風が冷たく感じたり夜が長くなってきたりすると、一気に秋を感じるもの。センチメンタルな気分になり、しっとりとした曲調や切ない歌詞の曲を聴きたくなるだろう。
そんな秋の歌を、定番から最新曲、さらにカラオケや昭和平成の名曲まで紹介。なお、最新の「秋の歌」については随時更新していく。
■「秋の歌」厳選50曲一覧
「ツキヨミ」 King & Prince
「セプテンバーさん」RADWIMPS
「茜色の夕日」フジファブリック
「今宵の月のように」エレファントカシマシ
「三日月」絢香
「楓」スピッツ
「奏(かなで)」スキマスイッチ
「サウダージ」ポルノグラフィティ
「サザンカ」SEKAI NO OWARI
「ガーデン」藤井風
「JANE DOE」米津玄師, 宇多田ヒカル
「笑ったり転んだり」ハンバートハンバート
「シルエット」KANA-BOON
「1991」米津玄師
「Dear」Mrs. GREEN APPLE
「ハッピーエンド」back number
「晩餐歌」tuki.
「バラード」ケツメイシ
「大正浪漫」YOASOBI
「くるみ」Mr. Children
「10月無口な君を忘れる」あらたよ
「M」PRINCESS PRINCESS
「今夜このまま」あいみょん
「夜空。feat.ハジ→」miwa
「夏の終わりのハーモニー」玉置浩二
「風立ちぬ」松田聖子
「木枯しに抱かれて」小泉今日子
「秋桜」山口百恵
「Time goes by」Every Little Thing
「Hello, Again 〜昔からある場所〜」My Little Lover
「恋音と雨空」AAA
「One more time one more chance」山崎まさよし
「夏の終わり」森山直太朗
「September」竹内まりや
「茜さす」Aimer
「十五夜」&TEAM
「真っ赤な空を見ただろうか」BUMP OF CHICKEN
「夜永唄」神はサイコロを振らない
「金木犀」なとり
「メイプル」大森元貴
「夜撫でるメノウ」Ayase
「斜陽」ヨルシカ
「W/X/Y」Tani Yuuki
「melt bitter」さとうもか
切ない恋や夕暮れの風景、心がほっとする時間にぴったり。秋の空気を感じられる楽曲をプレイリストでチェック。
【楽曲リスト:秋の歌】
■定番&人気の「秋の歌」
「ツキヨミ」 King & Prince
「セプテンバーさん」RADWIMPS
「茜色の夕日」フジファブリック
「今宵の月のように」エレファントカシマシ
「三日月」絢香
「楓」スピッツ
「奏(かなで)」スキマスイッチ
「サウダージ」ポルノグラフィティ
「サザンカ」SEKAI NO OWARI
「ガーデン」藤井風
「ツキヨミ」King & Prince
平野紫耀主演のTBS系ドラマ『クロサギ』主題歌。“嘘”をテーマにしたこの楽曲では、月に照らされる孤独や、愛に潜む寂しさが、彼らには珍しいラテン調のサウンドに乗せてドラマティックに歌い上げられている。
MVでは、満月に照らされたメンバーたちの切なさと色気を帯びた表情、そして息の合ったダンスが、秋を思わせるダークトーンの深みのある色合いで映し出されている。肌寒さが増す季節にぴったりな、心をしっとりと濡らす一曲。
「セプテンバーさん」RADWIMPS
RADWIMPSのメジャーデビューアルバム『RADWIMPS3 ~無人島に持っていき忘れた一枚~』収録曲。
彼らがメジャーデビューを発表した、神奈川・横浜BLITZでの初のワンマンライブの開催日“9月3日”にちなんでつけられた名前と言われており、ファンにとっても大切な一曲だ。
夏が終わり、秋へと繋がっていく入口の9月(セプテンバー)。カレンダーをめくり、この曲がトレンドに入ると、“いよいよ夏が終わるなぁ…”という気持ちになる。
「茜色の夕日」フジファブリック
つぶやくように紡がれる歌声が印象的な、2005年リリースフジファブリックの通算6枚目のシングル。
秋の夕暮れに漂う寂寥感を映し出すような、揺らぎを帯びたシンセの音色と儚げなボーカルが、どこか切なく、胸に沁み入る。夕焼け空を眺めながら思い出したできごとや、“君”への想いを綴った歌詞は、聴く人それぞれの記憶を静かに呼び起こす。今年も茜色に染まる空の下で、しみじみと聴き返したくなる。
「今宵の月のように」エレファントカシマシ
