■JO1、GENERATIONS、スキマスイッチ、T.M.Revolution、湘南乃風らが豪華競演!『ごぶごぶフェス2025』2日間で3.5万人が熱狂
5月10日・11日、万博記念公園もみじ川芝生広場にて『ごぶごぶフェスティバル 2025』(以下、ごぶごぶフェス)が開催された。
『ごぶごぶラジオ』での浜田雅功のひと言から始まった音楽フェスティバル『ごぶごぶフェス』は2024年5月に初開催。2度目の開催となった今回も、多くの超豪華アーティストが参加、2日間で計3.5万人がフェスを楽しんだ。
DAY1(10日)は、木村カエラ、DA PUMP、スキマスイッチ、GENERATIONS が出演。ヘッドライナーを務めた浜田雅功は、息子ハマ・オカモト(OKAMOTO’S)と史上初のフェス親子競演。「春はまだか」「WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント~」といった大ヒット曲を、万博記念公園の澄み切った青空のもと歌いあげた。
DAY2(11日)には、湘南乃風、TRF、T.M.Revolution、JO1が出演。2日連続のヘッドライナーとなった浜田雅功はこの日、「エキセントリック少年ボウイのテーマ」「チキンライス」等を披露。そして、フェスの締めくくりとして、湘南乃風と共に作り上げたフェステーマソング「人生爆笑」を初披露。会場は特別な一体感に包まれた。やまない歓声のなか、2度目の開催となった『ごぶごぶフェス』は大盛況で幕を下ろした。
なお、『ごぶごぶフェス 2025』の2日間の模様は、MBSテレビで6月28日13時54分から特別番組として放送される。
【DAY1 ショートリポート】
■木村カエラ
DAY1のトップバッターは2024年にデビュー20周年を迎えた木村カエラ。満員御礼の客席を見わたし、「短い間だけど、みんな一緒に楽しもう!」と呼び掛け、疾走感漂う「TODAY IS A NEW DAY」から大盛り上がり。
MCでは「浜田さんを見るとすごく元気をもらう、不思議だよね」と語り、浜田の息子であるハマ・オカモトにバックバンドでベースを弾いてもらったこともあってか、「ふたりとも本当に素敵で、親子でフェスに出るとかすごくない?」とリスペクト。その後も、みずみずしいメロディがもみじ川芝生広場に広がった「Sun shower」や、「リルラ リルハ」「Magic Music」とアッパーなナンバーで沸かせ、「Butterfly」では多くの人が手を振り歌った心温まる風景を演出。2025年の『ごぶごぶフェス』の幕開けを飾った。
■DA PUMP
1曲目の「P.A.R.T.Y. 〜ユニバース・フェスティバル〜」から躍動感たっぷりに魅せたDA PUMPは、「Dream on the street」でも縦横無尽に舞い踊り、その文句なしの楽しさと華やかさは、フェスに打ってつけのアクトであることを再認識させた。
TOMOは2024年の『ごぶごぶフェス』をプライベートで観に行ったほどのフリークで、「まさかここに立てるとは思ってなかったので、めちゃくちゃうれしいです!」と喜びを爆発させる。
圧巻だったのは「ごきげんだぜっ! 〜Nothing But Something〜」「if…」「Feelin’ Good -It’s PARADISE-」の3連発で、平成のヒットチューン祭りに大盛り上がり。ラストは、彼らをシーンの第一線へと呼び戻した「U.S.A.」でタオルが回る回る! 突如乱入した浜田に『ごぶごぶラジオ』のメンバーも加わり、最終的には全員でボックスを踏む笑いの絶えないコラボとなった。
■スキマスイッチ
スキマスイッチは、アコースティックギターを手に熱唱する大橋卓弥(Vo&Gu)とグランドピアノを奏でる常田真太郎(P&Cho)が、「LINE」や「逆転トリガー」など持ち前のポップソングをじっくり聴かせていく。その間にぐんぐん空が晴れていく様子に、雨男を自覚するふたりは「晴れた! 珍しいこともあるもんだ」と大興奮。
切なくも美しい旋律に胸が締め付けられる「ボクノート」では、あまりの感動に拍手が自然発生。エバーグリーンな「奏(かなで)」でも、耳を傾ける大観衆が思い思いに肩を揺らす。クライマックスは「Ah Yeah!!」「全力少年」とドラマチックに駆け抜け、常田の帽子を奪い取りアフロのヅラをかぶせる浜田を横目に(笑)、大橋も驚く見事なコール&レスポンスに沸いたさすがのライブだった。
