THE F1RST TIMES

REPORT

2022.01.11

日本から世界へ。“アニメの主題歌”に特化のオンラインフェス。全14組に誘われた圧倒的“没入感”

KANA-BOON、CHiCO with HoneyWorks、FLOWによるTVアニメ『NARUTO -ナルト-』シリーズ主題歌、藍井エイルが歌うTVアニメ『ソードアート・オンライン』シリーズ主題歌、そして、今年デビュー25周年を迎えたT.M.RevolutionによるTVアニメ『機動戦士ガンダムSEED』シリーズ主題歌──。

豪華アーティストがアニメの主題歌を中心としたセットリストでライブを披露するイベント『Sony Music AnimeSongs ONLINE 2022』が2022年1月8日(土)、9日(日)に配信開催された。

1月8日(土)のDAY1には、藍井エイル、KANA-BOON、さユり、sumika、TK from 凛として時雨、Who-ya Extended、FLOW、1月9日(日)のDAY2には、Aimer、Co shu Nie(oはウムラウトありが正式表記)、SPYAIR、CHiCO with HoneyWorks、T.M.Revolution、TrySail、BLUE ENCOUNTが出演し、人気のアニメの主題歌が次々と披露された。

今回のライブは東京・立川ステージガーデンで収録。Stagecrowdをはじめとするプラットフォームからさまざまな国や地域に向けて配信された。アニメの主題歌を通じて、日本の楽曲・アーティストの魅力を世界に向けて発信する意義深いイベントとなった。

TEXT BY 森朋之

■数々の作品や世代を彩ってきた主題歌たちが満載

<DAY1>


KANA-BOON

DAY1のトップを飾ったのは、KANA-BOON。
「Happy New Year!」(谷口鮪/Vo、Gu)という挨拶からはじまった1曲目は「シルエット」(TVアニメ『NARUTO-ナルト- 疾風伝』OPテーマ)。エッジの立ったギターサウンド、疾走感に溢れたビートとともに“大事にしたいもの持って大人になるんだ”というメッセージを放つ。スクリーンにはもちろんTVアニメ『NARUTO-ナルト-疾風伝』の映像。臨場感あふれる演奏と映像が融合し、このイベントならでの光景が実現した。さらに“画面の向こうに届けるぜ!”という言葉、炎をモチーフにした演出とともに披露された「Torch of Liberty」(TVアニメ『炎炎ノ消防隊 弐ノ章』第2クールOPテーマ)、“未来を君と追い抜いて 見たいのさこの目で新章を”というフレーズが響く「バトンロード」(TVアニメ『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』OPテーマ)へ。ときおり目を合わせながら演奏するメンバーの楽しそうな姿も印象的だ。

高速のアッパーチューン「まっさら」(TVアニメ『さらざんまい』OPテーマ)で「Singing!」と画面の向こうの“観客”を煽り、ラストの「スターマーカー」(TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』第4期OPテーマ)では、軽快なバンドグルーヴ、前向きな思いを刻んだ歌を響かせる。最後に「今度は生で会おうぜ!全世界の人、そして、ジャパン・アニメーション、ありがとう!」と叫んだ谷口。ロックバンドとしての矜持、アニメ楽曲への思いが真っ直ぐに伝わるパフォーマンスによって、イベントのオープニングを派手に飾ってみせた。


藍井エイル

黒を基調したシックなドレス姿で登場した藍井エイルのステージは、憂いと力強さを共存させたメロディが広がるデビュー曲「MEMORIA」(TVアニメ『Fate/Zero』EDテーマ)から。さらにクラシカルな鍵盤のフレーズに導かれ、“大切な君の傷を癒してあげたい”という切実な思いを込めた「アイリス」(TVアニメ『ソードアート・オンライン アリシゼーション』EDテーマ)を歌い上げた。

「明るい未来に向けて、強い信念を込めた次の曲、聴いてください」と紹介されたのは、「アトック」(TVアニメ『BLUE REFLECTION RAY/澪』第2クールOPテーマ)。“どんな未来も/怖くないよ今なら”というフレーズにグッと来てしまう。スリリングな弦楽器と起伏に富んだメロディ、出会いと別れを胸に刻みながら生きていく決意が響き合う「翼」(TVアニメ『アルスラーン戦記 風塵乱舞』OPテーマ)、そして、TVアニメ『ソードアート・オンライン』の映像とともに披露された「INNOCENCE」(TVアニメ『ソードアート・オンライン』フェアリィ・ダンス編OPテーマ)でも、高揚感に溢れた歌声を披露した。