フジテレビ系ドラマ『月の輝く夜だから』主題歌。2024年には、へアケアブランド『メリット』のCMで、子どもが歌うバージョンが話題に。1997年のリリースから今なお色褪せない、エレファントカシマシの代表曲の一つ。
ボーカルの宮本浩次がギターを弾き語りが心に残るMVには、「辛いとき、この曲を聴いてなんとか頑張れる」というコメントも数多く寄せられている。秋の夜、少し気持ちが沈んでしまうときにも、不器用ながらあたたかいその歌声が、そっと寄り添い力をくれる。
「三日月」絢香
秋といえば、中秋の名月。月と聞いてすぐに思い出すのが、絢香のデビュー4作目のシングルにして代表曲のひとつ「三日月」だろう。
彼女が大阪から歌手デビューのために上京することになり、家族や友人たちと離れる淋しさを埋めるように書いたこの曲は、彼女の透明感と同時に力強さも持つ歌声が、歌詞にこめられた想いを引き立たせる。秋の持つ硬質な空気と呼応するようで、繰り返し聴きたくなる。
「楓」スピッツ
1998年にリリースされたスピッツの19枚目、「スピカ」との両A面シングル曲。adieu(上白石萌歌)がカバーしたことでも話題に。発売から20年以上経ってもまったく色褪せることのない名曲だ。
ノスタルジックなサウンドと、少し不穏ささえ感じさせる草野マサムネのエモーショナルな歌声が、秋の少し肌寒い曇り空の日に聴くと、驚くほどぴったりくる。
「奏」スキマスイッチ
ピアノとアコースティックギターを基調とした美しいメロディラインが涙を誘う別れの曲。大切な人を見送る心情を綴った歌詞は、恋人や親など聴く人の立場によって視点が変わるところが魅力。
幸せを願いながらも寂しさを堪えきれない愛が詰まったメッセージが、ノスタルジックな秋にマッチする。
「サウダージ」ポルノグラフィティ
ポルトガル語で“郷愁”を意味するタイトルが付いた人気ナンバー。恋人に振られた女性の未練が歌われている。
ラテン調のサウンドと感情豊かな歌声も相まって、まだ消えない情熱的な想いや強がって別れを受け入れようとする健気な姿が目に浮かぶだろう。秋の夕暮れを眺めながら聴きたい名曲!
「サザンカ」SEKAI NO OWARI
晩秋から初冬にかけて咲くサザンカ。その花言葉である“ひたむきさ”と重ねるように、“夢を追う人”と“そのそばで見守る人たち”の物語を描いた楽曲。
“いつだって物語の主人公が立ち上がる限り 物語は続くんだ”という力強いフレーズを、Fukaseの優しい歌声がそっと心に届ける。晴れた秋の日、ふと見上げた青空をイメージさせるような、広がりのあるバラード。
「ガーデン」藤井風
2022年リリースのアルバム『LOVE ALL SERVE ALL』収録曲。心の成長や変化を四季の移り変わりで表現した歌詞が美しい。
ピアノを基調とした親しみやすい循環コードと心地よい語感がチルな空気を生み出し、秋の穏やかなムードを誘う。終盤で一気に開放感が増す展開は、人生を懸命に生きるエネルギーを感じさせる。近年は、秋に聴きたい楽曲として注目を集めている。
■令和の最新&話題「秋の歌」
「JANE DOE」米津玄師, 宇多田ヒカル
「笑ったり転んだり」ハンバートハンバート
「シルエット」KANA-BOON
「1991」米津玄師
「JANE DOE」米津玄師, 宇多田ヒカル
2025年9月にリリースされた劇場版『チェンソ―マン レゼ篇』EDテーマ。日本を代表するアーティストたちのコラボで注目を集めた。
互いを想い合いながらも交われないレゼとデンジの恋心を描き出す歌詞とハーモニーが、切なく胸を締め付ける。さらに、ワルツのような3拍子のメロディが物悲しく美しい。
秋の夜にじっくりと聴きたくなる。
「笑ったり転んだり」ハンバートハンバート
2025年10月配信リリースのNHK連続テレビ小説『ばけばけ』主題歌。小泉八雲の妻セツの手記『思ひ出の記』から着想を得た。
優しいアコースティックサウンドとボーカルのかけ合いが、夫婦の散歩の様子を映し出す。小さな温もりを大切にしながらしなやかに生きる姿に力づけられる。
秋は散歩に出かけて、夫婦の距離をぐっと縮めよう。
「シルエット」KANA-BOON
2014年11月リリースのTVアニメ『NARUTO-ナルト- 疾風伝』OPテーマ。TikTokを中心にダンス動画がバズり、リバイバルヒット! 疾走感のあるギターロックサウンドが爽快な秋アニメの人気曲だ。
成長の過程で薄れる過去の自分や出会った人の面影を大切にして夢を追うバンドの想いが、不器用ながら全力で進むナルトの姿と重なる。憂鬱な気分を吹き飛ばそう!