■GENERATIONS
GENERATIONS は、初っぱなの「Two Steps Back」からクールなダンスパフォーマンスで魅了。矢継ぎ早にぶち込んだワイルドな「Diamonds」、パフォーマー陣のソロパートでも圧倒した「Hard Knock Days」と一気に畳み掛ける。「EVERGREEN 2.0」では巨大なセットの端から端まで横断し、生粋のエンターテイナーたるたたずまいにあっという間にとりこにさせてしまう。
「同じ地元・尼崎の大先輩、浜田さんのフェスにずっと出たいと思っていた」とは数原龍友。初披露となった小森隼プロデュースの新曲「MY GENERATION」は、ASIAN KUNG-FU GENERATION の後藤正文(Vo,Gu)作詞・作曲で「踊れる邦ロック」をテーマに制作に挑んだビートに自ずと体が動き出す。後半戦は「SUMMER TIME LOVE」を皮切りに「AGEHA」や「Y.M.C.A.」と続け、トドメは着ていたTシャツをタオル代わりに振り回した「NOW or NEVER」。底抜けに楽しい全9曲で存分にアピールした。
■浜田雅功
DAY1のヘッドライナーはもちろん浜田雅功。まずは「エキセントリック少年ボウイのテーマ」を、『ごぶごぶラジオ』の面々と軽快に響かせる。ノスタルジックなスライドギターが印象的な「幸せであれ」のあと、「ここでガス抜きさせてもらっていいですか? カラオケに行ったら絶対に歌う曲なんです」と、内藤やす子の「六本木ララバイ」を悦に入って歌う浜田に、「止めて止めて!」と駆け寄ったのはハマ・オカモトだ。いわく「ラジオでは共演してますけど、物理的に隣にいるのを皆さんに見られるのは今日が初めて」という初の親子フェス共演に、終始「やりにくいわ~」と返す浜田だったが、親子でセッションした「春はまだか」は、まぎれもなくこの日のハイライトだったと言えるだろう。
最後は出演者が次々と呼び込まれ、H Jungle with t の大ヒット曲「WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント~」を、アーティストもオーディエンスも一体となって大合唱。木村カエラや DA PUMPのTOMOも感極まるなか、親子共々感謝を述べる感動的なラストシーンで初日を締めくくった。
TEXT BY 奥”ボウイ”昌史
【DAY2 ショートリポート】
■湘南乃風
DAY2のトップバッターを鮮やかに飾ったのは、2024年の『ごぶごぶフェス』での熱狂ぶりが記憶に新しい湘南乃風。HAN-KUNが「We are 湘南乃風!」と声高らかに登場し、若旦那は「CEO 浜田ゴリラぬいぐるみ」を抱えてステージへ。のっけから「Joker」でアゲていく……と思いきや、「俺が知ってる『ごぶごぶフェス』はこんなもんじゃない!」(HAN-KUN)と登場からやり直して観客の熱を確実に引き上げる。
さっそくタオルが咲き乱れた会場に投下された「黄金魂」では、テンションの上がった浜田 CEO とごぶごぶメンバーが乱入! 息もつかない展開で「Born to be WILD」へと駆け抜ける。
HAN-KUN は今日は全員の関係が「ごぶごぶ」であると述べ「浜ちゃん、今日だけ言わせてください! 俺たちの友よ!」と「親友よ」をあたたかくも情熱的に披露。全員で大合唱した「純恋歌」を経て、ラストの「睡蓮花」では再び浜田 CEO とごぶごぶチームも加わり、盛り上がりも最高潮に。「始まりからラストスパート!」という HAN-KUN の言葉どおり、とびきりエネルギッシュなライブでDAY2を勢い付けた湘南乃風だった。
■TRF
2番手はTRF。DJ KOO が「Hey Hey Hey! 『ごぶごぶフェス』まだまだ盛り上がっていくぜ!」とド派手に音を放ち、「Overnight Sensation」で万博記念公園を軽快に彩っていく。
