Hey! Say! JUMPの山田涼介が、プロゲームチームの「Crazy Raccoon」(クレイジーラクーン)に“LEO”名義で加入することが決定した。
■「どんなに忙しくても1日1回はプレイするようにしています」(Hey! Say! JUMP山田涼介)
2018年4月の結成以降「ゲーマーをかっこよく魅せる」をテーマにesportsの発展を目指し、日々精力的に活動を行っているプロゲームチーム「Crazy Raccoon」に、アーティスト/俳優として幅広く活躍を広げる山田涼介が“LEO”名義で電撃加入。8月20日に東京ドームで行われる大型イベント『CR FES 2025』での発表直前に、『山田涼介「Crazy Raccoon」加入発表記者会見』が開かれた。
山田涼介はHey! Say! JUMPのメンバーや俳優としてエンタメ業界の第一線で活躍し続ける一方、以前よりゲーム好きとして知られており、2021年にYouTubeゲームチャンネル『LEOの遊び場』を開設。開設以降『Apex Legends』を中心に定期的に実況配信を行い、2025年5月にはチャンネル登録者数が100万人を突破した。2022年にはCrazy Raccoonが主催する『第9回 Crazy Raccoon Cup Apex Legends』に出場し、Wokkaと不破湊とともにチーム「WoLF」を組んで6位という成績を収めた。そんな山田のCrazy Raccoon電撃加入先は、新設された「STAR部門」だ。
黒のスーツ姿で登壇した山田は、Crazy Raccoonが新設するSTAR部門への加入の経緯について、2年前にかねてより親交のあったCRのオーナーであるおじじから「涼ちゃんがCRに入ったら面白くね?」と言われたことから、真剣に検討するようになったと話す。正式加入が決まった心境について「うれしいのひと言に尽きます。“これからどんな活動が自分に待っているんだろう?”というのがいちばんワクワクしているところなので、ここからCRの皆様と一緒に楽しんで、ゲームの良さをより多くの方に知っていただける活動がしたいです」と意気込みを見せた。
スタッフから“LEO”の名前入りCRユニフォームを手渡された山田は「かっこいい! いいっすね」と少年のような笑顔を見せ、「普段とは別人格のLEOとして記者会見を受けているのは不思議な感覚」と率直な想いを吐露した。
■【画像】“LEO”の名前入りCRユニフォームを手渡された山田涼介
普段『Apex Legends』を中心にゲームをプレイしている山田は、同ゲームについて「世界中のオンラインプレイヤーと戦えて、その中にはプロゲーマーの方も普通にいらっしゃるんですよね。いつ自分が負けてもおかしくないという、このヒリヒリ感がたまらなく好き」と魅力を語り、「1日でも触らなくなると腕が落ちてしまうので、どんなに忙しくても1日1回はプレイするようにしています」と真剣な表情を浮かべる。
2022年に開催された『第9回 Crazy Raccoon Cup Apex Legends』の出場についても「esportsがスポーツと言われる理由を強く実感した」「esportsの世界の深さを知れた」と振り返り、2025年にサウジアラビアで開催された『Esports World Cup 2025 Festival』も「言語が通じなくても“ゲーム”というジャンルで世界中のみんなが熱くなれることを現地で感じて刺激を受けました」「いつかどんな形でもいいからあの場に立ってみたいと、ゲーマーとしての夢が膨らみましたね」と興奮気味に語った。
今後CRからのバックアップを受けることにより、『LEOの遊び場』で生配信だけでなく動画など楽しめるコンテンツを提供できることを明かすと、「Apexの大会を主催したい」という野望を語り、山田と同じくゲーム好きとして知られるHey! Say! JUMPのメンバー・知念侑李をその大会に呼んで「公式の場でボコボコにしたい」と話し、記者陣を笑わせる。『CR FES 2025』へのサプライズ登場と加入発表についても「東京ドームが埋まることにCRのすごさを感じていますし、サプライズという形で(東京ドームのイベントに)参加するのは初めてなので、初心に返るような緊張があります」と気合いを覗かせた。
質疑応答ではCRについて「日本を代表するゲーミングチーム」「所属する選手やストリーマーの方々みんな仲がいいチームで、それはおじじの人柄の良さだと思っているので、ここだったら安心して自分の身を任せられる」と話し、自身のゲームの腕前について「Apexだけにおいて言えば、芸能界でも相当上位ではないかと思う」と胸を張った。
改めてゲームの魅力については「嫌なことがあってもゲームの世界に行けば忘れられることがたくさんある。メンタルを助けてもらえるコンテンツのひとつだと思っているので、嫌なことを忘れられる楽しいものであることをたくさんの人に知ってもらいたい」と話し、CR加入にあたり新規で制作された自身のイラストについては、自身のペットである爬虫類をデザインに組み込めたことに「大満足です」と笑顔を見せた。
山田は最後に「これからたくさんの活動を通じて笑顔をお届けしたい。ゲーマーとして、LEOとしての山田涼介も応援してほしい」とファンへメッセージ。LEOとしてさらなる飛躍を約束した。
■『CR FES 2025』オフィシャルレポート
2018年4月の結成以降、Fortnite、Honor of Kings、Street Fighterなど10部門を展開し、「ゲーマーをかっこよく魅せる」をテーマにeスポーツの発展を目指し、日々精力的に活動を行うプロゲームチーム「Crazy Raccoon」。同チームが、8月20日に東京ドームにて大型イベント『CR FES 2025』を開催した。