「1991」米津玄師
2025年10月配信リリースの実写映画『秒速5センチメートル』主題歌。叶わない恋とすれ違いの痛みを描いた失恋ソングだ。
音割れしたようなノイジーなシンセサイザーにより、言葉にならないざらついた感情が伝わってくる。愛する人と出会った春や孤独な人生を回顧する描写は、人恋しくなる秋に聴くとより心を掴まれるだろう。
■カラオケで歌いたい「秋の歌」
「Dear」 Mrs. GREEN APPLE
「ハッピーエンド」 back number
「晩餐歌」tuki.
「バラード」ケツメイシ
「大正浪漫」YOASOBI
「くるみ」Mr. Children
「10月無口な君を忘れる」あらたよ
「M」PRINCESS PRINCESS
「今夜このまま」あいみょん
「夜空。feat.ハジ→」miwa
「Dear」Mrs. GREEN APPLE
娘の命を救いたい一心で人工心臓の開発を始め、バルーンカテーテルを生み出した実話をもとに描かれた、大泉洋主演の映画『ディア・ファミリー』主題歌。清涼感とスケール感あるサウンドは、秋の澄み渡った高い空によく似合う。
挑戦をする人へ向けて綴られた手紙のような歌詞は、変わらぬ深い愛情と、そっと寄り添う優しさに満ちている。夏の喧騒が過ぎ去り、少しの寂しさや不安が心に入り込む季節に、そっと背中を押してくれる。カラオケでは、壮大なメロディに身を委ねながら感情を込めて歌いたい。
「ハッピーエンド」back number
映画『僕は明日、昨日のきみとデートする』の主題歌で、2016年11月リリースした秋に似合う切ないバラード。相手の“ハッピーエンド”のために、自分の気持ちを胸に閉じ込めて“さよなら”をする主人公に共感し、涙した人も多いのではないだろうか。
MVでは、半袖を着て楽しそうにしていた笑顔の主人公が、長袖に切り替わる頃から切ない表情を浮かべ始める。最後のシーンでは主人公の夏の場面で終わるのだが、そこが夏の終わりと共に幸せな時間も過ぎ去ってしまったことを感じさせ、歌の切なさを引き立てている。原曲の繊細な雰囲気を大切に、感情を込めて歌うことで、楽曲の世界観をより深く味わえるだろう。
「晩餐歌」tuki.
「人生は3万日ぐらいしかない」という父の言葉がきっかけで制作された、tuki.のデビュー曲。MVは漫画『約束のネバーランド』の作画を担当する出水ぽすかが担当し、月やうさぎが登場する幻想的な世界観を描き出す。
繊細なビブラートが、歌詞に描かれた恋心の不安定さをより色濃く表現する。アコースティックギターの温かな音色とtuki.の伸びやかな歌声が、秋の透明な空気の中で強く心に響く。繊細なビブラートや息遣いを意識しながら歌うことで、切なさを帯びた楽曲の世界観をより豊かに表現できるだろう。
「バラード」ケツメイシ
どうしても叶うことのない恋。そんな“道ならぬ恋”を連想させる歌詞は、恋の痛みから始まり、消せぬ想いを抱いたまま迎える別れまでを描く。別れを意識しながら最後の旅行をするふたりを描いた、まるで短編映画のようなMVも印象的だ。
2011年のリリースから、Youtube再生数を伸ばし続けている、ロングヒット曲。秋の冷たい風に吹かれてふと蘇るぬくもりや、切なくも愛おしい想いを優しく包み込む。
「大正浪漫」YOASOBI
NATSUMI著の『大正ロマンス』を原作とし、2021年に配信リリースされた。時代を越えて手紙でつながった男女の淡く切ないラブロマンスを描いている。
