THE F1RST TIMES

INTERVIEW

2021.12.28

千葉翔也の青春を彩るJanne Da Arcと奥華子、そして表現者としての原点を見た宝塚歌劇団

INTERVIEW & TEXT BY 清水素子
PHOTO BY 関 信行

占い育成アプリ『タロット男子 ~22人の見習い占い師~』(以下、タロダン)とのコラボレーションインタビュー第2弾! 第1弾の梅原裕一郎に続いて登場するのは、【愚者】フール・ザ・フライハイトを演じる、千葉翔也。

趣味がギター、ミュージカル観劇、特技は歌と、元々音楽を好んで聴いていたという千葉。自身にとって思い入れ深い3曲をどう選ぶのか? 取材現場で得た“良き理解者”と共に、彼が敬愛してやまない宝塚歌劇団トークも炸裂。

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【第1弾インタビュー】

■流行よりも好きな曲で勝負した、千葉翔也 青春の1ページ

──“占いで見たいのは、本来の自分の姿である”という前提のもと実施している、本インタビュー。まずは“自分を表す曲”として、3曲選んでいただけますか?

千葉翔也:1曲目はJanne Da Arcの「月光花」にします。小さい頃は母の影響でTM NETWORKやX JAPAN、LUNA SEAなどを聴くことが多かったんですけど。中学生になってからは、初めて自分から好きになってJanne Da Arcを聴いていました。

この「月光花」はアニメ『ブラック・ジャック』の主題歌で、小学生の頃からフルで歌えるくらい好きだったんですが、その当時はまだ「月光花」=Janne Da Arcだと認識しておらず…その3年後くらいにJanne Da Arcを好きになって、「あ! 『月光花』ってJanne Da Arcの曲だったんだ!」って気づいたんですよ。

──そもそもJanne Da Arcを好きになった理由は何だったのでしょう?

千葉:今考えてみると、キーボードのkiyoさんの弦楽器系の壮大なサウンドとか、ギターソロの他は特に難しいことはやってないように聴こえて実はリズムで抑揚を作っているyouさんのギターとか、いろいろハマった理由はあるんですけど…いちばん最初はyasuさんの歌声でしたね。「男性でも、こんなに高いメロディで綺麗な声で歌えるんだ!」と、衝撃でした。

中学は帰宅部だったから、週に2~3回は友人とカラオケへ行ってふたりで練習してましたね(笑)。やっぱり、yasuさんぐらいの高いキーで歌えるようになりたかったんですよ。

──わかります。高いキーって挑戦したくなりますよね。

千葉:あとは、当時“○○を歌ってみた”が流行していて、より歌への憧れも強まっていたことも影響としてあったと思います。高校では軽音部に入ってコピーバンドをやっていました。

ある時、新入生に向けた部活紹介で、軽音部から1バンドだけ全校生徒の前で演奏できるっていう機会があったんですね。で、その1バンドを選ぶオーディションのために、練習しまくったのが「月光花」でした。

当時は人気のRADWIMPSやBUMP OF CHICKENをカバーする人が多く、生徒内での人気も高いという意味で絶対そっちをやったほうが有利なのはわかってたんですけど…数百人以上の前で歌わせてもらえることを考えたら、どうしても自分の好きな曲をやりたくて。

それを前提にメンバーも集めたので、バンド名も僕の名前をもじった“ちばんど”という(笑)。

──そのまんまじゃないですか!(笑)

千葉:はい(笑)。それくらい、僕の“やりたい!”っていう気持ちが先走ったバンドだったんです。

でも、結果は違うバンドが選ばれて…もうあの時はめちゃくちゃに泣きましたね。だから、好きな曲であると同時に、悔しさも思い出す曲でもあります。

■無限の可能性で惹き込む、宝塚歌劇団の魅力

──今のエピソードを聞くと、一度「これだ!」と決めたら信念を通すタイプなのかな、と。では、2曲目はどうしましょう? 宝塚歌劇のファンとしても知られる千葉さんですから、ぜひそちらの曲なども。

千葉:良いですね! 僕が小学校高学年の頃、雪組のトップスターだった水 夏希さんが、他の雪組スター(彩吹真央 / 音月 桂 / 彩那 音 / 凰稀かなめ)とAQUA5というユニットを組んでまして。

そのCDを母親が聴かせてきたのと同時期に、映像で宙組の『エクスカリバー』と星組の『スカーレット・ピンパーネル』(通称『スカピン』)を観て、“カッコ良いな”と思ったんです。

女性が男役を演じているなどは特に気にしていたわけでもなくて、ただ、一緒になって歌いたくなる感じだったんですよね。特に中学に入って、カラオケで高いキーの歌を練習するようになると、タカラヅカの曲はちょうど良くて(笑)。

『スカピン』の主題歌の「ひとかけらの勇気」は好きでよく歌ってましたね。2010年に月組で『スカピン』を再演した時は劇場まで観に行って、23列目だったのも覚えてます。そこから僕、月組が好きになったんですよ。

──“芝居の月組”と言いますから、おそらくお芝居が好きだったのでは?