さユり

“酸欠少女”を掲げるシンガーソングライター、さユりは、自らアコギを鳴らし、“僕だけが見てた 君のこと/過去も未来も”というラインから始まる「それは小さな光のような」(TVアニメ『僕だけがいない街』 EDテーマ)からライブをスタートさせた。「さユりです。どうぞよろしく」と小さな声で挨拶し、満月の映像を映しながらデビュー曲の「ミカヅキ」(TVアニメ『乱歩奇譚 Game of Laplace』 EDテーマ)へ。コンプレックスを抱えながら、“誰かに見つけてほしい”と願いながら生きる主人公を描き出す。

「叶わなかった恋の歌、聴いてください」というMCに導かれたのは、「平行線」(TVアニメ『クズの本懐』EDテーマ)。疾走感に貫かれたビート、アコギ、ピアノを軸にした厚みのあるサウンドとともに、“近づくことができないふたり”の姿を歌い上げた。さらに「一人ひとりの心なんてすごくちっぽけなものかもしれないけど、世界を作ってるのって、たぶん人の心だなと思った瞬間があって」という語りからはじまった「世界の秘密」(TVアニメ『EDENS ZERO』EDテーマ)では、“目には見えない 知らない 叫びたい愛が/どこかで小さく世界を救った”というラインを響かせた。最後に披露されたロックナンバー「航海の唄」(TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』第4期EDテーマ)では、痛みを感じながら、自分を信じて進む決意をエモーショナルに熱唱。唯一無二のアーティスト性を強く印象付けた。


Who-ya Extended

4番目に登場したのは、Who-ya Extended。ボーカリストのWho-yaを中心としたクリエイターズ・ユニットだ。1曲目は「Q-vism」(TVアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス3』OPテーマ)。歪んだギターサウンド、ヘビィロックとエレクトロを融合したトラック、そして、しなやかさ、繊細さ、力強さを同時に放つボーカルは、初めて彼らの音楽に触れたリスナーにも強烈なインパクトを与えたはず。続く「VIVID VICE」(TVアニメ『呪術廻戦』第2クールOPテーマ)は、ストリーミング、SNSを中心に世界中のアニメファンから支持されている楽曲。TVアニメ『呪術廻戦』のスピード感に溢れた映像も、楽曲のスリリングな魅力を際立たせていた。

「Icy Ivy」(TVアニメ『NIGHT HEAD 2041』OPテーマ)では、バウンシーなグルーヴのなかで“目を凝らした世界は/希望よりずっと慈愛よりずっと 栄光に満ちたDead End”という想像力を刺激するフレーズを奏でた。端正なルックス、ロックスター然とした佇まいを含め、アーティストとしての無限の可能性を明確に示したアクトだったと思う。


sumika

続いては、日本の音楽シーンのど真ん中で活躍しているsumika。心地よく飛び跳ねるリズム、朗らかで開放的なメロディ、今日も続いていく日常を“ストーリー”にたとえた歌詞がひとつになった「フィクション」(TVアニメ『ヲタクに恋は難しい』OPテーマ)によって、オンラインの空間をカラフルに彩る。続く「ハイヤーグラウンド」(劇場版『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』主題歌)では、鋭利なギターロックとポップな旋律を融合させ、“光れ合って/運命も超えて/もっと向こうまで”という輝かしいサビを打ち鳴らす。黒田隼之介(Gu、Cho)、荒井智之(Dr、Cho)、小川貴之(Key、Cho)のプレイヤビリティを活かしたアンサンブルも素晴らしい。

「国内、海外の方からいろんなお言葉をいただけるようになったのも、アニメを介して音楽を聴いていただけたおかげ」(片岡健太 Vo、Gu)というMCを挟み、劇場アニメ『君の膵臓をたべたい』の主題歌「春夏秋冬」、OPテーマ「ファンファーレ」を続けて演奏。ラストの「Shake & Shake」(TVアニメ『美少年探偵団』OPテーマ)でも、質の高いポップセンスとライブバンドとしての魅力をしっかりと見せつけた。