4つ打ちや16ビートのシンコペーションを効かせたサウンドはどこか懐かしく、秋に似合うノスタルジーを感じさせる。難易度は高いが、女性に気持ちよく歌ってほしい楽曲だ。
「くるみ」Mr. Children
くるみといえば秋の味覚だが、この楽曲では擬人化した未来として登場し、その対話と約束が綴られている。
ピアノとアコースティックギターを基調としたサウンドには、温かみと切なさが共存する。大人たちこそ背中を押される応援歌だ。高音域を無理なく出せる男性はぜひ挑戦してみてほしい。
「10月無口な君を忘れる」あらたよ
胸に刺さるような別れのセリフから始まるイントロが印象的な、あたらよ初のオリジナル曲。切ない歌詞とギターの音色がぴったりと重なり合うこの楽曲は、1stアルバム『極夜において月は語らず』に収録されている。
幸せだった日々と別れの痛みが交錯する心の中を映し出すように、ループ感のあるサビのメロディと感情を載せた歌唱が耳に残る。涙を滲ませ10月の街を歩く情景が、リアルに目の前に浮かび上がる。
「M」PRINCESS PRINCESS
1988年リリースの3rdアルバム『LET’S GET CRAZY』収録曲。ドラム担当の富田京子が経験した失恋をもとにしたリアルな描写が、女性たちの共感を呼んだ。彼と出会った秋の思い出を振り返るシーンも切ない。
ピアノのイントロからロックを感じるバンドサウンドへの展開に胸が熱くなる。しっとりと歌い上げたいときにぴったり。
「今夜このまま」あいみょん
2018年リリース の6thシングル、日本テレビ系ドラマ『獣になれない私たち』の主題歌。クラフトビールバーで出会った男女の関係が描かれたドラマの内容にぴったりの、恋が生み出す感情をビールの泡の苦さと甘みに例えた歌詞は、聴く人の深い共感を呼んだ。
若い世代には新しく、年上世代には懐かしさを感じさせるメロディ。秋の夜風に吹かれながら、あいみょんのグルーヴ感あるボーカルに酔いしれたい。
「夜空。feat.ハジ→」miwa
秋のセンチメンタルな気分に寄り添うような涙を誘うラブバラードだ。女性目線をmiwaが、男性目線をハジ→が歌っており、男女のすれ違う想いがストレートに表現されている。
哀愁のあるメロディラインと美しい歌声に引き込まれるだろう。息の合ったデュエットでカラオケを盛り上げよう。
■昭和・平成の懐かしい「秋の名曲」
「夏の終わりのハーモニー」玉置浩二
「風立ちぬ」松田聖子
「木枯しに抱かれて」小泉今日子
「秋桜」山口百恵
「Time goes by」Every Little Thing
「Hello, Again 〜昔からある場所〜」My Little Lover
「恋音と雨空」AAA
「One more time one more chance」山崎まさよし
「夏の終わり」森山直太朗
「September」竹内まりや
「夏の終わりのハーモニー」玉置浩二
安全地帯と井上陽水がコラボして誕生した1986年リリース曲。作曲者の玉置浩二が度々セルフカバーしている。
歌詞は夏から秋へと季節が移り変わるように、幸せだったあるカップルが別れを迎える様子を綴っている。
シンプルなメロディのなかに、アコースティックギターのアルペジオがまるで夜空のように煌めく。秋の訪れとともに聴きたい曲。
「風立ちぬ」松田聖子
1981年リリースの7thシングル。大瀧詠一が手がけるドラマチックなナイアガラサウンドにより、松田聖子のボーカル力が引き出された名ポップチューン!
