THE F1RST TIMES

COLUMN

2022.07.12

BTSの強さ、さとうもかとCHEHONがジャンプアップした、6月の10代トレンドランキング

TEXT BY レジー(音楽ブロガー/ライター)

先月の当原稿で取り上げたSEKAI NO OWARI「Habit」やYOAKE「ねぇ」が上位にランクインし、有華「Partner」やきゃない「バニラ」など『CDTV ライブ!ライブ!』に出演した面々の楽曲も引き続きヒットを続けている6月のLINE MUSIC 10代トレンドランキング。

たびたび触れている通り、ストリーミングサービスの特徴であるロングヒット傾向は、このランキングでも徐々に強まりつつありますが、ここ数年のストリーミング起点のヒット曲を思い起こすと“ここで多少の期間人気になったからと言って、年を越えて聴かれ続ける名曲になるとは限らない”という残酷な事実にもぶち当たります。

昨今人気を博している曲のうち、この先真の意味での“ヒット曲”として育っていくのはどのくらいあるのでしょうか。

さて、そんなわけで徐々に顔ぶれも固定化されつつあるランキングですが、今月は1位の動きから注目していきたいと思います。

■グローバルスターの影響力

このランキングで無類の強さを誇るTani Yuuki「W/X/Y」を押しのけて今月1位を獲得したのが、BTS「Yet To Come」。

先日リリースされたアンソロジーアルバム『Proof』に収録されている新曲です。

「Yet To Come」は、彼らの名前を大きく世界に広めた「Dynamite」「Butter」のようなディスコテイストのダンストラックとはまた異なる、しっとりとした内省的なナンバー。他にもBTSは今月のランキング上位に「For Youth」(38位)と「Run BTS」(33位)を同じく『Proof』から送り込んでおり、今月のチャートアクションはこのグループの影響力の大きさを改めて物語っています。

BTSはこの6月にソロ活動を中心に活動することを発表して大きな話題を呼びましたが、彼らの躍進は日本におけるK-POP人気の拡大にも一役買っているはずです。今月のチャート全体を見回しても、LE SSERAFIM、Ive、Kep1erといった女性グループやTWICEのメンバーのNAYEONらがランクインしています。そして今名前を挙げたグループにはすべて日本人メンバーがいるなど、両国の音楽シーンの距離も縮まっています。

BTSのメンバーもすでにソロとしての活動が複数オープンになっており、この先も韓国発の音楽の勢いは日本でも大きなパワーを持つのではないかと思います。

■シンプル×ストレート…とはちょっと違う流れ

先月も取り上げた通り、このランキングでは“シンプルでストレートなラブソング”が強いのですが、今回のチャートアクションではまた少し流れも目立ったので、ここでご紹介。

8位にランクインした、さとうもか「melt bitter」。

先月の14位からトップ10圏内に浮上しました。岡山出身のシンガーソングライターで、ちょっと舌足らずなボーカルの中毒性だけでなく、サウンドメイクや歌詞も含めてそれぞれの領域でハイアベレージを誇るアーティストです。こういったおしゃれな曲がリリースから2年以上たったタイミングでランキングの上位に来るのがストリーミングサービスの面白さでもあります。

先月の85位から18位にジャンプアップしたのがCHEHON「韻波句徒」。

ゼロ年代初頭から活動しているベテランの域にはいるアーティストですが、『THE FIRST TAKE』での歌唱もきっかけとなり、ダンスホールレゲエのこの曲が若い人たちの間でも支持を集めています。

ふとしたきっかけでジャンルを問わずヒットが出るのが今の時代のランキングのあり方。こういった多様なタイプの曲がこの先も話題になっていくといいなと強く思いました。

以上、6月のLINE MUSIC『10代トレンドランキング』についてお届けしました。来月もどんな動きがあるか楽しみです!


