出会いと別れ、新生活の始まりを感じさせる春。日差しの暖かさに心は弾むいっぽうで、期待や緊張で胸がいっぱいになることも。そんな揺れる気持ちに寄り添う、春の歌を昭和・平成・最新ヒットに分けて全40曲セレクト。名曲揃いの春ソングとともに、新しい生活の始まりを迎えてほしい。
■春の歌人気全40曲一覧
「色・ホワイトブレンド」中山美穂
「ほらね、春が来た」うしろ髪ひかれ隊
「春風の誘惑」小泉今日子
「春の足音」松山千春
「遠くへ – 1973年・春・20才」浜田省吾
「悲しみよこんにちは」斉藤由貴
「不思議なピーチパイ」竹内まりや
「春一番」キャンディーズ
「赤いスイートピー」松田聖子
「くちびるNetwork」岡田有希子
「う、ふ、ふ、ふ、」EPO
「春の予感 ーIve been mellowー」南沙織
「桃色吐息」髙橋真梨子
「木綿のハンカチーフ」太田裕美
「春風のいたずら」山口百恵
「春の歌」スピッツ
「3月9日」レミオロメン
「明日、春が来たら」松たか子
「春が来てぼくら」UNISON SQUARE GARDEN
「春風」sumika
「ハルウタ」いきものがかり
「CHE.R.RY」YUI
「めまい」DREAMS COME TRUE
「Spring of Life」Perfume
「ハルノヒ」あいみょん
「春 ~Destiny~」Uru
「ライラック」Mrs. GREEN APPLE
「春泥棒」ヨルシカ
「はじまりの季節」槇原敬之 × ハナレグミ
「Doki it」なにわ男子
「ネーブルオレンジ」乃木坂46
「勿忘」Awesome City Club
「パラボラ」Official髭男dism
「旅路」藤井風
「春玄鳥」Hey! Say! JUMP
「Bye-Good-Bye」BE:FIRST
「青い春のエチュード feat. 長屋晴子(緑黄色社会)」東京スカパラダイスオーケストラ
「ハルカ」YOASOBI
「あのね。」あれくん &『ユイカ』
「光るとき」羊文学
出会い、別れ、新生活となんとなく気分が変わる季節。昭和・平成・最新ヒットを集めた春の名曲プレイリスト! 気分に合わせて、この春のBGMとして楽しんで。
【楽曲リンク:春の歌40曲】
■春の歌・昭和編
「色・ホワイトブレンド」中山美穂
1986年リリース。自身も出演した資生堂春キャンペーンのCMソング。春の訪れを思わせるような跳ねるビートに、柔らかな歌声が心地良い曲。聴いているだけで気持ちも晴れ、思わずスキップしたくなる。
「ほらね、春が来た」うしろ髪ひかれ隊
1988年リリース。アニメ『ついでにとんちんかん』のオープニングテーマ。軽やかなメロディーに乗せて、春の訪れと淡い恋心を描いた爽やかな王道アイドルポップソング。《耳をすましてみてごらん 小川のせせらぎ》という歌詞からは、春のきらめきや空気の柔らかさまで伝わってくる。
「春風の誘惑」小泉今日子
1983年リリース。奥ゆかしくも芯のある歌声が、春をまえにした胸の高鳴りを強く感じさせる。未来への希望を滲ませながらも、どこか落ち着かない心情をのぞかせる歌詞が印象的。不安が入り混じる春特有のざわめきを見事に表現した一曲。
「春の足音」松山千春
1982年リリース。落ち着いた歌声がすっと耳に馴染む一曲。あの頃は良かったと過去を思い返す瞬間を描くいっぽうで、希望を胸に歩いていこうとまっすぐな気持ちも感じさせる。立ち止まりそうになったときに聴いてほしい。
「遠くへ – 1973年・春・20才」浜田省吾
1986年リリース『J.BOY』に収録。8分にも及ぶこの曲は、大学生活の始まりに抱く高揚感とそこで出会った女性への恋心を描く。歌詞に登場する青年の心の揺れは世代を問わず共感でき、静かに物語に引き込まれる。
「悲しみよこんにちは」斉藤由貴
