THE F1RST TIMES

INTERVIEW

2021.12.24

数原龍友、山本彰吾、中島颯太、砂田将宏が語る、EXILEへの最大級の敬意を表した“EXILE TRIBUTE”

INTERVIEW & TEXT BY 森 朋之
PHOTO BY 増田 慶

GENERATIONS from EXILE TRIBE 、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE、FANTASTICS from EXILE TRIBE 、BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE ら、Jr.EXILE 4組がEXILEのデビュー20周年に華を添えるべく始まった“EXILE TRIBUTE”。

各グループを代表して、数原龍友(Vo / GENERATIONS)、山本彰吾(Performer / THE RAMPAGE)、中島颯太(Vo / FANTASTICS)、砂田将宏(Vo & Performer / BALLISTIK BOYZ)にインタビュー。

つねに挑戦するEXILEの魂を受け継ぎ、原曲の良さを際立たせながら、自分たちのカラーもしっかり反映させたというカバー曲たち。リスペクトを形にできる喜びと、これまでの輝かしい歴史を前に魂を受け継ぐことへの責任を感じながら、実直にEXILEを向き合った4組が思いを語る。

■“EXILE英才教育”のもと、衝撃を受けた子ども時代

──まずは皆さんとEXILEとの出会いについて聞かせてもらえますか?

数原龍友:親がEXILEをずっと聴いてたから、子どもの頃から染みついてたんですよね。なので、後にEXILEの存在を知った時も必然的に惹かれましたし、衝撃も受けました。ちょっと怖そうだけど(笑)、すごくカッコ良いなと。

山本彰吾:小学校4年生の時にテレビでMVを見たのがきっかけですね。もちろんカッコ良いとは思いましたが…同時に「何だ! この人たち!?」という感覚もあって。当時は“ドレッド”も知らないので「髪が太い人がいるなー」と思ったりもしていましたね(笑)。

中島颯太:僕は小学生の頃、友達の影響で好きになったんですよ。そこからのめり込んで、僕と友達は学年中で「あのふたり、EXILE好きだよね」って知れわたるくらいでしたね(笑)。サッカーをやってたんですけど、試合の前は必ずEXILEさんのMVを観てパワーをもらっていました。

砂田将宏:いつ、EXILEさんを知ったのかは…当たり前にEXILEが生活の中にあったので、はっきりとは覚えてないんですけど、オカザイル(バラエティ番組『めちゃ2イケてるッ!』内の“岡村オファーがきましたシリーズ”にて結成された、ナインティナインの岡村隆史とEXILEによるコラボレーションユニット)の影響はすごくありました。それが小1の頃で、メンバー一人ひとりに密着したり、EXILEさんを支えるキッズダンサーという存在を知って、めちゃくちゃ興味がわき、その後すぐにEXPGに入りました。

■夢を叶える場所の一員としての責任と喜び

──では、“EXILE TRIBUTE”について。EXILEの名曲をJr.EXILEの4組がカバーしていますが、このプロジェクトが立ち上がった時はどう感じましたか?

数原:以前から、HIROさんは「あらたな世代と共に、EXILEを盛り上げるプロジェクトをやりたい」と仰っていたので、20周年の区切りのタイミングでこうしてEXILEの楽曲を自分たちがトリビュートできるのは本当にうれしいですね。先輩に対する憧れや尊敬を形にできることって、普段はそんなにないじゃないですか。そういう意味でも貴重な機会だと思うし、参加できて良かったです。

山本:僕もそうですけど、THE RAMPAGEの中にはEXILEさんと、EXPGの生徒として、同じステージに立っていたメンバーもいて。「EXILEは夢を叶える場所」という発言をよくされますが、僕もバックダンサーとしてライブに参加させてもらうことで、その言葉の意味を初めて実感できたんですよね。そして、今回はEXILEさんの看板を背負っていますし、これからもLDHの一員として先陣を切らないといけないなって、背筋が伸びる思いでした。

──緊張感やプレッシャーもあったと。中島さんはいかがですか?

