想いを伝えられずに散ってしまった恋。交際していたのに、別れなければならなくなってしまった恋。誰もが一度は、切ない失恋を経験したことがあるのではないだろうか。
そんなときに、寄り添ってくれるのが“失恋ソング”。とことん泣きたいときにはじわっと胸に染みる楽曲を、明るく前を向きたい時には背中を押してくれる楽曲を聴くと良いだろう。
そこで今回はおすすめの失恋ソング40曲を紹介。あなたの胸に刺さる楽曲は見つかるだろうか。
■人気失恋ソング40曲
「猫」DISH//
「楓」スピッツ
「雪の華」中島美嘉
「サウダージ」ポルノグラフィティ
「ドライフラワー」優里
「別の人の彼女になったよ」wacci
「青いベンチ」サスケ
「Pretender」Official髭男dism
「勿忘」Awesome City Club
「もう恋なんてしない」槇原敬之
「メトロノーム」米津玄師
「ハッピーエンド」back number
「たばこ」コレサワ
「この夜を止めてよ」JUJU
「M」PRINCESS PRINCESS
「みかんハート」C&K
「One more time,One more chance」山崎まさよし
「夜永唄」神はサイコロを振らない
「me me she」RADWIMPS
「タイムマシン」SEKAI NO OWARI
「恋人ごっこ」マカロニえんぴつ
「いつか」Saucy Dog
「ランデヴー」シャイトープ
「犬とバカ猫」セカンドバッカー
「Film out」BTS
「日常革命」ねぐせ。
「バラード」ケツメイシ
「ユーモア」キタニタツヤ
「薔薇と散る」AKASAKI
「ホワイトアウト」reGretGirl
「FOREVER」ちゃんみな
「愛の賞味期限」tuki.
「私じゃなかったんだね。」りりあ。
「たぶん」YOASOBI
「10月無口な君を忘れる」あたらよ
「BAD LOVE」HANA
「花人局」ヨルシカ
「カブトムシ」aiko
「スパークル」幾田りら
「恋をしたから」あいみょん
恋が終わって心がつらいとき、そっと寄り添ってくれる失恋ソング。気持ちを代弁してくれるような歌詞に癒され、また恋ができるように。プレイソングを聴いてみてほしい。
【楽曲リンク:失恋ソング40選】
■定番で人気の失恋ソング
「猫」DISH//
「楓」スピッツ
「雪の華」中島美嘉
「サウダージ」ポルノグラフィティ
「ドライフラワー」優里
「別の人の彼女になったよ」wacci
「青いベンチ」サスケ
「Pretender」Official髭男dism
「勿忘」Awesome City Club
「もう恋なんてしない」槇原敬之
「猫」DISH//
あいみょんが作詞作曲したことでも知られるDISH//の「猫」。
あいみょんは後に、浜辺美波と北村匠海(DISH//のVo、Gu)がW主演をつとめた2017年公開の映画『君の膵臓をたべたい』にインスピレーションを受けて制作したと明かしている。ちなみに、同作で北村が演じたのは大切な人を亡くしてしまう高校生。
別れた恋人を“猫”にたとえることで、少し現実逃避をしようとする男性の歌だと思っていたが…。この制作エピソードを知ると、人間じゃなくていい“猫”でもいいからまた会いたいと願わずにはいられない大切な人を亡くした喪失と悲しみに感じられ、また違った解釈ができる。切ないなかにも温かみを感じられる一曲だ。
「楓」スピッツ
1998年発表の8thアルバム『フェイクファー』からシングルカットされたナンバー。BPM80ほどのゆったりとしたテンポは、“さよなら”を告げた君から離れてゆく主人公の足取りを思わせる。
曲名である“楓”は歌詞に登場せず、君と僕の背景も詳しくは語られない。けれど、いくつもの季節を共に過ごしてきたでだろう、ふたりの深い絆が思い浮かぶ。そして君を失った僕が、計り知れないほどの悲しみを抱いていることも。