1986年リリース。作詞:森雪之丞、作曲:玉置浩二。失恋後、強がりながらも前を向こうとする歌詞が多くの人の経験にも重なる。別れの余韻が残る頃に思わず歌いたくなるナンバーだ。
「不思議なピーチパイ」竹内まりや
1980年リリース。洗練されたサウンドとしなやかなメロディが春の気配を運んでくれる。《恋はその度ちがうわたしをみせてくれる》など、恋への前向きなメッセージが散りばめられているポップナンバー。
「春一番」キャンディーズ
1975年リリース『年下の男の子』に収録され、翌年、シングルカット。雪解けから春がくるまでの情景の美しさを感じられるこの曲。《つくしの子がはずかしげに顔を出します》《日だまりには雀たちが楽しそうです》など、可愛く優しい歌詞は聴いているだけで心が弾む。
「赤いスイートピー」松田聖子
1982年リリース。松田聖子を代表する一曲であり、今も歌い継がれる春の名曲。柔らかな旋律に乗せて恋する相手に夢中な女性を描いている。甘く透明感のある歌声がそのもどかしさをいっそう際立てる。時代を超えて愛されるラブソング。
「くちびるNetwork」岡田有希子
1986年リリース。恋の駆け引きを大人びた言葉で表現しながらも、その可憐な歌声が軽やかに響く。トップアイドルとして絶大な人気を集めた彼女の魅力が詰まった一曲。新しい出会いが増える春、胸の高鳴りを一気に思い出させてくれる。
「う、ふ、ふ、ふ、」EPO
1983年2月リリース。1983年資生堂春のキャンペーン、2022年には日本マクドナルドのCMソングと時代を超えて親しまれてきた一曲。《うふふふ》のフレーズはついつい口ずさみたくなり、新しい季節の始まりに気分をフッと明るくしてくれる。
「春の予感 ーIve been mellowー」南沙織
1978年リリース。シンガーソングライター尾崎亜美の初提供曲。 どこかかげりを帯びたメロディーと艶やかな歌声が、大人の恋をほのかに匂わせる。胸の奥に広がるトキメキとこれから始まる物語の予感が漂う。
「桃色吐息」髙橋真梨子
1984年リリース。ゆったりとしたリズムに乗る独特な旋律は、一度聴くと耳に残り妖艶な世界観を作りだす。艶やかな歌声が、大人の恋愛の甘さと切なさをより深く滲ませる。昭和世代にはカラオケの定番曲として親しまれてきた名曲だ。
「木綿のハンカチーフ」太田裕美
1975年リリース『心が風邪をひいた日』に収録。都会へ旅立つ彼と故郷で待つ彼女、それぞれの想いが交互に綴られ、時の流れと心の距離を切なく描く。2020年には橋本愛が『THE FIRST TAKE』で披露し、話題を呼んだ。
「春風のいたずら」山口百恵
1974年リリース。ケンカの勢いで飛び出したものの、思わず振り返ってしまう…そんな女心を映した一曲。強がりと本心とのあいだで揺れる気持ちは、いつの時代も変わらず胸を締め付ける。分かってほしいのに伝わらない、その切なさがまだ冷たい春風のように胸に残る。
■春の歌・平成編
「春の歌」スピッツ
印象的なギターのリフで幕を開けるイントロから、鮮やかな春の空気を呼び込むナンバー。2024年春限定のデジタルコンピレーションアルバム『春に聴きたいスピッツ』にも収録され、改めて春の定番曲として存在感を示した。
「3月9日」レミオロメン
2004年リリース。ドラマ『1リットルの涙』の劇中歌。もともとは結婚式を迎えた友人を祝うために生まれた楽曲。その温かな情感は、誰かの門出を祝う気持ちへと重なり、卒業シーズンの定番曲としても親しまれている。
「明日、春が来たら」松たか子
1997年リリース。NTT『わくわく新生活キャンペーン』のCMソング。《走る君を見てた》や《長い廊下の向こう 笑う君のシルエット》のフレーズが、学生時代の甘酸っぱい記憶をふと呼び起こす。新しい季節の始まり、桜を見上げながら聴きたい。
