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    2023.02.10

    Survive Said The Prophet 約5年ぶりの自主企画『MAGIC HOUR』。2バンドをゲストに“今の瞬間がクソ楽しい”夜を振り返る

    • Survive Said The Prophet
    • ライブレポート
    • 荒金良介
    Survive Said The Prophet 約5年ぶりの自主企画『MAGIC HOUR』。2バンドをゲストに“今の瞬間がクソ楽しい”夜を振り返る
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    CONTENTS目次

    • ワンマン・ライヴとはひと味もふた味も違う空間を演出
    • 20時51分、遂にサバプロの出番
    • バンドとファンの双方を笑顔にする至福の空間

    ■ワンマン・ライヴとはひと味もふた味も違う空間を演出

    「ワンマンばかりではできない空間」と、Survive Said The Prophet(以下サバプロ)のYosh(Vo)は自身のライヴ中に感慨深げに語っていた。そう、ここにはバンド・カルチャーの面白味と振れ幅がギュッと濃縮されていたのだ。会場に詰めかけた観客の熱量も最初から最後まで、とにかく熱かった。

    Yosh(Vo)

    Ivan(Gu)

    サバプロが自主企画イベント『MAGIC HOUR』を約5年ぶりに開催。コロナ禍でライヴ・シーンも“対バン”形式を取りづらかったけれど、今回は彼らと繋がりの深い2バンドを迎え、ワンマン・ライヴとはひと味もふた味も違う空間を演出した。ツアー5本目のファイナル公演はCLUB CITTA’(神奈川)で行われ、まずトップを飾ったのはKnosis(ノーシス)。日本が誇る最強のメタルコア・バンド、ex.Crystal LakeのRyo(Vo)が立ち上げた新プロジェクトである。その音楽性はエクスペリメンタル・メタルコアという触れ込みで、ベースレスのトリオという特異な編成であった。彼らがステージに現れるや、観客の反応は上々。いざ演奏が始まると、ザクザク刻むメタリックなギターに、シャウト、グロウル、ラップと多彩な表現力を魅せ付けるRyo。曲調もそれに付随してインダストリアル、ヒップホップ、デス/ブラックメタルなど、メタルコアを主軸に柔軟なアプローチで観客の心を鷲掴み。壮大な音色も魅力的で、今後の進化が楽しみなニューアクトと言えるだろう。

    Tatsuya(Gu)

    Show(Dr)

    続いてサバプロのメンバーが“ぜひ日本のリスナーにも目撃してほしい”という思いに応え、初来日が実現したオーストラリア発のポップパンクバンド、STAND ATLANTICが登場。「川崎、ジャンプ!ジャンプ!」と紅一点のボニー・フレイザー(Vo/Gu)が煽ると、1曲目は「Jurassic Park」で始まった。カラフルなメロディを解き放ち、また、クラップやジャンプでフロアをガンガン焚きつけていく。ボニーは「STAND ATLANTIC、聴いたことある人いますか?」と積極的に日本語でコミュニケーションを図るスタンスも好印象。後半の「Coffee At Midnight」においてはサバプロのIvan(Gu)に加え、Yoshはボニーと男女デュエットを披露。その後、ミキ・リッチ(B)が「やっと日本でライヴができて、お母さんも来てくれました!」と喜びの声を上げる場面もあり、ラスト曲「Molotov」まで観客を激しく揺さぶり続けた。

    ■20時51分、遂にサバプロの出番

    そして20時51分、遂にサバプロの出番が来た。「川崎、飛ぶぞー!」とYoshは叫び、「Fool’s gold」からエンジン全開だ。観客の大きなリアクションにバンドも勢いづくように、「このまま突っ走って行こうか?」と呼びかけ、「found&lost」へと雪崩れ込む。ラウドな音像の中で裏声を活かした美声を強烈にアピール。それから最近やっていなかったと前置きして、「Your Head」をプレイ。キャッチーなメロディが照り輝く良質曲であった。

    「今日は『MAGIC HOUR』に来てくれてありがとう!音楽をたくさん楽しんでくれ」と告げると、「Beauty Queen」に繋ぐ。間髪入れずにミラーボールが回る中で「HI | LO」に進むと、R&B調の卓越した歌声にフロアも沸くばかり。次の「Right and Left」では雄大なスケールで観客を飲み込んでいった。

    「今の瞬間がクソ楽しい。普通に戻りたいんじゃない、前に進みたいんだよ!音楽を通して、愛を繋げたい」と言うと、「SPINE」に移行。続く「Hopelessly young」では眩いロック・サウンドを突きつけ、本編は早くも残り2曲となった。

    ■バンドとファンの双方を笑顔にする至福の空間

    コール&レスポンスで会場をひとつに束ねた「Mukanjyo」を経て、最後はアンセム曲「Network System」を投下。ヘヴィなリフと躍動感溢れるドラムのビート、さらに突き抜けるサビの高揚感に会場は大盛り上がり。アンコールに応えると、「『KNOTFEST 2023』に出ることになりました!その喜びをどう伝えるのか…」とYoshは興奮気味に語り、ここでSlipknotのカヴァー「Duality」が炸裂。そこにKnosisやSTAND ATLANTICのメンバーも参戦し、同曲をお祭り感満載でプレイ。バンド側はいちキッズに戻ったハジケっぷりで、観ているこちらにもその波動は過不足なく伝わってくるほど。そんなお遊びを挟みつつ、ラストは「When I」で締め括った。観客は手を左右に振り、この瞬間を惜しむように大騒ぎしていた。ライヴを終え、ステージ去り際に「ラヴ、ピース、ロックンロール!」と言い残したYosh。音楽を通して、バンドとファンの双方を笑顔にする至福の空間がここにはあった。

    TEXT BY 荒金良介
    PHOTO BY かわどう


    『MAGIC HOUR』
    1/30(月) 川崎CLUB CITTA’
    セットリスト

    ■Knosis
    1.INTRO]
    2.狂火
    3.忌鬼
    4.神喰
    5.火脂
    6.星砕

    ■STAND ATLANTIC
    1.Jurassic Park
    2.Lavender bones
    3.Hair Out
    4.Wavelength
    5.Switchblade
    6.Pity Party
    7.Skinny Dipping
    8.Blurry
    9.Bloodclot
    10.Coffee At Midnight
    11.Deathwish
    12.Hate Me (Sometimes)
    13.Molotov

    ■Survive Siad The Prophet
    1.Fool’s gold
    2.found & lost
    3.Your Head
    4.Beauty Queen
    5.HI | LO
    6.Right and Left
    7.SPINE
    8.Hopelessly young
    9.Mukanjyo
    10.Network System
    EN1.When I
    EN2.Duality(Slipknotカバー)


    Survive Said The Prophet OFFICIAL SITE
    https://survivesaidtheprophet.com

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