TK from 凛として時雨

緻密なサウンドメイクとシリアスな音像によって魅了したのは、TK from 凛として時雨。インダストリアル的なトラック、尖りまくったギターサウンド、荘厳なストリングスが絡み合う「katharsis」(TVアニメ『東京喰種トーキョーグール:re~最終章~』OPテーマ)によって、観ている者を独創的な音楽世界へと一気に誘い込む。幻想的なライティングと映像へのエフェクトも、楽曲の世界観を増幅させていた。

不穏なまでに美しい弦楽器からはじまり、静寂と爆音を行き来するミディアムバラード「Signal」(TVアニメ『91Days』OPテーマ)、メタリックなギターリフを中心に緊張感に溢れたバンドサウンドが炸裂する「P.S. RED I」(映画『スパイダーマン:スパイダーバース』日本語吹替版主題歌)、暴力的なまでに甘美なメロディと“無限に広がる孤独が絡まる”という歌詞が結びつき、呆然とするような感動に包まれた「unravel」(TVアニメ『東京喰種トーキョーグール』OPテーマ)。楽曲を重ねるたびに演奏の精度と解像度が上がり、視聴者の感性を強く刺激しまくる。最後は「will-ill」(TVアニメ『15周年 コードギアス 反逆のルルーシュ 』EDテーマ)。バンド、ストリングスが完全に一体となり、重厚なヘビィネスとしなやかなビートを同時に放ちながら、TKの音楽を生々しく体現してみせた。


FLOW

『Sony Music AnimeSongs ONLINE 2022』DAY1のファイナルを飾ったのは、FLOW。数多くのアニメ楽曲を手がけ、ロックとアニメ、日本と世界の懸け橋になっている彼らの1曲目は「モメント」(『パチスロANEMONE 交響詩篇エウレカセブン HI-EVOLUTION』使用楽曲)。KOHSHIが“モノクロの未来 彩る花になろう”と歌い上げ、奥深いグルーヴをたたえたバンドサウンドが出現。KEIGOのボーカルも加わり、早くもゾクッとするような興奮が生まれる。さらにTVアニメ『交響詩篇エウレカセブン』の映像をバックにした「DAYS」(TVアニメ『交響詩篇エウレカセブン』OPテーマ)ではKEIGOが左手を掲げ、視聴者にアピールするシーンも。

「みんな“ひとりじゃないんだ”という思いを込めて歌わせてください」(KEIGO)というメッセージととともに届けられたのは「United Sparrows」(TVアニメ『バック・アロウ』2ndクールEDテーマ)。“大丈夫 1人じゃない 出会えた 事は本当”というラインは、オンラインで繋がっている視聴者たちの一体感に結びついたはずだ。さらにFLOWが初めて手掛けたアニメ楽曲「GO!!!」(TVアニメ『NARUTO -ナルト-』OPテーマ)を披露。メロコア直系のサウンドと超アグレッシブな歌詞、TVアニメ『NARUTO-ナルト-』の映像がひとつになり、イベントは一気にクライマックスへ。「DICE」(TVアニメ『15周年 コードギアス 反逆のルルーシュ 』OPテーマ)によってDAY1はエンディングを迎えた。


■オンラインフェスならではの、カメラワークと臨場感

<DAY2>


TrySail

『Sony Music AnimeSongs ONLINE 2022』の2日目、トップを飾ったのは、麻倉もも、雨宮天、夏川椎菜による声優ユニット、TrySail。オープニングの「Free Turn」(『劇場版 ハイスクール・フリート』主題歌)でエモーショナルかつポップな歌声を響かせ、DAY2のはじまりを鮮やかに印象付けた。さらに“孤独を厭わず、誰かの為に闘うことの美しさ”をテーマにした「誰が為に愛は鳴る」(アニメ『SDガンダムワールド ヒーローズ』第1クールOPテーマ)、美しいハーモニーで“並ぼう/信じた今日へ”というフレーズを響かせた「ごまかし」(TVアニメ『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』OPテーマ)を披露。