千葉:その通りです! なかでも、『STUDIO 54』という演目の「人ごみの中の孤独」っていう曲が、僕はずっと大好きで。

主人公の男性は若かりし頃、ヒロインとお互い夢を叶えようと約束していたのに、結局はゴシップ誌のジャーナリストになって、ヒロインもお金のために好きでもないロックスターのもとで心を殺して過ごしてる。

そういうお話だから、成功者も夢破れた人間も出てくるんだけど、劇中いろんなキャラクターが歌詞を変えつつ、この「人ごみの中の孤独」をどんどん歌い継いでいくんですよ。そうやって、それぞれの葛藤や孤独が詰め込まれていくことで、ひとつの曲として成立していくっていう…そこは僕がミュージカルを好きな理由でもあります。

ぼんやりと自分の中にあった“歌が好き”“お芝居が好き”っていう感情の理由が、ひとつ形として見えたと言いますか。しかも、主演の霧矢大夢さんは歌もうまいんです。退団時のサヨナラショーでも歌っていましたし、2分半くらいの曲でサブスクにも入っているので、ぜひ聴いてほしいです。

──つまり、2曲目は「人ごみの中の孤独」と。

千葉:はい。だから、生で観られていないのが一生悔やまれるんですよ! 当時、僕は中学生で、タカラヅカなんて親が頑張ってチケットを取ってくれなければ観られなかったですし、ネットも全然使っていなかったから、何組が何の公演をやっているのかもわかってなくて。

『STUDIO 54』も、たしか“TAKARAZUKA SKY STAGE”(宝塚歌劇専門のCSチャンネル)で観たんじゃないかな? そういうのが多いんですよね。

Janne Da Arcも好きになった時にはすでに活動休止してて…だから、一度も生で(Janne Da Arcの)ライブを観たことはないんです。

──リアルタイムで追えなかった辛さですね。表面上の華やかさだけでなく、深くまで理解し、本当にタカラヅカがお好きなんだと伝わってきます。

千葉:タカラヅカは、女性が男性を演じたり、若い方がお年寄りを演じるなど、性別や年齢を超えた表現方法をしてくれるじゃないですか。エンターテインメントとして、観ている“こちら”を惹き込んでくれるのが好きなんですよ。

自分が声優を選んだのも、例えば、世界を守る! スポーツ選手になる! とか、本来の自分だったら絶対にできないことでも、声でなら表現できるからなんです。

■千葉少年の傷心に寄り添ってくれた、奥華子「恋」

──納得です。それでは3曲目は…。

千葉:中学の頃、ずっと聴いていた奥華子さんの「恋」ですかね。僕ら世代だと、当時ラブソングといえば西野カナさんが全盛でしたが、自分にはなんだか明るすぎるというか…なんだかんだ言って主人公とその想い人は付き合えそうな曲っていうイメージだったんです。

その点、奥華子さんの曲は生々しくて。ダメになってしまった恋の歌が多くて、しかも女性目線だから(内容が)えぐられます。でも、その気持ちが片思い中の僕にはすんなり受け入れられたので、片思い中はたいてい奥華子さんの曲を聴いて泣いてました。

──そんなに辛い恋ばかりしていたのですか?

千葉:中学生男子の恋愛なんて、全部うまくいかないですよ! 奥華子さんって、“なんだかわからないけどうまくいかない”歌が多いんですよね。相手とは仲も良いし、関係値もあるのに、(恋人としては)好きになってもらえないとか。同棲してもダメ、一緒に飲みに行ってもダメとか。そういう大人ならではの設定でも、ちょうどよく共感できたんです。

でも、最近アコースティックギターを練習していて、自分の好きだった曲を聴き返していたら、「恋」の解釈が全然変わってきたんですよ! 10代では単なる片思いの曲だとばかり思っていたのが、一回付き合ってから別れた曲なのでは? と感じるようになり、そうなると…よりキツいですよね。

奥華子さんの歌詞って口語が多いから、昔は具体的なシチュエーションがひとつ特定されているように感じていたんですけど、自分も今の仕事を通じて、いろんな創作物に触れていくなかで、同じ言葉でもいろんなシチュエーションで発せられる可能性があることがリアルにわかってきて。

口語調の歌詞でも想像の幅がこんなにあるんだと知れたのは、大きな発見でした。

──口語調の歌詞として、そのわかりやすさで楽しめるだけでなく、その言葉の本当の意味を知り、曲の奥深さを知ったということですね。

千葉:自分もいつか曲を作りたい、という夢があるので、大人になれて良かったです。結構10代のマインドのまま生きているところがあるから、曲の見方だけでも20代になれてホッとしました(笑)。

■千葉翔也を“タロダン占い”で占ってみると…

──(笑)。そんな千葉さんは『タロダン』では、【愚者】フール・ザ・フライハイトを担当。サイトにある“タロダン占い”で千葉さんを占ってみると、ご自身は“コーヒーの隠者”でした。“恋愛に関しては好奇心が尽きないタイプで次々に恋をする”とありますが…。

公私ともに、キッチリしていたい人です。まじめで努力を惜しまない性格ですが、純粋ゆえに少々融通が利かない面も目立ちます。物事のグレーな部分などを見過ごすのも難しく、猛烈に反発・抗議してしまうことがあるかもしれません。

