青春を感じる楽曲は、青春真っ只中の学生にとっても、かつて青春を謳歌した大人にとっても、心に爽やかな風を吹き込んでくれるだろう。今回は数々の青春ソングの中から、特に気分が高まる20曲を厳選して紹介する。
■人気の青春ソング20曲
1.「青と夏」Mrs. GREEN APPLE
2.「群青」YOASOBI
3.「キセキ」GReeeeN
4.「拝啓、少年よ」Hump Back
5.「天体観測」BUMP OF CHICKEN
6.「ロビンソン」スピッツ
7.「ともに」WANIMA
8.「宿命」Official髭男dism
9.「青のすみか」キタニタツヤ
10.「恥ずかしいか青春は」緑黄色社会
11.「全力少年」スキマスイッチ
12.「世界は恋に落ちている」CHiCO with HoneyWorks
13.「青春謳歌 feat.ano 」幾田りら
14.「ただ君に晴れ」ヨルシカ
15.「ピースサイン」米津玄師
16.「若者のすべて」フジファブリック
17.「怪獣の花唄」Vaundy
18.「シルエット」KANA-BOON
19.「Teenager Forever」King Gnu
20.「明日も」SHISHAMO
【THE FIRST TIMES PLAY LIST】
https://tftimes.lnk.to/YXMaXMncT1
「青と夏」Mrs. GREEN APPLE(ミセス グリーン アップル)
映画『青夏 きみに恋した30日』主題歌として書き下ろされた、2018年8月リリースの7thシングル。
爽やかで煌めくロックサウンドと明るい歌声は、駆け足でやって来る夏と青春そのもの。
複雑な感情も人の素晴らしさと認め、その瞬間を全力で楽しむよう鼓舞してくれる。いつでもあなたを青春の主人公にしてくれるだろう。
「群青」YOASOBI(ヨアソビ)
漫画『ブルーピリオド』にインスパイアを受けて制作された、2020年9月配信リリースのデジタルシングル。
本当の自分の心や夢と向き合うことの大切さを表現した歌詞が感動的だ。俯く顔を上げるように盛り上がっていくサビも、ぐっと心を引きつける。
夢に迷うときに聴いたり仲間と合唱したりして、気持ちを盛り上げてほしい。
「キセキ」GReeeeN(グリーン)
2008年5月にリリースされたドラマ『ROOKIES』主題歌で、日本で最も売れたダウンロード・シングルとしてギネス記録に認定されている。
シンプルながら耳に残るメロディが心地よい。大切な人と出会えた奇跡と幸せをまっすぐに歌う歌詞は、誰しもが共感するだろう。青春時代特有の悩みに直面するときに聴きたい曲だ。
「拝啓、少年よ」Hump Back(ハンプ バック)
林萌々子が10代の頃に残していた書き置きから生まれた、2018年6月リリースのメジャーデビューシングル。
軽快なビートと温かなメロディに乗せて、青春の日々の想いをストレートに歌うロックチューンだ。
“夢はもう見ないのかい?”という問いにドキッとさせられる。現実の壁にぶつかっている大人にこそ聴いてほしい。
「天体観測」BUMP OF CHICKEN(バンプ オブ チキン)
2001年3月リリースの3rdシングル。ドラマ『天体観測』の挿入歌に起用され、自身最大売り上げを記録した人気曲だ。
疾走感のあるバンドサウンドとともに、ひとりの少年の成長が歌われている。柔らかくも力のこもった歌声は、主人公の懸命な姿とリンクする。
この曲を聴きながら、自分の青春時代を振り返ってみよう。
「ロビンソン」スピッツ
スピッツの最大ヒット曲として知られる1995年4月リリースの11thシングル。
多様な解釈ができる曲だが、切なく冷たい人生にあっても自分の意志を貫こうとする様子を描いているとも取れるだろう。
夢の中のように浮遊感のあるメロディも、歌詞の世界観の美しさを作り出している。当時の懐かしい記憶が蘇る名曲だ。
「ともに」WANIMA(ワニマ)
2016年8月リリースのアルバム『JUICE UP!!』収録の、ニベア花王『8×4 ボディフレッシュ』CMとのタイアップ曲だ。
エネルギッシュでノリやすいバンドサウンドと、現実が暗くても“心踊る方”へ進めと背中を押す歌詞に元気づけられる。
後悔や悩みで落ち込むときに聴いて、青春をもっと輝かせよう!