伸びやかな YU-KIの歌声、SAMのダイナミックかつ滑らかなステップ、CHIHARUと ETSUのキレのあるターンはデビュー32 周年を迎えてもなお健在。イントロから歓声が上がった「寒い夜だから・・・」に続き、KOOがアコギを奏でて「LEGEND OF WIND」をしっとりと響かせると、後半は「BOY MEETS GIRL」「CRAZY GONNA CRAZY」「EZ DO DANCE」と自然に歌い踊ってしまう平成のアッパーチューンを連投。「survival dAnce」では浜田 CEO、ごぶごぶメンバーと共にカラフルなタオルの花と笑顔を咲かせまくった。
今も色褪せない名曲群のパワーはさすがのひと言。付き合いの長い TRF が出演した喜びに高まった浜田 CEO は「最高ー! ありがとー!」と自分事のように叫ぶ。DJ KOO も「浜ちゃん最高 DO DANCE!」と嬉しそうに浜田 CEOと自撮りをする場面も。キャリアに裏打ちされた実力でしっかりと盛り上げつつも、ハートフルな空気に包まれた時間だった。
■T.M.Revolution
続いて登場した T.M.Revolution は浜田CEOとの仲の良さだからこそのステージを存分に見せつけた。最強バンドメンバーの演奏に支えられて「HIGH PRESSURE」「HOT LIMIT」「WHITE BREATH」を2025 年の最新バージョンにアップデートしたアレンジで迫力たっぷりにプレイ。
各曲の間奏では「西川貴教の曲には風が必要やんか」という浜田 CEO が気遣い(?)から西川に風を当てる。ハンディーファン、ブロワーときて、『WHITE BREATH』では巨大扇風機がイン!
息も絶え絶えに歌い終えた西川は「何やってんの?」と浜田CEO に文句を言うも、浜田CEO も言い返し、あわや一触即発の空気に! ふたりの顔が少しずつ近付き…なんとキスして「仲直り♪」。爆笑の渦に包まれる。
後半は「INVOKE」「ignited -イグナイテッド-」「Zips」とアニメ『機動戦士ガンダム SEED シリーズ』の主題歌3曲をパワフルにプレイ。自慢の肉体美を披露する場面もあり、充実の表情でライブを終えた西川だが、浜田CEOに「あれやってないやん」と再びステージに送り出される。「あれ」とは…そう、「消臭力〜!」。ライブはもちろん、浜田CEO のフリに全力で応え、素晴らしきエンターテイナーぶりを提示したのだった。
■JO1
トリ前は JO1。バンドメンバーが音を出して場を高めると、ステージ奥のセットが開いてメンバーが姿を現す。11人がステージに並ぶとそれだけで圧巻! 大歓声に迎えられて「Trigger」から勢いよくライブをスタート。ステージをいっぱいに使い、次々にフォーメーションを変えてしなやかで躍動するダンスを繰り出すと、あっという間に会場を虜にする。リーダーの與那城奨は「熱気がすごい!」とうれしそうに笑顔を浮かべる。
自己紹介では、兵庫県出身の川西拓実は「大阪ー! たこ焼きー! なんでやねーん!」と叫び、T.M.RevolutionのMC で名前が出ていた木全翔也は「めちゃめちゃ緊張してます! 消臭力〜!」と声出しするなど、それぞれに個性を爆発させる。
豆原一成の初主演映画『BADBOYS』の主題歌「Be brave!」をはじめ、「BE CLASSIC」「JOin us!」「無限大 (INFINITY) 2025」「Test Drive」と世界基準のパフォーマンスで圧巻の存在感を示すと、ラストは H Jungle with t の「WOW WAR TONIGHT〜時には起こせよムーヴメント~」を、ラップやダンスパートを加えたJO1バージョンで披露。浜田CEOもステージに登場し、メンバーと一緒に右へ左へ走り回る。そして、愛とリスペクトに溢れた空気の中でライブを締め括った。
■浜田雅功
大トリは、この日62歳の誕生日を迎えた我らが浜田雅功だ。ごぶごぶバンドメンバー(Gu:堂島孝平、Gu:小島翔(BLU-SWING)、Ba:村田シゲ(□□□)、Dr:岡本啓佑、Key:カメダタク(オワリカラ)、Mnp:溝口和彦)が板付で「エキセントリック少年ボウイのテーマ」(1997年)を鳴らし始めると、ステージ奥から浜田が登場。GOBUGOBUメンバーもコーラスで参加。発売当時を知る世代にとっては懐かしいメロと歌詞が響きわたり、観客は皆大喜びで手を上げ、歌詞を口ずさむ。