夏から秋への移り変わりと恋の終わりの切なさを重ね、爽やかに表現している。松本隆による文学的な歌詞も、秋の風景に彩りを加えてくれるだろう。
「木枯しに抱かれて」小泉今日子
1986年リリース。THE ALFEEの高見沢俊彦が作詞作曲を手がけた。片想いの切なさを秋から冬にかけて吹く木枯らしの冷たさに重ねた歌詞に、日本語の美しさを感じる。
マーチングドラムとベースラインを軸にしたフォークロック調のサウンドも印象的だ。心に燃える愛の熱さが伝わってくる。
「秋桜」山口百恵
1977年リリースの19thシングル。作詞作曲はさだまさしが手がけ、日本の歌百選にも選ばれている秋の名曲だ。
結婚を明日に控えた娘が、思い出と母親の愛を噛み締める秋の情景が歌われている。
冒頭で大正時代に流行した五五調を用い、母娘の緊張感を表現。哀愁をまとった歌声とともに、色褪せない日本の原風景を見せてくれる。
「Time goes by」 Every Little Thing
1998年リリース。人の未熟さと恋の難しさを歌ったバラードとして共感を集め、ELTの代表曲となった。キーボード主体のメロディに透明感と儚さを感じさせる歌声が重なり、さまざまな記憶を呼び起す。
間奏のハードなギターの音がラストへと盛り上げる構成も魅力だ。秋の空気に身を委ねながら、ゆっくりと物思いにふけりたいときにぴったりの一曲だ。
「Hello, Again 〜昔からある場所〜」My Little Lover
1995年リリース。ポップでありながらどこか影を感じるサウンドと少年性を感じる歌声が、秋の物憂げな雰囲気に似合う名曲だ。
過ぎ去った恋や青春の思い出を胸に、希望を求めて前を向く姿から人の弱さと強さが見えてくる。終わりを新たな始まりとして表現する歌詞に力づけられるだろう。
「One more time, One more chance」山崎まさよし
1997年リリース。映画『月とキャベツ』の主題歌。その約10年後には映画『秒速5センチメートル』の主題歌として再び注目を集めた、大切な人を失った喪失感を歌った名作ラブソングだ。
今ある想いを過去のものにしたくないと、再び会うことを諦められない様子を綴った歌詞があまりに悲しい。
アコースティックギターのしっとりとしたメロディと感情を揺さぶる歌声が、秋のセンチメンタルな気分を引き立てる。
「恋音と雨空」AAA
2013年リリース曲。“恋愛に効くラブソング”として若者を中心に人気となった。
好きなのに言えない揺れる恋心を初秋の雨空に重ねたストーリーが胸を締め付ける。ピアノやストリングスの哀愁漂うメロディと男女ボーカルのハーモニーが切なさを引き立て、恋心に寄り添ってくれる。
「夏の終わり」森山直太朗
デビュー翌年、2003年に3rdシングルとしてリリースされた「夏の終わり」。一聴すると、離れたところにいる恋人へのラブソングに聴こえるが、実は反戦歌として書かれたという同曲。
2016年にはベストアルバムの発売に合わせて、再度レコーディングをするなど、森山直太朗にとっても思い入れ深い曲のようだ。夏の終わりに、世界で戦火が上がる今、この曲を聴くと、改めて歌に込められた平和への祈りを強く願わずにはいられない。
「September」竹内まりや
1979年リリース。恋人との関係の変化を夏から秋への季節の移ろいとともに表現した失恋ソングだ。
軽快なリズムに乗せながらもほろ苦さも感じるメロディで、かつての恋を思い出させるだろう。主人公はラストで、自ら次の恋に進むために行動している。変化を悲嘆するだけでは終わらない女性の強さが勇気をくれる。
■ドライブ・紅葉・秋の夜長に合う「秋の歌」
「茜さす」Aimer
「十五夜」&TEAM
「真っ赤な空を見ただろうか」BUMP OF CHICKEN
「夜永唄」神はサイコロを振らない
「金木犀」なとり
「メイプル」大森元貴
「夜撫でるメノウ」Ayase
「斜陽」ヨルシカ
「W/X/Y」Tani Yuuki
「melt bitter」さとうもか
「茜さす」Aimer
2016年リリースのTVアニメ『夏目友人帳 伍』EDテーマ。出会いと別れを繰り返しながら、誰かを強く想い進んでいく心情を歌う甘やかな歌声に涙がこみ上げる。
“赤色に照り映える”という意味のタイトルは、心を染め続ける大切な人への想いを指すのかもしれない。
秋の夕景を眺めながら聴きたい儚く壮大なバラードナンバーだ。
「十五夜」&TEAM
9人組ボーイズグループ&TEAM(エンティーム)が春夏秋冬を通じて結束する少年たちの物語の“秋”を飾る曲。
