞ大変かと思われたが、互いを気遣うような距離感がそのまま芝居にも反映され、カメラが回っていない時間でも、まるで中原と史也がその場にいるような感覚に陥った。
終始張り詰めていた現場が和んだのはお昼の休憩時。キャスト・スタッフ全員分のお弁当が香取から差し入れられ、午後の撮影に入る前にみんなからお礼の拍手が送られた。それを受け、照れながら両手を広げて応える香取。ようやく素の笑みもこぼれ、穏やかな空気が流れていく。しかしそれも束の間。ここからは今まで以上に緊迫したシーンが続く。
まずは、「遺族会」後、史也が里江に直接謝罪をし、衝動的に“土下座”をして周囲を驚かせる場面から。その様子を少し離れた場所から黙って見続けている中原。香取は自分が写らないアングルの撮影のときでもその場を離れることがない。史也のことをつぶさに見て、彼のどこか違和感のある言動に対して、ときに訝しがり、ときに動揺した表情をのぞかせるなど、セリフのないリアクションだけで中原の心根を表現していく。また、本番でOKが出たあとも香取はしばらくその場に立ち尽くすほど完全に役と同化していた様子で、高い集中力で撮影に臨んでいることが感じられた。
続いては、遺族たちに断罪されて会場から去る史也を中原が走って追う場面へ。追うタイミングや走るスピード感を香取は瀬々監督と確認していく。一挙手一投足が中原の心情に結びつくため、細かなやり取りがしばらく続く。そしてついに、ふたりが初めて会話を交わす重要なシーンの撮影へ。中原からの“ある追及”を受けて史也の顔に大きな動揺が走るのだが、ここでの瀬々監督は中原と史也との距離感を伝えるだけで、表情などの心理的な部分の表現は香取に委ねているようだった。
真実だけを知りたい者と何かを秘めている者――。ふたりの会話は淡々としながらも、静かな炎のように目に見えない感情が激しくぶつかりあっているようだ。このふたりだけの掛け合いは、台本を読むと2ページにも満たない短いものだが、並行して描かれていくいくつかのストーリーがのちに交錯していく、伏線の源にもなっている。物語はこのあと思いもよらない展開が待ち受けるのだが、そこに向かっていく不穏さを香取と赤楚が見事に体現した、重く、深淵さのあるシーンとなった。
そんな重要シーンが待ち受け、物語が音を立てて動き出す第3話は、9月20日22時より、WOWOWプライムにて放送・WOWOWオンデマンドにて配信となる。なお、WOWOWオンデマンドでは第1・2話を好評配信中で、今からでも物語に追いつくことができる。
さらに、香取・赤楚をはじめ、蓮佛美沙子、鈴木杏といった実力派メインキャスト陣が撮影舞台裏を語るインタビューが満載の、メイキング映像も初公開。クランクイン時の香取の様子や、赤楚をはじめ、メインキャスト陣が難シーンに挑む姿など、初解禁の撮影舞台裏もふんだんに詰め込まれた、スペシャルな内容となっている。ぜひあわせてチェックいただいた上で、怒涛の展開を見せる本作の後半戦もチェックしよう。
■【動画】【スペシャルメイキング】連続ドラマW 東野圭吾「虚ろな十字架」緊迫の撮影最前線【WOWOW】
■連続ドラマW 東野圭吾「虚ろな十字架」第3話 あらすじ
小夜子(鈴木杏)が歩んできた人生を理解しようと、中原(香取慎吾)が小夜子殺害事件の裁判への参加を決意する一方で、史也(赤楚衛二)と花恵(蓮佛美沙子)の過去が解き明かされていく。たったひとりで遺族会を訪ね、小夜子の両親である宗一(小倉蒼蛙)や里江(原日出子)の前で謝罪の言葉を繰り返す史也。その姿を目にした中原は、どうして義父が起こした事件にそこまで真摯に向き合うのかと疑問を抱く。史也の行動が気になり始めた中原は、やがて史也と思いがけない人物との接点にたどり着くことになるのだが…。
■【動画】【第1話 期間限定公開】連続ドラマW 東野圭吾『虚ろな十字架』
■【動画】【特別座談会】香取慎吾×赤楚衛二×瀬々敬久/連続ドラマW 東野圭吾『虚ろな十字架』【WOWOW】
■番組情報
WOWOW 連続ドラマW 東野圭吾『虚ろな十字架』
09/20(日)22:00〜(※第3話)
第1話無料放送:WOWOWプライム
第1話無料配信:WOWOWオンデマンド
出演:香取慎吾
赤楚衛二
蓮佛美沙子 花瀬琴音 山中崇 田中要次
宇崎竜童 杉本哲太 ピエール瀧 / 鈴木杏
原作:東野圭吾『虚ろな十字架』(光文社文庫刊)
監督:瀬々敬久
脚本:杉原憲明
■関連リンク
ドラマ『虚ろな十字架』番組サイト
https://www.wowow.co.jp/drama/original/utsuronajujika/
新しい地図 OFFICIAL SITE
https://atarashiichizu.com/




