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    2022.01.02

    SixTONES、6人の“歌声”が「Imitation Rain」の新たな表情を生む。彼らのポテンシャルの高さを表明する『THE FIRST TAKE』

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    SixTONES、6人の“歌声”が「Imitation Rain」の新たな表情を生む。彼らのポテンシャルの高さを表明する『THE FIRST TAKE』
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    TEXT BY 森朋之

    ■SixTONESのボーカリゼーションの豊かさをリアルに体感できるパフォーマンス

    SixTONESが『THE FIRST TAKE』に初登場。
    “衝撃のデビュー作「Imitation Rain」をここだけのアレンジで一発撮りでパフォーマンス”──2022年1月1日に発表されたこのニュースは凄まじい勢いで拡散され、今年最初のエポックメイキングな出来事となった。

    彼らが披露した「Imitation Rain」(2020年1月発表)は、周知のとおり、YOSHIKI(X JAPAN)の作詞・作曲・編曲によるロックバラード。官能的にしてエモーショナルなこの曲は、SixTONESの最初のイメージを鮮烈に印象づけ、彼らは瞬く間に音楽シーンのど真ん中に飛び出した。

    リリースから2年が経ち、 “一発勝負”の『THE FIRST TAKE』で「Imitation Rain」をどう表現し、どんな感情を観る者に与えてくれるのか? きわめて高い期待値のなかで、彼らはそのハードルを見事に超えてみせた。

    最初に映し出されるのは、6本のマイク。それぞれリラックスした様子で軽く発声をし、「はい、いいよ」「よろしくお願いします」などと合図を送り合い、楽曲が奏でられ始める。繊細なピアノのフレーズ、そして、弦カルテットのシックな音色が響いた瞬間、メンバーの集中力が明らかに高まり、パフォーマー/表現者の顔を見せる。

    “Imitation Rain”から始まる冒頭の英語パートはジェシー、その後のフレーズを京本大我が繋ぎ──SixTONESのボーカリゼーションの軸になるふたりだ──全員で歌うサビのフレーズへ。この時点ですでに楽曲のドラマ性がしっかりと抽出され、豊かな感動を生み出している。

    そこからは、メンバーのハーモニーワークを堪能できるシーンへと流れる。森本慎太郎&高地優吾(高は、はしごだかが正式表記)、田中樹&ジェシー&松村北斗、京本&田中、ジェジー&京本&松村と組み合わせを変えながら、楽曲の多面的な表情を引き出していく。メンバー全員が個性溢れるシンガーであり、掛け合いやハモリによって、多彩な化学反応が生まれるというボーカルグループとしてのSixTONESのポテンシャルを改めて実感できることも、今回の『THE FIRST TAKE』の意義だろう。

    2度目のサビのあとは、田中のラップが炸裂する。“What’s the meaning of life”と英語のリリックをしなやかにして濃密なフロウに導く姿からラッパーとしての資質の高さが伝わってくると、ここから楽曲はクライマックスに向かう。ジェシーが官能的な歌声で“Dancing in the rain 夢を求めて”というラインを描き出し、6人が声を合わせて“紅に染まるまで 雨に打たれて”と感情豊かに歌い上げる。そして京本が美しいハイトーンを活かしながら“戻れない 時代(とき)を振り返る”というフレーズを響かせ、最後のサビへ。歌い終わったあとの少しホッとしたようなメンバーたちの表情も印象的だった。

    ダンスはなく、歌だけで「Imitation Rain」の奥深い魅力を表現した6人。SixTONESのボーカリゼーションの豊かさをリアルに体感できたことが、このパフォーマンスにおける最大の収穫だったと思う。そして、その根底にあるのは2021年における彼らの成長だ。

    デビュー2年目となった2021年、SixTONESは活動の幅を大きく広げた。1月に1stアルバム『1ST』を発表。ロック、ネオソウル、ヒップホップからエレクトロまで、バラエティに富んだジャンルの楽曲が収められると同時に、ユニット曲ではメンバーそれぞれの個性を明確に打ち出してみせた。

    また、配信ライブと有観客のハイブリッドによる初の全国アリーナツアー『on eST』でパフォーマーとしての無限大の可能性を証明したあとも、意欲的な活動を展開していく。

    筆者が最も大きなインパクトを受けたのは、King Gnu・常田大希の作詞作曲による「マスカラ」のリリース。ラテン、ヒップホップ、オルタナR&Bなどを融合させたトラックを完全に乗りこなし、緻密さと解放感を併せ持ったメロディ、満たされない想いを抱えた感情を刻んだ歌詞をしっかりと表現したことは、彼らにとって大きな飛躍の契機となったはずだ。

    そして2022年1月5日には、2ndアルバム『CITY』がリリースされる。先述した5thシングル「マスカラ」、映画『ライアー×ライアー』主題歌「僕が僕じゃないみたいだ」(4thシングル)、くじらによる提供曲「フィギュア」(5thシングル収録)などのシングル曲をはじめボーダレスに様々な楽曲を収めた本作のテーマは、ずばり“街(CITY)”。楽曲ごとの主人公が繰り広げるストーリーを移りゆく時間とともに表現することで、多面的な楽しみ方ができる作品に仕上がっている。本作品の軸にあるのも、『THE FIRST TAKE』における「Imitation Rain」のパフォーマンスと同様、メンバーの幅広い表現力。進化を続けるSixTONESの新たな音楽世界をぜひ味わってほしいと思う。


    2022.01.05 ON SALE
    ALBUM『CITY』
    ★詳細はこちら=https://www.sixtones.jp/discography/d009/


    YouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』
    https://www.youtube.com/channel/UC9zY_E8mcAo_Oq772LEZq8Q

    SixTONES OFFICIAL SITE
    https://www.sixtones.jp/

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