2022年にTVドラマ『silent』の挿入歌として強い印象を残した他、多くのドラマで使用されている。
「雪の華」中島美嘉
2003年10月1日にリリースされた中島美嘉の10thシングル。2019年には、登坂広臣と中条あやみのW主演で、同曲をモチーフとした実写映画も公開された。
まっすぐに“キミ”を想う“僕”の気持ちを描いた「雪の華」は、言わずと知れた冬の名曲。自分の幸せだけでなく、相手のために何かしたいと思えるほどの深い愛を知り、何気ない一瞬一瞬に幸せを噛み締める主人公。ストレートな“失恋ソング”ではないものの、失恋時にはいつだって「雪の華」で描かれているような美しい記憶ばかりが蘇るので、そういった意味で傷心には刺さるものがある。
▼失恋時に染みる曲として「ORION」も名高い
「サウダージ」ポルノグラフィティ
2000年9月にリリースされたポルノグラフィティの4枚目のシングルであり、数々の名曲を生み出すポルノ史上もっとも売り上げたシングルでもある。
タイトルの“サウダージ”とは、郷愁・思慕・切なさなどの意味を持つポルトガル語。自分自身を見失うほどの大恋愛から、卒業しなければならない苦しさ。しかし、“私”は前に進み続けなければならない。女性の精一杯の強がりを描いている。
切ない楽曲ながら、聴くと勇気をもらえるのはなぜだろう。
「ドライフラワー」優里
優里が2019年にリリースしたデビュー曲「かくれんぼ」のシチュエーションを、女性サイドの目線で綴ったバラード。
消えない想いを花にたとえ、いつかこの想いもドライフラワーのように色褪せると自分に言い聞かせるように歌う。
“顔も見たくないからさ”、“大嫌いだよ”など拒絶の言葉に、どうしても消し切れない恋心が滲んで切ない。
アフターストーリーを男性目線で描く「おにごっこ」もあわせて聴きたい。
「別の人の彼女になったよ」wacci
2018年のリリース後、じわじわと注目を高めて今ではバンドの代表曲となった「別の人の彼女になったよ」。恋愛における複雑な感情と関係性をたった一文で表したタイトルが印象的。
ダメな元カレと大人の今カレ、ふたりのエピソードの対比から主人公の心がどちらに傾いているのかがわかってしまう。良し悪しでは計れない恋愛の機微を描くストーリーが多くの共感を集めた。
「青いベンチ」サスケ
気持ちを伝えきれなかった後悔を胸に、青春の日々をほろ苦く思い返す歌。
“君”が手をふっていた青いベンチに、今はひとりで腰かけているという描写が、時間の流れと取り戻せない距離を示している。アコースティックギターとハーモニカの素朴な音色が、確かにそこにあった青春の輝きを呼び起こすように響く。
「Pretender」Official髭男dism
Official髭男dismの名を爆発的に広めた2019年リリースのシングル。映画『コンフィデンスマンJP ロマンス編』の主題歌となり、各チャートの記録を塗り替えるロングヒットを記録。どれほど恋い焦がれても届かない想い、諦めと情熱の間でもがく心の動きをエモーショナルに描く。“片思い”という普遍的なテーマを、ここまで新鮮でドラマチックに表現できるものかと人々に驚きと感動を与えた。
やるせない思いをなんとか飲み込もうとした末に出てくる短いフレーズ、“君は綺麗だ”の悲しさと美しさに圧倒される。
「勿忘」Awesome City Club
春の訪れを知らせるという“勿忘草(わすれなぐさ)”をモチーフにした楽曲。菅田将暉と有村架純がダブル主演した映画『花束みたいな恋をした』のインスパイアソングとして制作された。
atagi(Vo&Gu)とPORIN(Vo&Synthesizer)がボーカルを取り、1番と2番でメインのポジションを入れ替える。これにより、別れたふたりが同じ時間に別々の場所で互いを想っているように感じられる。