「宿命」Official髭男dism(オフィシャルヒゲダンディズム)
2019年7月リリースの3rdシングル。同年の夏の高校野球応援ソングとして日本の夏を盛り上げた。
都会的なビートとゴスペルやファンクの要素を融合したメロディが、リスナーの高揚感を高めてくれる。
たゆまぬ努力と熱い想いを称えるソウルフルなボーカルも魅力だ。青春に全力で打ち込む人の支えになってくれるだろう。
「青のすみか」キタニタツヤ
TVアニメ『呪術廻戦 懐玉・玉折』のオープニングテーマに起用された、2023年リリースの2ndEPのタイトル曲。
疾走感のあるギターロックで描くのは、青春に漂う未熟さとやるせなさだ。
だが、大切な記憶を抱きしめ前に進もうとするフレーズが、爽やかさをもたらしてくれる。後悔を抱えている人にこそ聴いてほしい。
「恥ずかしいか青春は」緑黄色社会(りょくおうしょくしゃかい)
2024年7月配信リリースのABEMAオリジナル恋愛番組『今日、好きになりました。夏休み編2024』主題歌。
苦悩も喜びもある青春の、ありのままの姿が鮮やかなサウンドと歌声で表現されている。青春を全力で生きることを恥ずかしがるなと歌う歌詞に胸が熱くなる。
有限な時間との向き合い方を自問しながら聴きたい曲だ。
「全力少年」スキマスイッチ
2005年4月リリースの5thシングルで、多くのタイアップで起用されてきた大ヒット曲。
爽やかかつ力強いメロディと高揚感を与えるサウンドが、まさに青春らしい。
歌詞には他人のせいにせず、自分の想いと力を持って一歩踏み出すことの大切さが綴られている。
この曲で“全力少年”だった過去を思い返して力をもらおう。
「世界は恋に落ちている」CHiCO with HoneyWorks(チコ ウィズ ハニーワークス)
数々の青春ソングで人気を集めるCHiCO with HoneyWorksによる1stシングル。テレビアニメ『アオハライド』オープニングテーマに起用された。
三角関係にいる少女たちの甘酸っぱい片想いの気持ちが歌われている。軽快なメロディが恋のときめきとリンクする。
片想い中ならぜひ聴いてほしい青春ラブソングだ。
「青春謳歌 feat.ano 」幾田りら(いくた りら)
2024年5月公開のアニメ映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』後章主題歌として制作された。
変化に戸惑いながらも、友との絆を大切にしたいという想いを歌うふたりの柔らかな歌声が心に響く。優しく爽快なサウンドが、青春の無垢さを引き出している。
かけがえのない友と一緒に聴くのがおすすめ。
「ただ君に晴れ」ヨルシカ
2018年5月リリースの2ndミニアルバム『負け犬にアンコールはいらない』収録の人気曲。
透明感のある歌声と夏の記憶を辿る歌詞が、温かさと切なさを感じさせる。
もう戻れない青春時代に心を奪われながらも、幸せを願う気持ちが軽やかに表現されていて心地よい。
青春真っ盛りのときに聴いて時間の尊さを感じてほしい。
「ピースサイン」米津玄師(よねづ けんし)
TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』第2期第1クールオープニングテーマに起用された、2017年6月リリースの楽曲。
力強いコーラスから始まり、ビートとドラマチックなメロディが印象的な疾走感にあふれるナンバーだ。
弱さを乗り越え、勝利を掴み取ろうとする熱い想いに引き込まれる。新しい挑戦の前に聴きたい。
「若者のすべて」フジファブリック
2007年11月の10thシングル。高校の音楽の教科書にも掲載された不朽の青春ラブソングだ。
郷愁を誘うメロディと時を刻むようなビートで展開するミディアムチューンで、夏の終わりの雰囲気が漂う。
時の流れのなかで負う感傷と後悔、そこにほのかに灯る希望の描写が見事だ。青春の思い出に浸りたいときにぴったり。
「怪獣の花唄」Vaundy(バウンディ)
2020年5月リリースの1stアルバム『strobo』の収録曲。コール&レスポンスを意識した曲となっている。
儚い命を抱き締め、心の中の衝動や感情をさらけ出すよう促すメッセージが印象的だ。エネルギーに満ちたサウンドと感情を揺さぶる歌唱が、歌詞をさらに際立たせる。
遠のく青春の記憶を振り返りながら聴きたい。
「シルエット」KANA-BOON(カナブーン)
2014年11月リリースのメジャー5thシングルで、TVアニメ『NARUTO -ナルト-疾風伝』の16代目オープニングテーマだ。
通っていたライブハウスへの感謝を込めた歌詞には、過去に得た大切なものを守り続ける重要性が示されている。
高揚感のあるロックサウンドに胸が高鳴る。気持ちを高めたいときに聴いてほしい。
「Teenager Forever」King Gnu(キングヌー)
2020年1月リリースの3rdアルバム『CEREMONY』のリード曲。ソニー ワイヤレスヘッドホン・ウォークマン CMソング。
口ずさみたくなるアップテンポのメロディが、人の心にある情熱を感じさせる。
ほかの誰でもなく等身大の自分で幸せを探す前向きな歌詞は、青臭くて清々しい。この曲を聴いて一瞬一瞬を楽しもう!
「明日も」SHISHAMO(シシャモ)
2017年2月リリースのアルバム『SHISHAMO 4』収録曲。川崎フロンターレの試合観戦がきっかけで生まれた応援ソングだ。
良いことばかりではない毎日も、ヒーローの存在を原動力にし前進する歌詞が胸を打つ。
転調が印象的なメロディも心地よく、背中を押してくれるだろう。きっと青春の苦い経験を乗り越える力になる。
■自分の人生に寄り添う青春ソングを見つけて!
青春時代は短いからこそ、その時間は濃密で思い出深い。今回紹介した青春ソングは、誰しも心の中に持っている青春の思い出に寄り添ってくれるはずだ。ぜひ自分にぴったりの青春ソングを見つけて楽しんでほしい。
TEXT BY MarSali