7月5日に放送がスタートする読売テレビ・日本テレビ系新日曜ドラマ、『一次元の挿し木』の制作発表記者会見が行われ、主演の山田涼介をはじめ、白石聖、堀田真由、鈴木保奈美、佐々木蔵之介、さらに木戸大聖、土居志央梨、小手伸也という、本作品の主要キャスト8名が登壇した。
■それぞれの役どころは
遺伝子学を研究する大学院生で、行方不明になった義理の妹・紫陽が生きていると信じる七瀬悠役の山田は「どこか危うさだったり、はかなさだったりをずっと持っている男性」と役どころを説明。原作で、悠は“美男子”として描かれていることに触れた山田は「それをどう出したらいいのかな? というのが自分の中でテーマとしてあります。ミステリーの要素の中に、ちょっとした色気を感じる瞬間があればいいなと思いながら、悠というキャラクターを模索しながら撮影しています」と語った。
悠とともにDNA一致の謎を追っていく石見崎唯役の白石は「二転三転していくミステリーということで、私自身も情報を整理しながら撮影に臨んでいます」とコメント。セリフの裏にある唯の“本心”を探りながら演じることを大切にしているといい、「台本の中には、自分の役が描かれていない部分もあるんです。そこで唯は一体何をしていたのか? 何を考えていたのか? というのを考えながら演じています」と明かした。
悠の義理の妹で、4年前の豪雨の日に行方不明となった七瀬紫陽を演じる堀田は「紫陽はつかみどころのないキャラクターですが、物語の中心にいる人物。紫陽の出演は回想シーンがとても多いんです。この作品はシリアスなシーンが多いので、回想シーンだけでも多幸感あふれるものにしたいなと思いながらやっています」と意気込みを語った。
さらに、「“10代”の紫陽のシーンが多い」と明かした堀田は「まあ、(自分自身は)いい大人なので…」と苦笑い。同じく“10代”のシーンがある山田が「きついよな~!」と笑いながら同調すると、堀田は「(山田と)お互い励まし合いながら、10代を演じています!」とチャーミングに話した。
世界的に著名な発生生物学者・仙波佳代子役の鈴木は「悠たちがどんどん謎に迫っていくストーリーなのですが、佳代子や、(佐々木)蔵之介さん演じる京一といった大人たちが自分の思惑でそれを阻止していく部分が多くて。撮影していても、ものすごく罪深い気がして、(山田たちに)『ごめんね』と思っているんです(笑)」と語った。高圧的な態度を見せることもある佳代子については、「自分に鞭を打って、利己的にやろうと思って頑張っています」と話した。
悠の義父で、大手製薬会社・日江製薬の代表取締役である七瀬京一を演じる佐々木は「登場人物それぞれ、大きな選択をしながら(問題に)向き合って生きている役ばかり。そして、みんな疑心暗鬼になっています(笑)」と作品を紹介しつつ、「役として、山田涼介・堀田真由の二人の親だということに喜びを感じています。こういうことはそうないので!(笑)」と話し、会場を盛り上げた。
京一の右腕で、日江製薬の社員・前原幹夫役の木戸は「(前原は)比較的感情を表に出すタイプではないので、そこを抑えながら日々撮影をしています。お話が進むにつれて、前原の輪郭みたいなものが視聴者の皆さんに伝わったらいいなと思っています」とコメント。「役年齢の設定としては、前原と悠は同い年。二人のシーンに注目して見てもらえたら」とアピールした。
刑事・黛良子役の土居は「ある意味、視聴者の方の目線に近い役どころだと思います。ある出来事が起こって捜査をしていく中で、どんどん新しい情報が出てきて、新しい謎が生まれてくる。(黛が登場するシーンは)それをシンプルに追っていくパートが多く、心理的な撮影というよりはスポーツ的な撮影が多いかもしれません。勢いやスピード感を与えられたら」と説明した。
週刊誌『東邦ジャーナル』の編集長である平間孝之役の小手は「熱のちょっと冷めてしまったジャーナリストが、とあるきっかけで事件に切り込んでいくことになる。僕は事件を探る側のポジションなので、視聴者の皆さんと一緒に謎解きをしていくという意味では、僕の視線は非常に大切だと思います」と力説。小手が「シリアスなドラマなので、小手伸也でいいのかな?」と率直な疑問を口にすると、山田は「ぴったりです。大丈夫です!」と太鼓判を押した。
各キャストの役どころ紹介を小手がきれに締めたところで、山田から少し言いにくそうに「小手さん、あの…この記者会見に出る前に、ずっと口元にゴマがついていました」との情報が。「だから俺、直前に口を拭かれたんだ!」と納得顔の小手に、大きな笑いが起きた。
■山田涼介が明かす「堀田真由ミステリー」とは?
撮影現場での印象的なエピソードを聞かれた山田は「現場で“堀田真由ミステリー”と呼んでいるんですけど…」と切り出した。山梨・河口湖へロケに行った際、堀田から「河口湖に“池”あるじゃないですか?」と言われたことを明かした山田は「池とはなんだ? と思っていたら、(堀田は)河口湖を池だと思っていたらしいです(笑)。こういう天然なところがあるんです」と振り返った。
すると、滋賀県出身の堀田は「琵琶湖育ちなので…」と切り返し。小手が「なるほど。琵琶湖に比べれば」と堀田の言い分を解説すると、会場は大きな笑いに包まれた。
堀田は「移動中に寝てしまっていて、ぱっと目を覚ましたら大きい池があるなと。『池でボートとかやりたいですね』と言ったら、『あれが河口湖だよ』と言われてしまった。琵琶湖民からしたらちょっとコンパクト(笑)」と楽しそうに話した。そんな様子からも和気あいあいとした日々の撮影現場の雰囲気が伝わるようだった。
■白石聖をツボにはめた!?小手伸也の衝撃的な言い間違いとは?