恋愛においても自分ならちゃんとできる事ができなかったり、生半可な気持ちが見えると急に冷めてしまったりするでしょう。

このように、いつでもマイルール・自分の価値観を主軸にして判断するところが、あなたの特徴です。

恋愛に対しては尽きぬ好奇心もあるため、めげることなく次の恋を探せると思いますが、それ以外の部分ではマイルールが自分自身を苦しめる場合もあると気付くことで、徐々に運が開けていく人生です。

引用:タロダン占い

千葉:それは違います! メチャクチャ内向的なので、全然アプローチもできません。

ただ、出会ったことのないタイプの人に会うとうれしいですね。そこは男女関係なく“この人は何を正義に生きているんだろう?”“なんで自分はこの人に興味がわくんだろう?”って考えたりはします。

──自分の分析というのは、占いのひとつの目的でもありますし、だからタロットも勉強されていたのですか?

千葉:まぁ、勉強といっても本当にチラッとですけど。たしかに、それが占いにハマッている理由かもしれませんね。『タロダン』のお話をいただいた時も本当にうれしくて、タロットカードに興味があって良かった! と思いました。

ただ、演じているフール・ザ・フライハイトはタロットの【愚者】を象徴するキャラで、占い結果の隠者とは真逆なんですよ。良くも悪くも無謀さがある本当に自由なキャラで、だからこそ真逆の僕は、予測不能な友達ができるとうれしいのかもしれません。

【愚者】フール・ザ・フライハイト ©2021 Tarodan

■問題解決に全力を注ぐことが、必ずしも相談の正解ではない

──占い結果にも“真面目で努力も惜しまない”“すごく純粋で融通が利かない”とありますからね。

千葉:どうしても論理的な考え方をしちゃうので、理由のないものが苦手なんです。例えば理由なく自分のことを卑下する人とか、どう理解すればいいのかわからなくて。だから、人の相談に乗るののも苦手です。

──論理的だと、うまく相談に乗れそうですが…。

千葉:相談してくれたらすごくうれしいので、問題を解決するために全力を注ぎたくなるんです。そういう意味ではたしかに“真面目”なのかもしれないけど、場合によってはそれは望まれていないこともあるじゃないですか。ただ笑って聞いてほしいとか、とにかく慰めてあげることが大事な時もあるなと。

自分としては、問題を解決するために一生懸命アドバイスをしているつもりでも、相談者本人からするとまるで否定されているようだ、って気持ちにさせてしまったこともあるんです。だから、内容だけじゃなく伝え方も大事なんだなと。

なので、 “真面目すぎて融通が利かない”っていう占い結果には納得だけど、“公私ともにキッチリしていたい”は合ってません!

──え、そうなのですか?

千葉:普通の人が当たり前にできることが全然できないんです。忙しさを理由に料理しないとか、ひとり暮らしを始めて1年以上経ってるのに、ようやく家具を買い始めたとか。テレビもずっと床に直置きで、やっとテレビ台を買ったくらい(笑)。

そういう普通なら最初にやることを、すっ飛ばしてしまうことが多いんです。

■千葉翔也のラッキーソングは緑黄色社会「Mela!」

──公私の“私”は危ういかもしれませんね(笑)。さらに『タロット男子』の占い監修をしてくださっているace先生から、落ち込んだ時に聴くといいラッキーソングを診断してもらいました。

普段からマジメに努力するコーヒーの隠者タイプの千葉さん。

落ち込む時も真面目に落ち込んでしまう場合があるため、落ち込みきってしまう前に、早々にテンションを上げてしまう方法が効果的です。

なので、ストレートに熱く、聴いているうちに「再び立ち上がろう!」という力が沸いてくるような曲、緑黄色社会「Mela!」をおすすめします。

ラッキーソング診断:ace

千葉:これまでは、気分が落ち込むと、逆に暗い曲を聴くのが好きなんですよね。落ちている時に、さらにそれをえぐるような曲を聴いて、一回落ち込みきってから上がるのを待つ! っていうパターンです。だから、熱い曲や元気づける曲を(落ち込んでいる時に)あまり聴いていませんでした。

唯一、聴いていたのはSEAMOさんの「Continue」ぐらいかな? 歌詞が全部良いんですよ。ただ、せっかく診断してもらいましたし、「Mela!」も知った曲なので、今度は落ち込んだときに聴いてみますね(笑)。


プロフィール

■千葉翔也
チバショウヤ/8月29日、東京都生まれの男性声優。占い育成アプリ『タロット男子 ~22人の見習い占い師~』にて、【愚者】フール・ザ・フライハイトを演じている。

千葉翔也 OFFICIAL PROFILE
https://sigma7.co.jp/actors/chiba_shoya


アプリ情報

2021.12.07 Release
『タロット男子 ~22人の見習い占い師~』
ジャンル:占い&育成
種類:ネイティブアプリ(Android/iPhone対応)
価格:完全無料

©2021 Tarodan

ダウンロード(AppStore)
https://apps.apple.com/jp/app/id1584795050

ダウンロード(GooglePlay)
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