中島:僕もEXILEさんをきっかけに歌手になりたいと思ったひとりで、EXILEさんは本当にたくさんの子どもに夢を与えてきたグループなんですよね。今は自分たちも発信する側にいますが、子どもたちが夢や目標を持つきっかけにならないといけないなと思っています。まだデビューから4年目のグループですけど、EXILE TRIBUTEをきっかけにして、そういう存在になっていきたいと思っています。

砂田:自分もキッズの頃にバックダンサーとしてEXILEさんのライブに出させてもらったことがあって。当時、EXILEさんの後ろで踊った曲を、今度は自分たちのグループでこうして歌うっていうのは…すごく不思議な感じがします(笑)。もちろんシンプルにうれしいし、光栄だなという気持ちがいちばん大きいですね。

■あの頃うまく歌えなかった「SUPER SHINE」の今だからわかる、技術的なすごさ

──カバー曲の選曲はどのように決めましたか?

数原:HIROさんが持っていた“このグループにはこの曲が合う”というイメージがありつつ、それぞれのグループの意見も取り入れてもらい、各グループの色に合った曲が選ばれました。

──なるほど。「GENERATIONS FROM EXILE」のリード曲は「SUPER SHINE」。

数原:子どもの頃にカラオケで歌っていた曲なんですけど、なぜかちゃんと歌えなかった記憶があったんですが、今回カバーさせてもらったことでその時の答え合わせができました。

──うまく歌えなった理由がわかった、と?

数原:そうなんですよ。楽曲を分解してみると、ATSUSHIさんとTAKAHIROさんが(ボーカルの技術的に)すごく細かいことをしているのがわかったんです。全然歌えなかった子ども時代の思い出と照らし合わせながらレコーディングして、理解できました(笑)。「SUPER SHINE」は音楽の理論上、ルールを破っているところがあって。メロディとコードがぶつかっているんだけど、全体のハーモニー的にはうまくハマっているというか。

自分たちのバージョンには(関口)メンディーくんと(佐野)玲於のラップパートが入っているんですけど、それを含めてGENERATIONSの表現になっていると思います。原曲に対するリスペクトと、ずっと挑戦し続けているその姿勢を見習って“自分たちも新しいものを作り上げる”という両方の気持ちですね。

数原龍友(Vo / GENERATIONS)

──MVのパフォーマンスも、完全にGENERATIONSの曲にしているという印象でした。

数原:そういう感覚は僕らにもありました。原曲のMVも大好きなので、白いサングラスでのパフォーマンスは自分たちから提案しました。振り付けをあえてそのまま使っている部分もあるので、チェックしてほしいですね。

■「No Limit」をTHE RAMPAGEのソウルソングにしたい

──原曲のMVと比べてみるのも楽しそうですね。そして「THE RAMPAGE FROM EXILE」のリード曲は「No Limit」。

山本:「No Limit」はEXILEオリジナルメンバーのMATSU(松本利夫)さん、MAKIDAIさん、USA(ÜSA)さんが勇退された『EXILE LIVE TOUR 2015 “AMAZING WORLD”』でも歌われた曲です。僕らサポートダンサーはお面を付けて躍らせてもらったんですが、メンバーの皆さんの気合いを直接感じていたので、すごく記憶に残っている一曲です。

そういう曲をTHE RAMPAGEとしてパフォーマンスさせていただけるのは本当に光栄で、“この曲を自分たちのソウルソングにしたい。魂を燃やせる曲にしたい”と思いました。振り付けは全編僕が担当して、MVの構成にも関わらせていただきました。思い入れのある、大事な曲です。

山本彰吾(Performer / THE RAMPAGE)

──振り付けでも、原曲へのリスペクトを表わしていますね。

山本:はい。EXILEさんらしいダンスと自分たちの色を合わせたくて、かなり熟考しましたね。

■FANTASTICSのグループ性に合った「Each Other’s Way ~旅の途中~」

──FANTASTICSは「Each Other’s Way ~旅の途中~」をカバー。

中島:爽やかで、FANTASTICSのグループ性にも合っていますし、他の3グループとの違いも感じてもらえるんじゃないかと思います。「Each Other’s Way ~旅の途中~」は、自分たちの初のホールツアー『FANTASTICS SOUND DRAMA 2019 FANTASTIC NINE』でもカバーさせてもらっているんです。