白石は、小手とのシーンが印象に残っているという。「小手さんのセリフの中で、『七瀬悠さん』というワードがあったんです。山田さんが演じられている役名なんですけど…小手さん、本番で『綾瀬はるかさん』と言い間違いをされていて。たしかに言葉の響きが似ているなと思って、ツボに入っちゃいました。めちゃくちゃ和みました」と振り返った。
小手は「あんなナチュラルに間違えたNGはなかった。(実際には)綾瀬はるかさんと会ったことはないので、会ってみたいという煩悩ですかね…」と願望を告白していた。
鈴木は「すてきだなと思ったことがあったんですが…」と話し始めた。「住宅街の道路で撮影させていただいていたときに、わりと通行される方がいらっしゃったんですね。そのとき、ご年配の方がゆっくりと歩いていらした。すると、山田君が『(ご年配の方に先に)行ってもらいましょう』とさらっと言っていて。『ああ、なんて優しい人なんだ!』と思いました」と告白した。
鈴木の話を受けて、山田は集まった記者たちに「見出しに大きく『優しい男』と書いて!」とリクエスト。鈴木が「ひとかどの人物はできているなと思いました」と感心すると、山田は「細かなところまで見ていただいているんだな、と…」と照れ笑い。鈴木は「じろじろ見ています!」と話して、笑いを誘っていた。
■土居志央梨、和田正人から「圧」を感じる?
土居は、先輩刑事・多田宗幸を演じる和田正人との撮影を振り返った。「お弁当を食べるシーンの撮影の前に、和田さんが『こういうご飯を食べながらのシーンって、食べられなかったら負けた気がするよな』とぼそっと言っていて。それが『お前、食べろよ』と圧を与えられたように感じました(笑)。だからすごく食べましたよね、そのシーンだけでお弁当一個半くらい頑張って食べて。和田さんは、本当にとてつもない勢いで食べているからすごいなと思いました」と驚きを語った。
土居に続いて、佐々木も、和田のエピソードを披露。「この間、(次の撮影まで)4時間くらい空いたときがあったんです。どうしようかな、と考えて…山田くんは大型スーパーに行ったと言っていて、僕はスープカレーを食べに行ったんです。あとから和田に『何してたんか?』と聞いたら、『打ちっぱなしに行っていました』と。そこからずーっと(和田は)ゴルフの話をしていました。ゴルフと俳優の共通点の話とかを(笑)」と述べた。
木戸は、朝一番で山田と走るシーンに臨んだときのことを振り返り、「車と並走して、100メートル以上走るシーンがあったんです。1回目は、自分が速く走りすぎたせいで、もう一回やることに。2回目もOKが出ず、3回目も走ることになって…。2日後、山田さんとまた撮影が一緒だったのですが、お互い下半身が筋肉痛に(笑)」と告白。山田は「彼(木戸)が本当に速いんです! 僕を追いかけるシーンなのに、追いつこうとするから!(笑)」とツッコミを入れていた。
■「この熱量が、見ている方に伝わるんじゃないかな」(山田涼介)
撮影は5月から始まり、すでに1ヵ月半ほどが経過。現在の手ごたえを聞かれた山田は「演者だけでなく、スタッフみんながものすごい熱量を持ってこの作品に挑んでいるので、すごく良質なドラマができあがるんじゃないかな、と思っています。原作がある作品ですが、今回ドラマのオリジナルの部分も少し入っているので、そこの部分も大切にしたいです。演者もスタッフも、『一次元の挿し木』という作品をどういうふうに視聴者の皆さまに届けるかということを常に考えながらやっています。この熱量が、見ている方に伝わるんじゃないかな」と力を込めた。
そして、「この夏一番ホットなドラマになるんじゃないかなと思っております」と自信を見せた山田。視聴者に向けて、「このドラマは、200年前の人骨が失踪した妹のDNAに完全に一致する、という謎からスタートするドラマになっています。ハッピーで明るいドラマ、ではないかもしれないですが、毎週日曜日が近づくたびに、『あのドラマがくるぞ!』と思ってもらえるような、そんなわくわくドキドキがつまったドラマになっているので、ぜひ初回からご覧いただけたらなと思います!」とアピールした。
■番組情報
読売テレビ・日本テレビ系『一次元の挿し木』
07/05(日)スタート
毎週日曜 22:30〜23:25 全10話
原作:松下龍之介『一次元の挿し木』(宝島社)
脚本:高田亮 清水匡
監督:城定秀夫 頃安祐良 日高貴士(「高」は、はしごだかが正式表記)
出演:
七瀬悠:山田涼介
石見崎唯:白石聖
前原幹夫:木戸大聖
黛良子:土居志央梨
・
七瀬紫陽:堀田真由
・
平間孝之:小手伸也
仙波佳代子:鈴木保奈美
七瀬京一役:佐々木蔵之介
■関連リンク
『一次元の挿し木』番組公式サイト
https://www.ytv.co.jp/ichijigen_drama/