勿忘草の花言葉は“真実の愛”、“私を忘れないで”。恋の記憶と小さな水色の花が交錯する描写が美しい。
「もう恋なんてしない」槇原敬之
“君”がいなくなった部屋でひとり、強がりながら日々を立て直そうとする“僕”。けれど、小さなつまずきに出会うたび、君の不在が胸にのしかかり、隠しきれない本音が顔を出す。
《もう恋なんてしないなんて 言わないよ絶対》という、どこかまどろっこしい言い回しには、断ち切れない恋心が隠れている。
■とにかく泣ける失恋ソング
「メトロノーム」米津玄師
「ハッピーエンド」back number
「たばこ」コレサワ
「この夜を止めてよ」JUJU
「M」PRINCESS PRINCESS
「みかんハート」C&K
「One more time,One more chance」山崎まさよし
「夜永唄」神はサイコロを振らない
「me me she」RADWIMPS
「タイムマシン」SEKAI NO OWARI
「メトロノーム」米津玄師(よねづ けんし)
2015年リリースの3rdアルバム『Bremen』に収録されている「メトロノーム」。筆者は、長年交際した恋人たちの“別れ”を描いた楽曲だと解釈している。
同じテンポで歩き始めたふたりの間に、いつしかズレが生じていく。しかし、お互いの存在が当たり前になっているため、別れを決断できずにいた。別れ方がわからない、という気持ちもあったのではないだろうか。
だが、見て見ぬふりをしてきたズレが、次第に取り戻せないほどの大きなズレになってしまう。仕方がない別れだったと心では思いながらも、未練を捨てきれない複雑な心情を丁寧に綴っている。
「ハッピーエンド」back number
福士蒼汰と小松菜奈が出演した映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の主題歌として書き下ろされた「ハッピーエンド」。
あなたを心から好きな私は、あなたを大切に思うからこそ笑顔で別れを告げる。声を振り絞るように“大丈夫”と繰り返し、思わず漏れた本音は“なんてね”という言葉で隠そうとする。
心の中だけに渦巻く激しい感情を写し取った言葉の一つひとつが悲しく響き、逆説的なタイトルが持つ意味をひしひしと感じさせる。
「たばこ」コレサワ
彼女が残していったタバコの匂いから、ふたりで過ごした日々を思い返す“僕”。何度も彼女に投げかけた言葉を繰り返しながら、その一つひとつを後悔とともに噛み締めている。
まるで幼い子どものように《もっとちゃんと》と繰り返すフレーズには、どうしても心の真ん中まで届かなかった歯がゆさと、それでも伝えたかった思いの強さがにじんでいる。
「この夜を止めてよ」JUJU
愛の終わりを切々と描き出すバラード。出会ってしまったふたりの恋は突然始まり、突然終わりを迎える。その結末が避けられないとわかっているから、せめて《この夜を止めてよ》と願わずにはいられない。
『THE FIRST TAKE』では、ピアノとチェロの演奏に、途中からドラムが加わるドラマチックなアレンジで披露。シンプルな構成の中で感情の高まりが際立ち、ヒリヒリとした悲しみがいっそう鮮明に伝わってくる。
「M」PRINCESS PRINCESS
イニシャル「M」の元恋人を切なく思い返すロッカバラード。1988年の発表当時は紙のアドレス帳で《Mのページ》をなぞっていたが、今ではスマホのスクロールがその行為に置き換わっている。
あえてイニシャルを特定することで、失恋の痛みがより具体性を帯びて響く。《いつも一緒にいたかった》というシンプルな言葉が、かなわなかった恋の悲しみを浮かび上がらせる。
「みかんハート」C&K
届くことのない想いを抱えた“未完”のハートを歌ったバラード。自分のなかに湧き上がる思いの強さに翻弄され、傷つきながらもなお相手を想わずにはいられない。
