大切な人に、いつも伝えたい感謝の気持ち。ただ、それをまっすぐに伝えるのは、思っている以上に難しいものかもしれない。ここでは“ありがとう”の気持ちが溢れる20曲を紹介。温かな歌に耳を傾けて、“ありがとう”と伝えたい人の顔を思い浮かべてみて。
■ありがとうの歌20曲!
1.「ありがとう」いきものがかり
2.「ありがとうの輪」絢香
3.「感謝カンゲキ雨嵐」嵐
4.「愛をこめて花束を」Superfly
5.「花束を君に」宇多田ヒカル
6.「手紙」back number
7.「THANX」WANIMA
8.「あなたに会えてよかった」小泉今日子
9.「愛唄」GReeeeN
10.「ラブレター」YOASOBI
11.「ありがとう」FUNKY MONKEY BABYS
12.「Always」西野カナ
13.「沈丁花」DISH//
14.「ありがとう」SUPER BEAVER
15.「ありがとう心から」なにわ男子
16.「いえなかったことば 〜ありがとう〜」CANDY TUNE
17.「ココロありがとう」Vaundy
18.「あなたがいることで」Uru
19.「虹」菅田将暉
20.「サンキュ.」DREAMS COME TRUE
【THE FIRST TIMES PLAYLIST】
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「ありがとう」いきものがかり
NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の主題歌として書き下ろされた楽曲。ともに日々を過ごしてきたふたりの温かな思いが重なる瞬間を描く。
ちょっと不器用な“あなた”は、繋いだ手のぬくもりで「ありがとう」の声を受け止める。ふたりはそれだけで通じ合える。言葉を超えたコミュニケーションが、ふたりの歩んできた道のりを物語っている。
「ありがとうの輪」絢香(あやか)
絢香自身がずっと大切にしている言葉 “ありがとう”をテーマにしたメッセージソング。“ありがとう”を伝えたい人についてのエピソードをファンから募り、その声を作品づくりに取り入れた。
“ありがとう”の言葉とともに温かな気持ちが連鎖して、大きな輪になっていく。絢香のやわらかな歌声が、そんな優しいイメージを描いている。
「感謝カンゲキ雨嵐」嵐(あらし)
グループ名の“嵐”を効果的に歌詞に盛り込んだエールソング。自分の弱さを認め、相手の弱さも受け止めながら、支え合える存在と出会えた感謝と喜びを歌う。
“泣きながら生れてきた僕たちは たぶんピンチに強い”というフレーズが、涙を流している人の心にそっと寄り添い、勇気づけてくれる。
「愛をこめて花束を」Superfly(スーパーフライ)
シャイな人にとって、感謝の気持ちを言葉にするのは案外難しい。それでも時にはちゃんと言葉にして、さらに“花束”という形にして渡すという、覚悟がこもったラブソング。
近しい間柄だからこそ、花束を送るというフォーマルな行為が、より特別な意味を帯びる。“大袈裟だけど受け取って”、“笑わないで受けとめて”というやり取りが、ふたりの親密な距離感を伝えている。
「花束を君に」宇多田ヒカル(うただ ヒカル)
宇多田ヒカルが母である藤圭子への想いを込めた楽曲。惜別の情とともに、この先もずっと変わることのない愛を歌っている。
言葉では伝えきれない愛と感謝を花束にして、そっと手向ける。その想いの深さに胸をうたれる。ラストのサビ前で一度だけ歌われる“ありがとう”のフレーズは、とりわけ感動的だ。
「手紙」back number(バック ナンバー)
自分を見守り、育んでくれた人に感謝を伝える「手紙」。自分のなかに愛があるのは、“あなた”に愛された記憶があるから。この歌の主人公は一人立ちしたからこそ、それに気づくことができた。
大人になろうとする自分を受け入れ、肯定する歌でもある。その成長をいちばん喜んでくれるのもまた、“あなた”なのだろう。
「THANX」WANIMA(ワニマ)
誰もが自分の人生の主役。「THANX」は人生の勝負どころで、一歩前進する力をくれる応援歌。
胸にはいつも、感謝を伝えたい大切な人との思い出がある。“さよならが教えてくれた 離れるのは距離だけと”というフレーズには、寂しさを前向きな力に変えるためのヒントが込められている。
「あなたに会えてよかった」小泉今日子(こいずみ きょうこ)
小泉今日子が、父親役の田村正和のもとから旅立つ一人娘を演じたホームドラマ『パパとなっちゃん』の主題歌。小泉今日子自身が歌詞を手がけ、別れをテーマにしたラブソングでありながら、温かな空気に満ちている。
あなたに出会えたから、今の私がいる。その感謝の想いが、“あなたに会えてよかった”という短いフレーズに凝縮されている。
「愛唄」GReeeeN(グリーン)
“ねえ、大好きな君へ”というストレートな愛情表現から始まるラブソング。同じ時を長く過ごしてきたふたりにとって、愛を言葉で確かめ合うのは少し照れくさい。それでもこの歌の主人公は、素直な言葉でその思いを伝えようとしている。
“ただアリガトウじゃ 伝えきれない”そんな想いを“愛を唄おう”というフレーズに込めたこの曲は、結婚式の定番としても親しまれている。