世界さんと(佐藤)大樹くんはEXILEさんのメンバーでもあるので、原曲の振り付けをオマージュしながら、FANTASTICSらしさもしっかり出せたんじゃないかと思います。

中島颯太(Vo / FANTASTICS)

──MVにはキッズダンサーも出演してますね。

中島:原曲のMVにもキッズダンサーが登場するんですが、その中に木村慧人もいたんですよ。小さい子どもたちに夢や目標を持ってほしいという気持ちから、僕たちのMVにもキッズに出演してもらいました。

■全員がマイクを持つBALLISTIK BOYZだからできた「Touch The Sky」

──なるほど。そしてBALLISTIK BOYZがカバーしたのは「Touch The Sky」。ラップとボーカルが激しくぶつかり合うような刺激的なバージョンです。

砂田:全員がマイクを持つスタイルの僕たちだからこそできたバージョンだと思っています。原曲をそのまま表現するよりも、EXILEさんの魂を受け継ぎつつ、自分たちのスタイルや思いを届けたかったのでこういった仕上がりになりました。

「Touch The Sky」はリリース当時から毎日のようにCDで聴いていた曲で、リリースから10数年経って、またあらたな形で現代のリスナーにも届けられるのがうれしいです。

砂田将宏(Vo & Performer / BALLISTIK BOYZ)

■0から1を生み出すのは、本当にすごいこと

──こうやって楽曲と向き合うことで、EXILEが続けてきた活動の意義を改めて実感できたのではないですか?

数原:改めてすごい歴史を刻んできたグループなんだなと。後輩たちがカバーした楽曲も聴きましたが、それぞれスタイルが違うし、そこからストーリーも感じられました。「こんなにも多くの人たちの心を動かしてきたグループなんだな」と実感しましたし、一つひとつの活動を大事にしないといけないなという気持ちにもさせてもらいました。自分たちの楽曲が、誰かの夢になることも、その人の人生を変えることだってあるので。

──たしかに。

山本:さっきも言いましたが、EXILEさんは夢を叶える場所だし、“Love,Dream,Happiness”を続けているグループでもあるんですよ。例えば、20年後のTHE RAMPAGEの曲を誰かがカバーしてくれたら、すごいことじゃないですか。年数が経っても新鮮に聴ける原曲のパワーもすごいですし、日本のエンターテインメントの基盤の一角を担う存在がEXILEなんだと痛感しました。

──そうですよね。EXILEによって、日本のエンタメの在り方が大きく変わったわけで。

山本:オリジナルですよね。0から1を生み出したのは、本当にすごいことだと思います。あと、それぞれのグループの個性とカバーした楽曲の相性がぴったりなんですよ。ファンの皆さんもうれしいと思います。

中島:先日、ライブでEXILEさんの「VICTORY」をカバーさせてもらったんですが、お客さん全員が手を挙げた瞬間、パワーが伝わってきて…老若男女が知っている曲だし、それを受け継げるのも光栄です。EXILEさんと同じ時代に生きていることの幸せも感じました。

砂田:僕たちもEXILEさんから夢をもらって、LDHに所属することになって…そういう人が集まっている場所なんだなと改めて実感しました。自分たちだけじゃなく、EXILEさんに憧れてエンターテインメントの道に進んだ人も多いし、今、夢に向かっている人もいる。自分たちも誰かに夢を与えられる可能性があるし、さらに頑張っていきたいなと。表現者、という意味ではEXILEさんと同じ土俵に立っているので「本当にすごいことをやってこれらたんだな」ということも感じています。

■EXILE オリジナルメンバーとJr.EXILEとのあらたな交流

──違うグループのメンバーがこうやって話をするのは貴重な機会では?