メロウなサウンドに、 “他の誰かじゃなくてあなたとじゃなきゃダメ”というストレートな歌詞を届ける優しいボーカルワークが心地良い。「かわいい曲なのにどこか泣きたくなる」という声も。十五夜の満月と、メンバーをイメージした9匹のうさぎが登場するかわいらしいアニメーションMVにも注目だ。
「真っ赤な空を見ただろうか」BUMP OF CHICKEN
秋の夕焼けには、人の心を揺さぶる美しさがある。藤原基央(Vo&G)はスランプで曲が書けず、気分転換にと玄関を出たその瞬間、“ものすごい夕焼け”に出迎えられ、一気にこの曲を書きあげたという。2006年にリリースのシングル「涙のふるさと」のカップリング曲。
日が暮れる時間が少しずつ早くなっていく秋。“僕の好きな微笑みを 重ねて浮かべた夕焼け空”というフレーズに、あなたが思い浮かべるのは、誰の笑顔だろうか。
「夜永唄」神はサイコロを振らない
秋の終わりに自分のもとを去っていった恋人への想いを歌った、2019年リリースのミニアルバム『ラムダに対する見解』収録曲。TikTokで多くの人がカバーして話題になり、彼らのブレイクのきっかけとなった曲でもある。
ボーカルで作詞・作曲を担当する柳田は、歌詞には自分の記憶を綴っていることが多いというが、彼の記憶の中の“その人”にむけて歌っていることが伝わる情感に満ちた声が印象的だ。
その声が、誰もが心のどこかに眠っている“切なさ”と結びつくのだろう。秋の静かな夜にひとりで味わいたい。
「金木犀」なとり
2023年配信リリース。疾走感のあるジャジーなアレンジにアンニュイなボーカルがマッチし、大人の雰囲気を醸し出している。
“夢の中で自分に出会って恋をする”というテーマのもと、痛みや焦燥感を掻き立てる自分の弱さを否定せず受け入れる大切さを歌っている。
憂鬱で眠れない秋の夜のウォーキングで聴くのがおすすめ。
「メイプル」大森元貴
大森元貴のソロ2ndデジタルEP『Midnight』収録曲。ABEMAプレミアム『明日も好きでいて、いいですか?』シーズン2主題歌。ぷらそにかのメンバーだった元松美紅をゲストに迎えた、デュエットソング。
好きだからこそ生まれる不安と、それでもお互いを思う気持ちがまっすぐに伝わる歌詞。そして、語りかけるように優しく重なるふたりの歌声が、肌寒さを感じ始める秋の日々に、そっと心をあたためてくれる。
「夜撫でるメノウ」Ayase
初音ミクによるボーカロイド楽曲を、投稿から1年後にAyaseがセルフカバー。終電を気にせずに過ごしていたふたりが、終電前の“ありがとね”というひと言で別れを迎える。そんな、恋の終わりの一瞬を切なく描いた楽曲。
Ayaseのメロウなボーカルと、硬質で冷たさを帯びたサウンドが絡み合い、秋から冬へと向かう空気にぴったり。“またこの曲に合う季節が来た”と、季節の風物詩のように聴き返すファンが多いのも頷ける。
「斜陽」ヨルシカ
テレビ朝日系アニメ『僕の心のヤバイやつ』第1期オープニングテーマ。
太宰治の小説『斜陽』が静かに没落していく貴族を描いたとすれば、この曲の歌詞は、アニメの主人公が徐々に恋に落ちていく様子を、夕日の光に重ねた抒情的で美しい歌詞で描いている。
“夏の成分が詰まっています”とsuis(ヨルシカ)が語ったこの楽曲を聴きながら、少しずつ秋へと変わっていく夕焼けの色を感じてみたい。
「W/X/Y」Tani Yuuki
2021年配信リリースの5thシングル。メロウなグルーヴのリズムと日常感が漂う歌詞が評価され、ロングヒットを記録した。
タイトルは性染色体をモチーフとしている。平凡に見える穏やかな日常がかけがえのないものだと気付き、細胞レベルの深い愛を伝える優しい歌声が感動を呼ぶ。
大切な人と家でまったり過ごす秋の夜長に聴いてほしい。
「melt bitter」さとうもか
2020年リリースの1stシングル。過去作『melt summer』の続編をイメージした別れの曲だ。
恋が終わり、愛おしい時間が溶けていく失恋の苦しさが女性目線でリアルに描かれている。バンドアレンジによるポップなメロディがグルーヴ感を出しつつリラックスしたムードを作ってくれるため、秋のドライブBGMにぴったり。
■お気に入りの楽曲で秋をより彩ろう
以上、「秋に聴きたい曲20選」。あなたにぴったりの一曲は見つかっただろうか? 日ごとに日暮れは早まり、風は涼しく、心は少しセンチメンタルに傾く季節。そんな秋に寄り添う楽曲を見つけて、情緒溢れるひとときを味わってみてほしい。
TEXT BY THE FIRST TIMES編集部





