THE F1RST TIMES

COLUMN

2022.07.27

ReoNa、『THE FIRST TAKE』ライブで一対一の“あなた”へ向けて「ライフ・イズ・ビューティフォー」を紡ぐ

TEXT BY 森朋之

■安心感と切なさを感じさせる表情、生々しいブレスを交えたパフォーマンスに目も耳も奪われる

『THE FIRST TAKE』初の有観客ライブ『INSIDE THE FIRST TAKE supported by ahamo』、6組目のアーティストは”絶望系アニソンシンガー”ReoNa。

日常のなかにある小さな絶望に寄り添う楽曲「ライフ・イズ・ビューティフォー」の一発撮りライブパフォーマンス。そして、彼女自身がライブに対する思いや楽曲制作のエピソードを語るドキュメンタリー映像が公開された。

楽曲を通じてリスナーを“応援”するのではなく、「背中を押さない」「手も引かない」”代弁者”として歌を紡ぐ“絶望系アニソンシンガー”を掲げるReoNa。“神崎エルザ starring ReoNa”名義の活動を経て、2018年にシングル「SWEET HURT」(TVアニメ『ハッピーシュガーライフ』エンディングテーマ)でソロデビュー。『ソードアート・オンライン』シリーズ、『シャドーハウス』シリーズをはじめとする人気アニメ・ゲームの楽曲を担当するなど、新世代アニソンシーンで際立った存在感を放っている。

『INSIDE THE FIRST TAKE supported by ahamo』で披露された「ライフ・イズ・ビューティフォー」(EP『Naked』収録)は、爽やかで切ないメロディと“生きてりゃいいのよ”というメッセージを込めた歌を軸にしたミディアムチューン。日々のなかで経験する小さな絶望に寄り添う、ReoNaの本質を示した楽曲と言えるだろう。

「ライフ・イズ・ビューティフォー」に対してReoNaは、「日常に落ちているような絶望という名前すら付かないような、小さな小さな絶望だったり、その日常に寄り添えたらっていう想いを込めた(楽曲)」とコメント。さらに“生きてりゃいいのよ”という歌詞が軸になっていると言葉を重ねた。制作中も“生きるとは何か?”という根源的なテーマと向き合ったという彼女。多くの人は、やらなくちゃいけないこと、頑張らなくちゃいけないことに追われながら生活を送っている。ときには押しつぶされそうになったり、生きることの難しさを感じることもあるはず。そんな現実を踏まえてReoNaは、“生きてりゃいいのよ”というフレーズを通し、生そのもの肯定したいと願っているのだと思う。

また、“一対一”を強く意識しているというライブについても言及。「ReoNaから“あなた”に向けて紡いでる言葉なんだよ、お歌なんだよっていうのを感じていただけたらいいなというのは、すごく大切にしています」という言葉からは、自分の歌を求めてくれるオーディエンスに対する真摯な思いが伝わってきた。

『INSIDE THE FIRST TAKE supported by ahamo』でのパフォーマンスに際しても「あなたに向けて歌ってるんだよっていう風に感じていただけるように紡げたらいいなと思います」と語ったReoNa。その言葉通り、すべてのメロディと歌詞をしっかりと手渡すような、温かく、力強いパフォーマンスを見せてくれた。

バックヤードでゆっくりと息を吐き、軽くストレッチしたReoNa。ドアを開け、ステージに上がった彼女は、丁寧にお辞儀をした後、キーボーディスとギタリストに視線を送る。ノスタルジックな香りをたたえた旋律とともに聴こえてきたのは、“信号待ちの姉さん/右ポケットをポンポン叩いてる”というフレーズ。街の人々の描写からはじまり、生きていくこと、生活することの大変さを軽やかに綴り、“どうにもならないことだってあるよ/何も手に入らなくていいの” “生きてりゃいいのよ”と語り掛けるように歌い上げた。軽く体を揺らしながら、一つ一つの歌詞に生き生きとした表情を与えるReoNaのボーカルは、デビューから4年経ち、さらに豊かさを増しつつある。観る者に安心感と切なさを感じさせる表情、生々しいブレスを交えたパフォーマンスにも目と耳を奪われた。

7月27日にニューシングル「シャル・ウィ・ダンス?」(TVアニメ『シャドーハウス 2nd Season』オープニングテーマ)をリリース。10月からは全国ライブハウスツアー『ReoNa ONE-MAN Live Tour 2022“De:TOUR”』、そして2023年3月6日には初の日本武道館公演『ReoNa ONE-MAN Concert 2023「ピルグリム」at 日本武道館 ~3.6day 逃げて逢おうね~』も決定。リスナーの日々に寄り添い、一人一人と向き合う姿勢を貫きながら彼女は、大きなステージへと踏み出そうとしている。「ライフ・イズ・ビューティフォー」のパフォーマンスに惹かれた方はぜひ、生の彼女の歌を体感してほしい。



リリース情報

2022.07.09 ON SALE
DIGITAL SINGLE「シャル・ウィ・ダンス?」

2022.07.23 ON SALE
DIGITAL SINGLE「ネリヤカナヤ ~美(きょ)ら奄美~」

2022.07.27 ON SALE
SINGLE「シャル・ウィ・ダンス?」


ライブ情報

“De:TOUR STANDING -歪-” 
10/02(日)神奈川 CLUB CITTA’
10/07(金)愛知 ダイアモンドホール
10/10(月・祝)北海道 PENNY LANE 24
10/16(日)福岡 DRUM LOGOS
10/21(金)宮城 Rensa
10/23(日)新潟 NIIGATA LOTS
10/28(金)広島 広島 CLUB QUATTRO
10/30(日)香川 高松festhalle
11/11(金)大阪 なんばHatch
11/19(土)東京 豊洲PIT

“De:TOUR SEATING -響-“
10/01(土)神奈川 CLUB CITTA’
10/06(木)愛知 ダイアモンドホール
10/15(土)福岡 DRUM LOGOS
10/20(木)宮城 Rensa
11/10(木)大阪 なんばHatch
11/18(金)東京 豊洲PIT

ReoNa ONE-MAN Concert 2023「ピルグリム」at日本武道館 ~3.6 day 逃げて逢おうね~

[2023年]
03月06日(月)東京 日本武道館



『THE FIRST TAKE』OFFICIAL YouTube
https://www.youtube.com/channel/UC9zY_E8mcAo_Oq772LEZq8Q

『THE FIRST TAKE』OFFICIAL SITE
https://www.thefirsttake.jp/

ReoNa OFFICIAL SITE
https://www.reona-reona.com/