カラオケで盛り上がるには、選曲が大事。今回は、男女問わず好印象で、思わず聴き入ってしまう“女子に歌ってほしい曲”を30曲ピックアップ。定番の名曲から最新曲まで、理由や推しポイントとともに楽曲を紹介。
■女子に歌ってほしい曲30選
01.「一途な女の子。」『ユイカ』
02.「とくべチュ、して」=LOVE
03.「I still」milet
04.「シェードの埃は延長」ずっと真夜中でいいのに。
05.「わたしの一番かわいいところ」FRUITS ZIPPER
06.「Almond Chocolate」ILLIT
07.「マリーゴールド」あいみょん
08.「声」羊文学
09.「三日月」絢香
10.「全方向美少女」乃紫
11.「恥ずかしいか青春は」緑黄色社会
12.「やさしさで溢れるように」JUJU
13.「夜に駆ける」YOASOBI
14.「トリセツ」西野カナ
15.「Baby you」有華
16.「カブトムシ」aiko
17.「プラネタリウム」大塚愛
18.「点描の唄」井上苑子
19.「ただ君に晴れ」ヨルシカ
20.「コイワズライ」Aimer
21.「CHE.R.RY」YUI
22.「スパークル」幾田りら
23.「fragile」Every Little Thing
24.「貴方の恋人になりたい」チョーキューメイ
25.「アイサレタイ」Yumcha
26.「366日」HY
27.「シャングリラ」チャットモンチー
28.「世界は恋に落ちている」CHiCO with HoneyWorks
29.「星月夜」由薫
30.「ありがとう」いきものがかり
【THE FIRST TIMES PLAY LIST】
https://tftimes.lnk.to/BTp1kjKcT1
「一途な女の子。」『ユイカ』
『ユイカ』が高校生の時に書いた曲。好意を寄せられている側は、一途な想いになかなか気づくことができないもの。この曲を一生懸命歌っている女性と目が合ってドキッとしない男性はいないはず。気負わず、気取らず、素直に想いを乗せて歌うのがベスト。
「とくべチュ、して」=LOVE
TikTokでの総再生回数が、リリースから数ヵ月経っても上昇中。スウィートな独占欲の描写の連発が超キュート。《特別、チューして。》《とくべチュ、して》など、かわいい響きの音も満載されている。思いっきりあざとく歌ってみよう。
「I still」milet
miletが映画初出演でヒロインを演じた『知らないカノジョ』主題歌。歌詞のすべてがまっすぐな愛の言葉。男性が“自分のために歌ってくれている”って思ったら、自然と心が動いてしまいそう。歌う際は、愛する気持ちを鮮烈に表現する言葉と美メロに身を委ねよう。
「シェードの埃は延長」ずっと真夜中でいいのに。
TVドラマ『アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~』主題歌。表に出せないまま胸の内に溜め込まれる気持ちと葛藤が伝わってくる。大人の女性が持つ、どこかアンニュイな魅力を引き立ててくれそう。歌が得意な女性が、スキルと表現力を全開で発揮するのにもおすすめ。
「わたしの一番かわいいところ」FRUITS ZIPPER
TikTokを中心に、SNSで大いにバズったFRUITS ZIPPERの代表曲。“かわいいアピール”の集中砲火を徹底的に浴びられるこんな曲、他になかなかないはず。歌う際は、自信のあるかわいい表情、仕草、声のトーンを大いに発揮して歌うしかない!
「Almond Chocolate」ILLIT
映画『顔だけじゃ好きになりません』の主題歌。“推し”への想いを爽やかに描いた一曲だ。カラオケで聴いていると、“これ、自分に向かって歌ってくれてる?”と思わず感じてしまう瞬間も。《その全てがspecial》のフレーズは、歌を通してさりげなく気持ちを伝えられる告白ポイントかも。
「全方向美少女」乃紫
『TikTok上半期トレンド大賞2024』ミュージック部門賞を受賞。女性リスナーの自己肯定感を高めるフレーズが満載。聴いている側を元気にできる。《正面で見ても横から見ても下から見てもいい女で困っちゃう》は、自信たっぷりに歌うべきフレーズ。
「やさしさで溢れるように」JUJU
2009年リリース。ロックのエッセンスが添加されているこのバラードは、歌う女性の凛々しさを際立たせる。母性のような大きな愛で聴き手を包み込む曲だ。恋人をイメージするだけでなく、日々の暮らしのなかにある様々な愛おしさを思い浮かべて歌うのが合っている。
「夜に駆ける」YOASOBI
2019年リリース。サウンドが軽快に躍動すればするほど儚さと切なさが募るこのメロディは、女性にぴったり。ぜひ歌ってほしい一曲だ。曲自体が持っている叙情性が圧倒的なので、感情過多にならず、むしろ若干淡々としたトーンで歌った方がいい。
「トリセツ」西野カナ
2015年リリース。映画『ヒロイン失格』主題歌。恋人に知ってほしい自分の様々な面を、取り扱い説明書になぞらえて伝えているのがかわいい。このキュートさに抗える男性はいないだろう。歌詞の中に、あなたのトリセツをさり気なく盛り込んで歌うのもありかも?