切なさに満ちているいっぽうで、《泣いて泣いて泣き叫んででも 叶えたいほどの恋》に出会えたことは、幸せだったのかもしれないと感じられる余地を残している。
「One more time,One more chance」山崎まさよし
2025年公開の実写映画『秒速5センチメートル』の劇中歌として、あらためて注目された山崎まさよしの代表曲。
目に映るすべての場所に、今はもういない“君”の姿を探してしまう。静かに始まる歌声が、抑えてきた想いを少しずつ解き放ち、《君のほかに大切なものなど》という強いメッセージへとたどり着く。その高まりが涙を誘う。
「夜永唄」神はサイコロを振らない
心が離れていった恋人を、季節の移ろいに重ねて歌うバラード。心は未練にあふれ、《金木犀の香りが薄れていくように》や《花びらに似た指先》といった詩的な表現が、その痛みをいっそう深く感じさせる。
「この歌が誰かの孤独に寄り添いますように」という言葉から歌い始める、コロナ禍に発表された『THE HOME TAKE』バージョンも忘れがたい。
「me me she」RADWIMPS
あまりに大きすぎた存在へ、薄まることのない想いを伝える歌。たとえこの先、僕が誰かと新しい未来を築いたとしても、そして《君が生きていようとなかろうと》、この想いだけは揺らがない。そんな強烈な愛を描いている。
過剰なほど生々しい言葉が、愛の深さゆえに生まれる痛みをむき出しにし、胸の深いところまで届く。
「タイムマシン」SEKAI NO OWARI
失恋の苦しさから、タイムマシンで過去へ戻って君との記憶を消し去りたいと願う歌。別れてから3年もの月日が流れたというのに、心は少しも前を向かず、時間だけが淡々と過ぎていく。
そんな停滞のなかで主人公は、心のタイムマシンで君との出会いへとさかのぼり、《君に出逢わなければ 僕が僕じゃなくなる》と気づく。足踏みしているように見えて、内側でそっと生まれつつある小さな変化を丁寧にすくい上げている。
■男性目線で人気の失恋ソング
「恋人ごっこ」マカロニえんぴつ
「いつか」Saucy Dog
「ランデヴー」シャイトープ
「犬とバカ猫」セカンドバッカー
「Film out」BTS
「日常革命」ねぐせ。
「バラード」ケツメイシ
「ユーモア」キタニタツヤ
「薔薇と散る」AKASAKI
「ホワイトアウト」reGretGirl
「恋人ごっこ」マカロニえんぴつ
マカロニえんぴつが、Hondaとのタイアップ企画のために書き下ろしたシングル曲。MVでは、はっとり(Vo&Gu)が俳優の秋田汐梨と恋人同士を演じている。もう恋人ではいられないと理屈ではわかっても、感情はままならない。そんな微妙な関係性を“恋人ごっこ”という曖昧な表現に落とし込む弱さが人間くさくて憎めない。
あえて軽やかさを出したサウンドが終盤で3連のリズムに切り替わり、溢れ出す感情を伝えている。
「いつか」Saucy Dog
Saucy Dogが2017年に発表した初ミニアルバム『カントリーロード』の収録曲。
歌詞には、島根県松江市出身の石原慎也(Vo&Gu)が学生時代に目にしていた景色が描かれている。その思い出が蘇るたび、同じ景色を共有した“君”の不在が、心に深く突き刺さる。
時の流れとともに、街も人も変わっていく。それを知って少しだけ大人になった“僕”の成長も感じられる。
「ランデヴー」シャイトープ
恋の終わりのむなしさを歌う「ランデヴー」。まだ、まどろみのなかにいるような歌い出しから、この主人公が忘れられない恋の記憶から逃げるように日々を過ごしていることがわかる。
時間が巻き戻ることなどないとわかっていながら、もしもの妄想を繰り返してしまう。そのままずっと夢を見たくても、目が醒めてしまう現実。恋人の残像は、やがて光に溶けて消えていく。終盤のエモーショナルな盛り上がりが甘く苦い余韻を残す。