「なんと世界中で観られているということで!」(夏川)
「世界のみなさんに私たちの歌をお届けできるんですね」(雨宮)
というMCを挟み、「次の曲はTVアニメ『エロマンガ先生』の曲です!」(麻倉)とコールされた「adrenaline!!!」(TVアニメ『エロマンガ先生』EDテーマ)はスカコア的なサウンドのアッパーチューン。“その手で夢を掴み取れ!”とかわいく鼓舞する「Youthful Dreamer」(TVアニメ『電波教師』 OPテーマ)を含め、多彩で奥深い音楽性をしっかりとアピールした。


CHiCO with HoneyWorks

2番手は、“チコハニ”ことCHiCO with HoneyWorks。“プレッシャーそれがどうした/神様の助けはいらない”からはじまる「決戦スピリット」(TVアニメ『ハイキュー!! TO THE TOP』EDテーマ)で一気にテンションを引き上げ、ハードロック系のサウンドと“弱虫になるな”と直球のメッセージをぶつける「我武者羅」(TVアニメ『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』OPテーマ)でライブの高揚感は早くも頂点に達した。

デビュー曲「世界は恋に落ちている」(TVアニメ『アオハライド』OPテーマ)では、思春期の切なさを想起させるメロディを歌い、両手を左右に振りながら視聴者との距離を縮めていく。

「ペンライト振ったり、声出したりしていきましょう!」と呼びかけ、極上のアッパーチューン「アイのシナリオ」(TVアニメ『まじっく快斗1412』2nd OPテーマ)へ。ラストはTVアニメ『銀魂』の映像をバックに放たれたロックナンバー「プライド革命」(TVアニメ『銀魂(第3期)』OPテーマ)。CHiCOの豊かな表現力がダイレクトに伝わるステージだった。


Aimer

Aimerのステージは、全曲“ピアノと歌”による構成だった。1曲目は「花の唄」(劇場版『Fate/stay night [Heaven’s Feel]』I.presage flower 主題歌)。スクリーンに花と映画のシーンを映し出し、震えるほどに繊細な歌を紡ぎ出す。

「ninelie」(TVアニメ『甲鉄城のカバネリ』EDテーマ)では美しい光のオブジェのような照明のなかで、壮大なスケールをたたえた旋律、“僕は歌い 橋をかけよう/だからサイレンス 鳴らすためと”という祈りに似たフレーズが響き合い、神聖な雰囲気が生まれる。さらに雨を想起させるライティングとともに「Ref:rain」(TVアニメ『恋は雨上がりのように』EDテーマ)では、夏の情景とノスタルジックなムードを演出。

そして“傷つくのがさだめだとしても 心はまだ彩を放つ”というラインを高らかに歌い上げた「LAST STARDUST」(TVアニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』挿入歌)へ。ひとつひとつの言葉に深い意味を与え、聴く者の心と体を解き放つようなボーカリゼーションはまさに絶品だった。


Co shu Nie

4番目に登場したCo shu Nieは、中村未来(Vo、Gu、Key)、松本駿介(Ba)によるバンド。ファルセットを交えた“夜に閉じこめられた子は 無表情に息を止めた”からはじまる「asphyxia」(TVアニメ『東京喰種トーキョーグール:re』OPテーマ)は、このユニットの知名度を大きく上げた代表曲。TVアニメ『東京喰種トーキョーグール:re』のキャラクターが映し出されるなか、中村未来が緊張感と美しさを共存させたメロディを奏でる。ハイブリッドなバンドサウンドもきわめて刺激的だ。重厚なグルーヴを備えたベースラインに導かれたのは、「絶体絶命」(TVアニメ『約束のネバーランド』EDテーマ)。“明日掴むために/絶望を駆け抜けろ”という強いフレーズ、官能的なシャウト、鋭利なギターソロを続けざまに放つ中村のパフォーマンスから目が離せない。

「私たちは音楽で繋がっている。どれだけ遠くにいても」(中村)という言葉を挟んで届けられたのは、「give it back」(TVアニメ『呪術廻戦』第2クールEDテーマ)。中村のクラシカルなピアノ、“ひとりじゃないと信じたい”という思いを込めた歌は、観客一人ひとりの胸に響いたはずだ。


BLUE ENCOUNT

ここからはロックバンド2組のステージへ。まずはBULE ENCOUNT。田邊駿一(Vo、Gu)が「2022年、BLUE ENCOUNTはじめます!」と宣言、TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』の映像とともに「ポラリス」(TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』第4期OPテーマ)を放ち、冒頭から生々しい高揚感を生み出す。

