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    2022.02.09

    milet×Cateenのコラボによる「Ordinary days」。『THE FIRST TAKE』の色彩豊かなパフォーマンス

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    • Cateen
    • 『THE FIRST TAKE』
    milet×Cateenのコラボによる「Ordinary days」。『THE FIRST TAKE』の色彩豊かなパフォーマンス
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    TEXT BY 森朋之

    ■既存の枠を超越しながら、自らの音楽性を築き上げてきたふたりの姿勢

    KANA-BOON(谷口鮪)×ネクライトーキー(もっさ)「ないものねだり」、LiSA×Uru「再会(produced by Ayase)」、私立恵比寿中学×石崎ひゅーい「ジャンプ」、ASIAN KUNG-FU GENERATION(後藤正文)×世武裕子「エンパシー」、SUPER BEAVER feat. 長屋晴子「東京」、そして、milet×Aimer×幾田りら「おもかげ(produced by Vaundy)」──数々の素晴らしいコラボレーションをも生み出してきた『THE FIRST TAKE』だが、第189回でもこのチャンネルならではの素晴らしいセッションが実現した。

    milet×Cateen。今や音楽シーンを代表するシンガーソングライターとなったmilet、クラシック、ポップスを中心にジャンルを超えた活躍を続けるピアニストCateen(角野隼斗)が、ふたりだけでmiletが昨夏発表したドラマ『ハコヅメ〜たたかう!交番女子』(NTV)主題歌として話題を集めた「Ordinary days」をオリジナルアレンジで披露した。

    最初に映し出されるのはマイクの前に進んでいくmiletの姿。この時点ですでにCateenによるピアノの軽やかなフレーズが鳴っており、心地よい音楽空間が広がっている。「やっほ〜」と笑顔で手を振り合うふたりも、このセッションを心から待ち望んでいたようだ。

    「かてぃん君は今日も絶好調」、「miletさんも絶好調でしょ」と軽く声を掛け合いながら、miletの「楽しみにしてましたよ」と早る高揚感にはCateenも「超楽しみにしてました」と嬉しそうに重ねる。そして、「今日だけのかてぃん君とmiletの『Ordinary days』になると思うんで、楽しんでいきましょ〜」とガッツポーズを交わしたあと、Cateenのクラシカルな響きが奏でられる。

    “願わくば、そう/悲劇よりも 喜劇よりも 見ていたいのは/奇跡のような当たり前を照らす この日常”というラインから始まる「Ordinary days」は、日常の中にある何気ない幸せ、“君”に対するまっすぐで切実な想いを綴った楽曲だ。抑制を効かせたAメロ、気持ちよく飛び跳ねるようなリズムとともに奏でられるBメロ、そして、すべてを解き放つようなダイナミズムを感じさせるサビ。お互いの音と声を共鳴させ、融合させながらふたりは、「Ordinary days」に込められたメッセージと豊かな音楽性をしっかりと増幅させていく。

    サビ前のパートでは、Cateenが渾身のソロ演奏を披露。クラシック、ジャズ、ポップスなどの要素をナチュラルに内包しながら、この瞬間だけの閃きと煌めきを響かせるプレイはまさに圧巻だ。その演奏を全身で受け取ったmiletは、カメラの向こうにいるオーディエンスをまっすぐ見つめながら、“君が君でいるために そこに光が差すように”というラインを力強く歌い上げる。それは言うまでもなく、このふたりにしか──そして、“一発撮り”をコンセプトにした『THE FIRST TAKE』でしか、生じなかったシーンだ。

    Cateenが穏やかな旋律でエンディングを締めると、ふたりは再び笑顔になり、「楽しかった」「めっちゃ上がっちゃった」と言葉を掛け合った。この貴重なセッションから伝わってきたのは、既存の枠を超越しながら、自らの音楽性を築き上げてきたふたりの姿勢だ。

    東京で生まれ、思春期をカナダで過ごしたmilet。2019年にToru(ONE OK ROCK)プロデュースによる「inside you」でデビューして以降、R&B、エレクトロ、ロックなどを自由に行き来しながら、独創的にしてポップなスタイルを積み上げてきた。昨年8月に「東京2020オリンピック」閉会式に歌唱出演、さらに年末には『NHK紅白歌合戦』に2年連続で出演を果たし、幅広いフィールドで存在感を発揮。J-POPとグローバルポップを繋ぐ才能として、大きな注目を集め続けている。2月2日にリリースされた2ndアルバム『visions』も大ヒットを記録中だ。

    そしてCateenこと角野隼斗は2018年、東京大学大学院在学中にピティナピアノコンペティション特級グランプリを受賞し、本格的な音楽活動をスタート。国内外の伝統ある交響楽団との共演を実現させる一方、“Cateen”名義で自ら作編曲および演奏した動画をYouTubeにて配信。さらにシティソウルバンド・Penthouseのメンバーとしても活躍している。昨年、第18回ショパン国際ピアノコンクールでセミファイナリストになったことも記憶に新しい。

    両者に共通しているのは、周囲からのイメージや決まったジャンルにこだわらず、自由に音楽を楽しみ、それを自分自身の表現に結びつけていること。その奔放な音楽性、色彩豊かなパフォーマンスが最も生々しく発揮されるシチュエーションが、今回の『THE FIRST TAKE』だったのだと思う。

    今回のコラボについてふたりは、「この曲のメッセージが、みなさんそれぞれの心に届いてくれたら嬉しいです、終わってしまうのが惜しいくらいCateen君と楽しく歌うことができました」(milet)、「THE FIRST TAKEに出させていただくのは初めてでしたが、ライブともレコーディングとも違うこの独特な緊張感の中で生み出される音楽には特別なものを感じます」(Cateen)とコメントしている。一期一会の「Ordinary days」をじっくりと堪能してほしい。


    リリース情報

    milet
    2022.02.02 ON SALE
    ALBUM『visions』

    2022.03.09 ON SALE
    EP「Flare」


    Cateen
    2020.12.23 ON SALE
    ALBUM『HAYATOSM』
    作品詳細はこちら


    YouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』
    https://www.youtube.com/channel/UC9zY_E8mcAo_Oq772LEZq8Q
    milet OFFICIAL SITE
    https://www.milet.jp/
    Cateen OFFICIAL SITE
    https://hayatosum.com/

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