『CR FES』は、2023年よりスタートした、CRメンバーのオフラインイベント。2023年の幕張メッセ、2024年のさいたまスーパーアリーナ2daysに続き、第3回となる2025年は歴代最大キャパシティかつeスポーツチームとして史上初の東京ドーム開催が実現した。過去公演同様にチケットはソールドアウトし、会場もドームシティ全体でのノベルティキャンペーン、Xross Starsオフィシャルブース、メッセージボードの展示や、ラクーアでの等身大フォトスポット、FOOD STUDIUM TOKYOでの過去の『CR FES』の模様の放映など、開演前から東京ドームシティ全体がCrazy Raccoonで染まる。全国各地から集まったファンもリアルの場を存分に楽しんでいた。
開演前にはCRのオーナーであるおじじがメインパーソナリティを務めるラジオがステージ上で生放送され、軽快なトークに会場も和気あいあいとした空気に包まれる。開演時間を迎えると一斉に客席にペンライトが灯り、オープニングムービーのあとに天月-あまつき-がセンターステージに登場。「CR ANTHEM」を歌唱して盛大なオープニングを迎えた。
MCのYYの開会宣言からオンラインメンバー6名、会場13名の計19名のメンバーが出揃う。出演者がひとりずつ初の東京ドーム公演への意気込みを語ったあとは、早速第1の催しとなる、だるまチームとありさかチームの2つに分かれての「CR対決」だ。だるまチームは、Ras、rion、ふらんしすこ、うぉっか、ととみっくす、おぼ、オンラインから、赤見かるび、Selly、リーダーのだるまいずごっどが参加。ありさかチームは、じゃすぱー、きなこ、Mondo、天月-あまつき-、ade、とっぴー、ごっちゃん@マイキー、オンラインから、VanilLa、うるか、リーダーのありさかが参加し、『CR FES』のトロフィー獲得を競った。
1つ目は「CR High & Low 対決」。チームそれぞれが出題したお題に対して、観客が手持ちのペンライトをYESなら赤、NOならば青に点灯し、相手チームはYESとNOのどちらが多いかを当てるゲームである。「ふらんしすこは人の心を持っている?」「adeは実はゲームより競馬のほうが好き?」「SellyはRasが好き?」などの質問で両チーム会場を沸かせ、だるまチームが勝利した。
2つ目の対決は「バブル相撲バトル・ロワイヤル」。初年度の『CR FES』で好評だったバブル相撲が、3対3のバトルロワイアル形式で復活。センターステージから相手チームを全員落としたチームの勝利だ。1回戦、2回戦と熾烈な争いが繰り広げられ、見事な連携プレイで両試合ともありさかチームが勝利した。
最後の対決は「おじじ割りスペシャル」。プレイヤーは目隠しをし、オンライン組のアドバイスをヒントにおじじについている紙風船を割り、その数を競う。オフライン組とオンライン組が協力した白熱のバトルで、プレイヤーのフルスイングがおじじの紙風船ではなく頬にクリティカルヒットしたり、おじじがプレイヤーと妨害役の挟み撃ちに遭ったりなどのファニーなハプニングで会場も盛り上がる。3つの対決の総合結果は、180対140でありさかチームの勝利。ありさかチームにはおじじよりトロフィーが贈呈された。
オンライン組にフォーカスした「不登校たちの抜き打ちテスト」と、おじじがアリーナを走り回り観客に質問を募る「不登校たちのリアル質問コーナー」のあと、兵役中のCptがサプライズでステージに登場。5万人の観客に、2026年3月以降の復帰を約束した。
イベントも佳境となるなか、オンラインとオフラインの垣根を越えた「LIVEパート」へ。3DCGで登場した赤見かるび、rion、Ras、じゃすぱー、天月-あまつき-、わいわい、シルエットでの現地出演を果たしたVanilLaの順でソロ歌唱を披露し、メドレーセクションでは、わいわいとライブ組以外の出演者も交えてパフォーマンスした赤見かるびの「愛♡スクリ~ム!」カバーを皮切りに、入れ替わり立ち替わりでヒットソングやCRのオリジナル曲「New World」などを歌い上げる。最後は6人でCRの最新楽曲「No.1」を歌唱し、一体感を作り上げた。
出演者が最後に観客にメッセージを述べ、オフライン組がフロートに乗りアリーナを1周してエンディングを迎えたかと思いきや、おじじが神妙な面持ちでステージに現れる。そして「最後にスペシャルゲストが来ています。この方です!」と告げ、ステージにはHey! Say! JUMPのメンバーであり俳優としても活躍する山田涼介が登場。山田がゲーム配信で使用している“LEO”名義にてCrazy Raccoonが新設する「STAR部門」への電撃加入を発表し、会場は割れんばかりの歓声に包まれた。
山田は「CRファンの皆様、はじめまして。山田涼介と申します。このたびCRのSTAR部門に所属することになりました。これからCRのおじじをはじめ、所属するメンバーの皆様と一緒にCrazy Raccoonを盛り上げていこうと思います。そしてゲームの楽しさを世界中の皆様に届けていきたいと思っておりますので、これから“CRのLEO”として、どうぞ皆さんよろしくお願いいたします!」と挨拶。観客も大きな拍手と歓声で彼の加入を歓迎した。
■【画像】Hey! Say! JUMPの山田涼介がステージに登場
東京ドームでのイベントを大成功させるだけでなく、強力な新しい仲間も増え、さらに規模を大きくすることを予感させたCrazy Raccoon。今後の飛躍にさらに期待が高まる。
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