数原:以前はちょこちょこ会って話す機会もあったんですけどね。

砂田:コロナ禍になって、会う回数も減りましたからね。こうやって話せるのはうれしいです。

中島:僕もうれしいですね。

山本:うれしいです(笑)。

数原:同じ気持ちです(笑)。

──(笑)。数原さんは、ATSUSHIさんやTAKAHIROさんとも交流があるそうで。

数原:仲良くさせてもらっていますね。“EXILE TRIBUTE”はHIROさんを中心に、ATUSHIさんもサウンドディレクターとしてすべての曲をチェックしてくれています。「自分たちが頑張って作ってきた曲を受け継いでくれてうれしい」とおっしゃっていましたね。リアレンジの方向性も、ATSUSHIさんからアドバイスをいただきました。

中島:一曲一曲に対して、しっかり意見をくださいました。自分たちがやりたいことも聞いてくださり、すごく愛を感じましたね。

■明るい未来へ向けて。探求心を持って活動を続けていきたい

──本プロジェクトをきっかけに、EXILE TRIBEの繋がりもさらに強くなりそうですね。2022年に向けて、さらに勢いがつくのではないでしょうか。

数原:そうしたいですね。この2年間はかなり苦痛で…ファンの皆さんもいろいろ我慢してきたと思うんです。また明るい世の中になった時に、全速力で駆け出せるように準備しているので、その時を待っていてほしいです。

──きつい2年間でしたからね…。

数原:はい。ただ、この2年間で生まれた曲もあったので、その点は良かったと思います。

山本:今回のトリビュート企画でLDHに所属している意味を考え直したんですよね。グループとして何をやっていくべきか、何を伝えていくべきか。そのことを踏まえて、ファンの皆さんと一歩ずつこれからを進んでいきたいです。

中島:時代と共にEXILEも進化を続けているので、自分たちも探求心を持って活動を続けていきたいです。こういう時代になって、配信や映像で伝える方法も出てきたし、まだ自分たちが見えていないエンターテインメントの形もあるんだろうなと。この2年間で感じたこと、得られたことを丁寧に形にして、クオリティを上げながら発信していきたいです。

砂田:コロナ禍で初の単独ライブが中止になったり、予定通りに動けないことが続きましたが、“EXILE TRIBUTE”をきっかけに一気に突っ走っていきたいですね。“FROM EXILE”ということでさらに気が引き締まりましたし、来年は良い一年にしたいです。


リリース情報

■THE RAMPAGE from EXILE TRIBE
2021.12.01 ON SALE
SINGLE「THE RAMPAGE FROM EXILE」

■BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE
2021.12.08 ON SALE
SINGLE「BALLISTIK BOYZ FROM EXILE」

■FANTASTICS from EXILE TRIBE
2021.12.15 ON SALE
SINGLE「FANTASTICS FROM EXILE」

■GENERATIONS from EXILE TRIBE
2021.12.22 ON SALE
SINGLE「GENERATIONS FROM EXILE」


プロフィール

GENERATIONS from EXILE TRIBE

■数原龍友
カズハラリュウト/1992年12月28日生まれ。GENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバーとして活動する、ボーカリスト。

GENERATIONS from EXILE TRIBE OFFICIAL SITE
https://m.tribe-m.jp/artist/index/37

THE RAMPAGE from EXILE TRIBE

■山本彰吾
ヤマモトショウゴ/1995年10月6日生まれ。THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのメンバーとして活動する、パフォーマー。

THE RAMPAGE from EXILE TRIBE OFFICIAL SITE
https://m.tribe-m.jp/artist/index/43

FANTASTICS from EXILE TRIBE

■中島颯太
ナカジマソウタ/1999年8月18日生まれ。FANTASTICS from EXILE TRIBEのメンバーとして活動する、ボーカリスト。

FANTASTICS from EXILE TRIBE OFFICIAL SITE
https://m.tribe-m.jp/Artist/index/168

BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE

■砂田将宏
スナダマサヒロ/2000年5月17日生まれ。BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBEのメンバーとして活動する、ボーカル&パフォーマー。

BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE OFFICIAL SITE
https://m.tribe-m.jp/Artist/index/195