「春が来てぼくら」UNISON SQUARE GARDEN
2018年リリース。アニメ『3月のライオン』第2シリーズのオープニングテーマ。何が正解なのかわからなくなったときに聴くと、迷いがふと軽くなるような一曲。《また違う色を混ぜて また違う未来を作ろう》と何度でも挑戦しようと思わせてくれる。
「春風」sumika
2017年リリース『Dress farm #3』に収録。春風のような爽やかなサウンドにのせて、新生活の緊張や寂しさ、不安を抱えながらも前へ進もうとする主人公が描かれている。新たな始まりに立つ人の揺れる気持ちに、そっと重なる。
「ハルウタ」いきものがかり
劇場版『名探偵コナン 11人目のストライカー』の主題歌用に書き下ろされた曲。どこか儚さを帯びつつ、疾走感溢れるメロディが印象的。揺れる心を抱えながらも強く未来を見据えるフレーズが吉岡聖恵の芯のあるボーカルと重なり、力強い歩みを踏み出させてくれる。
「CHE.R.RY」YUI
2007年リリース。恋をする女の子の心情を等身大に描いた歌詞は、思わずうなずいてしまう瞬間ばかり。出会いの多い春、新しい恋が始まりそうなとき、軽快なメロディが胸のときめきをいっそう高める。カラオケで思いきり歌いたくなるナンバー。
「めまい」DREAMS COME TRUE
恋が終わった直後、まだ現実を受け止めきれない心を繊細に表現。《いろんなことは今日から変わるんだね/まだ全然リアルじゃないけど》というフレーズが胸に刺さる。失恋したばかりの夜、ひとりで思いきり泣きたいときに聴きたい。
「Spring of Life」Perfume
2012年4月リリース。キリン『氷結 MAGICAL MUSIC』のCMソング。 “Spring”を“春”と“跳ねる”の意味に重ね、《弾けるような 恋をしようよ》と軽やかに歌う。アンドロイド化したメンバーが感情を宿し、人間になりたいと願うストーリー仕立てのMVも必見!
「ハルノヒ」あいみょん
映画『クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン〜失われたひろし〜』主題歌として書き下ろした曲。プロポーズをテーマに、日常の先にある未来を思い描いた等身大の歌詞が胸を打つ。その言葉のひとつ一つが、穏やかな春の日差しのように心を包み込んでくれる。
■春の歌・最新ヒット編
「春 ~Destiny~」Uru
2025年リリース。キリン『午後の紅茶 おいしい無糖』CM用に書き下ろした、爽やかなナンバー。「春は環境が変わる方も多いと思いますが、そんな誰かをそっと応援できるような曲になれば」というUruのコメントどおり、新しい環境に飛び込むときにそっと寄り添ってくれる。
「ライラック」Mrs. GREEN APPLE
2024年リリース。アニメ『忘却のバッテリー』のオープニングテーマ。思うようにいかない現実のなかで生まれる葛藤や迷いを描きながら、それでも前へ進もうとする強さを歌う。躓きや焦りさえも力に変え、胸の奥に熱を灯してくれる。
「春泥棒」ヨルシカ
「命を桜に喩えた」というこの楽曲は、咲いては散っていく春の風景に、かけがえのない時間の尊さが重なる。桜が咲く頃のどこか儚く少し浮き立つ空気をそのまま閉じ込めたような一曲。ひとりで歩く春の日にも、誰かと過ごす時間にも、ふと聴きたくなる。
「はじまりの季節」槇原敬之 × ハナレグミ
2025年リリース。槙原のラジオにハナレグミがゲスト出演したことがきっかけで実現したコラボレーション。春への期待と不安、その両方を抱えた気持ちを静かにすくい取る。どこか懐かしいメロディが、ざわついた心を整えてくれる。
「Doki it」なにわ男子