英語と日本語を交えながら、“絶望を超え、悲しみを切り刻みながら生きてやる”という思いを高らかに打ち鳴らす「FREEDOM」(TVアニメ『BANANA FISH』OPテーマ)、「アニメからいろんな希望を教えてもらった気がします。アニメというカルチャーに恩返しできるように、あなたの笑顔や希望のきっかけになれるように全力でやりたいと思います」(田邊)という言葉から「Survivor」(TVアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』OPテーマ)を披露した。

さらに「戦っているあなたの横で戦えるのが、俺達の喜びです」(田邊)とメッセージを伝え、“あなたを守りぬくと決めた”と強い決意を響かせる「DAY×DAY」(TVアニメ『銀魂(第3期)』OPテーマ)、「ハミングバード」(TVアニメ『あひるの空』OPテーマ)を演奏。熱量の高いロックチューンとアニメ作品の世界観が融合し、圧倒的なカタルシスへと結びつけた。


SPYAIR

続いてはSPYAIR。IKE(Vo)が「アニメソングス、いきますか!遊ぼうぜ!」と絶叫、「現状ディストラクション」(映画『劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』 主題歌)へ。ヘビィロック直系のバンドサウンド、アニメ主題歌ならではの爽快感を放ちまくり、IKEがジャンプを決め、UZ(Gu)のメロディックなギターソロを炸裂させる。

“このイマジネーションをかかえて 俺は行くよ”とTVアニメ『ハイキュー!!』の映像が重なった「イマジネーション」(TVアニメ『ハイキュー!!』OPテーマ)では“Oh! Oh!”というコーラスが響き、“Jump!Jump!”とIKEが観客を煽る「轍〜Wadachi〜」(映画『銀魂 THE FINAL』主題歌)では、スタジアム級のスケール感を演出。「RAGE OF DUST」(TVアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』第2期OPテーマ)における、UZ、MOMIKEN(Ba)、KENTA(Dr)が生み出す重厚な疾走感も素晴らしい。最後はSPYAIRとTVアニメ『銀魂』が初めて出会った「サムライハート(Some Like It Hot!!)」(TVアニメ『銀魂(第2期)』EDテーマ)。IKEがタオルを回しながら熱唱し、気持ちいい一体感に結びつける。ロック×アニメ楽曲のケミストリーをダイレクトに体感できる最高のパフォーマンスだった。


T.M.Revolution

DAY1、DAY2を合わせて、6時間を越えて届けられた『Sony Music AnimeSongs ONLINE 2022』。最後を飾るアーティストはもちろん、T.M.Revolution。全曲『機動戦士ガンダム』関連の楽曲による超レアなアクトが実現した。

“速過ぎる時の瞬きに晒されて”というサビが聴こえてきた瞬間に興奮が一気に高まる「INVOKE-インヴォーク-」(TVアニメ『機動戦士ガンダムSEED』OPテーマ)、強烈なスピード感をたたえた「ignited -イグナイテッド-」(TVアニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』OPテーマ)を続けざまに披露した後、憂いを帯びた旋律、“光は君が描くしかない”というラインが共鳴するミディアムバラード「Imaginary Ark」(ガンプラ30周年公式テーマソング)に繋げる。スクリーンにはアニメの映像が映し出され、『機動戦士ガンダム』シリーズの世界観と楽曲が強くリンクしていく。

重厚にしてドラマティックなメロディが印象的な「Meteor -ミーティア-」(TVアニメ『機動戦士ガンダムSEED』挿入歌)、“夢中で傷つく事を「イキル」と云うなら”のサビのフレーズが視聴者の胸を熱くする「vestige -ヴェスティージ-」(TVアニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』テーマソング)を演奏。モダンヘビィロックの概念を更新しながら、西川貴教のボーカルを支えるバンドサウンドも最強だ。

ラストは「Zips」(『機動戦士ガンダムSEED MSV』テーマソング)。刃のような鋭さと奥深い表現力を兼ね備えた歌、そして、強靭なグルーヴを放ちまくるバンドメンバーによって、まるで目の前でライブを観ているような臨場感が生まれる。観る者の心と体を思い切り解放させる、最高のファイナルだった。


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