「ラブレター」YOASOBI(ヨアソビ)
人々の心に彩りを与えてくれる“音楽”に想いを伝えるメッセージソング。ラジオ番組の企画で全国から寄せられた手紙の中から、小学6年生のはつねさんによる手紙をもとに制作された。
この世界にあふれる“音楽”そのものへの感謝を綴った、まっすぐで純粋なまなざしが胸を打つ。大阪松蔭高校吹奏楽部がアレンジと合唱に参加し、すがすがしくフレッシュな色を添えている。
「ありがとう」FUNKY MONKEY BABYS(ファンキー モンキー ベイビーズ)
住職の道へ進むことになったメンバー、DJケミカルにとって最後の参加作品となったシングル。3人で歩んできた日々を振り返りながら、それまで支えてくれたファンへの感謝の想いを伝えている。
別れの寂しさを振り払うかのように振り絞る歌声が胸を熱くする。卒業式の定番曲としても知られている。
「Always」西野カナ(にしの カナ)
いつも自分のことを思ってくれる大切な人に捧げるラブソング。“そうだ私にはあなたがいた”と気づいたとき、胸にあふれる勇気と感謝を歌っている。
あえて“あなた”を特定せず、家族、恋人、友達など、聴く人が思い思いの誰かを重ねられる。ラブソングを知り尽くした西野カナが、さまざまな愛の形を包み込み、優しく響くメッセージを届けている。
「沈丁花」DISH//(ディッシュ)
中学受験をテーマにしたドラマ『二月の勝者 -絶対合格の教室-』の主題歌として、マカロニえんぴつのはっとりが手がけた楽曲。“僕”の努力を支えてくれる母への感謝を歌っている。
沈丁花は、春が近づくと花開く。この歌は、受験や将来への不安に向き合う人の背中を押し、それぞれの花を咲かせる力を授けてくれる。
「ありがとう」SUPER BEAVER(スーパー ビーバー)
SUPER BEAVERのまっすぐな想いとエネルギーが凝縮されたナンバー。紆余曲折を経てきたバンドが2度目のインディーズ期に発表した楽曲で、バンドに関わってくれたすべての人に向け、万感の想いを込めて伝えている。
“虚しさをくれて ありがとう”など、ポジティブなものに限らず、受け取ったすべての感情に感謝を捧げる姿が胸を打つ。
「ありがとう心から」なにわ男子(なにわ だんし)
同じ星に生まれたすべての仲間に「ありがとう」を伝えるハートフルなメッセージソング。夢を見ることも悩むことも、懸命に生きている証だと気づかせてくれる。
例えつまずいても、ひとりじゃないと思えるだけで、人は少し強くなれる。孤独を感じたときは、7人のあたたかな声にそっと背中を押してもらおう。
「いえなかったことば 〜ありがとう〜」CANDY TUNE(キャンディ チューン)
アイドルグループとしてともに進む仲間と、いつも支えてくれるファンに向けて、等身大の言葉で感謝を伝える爽やかなナンバー。
恥ずかしくて、普段はなかなか素直に言えない「ありがとう」。“そんな私でもぜんぶを愛してよね”と甘えられるのは、深い信頼で結ばれているからこそ。感謝もチャーミングに表現するのが、彼女たちらしい。
「ココロありがとう」Vaundy(バウンディ)
ずっと一緒に歩んできた相棒のような存在に感謝を告げる友情ソング。ビリー・バンバンが『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』の挿入歌として発表したナンバーで、2024年にVaundyがカバーした。
友情を育んできた日々のぬくもりと重みを胸に、“君がいたから 僕は僕でいられた”と、Vaundyが一言一言噛みしめるように歌っている。
「あなたがいることで」Uru(ウル)
壁にぶつかったときや悲しみに沈んだとき、一筋の光を届けてくれるバラード。自分を愛し、信じてくれた相手に喜びと感謝を静かに熱く伝えている。
ずっと支えてくれた“あなた”が弱さを見せたとき、“僕”は支えになろうと一歩前に進む。Uruの繊細ながらも力強い歌声が、互いを思いやることで人は強くなれるのだと教えてくれる。
「虹」菅田将暉(すだ まさき)
“一生そばにいるから 一生そばにいて”というロマンチックなフレーズが印象的なプロポーズソング。何気ない優しさに包まれるたびに、“僕”の胸に溢れるのは感謝の想い。そして伝えたいのは、これからも、ずっとそばにいたいということ。
映画『STAND BY ME ドラえもん 2』の主題歌として、しずかちゃんとのび太の結婚をめぐるストーリーを温かく彩った。
「サンキュ.」DREAMS COME TRUE (ドリームズ カム トゥルー)
恋人と別れた日、理由も言わず突然呼び出したにもかかわらず、かけつけてくれた友達の優しさに感謝を捧げる歌。ふたりで泣いて笑った後、“いてくれて良かった”とつぶやく。
“ありがとう”でも“サンキュー”でもなく、あくまでも軽く“サンキュ.”と語尾を切って言うところに、ふたりの深い友情が感じられる。
■名曲たちとともに“ありがとう”を伝えよう!
特別な出来事がなくても、日々のなかには、当たり前に感じていることへの感謝がきっとある。“ありがとうの歌”に心を重ねて、今こそ、その気持ちをそっと言葉にしてみよう。
THE FIRST TIMES 編集部