2025年2月リリース。AOKI『フレッシャーズフェア』のCMソング。弾むようなメロディと7人の明るい歌声が、新しい季節を軽やかに彩る。《「君」ってことが才能》など自己肯定感がグッと高まるフレーズが満載。
「ネーブルオレンジ」乃木坂46
2025年3月リリース。哀愁を帯びたメロディが印象的。春の訪れとともに芽生える期待と同時に、胸の奥に残る切なさを静かに表現している。この曲でダブルセンターを務めた中西アルノと井上和の『THE FIRST TAKE』での力強い歌声にも注目だ。
「勿忘」Awesome City Club
読み方は“わすれな”。映画『花束みたいな恋をした』のインスパイアソングとして話題になり春ソングの定番に。すれ違いで終わった恋を静かな温度で描いた楽曲で、春の空気のなかで聴くと、離れた人との記憶がやさしく胸に甦る。
「パラボラ」Official髭男dism
2020年リリース。アサヒ飲料『カルピスウォーター』のCMソング。新しいことをスタートするときに生まれる不安と期待の入り混じった感情を描いている。新生活が始まる朝、少しだけ緊張しながら家を出るときに聴きたい。
「旅路」藤井風
2021年リリース。ドラマ『にじいろカルテ』の主題歌。目の前の出来事に一喜一憂しながらも、すべてを抱えて歩いていく“人生”という旅路を、柔らかな視点で書いている。優しい歌声が、張り詰めた心をゆっくりほぐしてくれる。
「春玄鳥」Hey! Say! JUMP
2022年リリース。読み方は“はるつばめ”。アニメ『ラブオールプレー』の主題歌。新しい一歩を踏み出す瞬間に寄り添ってくれる一曲。色彩豊かなMVは、美術館を巡っているような感覚を与え、高揚感と勇気をくれる。
「Bye-Good-Bye」BE:FIRST
BE:FIRST史上最速でストリーミング総再生回数1億回を突破したヒットナンバー。作詞はSKY-HIが手掛けており、前向きな別れをテーマにしている。大人なムード漂うメロディが、気持ちを切り替えるきっかけをくれる。新生活に向かう朝の移動時間にぴったり!
「青い春のエチュード feat. 長屋晴子(緑黄色社会)」東京スカパラダイスオーケストラ
東京スカパラダイスオーケストラのミニアルバム『JUNK or GEM』に収録。ボーカルを務めた長屋晴子は、学生時代に演奏していたというトロンボーンでもレコーディングに参加。青春のときめきと切なさが詰まっている一曲。少し気恥ずかしい思い出も、この曲とともに振り返ってみたくなる。
「ハルカ」YOASOBI
2020年リリース。鈴木おさむが執筆した小説『月王子』の原作を元にYOASOBIが書き上げた楽曲。環境が変わり、いつの間にか連絡が途切れてしまった友人たち。この曲を聴くとともに笑い泣いた学生時代を思い出し、ふと連絡したくなる。
「あのね。」あれくん &『ユイカ』
2022年リリース。初々しい恋の駆け引きをする男女それぞれの心情が交差するデュエットソング。学生時代の不器用な恋を振り返り、もっと素直になれていたらと思ってしまう。そんな甘酸っぱい気持ちのまま、カラオケで歌ってみたい。
「光るとき」羊文学
2022年リリース。アニメ『平家物語』のために書き下ろされ、その後、サッポロビール『第102回箱根駅伝用オリジナルCM』に起用された。瑞々しいメロディと《何回だって言うよ 世界は美しいよ》というフレーズが、うまくいかず下ばかり向いてしまうとき、視線を上げさせてくれる。
■それぞれの春に寄り添う曲を見つけて!
春は、出会いも別れも重なる季節。ときめきや迷い、切なさまで抱えながら、新しい時間が始まる。それぞれの春に寄り添う一曲を、いまの気持ちに重ねてほしい。
TEXT BY 斉藤恵里佳
■楽曲リンク:春の歌40曲
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