「犬とバカ猫」セカンドバッカー
恋の熱に浮かされて、相手を見失ってしまった“私”。男性目線でも女性目線でも受け取れる歌だが、こうへい(Vo&Gu)が歌うことにより、より人間くささが強調される。
《2人になった途端君は本当子犬みたいだね》というフレーズには、相手を見つめる“私”の愛しさがにじみ出ている。
「Film out」BTS
back numberがプロデュースしたBTSの日本オリジナル楽曲「Film out」。メンバーのJUNG KOOKが制作に加わり、『劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班』の主題歌となった。記憶のなかにだけ存在する愛しい人の姿を一人の部屋で思い浮かべる状況を、映写になぞらえて切なく歌う。
とある部屋でメンバーが過去の記憶をたどるような謎めいたMVは、ファンのなかで多様な解釈を生んだ。
「日常革命」ねぐせ。
別れによって日常が大きく変わったふたり。りょたち(Vo)はその悲しみを主に女性目線で描きながら、ふたり分の後悔を同時に浮かび上がらせる。どうにもならない感情だけが、ふたりの間に静かに残されている。
『THE FIRST TAKE』で披露したパフォーマンスでは、ピアノとストリングスを中心としたアレンジにより、曲の叙情性をいっそう際立たせた。
「バラード」ケツメイシ
ケツメイシが極力ラップを封じ、タイトルどおり王道バラードに振り切ったナンバー。道ならぬ恋をほのかに匂わせる描写や、《切なさのグラスに 愛を注いで》といったメロドラマ調のフレーズが、甘く苦い感情を呼び起こす。
彼女を想う男性は、避けられない結末をどこかで悟っているからこそ、《時を戻して》と静かに願う。その切実な思いが胸に迫る。
「ユーモア」キタニタツヤ
キタニタツヤが、映画『ゆきてかへらぬ』の主題歌として、中原中也の文学にリスペクトを込めて書いた楽曲。詩を書く“きみ”へのまなざし、とりわけそのユーモアに対する深い愛情を、静かに語りかけるように歌っている。
別れの寂しさに満ちた歌でありながら、その歌声にはどこか優しく晴れやかな響きがあり、季節の変わり目を告げる風のようにそっと流れていく。
「薔薇と散る」AKASAKI
砕け散る愛の残像を、あえて柔らかいタッチで描くシティポップ調のナンバー。自虐的なほど愛のこもった言葉を、《ジト目の猫》といった印象的なモチーフとともに妄想的に紡いでいく。
どこか投げやりな言葉を連ねながらも、落ち込んだ心に寄り添う。軽やかなビートに身を任せれば、感情の底まで真っすぐ降りていけそう。
「ホワイトアウト」reGretGirl
別れを切り出した彼女に衝撃を受ける“僕”。後悔に襲われても、時は戻らない。《しまいには君にすがりついて大きな声で泣き出す始末》と、なりふり構わず引き留めようとする姿が、彼の本気を物語っている。
主人公の視点が車中に置かれていることで、移動を続けるバンドの生活とどこか重なり、独特のリアリティが生まれている。
■女性目線で人気の失恋ソング
「FOREVER」ちゃんみな
「愛の賞味期限」tuki.
「私じゃなかったんだね。」りりあ。
「たぶん」YOASOBI
「10月無口な君を忘れる」あたらよ
「BAD LOVE」HANA
「花人局」ヨルシカ
「カブトムシ」aiko
「スパークル」幾田りら
「恋をしたから」あいみょん
「FOREVER」ちゃんみな
怒りを伴う別れを描く「FOREVER」。趣里主演のドラマ『モンスター』の主題歌として書き下ろされた。
ちゃんみならしい痛烈なリリックが心にズバズバ刺さり、自分が主体となって決断を下すことに意味があると気づかせてくれる。
相手に言い訳の余地を与えず、潔く去る姿が見事。身勝手な相手とは、永遠にさよなら。
「愛の賞味期限」tuki.