DAY1でも披露した「幸せであれ」に続き、2015年に『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』の企画で始動、浜田ばみゅばみゅ名義でリリースされた「なんでやねんねん」「エキセントリック少年ボウイのテーマ」のカップリング曲に収録された「あぁエキセントリック少年ボウイ」、松本人志が作詞した「チキンライス」と、浜田の歴史をたどるようなセットリストで観客を魅了。
そして最後はお待ちかね! 湘南乃風を呼び込み、『ごぶごぶフェス』のテーマソング「人生爆笑」を初披露。「笑いながら生きていこう」という前向きな歌詞とメロディが胸をいっぱいにする。
<結果発表!>を体感エリアもステージエリアも全員で叫んだのは、間違いなくこの日のハイライト。2024年とはまた違うあたたかな雰囲気で、浜田CEO への愛が全方位にa溢れた『ごぶごぶフェスティバル 2025』だった。
TEXT BY ERI KUBOTA
なお、ロングバージョンのオフィシャルリポートは後日『ごぶごぶフェス』イベントサイトにて公開される。
<セットリスト>
■DAY1
◇木村カエラ
1. TODAY IS A NEW DAY
2. Sun shower
3. リルラ リルハ
4. Magic Music
5. Butterfly
6. Twenty
◇DA PUMP
1. P.A.R.T.Y.〜ユニバース・フェスティバル〜
2. Dream on the street
3. ごきげんだぜっ! 〜Nothing But Something〜
4. if・・・
5. Feelin’ Good -It’s PARADISE-
6. U.S.A.(LONG ver)
◇スキマスイッチ
1. LINE
2. 逆転トリガー
3. ボクノート
4. 奏(かなで)
5. Ah Yeah!!
6. 全力少年
◇GENERATIONS
1. Two Steps Back
2. Diamonds
3. Hard Knock Days
4. EVERGREEN 2.0
5. MY GENERATION
6. SUMMER TIME LOVE
7. AGEHA
8. Y.M.C.A.
9. NOW or NEVER
◇浜田雅功×ハマ・オカモト(OKAMOTO’S)
1. エキセントリック少年ボウイのテーマ
2. 幸せであれ
3. 六本木ララバイ
4. 春はまだか (Ba. ハマ・オカモト)
5. WOW WAR TONIGHT〜時には起こせよムーヴメント〜 (Ba. ハマ・オカモト)
■DAY2
◇湘南乃風
1. Joker
2. 黄金魂
3. Born to be WILD
4. 親友よ
5. 純恋歌
6. 睡蓮花
◇TRF
1. Overnight Sensation〜時代はあなたに委ねてる〜
2. 寒い夜だから・・・
3. LEGEND OF WIND
4. BOY MEETS GIRL
5. CRAZY GONNA CRAZY~EZ DO DANCE
6. Where to begin
7. survival dAnce~no no cry more~
◇T.M.Revolution
1. HIGH PRESSURE
2. HOT LIMIT
3. WHITE BREATH
4. INVOKE-インヴォーク-
5. ignited -イグナイテッド-
6. Zips
◇JO1
1. Trigger
2. Love seeker
3. BE CLASSIC
4. Be brave!
5. JOin us!!
6. 無限大(INFINITY)2025
7. Test Drive
8. WOW WAR TONIGHT〜時には起こせよムーヴメント〜(JO1 ver.)
◇浜田雅功
1. エキセントリック少年ボウイのテーマ
2. 幸せであれ
3. なんでやねんねん Short ver
4. あぁエキセントリック少年ボウイ
5. チキンライス
6. 人生爆笑(湘南乃風 feat.浜田雅功)
メイン写真:PHOTO BY PUROSANGUE/小中村政一
番組情報
MBS『ごぶごぶフェス特番(仮)』
06/28(土)13:54~16:00 ※関西ローカル
『ごぶごぶフェス』イベントサイト
https://gobugobu-fes.com/
『ごぶごぶ』番組サイト
https://www.mbs.jp/gobugobu/



