「Baby you」有華
2023年にリリースされたメジャーデビュー曲。ダンサブルなサウンドに乗せてキュートなフレーズを連発。《好き好き好き 好Kiss me, baby》に続く《君にあげる 世界一の愛してる》は屈強な男性のハートもノックアウトできる。キラキラパワー全開で歌ってほしい。
「カブトムシ」aiko
1999年リリース。自身をカブトムシに喩えて穏やかな幸福をじっくりと描写するこの曲は、女性の胸の内で渦巻く愛情を鮮やかに伝えてくれる。女性目線のラブソングの不朽の名曲。繰り返される《生涯忘れることはないでしょう》は、歌う際に自ずと感情を込められるはず。
「プラネタリウム」大塚 愛
2005年リリース。TVドラマ『花より男子』(第1期)イメージソング。もう会えない人への想いを描写。切ないムードにじっくり浸らせてくれる。寂し気なトーンで歌い上げたら、聴き手の涙腺も緩ませることができる。肩肘張らず、優しく語りかけるように歌うのが合う。
「点描の唄」井上苑子
Mrs. GREEN APPLEの曲「点描の唄 (feat. 井上苑子)」が大反響を呼んだあと、井上のソロバージョンも制作された。ずっと続いてほしい幸福を表現した歌詞は、歌い手の声の温もりをじっくり伝える。ミセスver.の歌割りに沿って男女で歌うのも素敵な時間になるはず。
「ただ君に晴れ」ヨルシカ
2018年リリース。忘れられない“君”との夏の思い出を鮮やかな風景描写も交えて表現。和的情緒をたっぷり含むメロディは、飾らず、素朴に歌う女性の声がフィットする。印象的なフレーズ《だけ》は、聴かせどころ。この2文字に強い想いを込めてほしい。
「コイワズライ」Aimer
2019年リリース。AbemaTVオリジナル恋愛リアリティーショー『白雪とオオカミくんには騙されない』主題歌。一途な恋心を描く爽やかな曲は、落ち着いた透明感と深みを持つ女性の声がぴったり。各フレーズの末尾にたっぷり盛り込まれた韻を意識するのが心地よい躍動感を生むコツ。
「CHE.R.RY」YUI
2007年リリース。携帯電話を通じて送るメッセージを題材にして、恋のときめきを鮮やかに描写。募る想いを描いた歌詞《恋しちゃったんだ 多分 気づいてないでしょう?》を彩るメロディが甘酸っぱい。サビの部分は、リアルな恋心を存分に反映して歌ってしまおう。
「スパークル」幾田りら
ABEMA『今日、好きになりました。蜜柑編』『今日、好きになりました。卒業編2022』主題歌。恋に落ちる瞬間の感覚、叶わぬ恋の切なさの描写をつうじて主人公の心の成長も伝えるこの曲は、歌う女性の凛々しさもさり気なく浮き彫りにする。《煌めいて消えてった》から始まる印象的なサビは、随所で儚げな声のトーンを交えて歌うと効果的。
「fragile」Every Little Thing
2001年1月1日リリース。時には起こる気持ちのすれ違いを乗り越えて、一緒に愛を育む姿を描写。この曲をパートナーに歌われたら、誰でもうれしいはず。かぎカッコで表示される《「愛しい」》《「いっしょにいたい」》《「守ってあげる」》は、ぜひ感情を込めて歌って。
「貴方の恋人になりたい」チョーキューメイ
2022年リリースのアルバム『するどいささくれ』に収録。アジア圏のバイラルチャートを賑わせた。軽やかなリズムに乗りながら歌う人の佇まい、身体の動きもキュートに輝かせる曲。繰り返される《恋に落ちている》は、声に苦し気なトーンを少し加えると臨場感が出る。
「アイサレタイ」Yumcha
2024年末にリリースされ、SNSを中心に反響が広がった。グイグイと迫りながら恋心を直球で投げかける。女性がカラオケで歌うのを聴いたら、“告白された?”と勘違いしてしまう男性もいるかも? 自己PRをするフレーズの数々を無邪気に楽しく歌うのがぴったり。
「366日」HY
2008年リリースのアルバム『HeartY』に収録。別れを経ても色褪せない記憶、捨て去ることができない想いを描写。歌唱力に自信がある女性に、ぜひ歌ってほしい。歌詞とメロディが自ずと感情移入を誘うので、心の赴くままに歌うのが何よりものコツ。
「シャングリラ」チャットモンチー
2006年リリース。TVアニメ『働きマン』EDテーマ。ダンサブルなベースラインも印象的。躍動感に溢れたバンドサウンドで女性の声を輝かせる曲といえば、これを思い浮かべる人が多いはず。ビートに身を任せて、まっすぐに突き進むかのように歌うと盛り上がれる。
「世界は恋に落ちている」CHiCO with HoneyWorks
2014年リリース。TVアニメ『アオハライド』OPテーマ。不器用さのなかにピュアな感情を渦巻かせるこの曲は、学生時代の恋の記憶を甦らせる。リアルな想いが滲むセリフ的なフレーズが満載。声優として演じるかのように主人公になりきって歌うのがおすすめ。
「星月夜」由薫
2023年リリース。TVドラマ『星降る夜に』主題歌。《あなたの名前を祈るようにそっと》に象徴されるとおり、愛する人への想いを祈るかのように表現。清らかな感動を噛み締めることができる。ウィスパーを効果的に使ってメリハリを付けるのが歌うコツ。
「ありがとう」いきものがかり
2010年リリース。NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』主題歌。積み重ねていく穏やかな日々、育む愛を爽やかに表現。歌う女性の幸福観も示すような気がしてドキッとさせられる。吉岡聖恵のまっすぐな歌い方が何よりものお手本なので、原曲を繰り返し聴いてみて。
■声の魅力が引き立つお気に入りの曲を見つけよう
女性の声だからこそ輝く曲があると同時に、歌う人の佇まいや実像に鮮やかにフィットできる曲もある。あなたに合った作品と出会うと、カラオケがさらに楽しくなる。お気に入りをどんどん見つけていってほしい。
TEXT BY 田中大