【2022年6月 LINE MUSIC 10代トレンドランキング】

01.「Yet To Come」BTS
02.「Habit」SEKAI NO OWARI
03.「ねぇ」YOAKE
04.「W/X/Y」Tani Yuuki
05.「ミックスナッツ」Official髭男dism
06.「愛とか恋とか」Novelbright
07.「Crayon」ZOT on the WAVE & Fuji Taito
08.「melt bitter」さとうもか
09.「それを愛と呼ぶなら」Uru
10.「新時代 (ウタ from ONE PIECE FILM RED)」Ado
11.「Partner」有華
12.「バニラ」きゃない
13.「愛言葉」Tani Yuuki
14.「優しさに溢れた世界で」Saucy Dog
15.「ダンスホール」Mrs. GREEN APPLE
16.「喜劇」星野 源
17.「シンデレラボーイ」Saucy Dog
18.「韻波句徒」CHEHON
19.「魔法にかけられて」Saucy Dog
20.「結」Saucy Dog
21.「どうして (feat. 野田愛実)」高瀬統也
22.「ブルーアンビエンス (feat. asmi)」Mrs. GREEN APPLE
23.「足りない」DUSTCELL
24.「おかえり」Tani Yuuki
25.「POP!」NAYEON
26.「ベテルギウス」優里
27.「いつか」Saucy Dog
28.「レンズ」幾田りら
29.「エジソン」水曜日のカンパネラ
30.「World’s Smallest Violin」AJR
31.「なんでもないよ、」マカロニえんぴつ
32.「M八七」米津玄師
33.「Run BTS」BTS
34.「眩光」WANIMA
35.「Rollah Coaster」LIL LEAGUE
36.「PAKU」asmi
37.「スパークル」幾田りら
38.「For Youth」BTS
39.「I’m a mess」MY FIRST STORY
40.「青と夏」Mrs. GREEN APPLE
41.「未来図」マルシィ
42.「恋だろ」wacci
43.「初恋が泣いている」あいみょん
44.「Cinema (feat. Memento Mori & 武蔵)」O.A.KLAY
45.「あぁ、もう。」Saucy Dog
46.「HOT」SEVENTEEN
47.「ただ声一つ」ロクデナシ
48.「Touchin on My」3OH!3
49.「怪獣の花唄」Vaundy
50.「レオ」優里
51.「ドライフラワー」優里
52.「Save Yourself」ONE OK ROCK
53.「FEARLESS」LE SSERAFIM
54.「僕らまた」SG
55.「誰も知らない君を見せて」JOE
56.「おとせサンダー」ぼっちぼろまる
57.「クロノスタシス」BUMP OF CHICKEN
58.「今更だって僕は言うかな」Saucy Dog
59.「水平線」back number
60.「残響散歌」Aimer
61.「Tie Me Down」Gryffin, Elley Duhé
62.「YOKAZE」変態紳士クラブ
63.「Born Singer」BTS
64.「LOVE DIVE」Ive
65.「GAL (feat. Shake Pepper & Yvngboi P)」OHAYO
66.「りんどう」WANIMA
67.「Up!」Kep1er
68.「Left and Right (Feat. Jung Kook of BTS)」Charlie Puth, Jung Kook, BTS
69.「Butter」BTS
70.「life was a beach」Lena
71.「Love’s Like A Western Song」Louis Vision, BBY NABE & 三浦ひな子
72.「Permission to Dance」BTS
73.「シャッター」優里
74.「CIRCUS」Stray Kids
75.「Stand by me, Stand by you.」平井 大
76.「なぁ」YOAKE
77.「あの日、あの場所」WANIMA
78.「Dynamite」BTS
79.「常緑」大橋ちっぽけ
80.「LOVE COUNTDOWN (feat. Wonstein)」NAYEON
81.「Darl+ing」SEVENTEEN
82.「五等分の花嫁~ありがとうの花~」中野家の五つ子(花澤香菜・竹達彩奈・伊藤美来・佐倉綾音・水瀬いのり)
83.「Life’s Too Short (English Ver.)」aespa
84.「ブルーベリー・ナイツ」マカロニえんぴつ
85.「ロミエット」フォーエイト48
86.「ハレンチ」ちゃんみな
87.「Phone」HITOMIN
88.「Illusion」aespa
89.「恋泥棒。」『ユイカ』
90.「のびしろ」Creepy Nuts
91.「コンタクトケース」Saucy Dog
92.「シーグラス」Saucy Dog
93.「Two」YRD Leo
94.「点描の唄 (feat. 井上苑子)」Mrs. GREEN APPLE
95.「Bye-Good-Bye」BE:FIRST
96.「愛を伝えたいだとか」あいみょん
97.「CITRUS」Da-iCE
98.「ハルカ」YOASOBI
99.「恋人ごっこ」マカロニえんぴつ
100.「STAY」The Kid LAROI & Justin Bieber