tuki.が2024年に発表した「愛の賞味期限」。デビュー曲「晩餐歌」のアンサーソングとして制作された。“TikTokばっか見てんじゃないよ”という歌詞にドキッとした人もいるはず。目の前の相手ではなくスマホばかり見ているうちに、愛の賞味期限は切れてしまうかもしれない。
韻を踏んだリリックや流れるようなメロディなど、ソングライターとしての急速な成長ぶりも感じさせる。
「私じゃなかったんだね。」りりあ。
りりあ。が「失恋したので曲にしました」という言葉とともに紹介した「私じゃなかったんだね。」。“思わせぶりがうまい”相手に振り回されてしまった女の子。歌い出しは独り言のように感情を抑えて表現しつつ、転調パートから徐々に本音があふれ出す。
そしてバックのサウンドが消えて歌だけになる瞬間、今にも泣き出しそうな声色が胸を締めつける。
「たぶん」YOASOBI
YOASOBIが楽曲の原作小説を募集する『夜遊びコンテストvol. 1』の大賞作品、しなの著『たぶん』をもとに制作した楽曲。同棲を終えたカップルのエピソードを描く。
久々に訪れた元恋人に、ふと「おかえり」と声をかけてしまう主人公。その言葉は、もうふたりの関係にふさわしくない。
終始クールなトーンを貫くikura(Vo)の歌声は、淡々とした響きのなかに後悔や未練のニュアンスを繊細ににじませている。
「10月無口な君を忘れる」あたらよ
恋人の部屋を後にする女性の目線で始まる別れの歌。彼女は、自分の想いのほうが重くなってしまったことに気づいているからこそ苦しくなり、“君”と距離を置くことを選ぶ。
男女ツインボーカルを活かした構成によって、物語は途中から男性側の視点も重なっていく。そして《さよならが辛いのは 全部君のせいだ》をふたりで歌うことで、どうしようもない後悔が同時に立ち上がる。
「BAD LOVE」HANA
愛した人に裏切られた痛みをぶつけるロックナンバー。叫ぶような歌声からは、怒りと悲しみと混乱が押し寄せてくる。
恋愛に不慣れな自分を《I’m just a kid》と言い表すことで、強がりの裏に隠れた未熟さや不安が浮かび上がる。HANAの最年少メンバーであるMAHINAを中心に、若さゆえのまっすぐさや不器用さを鮮やかに表現している。
「花人局」ヨルシカ
「花人局」(はなもたせ)は、美人局(つつもたせ)をもじった造語。“僕”の人生に花をもたせて去っていった人への想いを描いている。
温もりと混乱、そしてわずかな疑いを残して姿を消した“貴方”。もう戻らないとわかっていても、どこかでまだ待ってしまう自分がいる。宙に浮いたようなその時間は、春の風のようにゆるやかに流れていく。
「カブトムシ」aiko
数々のラブソングを生み出してきたaikoの作品の中でも、屈指の名曲として愛され続けている「カブトムシ」。“あなた”に引き寄せられる自分を、甘い蜜に誘われたカブトムシになぞらえて歌う。
ふたりの想いを天秤にかけるなら、きっと“あたし”のほうが下に傾く。だからこそ“あたし”は“あなた”と過ごす一瞬一瞬を胸に焼き付ける。
「スパークル」幾田りら
流れ星のように一瞬だけ強くきらめき、すぐに消えてしまう恋を描いた一曲。すみずみまで意識を巡らせた繊細な歌声が、揺れ続ける恋心を鮮やかに描く。
想いはずっと一方通行のまま。それでも《苦しさも愛しさも 全部君から貰えてよかった》と言い切る主人公の真っすぐな強さが、静かに胸を打つ。
「恋をしたから」あいみょん
《恋をしたから》生まれる無数の感情を、アコースティックギターとともに訥々と物語る一曲。運命だと感じた“貴方”と出会ったことで、主人公は喜びも悲しみも、希望も失う怖さも知っていく。
《いつか失うこともあるわけで》と余韻を残して終わるフレーズが、さりげない一言でありながら、いつまでも胸の奥に響き続ける。
■失恋ソングで心を癒して!
失恋の苦しさを支えてくれる楽曲たち。思い切り泣きたい時に聴くのもいいだろう。この40曲のなかに、あなたの推し曲は見つかっただろうか。
今まさに恋に悩む人も、恋愛から遠ざかっている人も、失恋ソングを聴きながら自分の心と向き合ってみてほしい。
TEXT BY THE FIRST TIMES編集部
























